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目が泳ぐ。心臓が口から飛び出しそうだ。俺は一体何をこんなに動揺しているんだ。去年、小学校の修学旅行で男子全員一緒にホテルの大浴場に入ったじゃないか。それと何が違うっていうんだ。
「でね、滝宮君まで教会の絵だと教会だらけになっちゃってバランスが悪いって、部長が言ったんだ」
「ふん…」
「何か別の絵出せない?って、急に言われて。2週間前だよ、2週間前」
「ほん…」
「俺すごい焦って。えーってなってさ、すごい必死で探したんだよ、どうしても風景画がよかったから、何かピンとくる場所ないかなーって」
「へぇ…」
「でね、結局うちの学校の裏から見える丘と鳥居を描いたんだ」
「ふん…」
「本当は洋館っぽい絵が描きたかったんだけど、近くに洋館なんてなくて。でも描いてみたら意外と結構納得いく出来栄えでね、……」
颯太は俺と違ってまったく動揺する様子もなく、たっぷりの泡で体をゴシゴシ洗いながらずっと文化祭の話をしている。俺は颯太の白い体を直視できなくて、バスタブにつかったまま颯太とは逆の壁の方を向いて体育座りをしながら必死に視線を逸らしていた。
「文化祭が終わってからね、滝宮君って絵が上手だねって、話したことないクラスメイトから話しかけられて。なんか嬉しかったんだ」
「ほお…」
体にお湯をかけて泡を流しながら、颯太はまだ話し続けている。時々視界の端に颯太の白い肌の色が飛び込んできて気になってしかたない。見たい。なんか、ものすごく見たい。でも何故か後ろめたくて見られない。
おかしいなぁ。なんで颯太にだけはこんな気持ちになるんだろう。…肌が綺麗で白いから?俺とは違いすぎるからなのか…?俺は修学旅行の時のことを思い出してみる。……いや、いたいた。俺らと違って文化部のヤツらの中には色白なヤツなんて何人もいた。別にこんなどぎまぎすることはなかった。
なのに、俺は今なんでこんなに緊張してるんだ…?
「ねぇ、俺の話聞いてた?なんかすごい上の空じゃない?」
颯太は怒った風でもなく、からかうように言いながらなんのためらいもなくバスタブの中にザブンと入ってきた。心の準備ができていなかった俺はビックリして飛び上がりそうになった。
「おわわ、なな、何で入ってくんだよ!」
驚いて変な声が出た。裸の颯太は俺の横に並んで座る。思わず咄嗟に横を向くと、颯太の顔がすぐ近くにあって心臓が跳ねた。
「えぇ?そりゃ入るよ。俺も温まりたいもん。ダメなの?」
颯太は俺の反応を面白がっているのか、クスクス笑いながら言った。
「い、いや、ダメとかじゃねーけど…、…ダ、ダメなわけねーけどさ……」
こいつマジで綺麗だな。顔も体も。なんでこんなに綺麗なんだよ。どうなってるんだ。
一瞬だけ凝視してしまった颯太の肌が目に焼き付いた。中途半端に大きくなった俺たちの体が二つ並べばバスタブの中は狭かった。くっついた肩と肩がお湯の中でするっと触れ合って、俺は変な気持ちになる。下腹がムズムズしてきて、じんわりと熱くなる感覚がした。
あ、ヤバい。……この感じは、ヤバい。
体が変な反応を起こしそうで、俺が焦った瞬間、
「えいっ」
「わっ!」
颯太が手ですくったお湯を俺の顔面に思いっきりかけてきた。
「ふふっ…」
「……。てめこの野郎」
ザバーン!と容赦なくかけ返してやると颯太は子どものようにケラケラ笑いながらさらに俺にお湯をぶつけてくる。
「やめろアホ。…もうのぼせそうだわ。先に上がるぞー」
「ふふ。うん」
俺はさり気ない風を装って立ち上がり、先に風呂から出た。
「………………。」
はー……、あ、危なかった……、危なかったぁぁぁ。
上手いこと逃げ切った俺は脱衣所でひそかに大きく息をついた。
危うく勃起するところだった。もし、颯太にそんなところ見られたら……、俺は、俺は……、もう生きていけない。颯太にヘンタイだと思われる。嫌われてしまう。男同士でただ一緒に風呂に入っただけで勃起してしまうヘンタイの幼なじみなんて。
俺は一体どうしてしまったんだろう。なんで颯太といるとこんなにおかしくなってしまうんだ。颯太は俺といてもあんなにも普通なのに。いつも昔のままの颯太だ。なんで俺だけがこんな……。悶々と悩みながらも、俺は手早くパンツを履きパジャマを着た。
その夜は颯太の部屋のベッドの横に布団を敷いてもらって、並んで寝ることになった。
「ふふ。なんか不思議な感じがする。樹とこうやって一緒に寝るなんて」
「だな」
「二人だけの修学旅行みたいだね」
「…ホントだな。いいな、それ」
颯太はベッドの上から寝ている俺を見下ろしてニコニコ笑っている。すでに照明を落とした薄暗い部屋の中。俺を見下ろす颯太の顔はカーテン越しに入ってくる月明かりでかすかに照らされている。……なんか……、ますます綺麗に見えるな、こいつ…。
「…樹と一緒に修学旅行、行きたかったな…」
ふいに笑みを消した颯太が、少し悲しげにそんなことを言う。その言葉を聞いて俺も切なくなる一方で、そんな風に思ってくれているのかという嬉しさも込み上げてくる。
俺は布団に仰向けに寝転んだまま、颯太の目を見て言った。
「まぁ中学まではしかたないよな。高校になったら一緒に行けるだろ。楽しみにしてよーぜ」
「…うん。そうだね」
俺がそう言うと、颯太はまたにっこりと笑った。
それからしばらくまた二人で他愛もない話をした。颯太が眠ってしまった真夜中になっても、俺はいつまでも目が冴えていた。今、同じ部屋に颯太と二人きりなんだ。なんだか信じられない。俺は静かに体を起こし、ベッドの上ですやすやと眠る颯太の綺麗な顔を見つめた。
「…………。」
その寝顔を見ているうちに、また何とも言えない感情が俺の中に湧いてくる。切なくて苦しいような、可愛くて可愛くて、たまらないような……。
胸がぎゅっと苦しくなる。このままずっと一緒にいられたらいいのに。俺がずっと隣にいて、颯太のことを守りたい。辛いことや、苦しいことの全てから。そんなこと、今の颯太には何もないのかもしれないけど、俺は何故だかそう思った。
自分の目に焼き付けるように、俺はいつまでも颯太のその安らかな寝顔を見つめていた。
中1の冬。サッカーしたり友達と遊んだり、早々に覚えさせられた快楽への欲求を持てあましたり。ある意味お気楽に日々を過ごしていた俺は、この時点でもまだ思い至っていなかったのだ。
アホな俺と賢い颯太が同じ高校に進学するということが、どれほどハードルが高い難題なのかということを。
「でね、滝宮君まで教会の絵だと教会だらけになっちゃってバランスが悪いって、部長が言ったんだ」
「ふん…」
「何か別の絵出せない?って、急に言われて。2週間前だよ、2週間前」
「ほん…」
「俺すごい焦って。えーってなってさ、すごい必死で探したんだよ、どうしても風景画がよかったから、何かピンとくる場所ないかなーって」
「へぇ…」
「でね、結局うちの学校の裏から見える丘と鳥居を描いたんだ」
「ふん…」
「本当は洋館っぽい絵が描きたかったんだけど、近くに洋館なんてなくて。でも描いてみたら意外と結構納得いく出来栄えでね、……」
颯太は俺と違ってまったく動揺する様子もなく、たっぷりの泡で体をゴシゴシ洗いながらずっと文化祭の話をしている。俺は颯太の白い体を直視できなくて、バスタブにつかったまま颯太とは逆の壁の方を向いて体育座りをしながら必死に視線を逸らしていた。
「文化祭が終わってからね、滝宮君って絵が上手だねって、話したことないクラスメイトから話しかけられて。なんか嬉しかったんだ」
「ほお…」
体にお湯をかけて泡を流しながら、颯太はまだ話し続けている。時々視界の端に颯太の白い肌の色が飛び込んできて気になってしかたない。見たい。なんか、ものすごく見たい。でも何故か後ろめたくて見られない。
おかしいなぁ。なんで颯太にだけはこんな気持ちになるんだろう。…肌が綺麗で白いから?俺とは違いすぎるからなのか…?俺は修学旅行の時のことを思い出してみる。……いや、いたいた。俺らと違って文化部のヤツらの中には色白なヤツなんて何人もいた。別にこんなどぎまぎすることはなかった。
なのに、俺は今なんでこんなに緊張してるんだ…?
「ねぇ、俺の話聞いてた?なんかすごい上の空じゃない?」
颯太は怒った風でもなく、からかうように言いながらなんのためらいもなくバスタブの中にザブンと入ってきた。心の準備ができていなかった俺はビックリして飛び上がりそうになった。
「おわわ、なな、何で入ってくんだよ!」
驚いて変な声が出た。裸の颯太は俺の横に並んで座る。思わず咄嗟に横を向くと、颯太の顔がすぐ近くにあって心臓が跳ねた。
「えぇ?そりゃ入るよ。俺も温まりたいもん。ダメなの?」
颯太は俺の反応を面白がっているのか、クスクス笑いながら言った。
「い、いや、ダメとかじゃねーけど…、…ダ、ダメなわけねーけどさ……」
こいつマジで綺麗だな。顔も体も。なんでこんなに綺麗なんだよ。どうなってるんだ。
一瞬だけ凝視してしまった颯太の肌が目に焼き付いた。中途半端に大きくなった俺たちの体が二つ並べばバスタブの中は狭かった。くっついた肩と肩がお湯の中でするっと触れ合って、俺は変な気持ちになる。下腹がムズムズしてきて、じんわりと熱くなる感覚がした。
あ、ヤバい。……この感じは、ヤバい。
体が変な反応を起こしそうで、俺が焦った瞬間、
「えいっ」
「わっ!」
颯太が手ですくったお湯を俺の顔面に思いっきりかけてきた。
「ふふっ…」
「……。てめこの野郎」
ザバーン!と容赦なくかけ返してやると颯太は子どものようにケラケラ笑いながらさらに俺にお湯をぶつけてくる。
「やめろアホ。…もうのぼせそうだわ。先に上がるぞー」
「ふふ。うん」
俺はさり気ない風を装って立ち上がり、先に風呂から出た。
「………………。」
はー……、あ、危なかった……、危なかったぁぁぁ。
上手いこと逃げ切った俺は脱衣所でひそかに大きく息をついた。
危うく勃起するところだった。もし、颯太にそんなところ見られたら……、俺は、俺は……、もう生きていけない。颯太にヘンタイだと思われる。嫌われてしまう。男同士でただ一緒に風呂に入っただけで勃起してしまうヘンタイの幼なじみなんて。
俺は一体どうしてしまったんだろう。なんで颯太といるとこんなにおかしくなってしまうんだ。颯太は俺といてもあんなにも普通なのに。いつも昔のままの颯太だ。なんで俺だけがこんな……。悶々と悩みながらも、俺は手早くパンツを履きパジャマを着た。
その夜は颯太の部屋のベッドの横に布団を敷いてもらって、並んで寝ることになった。
「ふふ。なんか不思議な感じがする。樹とこうやって一緒に寝るなんて」
「だな」
「二人だけの修学旅行みたいだね」
「…ホントだな。いいな、それ」
颯太はベッドの上から寝ている俺を見下ろしてニコニコ笑っている。すでに照明を落とした薄暗い部屋の中。俺を見下ろす颯太の顔はカーテン越しに入ってくる月明かりでかすかに照らされている。……なんか……、ますます綺麗に見えるな、こいつ…。
「…樹と一緒に修学旅行、行きたかったな…」
ふいに笑みを消した颯太が、少し悲しげにそんなことを言う。その言葉を聞いて俺も切なくなる一方で、そんな風に思ってくれているのかという嬉しさも込み上げてくる。
俺は布団に仰向けに寝転んだまま、颯太の目を見て言った。
「まぁ中学まではしかたないよな。高校になったら一緒に行けるだろ。楽しみにしてよーぜ」
「…うん。そうだね」
俺がそう言うと、颯太はまたにっこりと笑った。
それからしばらくまた二人で他愛もない話をした。颯太が眠ってしまった真夜中になっても、俺はいつまでも目が冴えていた。今、同じ部屋に颯太と二人きりなんだ。なんだか信じられない。俺は静かに体を起こし、ベッドの上ですやすやと眠る颯太の綺麗な顔を見つめた。
「…………。」
その寝顔を見ているうちに、また何とも言えない感情が俺の中に湧いてくる。切なくて苦しいような、可愛くて可愛くて、たまらないような……。
胸がぎゅっと苦しくなる。このままずっと一緒にいられたらいいのに。俺がずっと隣にいて、颯太のことを守りたい。辛いことや、苦しいことの全てから。そんなこと、今の颯太には何もないのかもしれないけど、俺は何故だかそう思った。
自分の目に焼き付けるように、俺はいつまでも颯太のその安らかな寝顔を見つめていた。
中1の冬。サッカーしたり友達と遊んだり、早々に覚えさせられた快楽への欲求を持てあましたり。ある意味お気楽に日々を過ごしていた俺は、この時点でもまだ思い至っていなかったのだ。
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