56 / 63
56.
しおりを挟む
バタン!ガチャッ…
念のために、鍵だけじゃなくてチェーンまでかけておく。…ごめんね、母さん、追い出してるみたいでなんかちょっと罪悪感が湧く。…けど。
ガチャッ
部屋のドアを開けるなり、どちらからともなくキスをする。樹が後ろ手にドアを閉めながら、俺をきつく抱き寄せ熱い舌をグイグイ入れてくる。
「ふっ……!ん、……、ふ……っ!」
性急なその動作に、俺も無我夢中で応える。激しく抱き合い、ベッドにもつれ込み、互いの体を押し付け合うようにして熱を確かめながら必死で求め合う。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!……」
「はぁ……っ、あ、……ん、い、……いつき……っ!」
なんせ二人きりになれる時間が限られているのだ。お互い実家に住んでいて、学校やバイトもあるしそういうチャンスが滅多にやって来ない。母が夜まで留守にすると聞いた瞬間、真っ先に樹を部屋に呼びたいと思ってしまった。
正直に言うと、…ものすごく、欲求不満だったのだ。樹とシたくてたまらなくて、恥ずかしいけど、…自分から誘った。
「あっ!あっ!……あ、……はぁぁっ!」
「はぁっ……!」
樹が焦りながら俺の服を脱がせ、肌を露わにした瞬間、噛みつくように貪りついてくる。樹も俺と同じくらい求めてくれているんだと分かり、ますます気持ちが昂る。早く、早く……、もっと…………!
「あっ!……んあぁぁっ!」
敏感な乳首に舌で激しく愛撫され、全身がビクッと震える。頭が沸騰しそうだ。あっという間に俺の前は勃ち上がり、より強い快楽を求めた。
「あっ!はぁっ、はぁっ……」
「……な、なぁ、……そうた……。……はぁ、はぁ……。……俺と、シたかったのか……?」
「……っ、」
俺のこの様子を見れば分かりきっているはずなのに、そんなこと聞いてくるなんて。恥ずかしいから止めてほしい……。
「なぁ、……どうなんだよ、そうた……っ。……はっ……、お、……教えてくれよ……」
「……っ!んっ!……んんっ、あ、……あぁっ!」
首筋に舌を這わせながら、樹が俺のモノを直接触ってくる。先走りをぬるりとのばすようにして、耳を甘く噛みながら手を上下に動かしてくる。すぐにグチュグチュといやらしい音がし始めて、俺はあっという間に理性を手放した。
「はぁぁんっ!……あ、…シ、シたかった……!シたかったよぉ……っ!いつき……」
「……っ!……く、」
「ま、毎晩……、毎晩、いつきの、こと、ばっかり、……か、考えてるんだ、からぁ……っ!おれ、ま、まいばん、……ひ、……ひとりで……っ」
「……そっ、……そうた……っ!!」
樹の巧みな手の動きに合わせ、たまらず腰をガクガクと振る。触れ合いたくて限界だったのだ。意識が朦朧とするほど興奮した中で、自分がどれほどはしたない言葉を零しているかさえもうよく分かっていなかった。無意識のうちに樹のモノに手を伸ばし、同じように擦る。
「うっ!……あ、……あぁ、……そっ、そうたぁ…っ!」
「い、挿れて……!は、早くぅぅ……っ!挿れてよぉ……っ、いつきぃ……っ!!」
「…………っ!!」
ガバッと上体を起こした樹の表情も、今までにないほどに蕩けきっていた。紅潮し、ハァハァと喘ぎながら劣情たっぷりの顔で俺を見ているその目線に、俺の後ろがジン…と疼いた。もう、待ちきれない…っ。
樹も焦った様子で自分の先端を俺の後ろにグリグリと擦りつける。あぁっ…、ダメだ、そんなことされたらもう……っ!
「は、早く……、はやくぅ……っ!」
俺はイヤイヤするように首を振りながら自分から足を開いて持ち上げる。
「う……っ!…ま、待ってろ、…解す、から……っ」
「いいっ!いいからぁっ!……お、おねが……、もう……っ」
「………………っ!!」
俺の淫乱な姿に耐えきれなくなったのか、樹がズプ…ッと腰を沈め始めた。
「あぁぁぁっ……!!」
「うぅ……っ」
待ち望んだ感覚に、喉を逸らして仰け反る。樹が低く呻いて、その声さえも俺を興奮させる。久しぶりだから、やっぱりなかなか奥までは入っていかないし、辛い。早く最奥に樹を迎えたくて気ばかり焦る。
「はぁっ……!あぁ……、颯太……」
なのに樹は途中で腰の動きを止めて、俺を全身で抱きしめ首筋に顔をうずめ、優しいキスを繰り返す。もどかしくてどうにかなりそうだ。
「はっ、はぁっ……!い、…いつき……、はやくぅ…っ!」
「……ダメ。……怪我させたくねぇから。……もうちょっと、我慢して……」
樹だって苦しそうなのに、我慢して俺の体が馴染んでくるのを待ってる。優しさに胸がギュッと甘く痺れる。
「はぁっ…、あ、ぁ……、いつき……。大好き……」
「……俺もだよ、……颯太……、愛してる、からな…」
「うんっ……」
ジンジンと火照る体を持て余しながら、それをごまかすように舌を絡め合い、何度も何度もキスを繰り返す。……幸せ。……ずっとこうしていたい。樹が俺の口内を愛撫しながら、俺の前を再びゆっくり扱き始める。舌を絡め、前を刺激されながら後ろにも樹のモノが中途半端に挿入されていて、もう爆発しそうだ。叫び出したくなるほどのもどかしさに、自分から腰を振り樹を奥に迎えようする。だいぶ緩んで馴染んできたのか、苦しさがなくなっている。
「うっ……!はぁっ……!そう、た……」
俺の動きに樹が敏感に反応し、慎重にゆっくりと腰を進める。だんだん俺の中が樹で埋まっていくのが分かる。たまらない快感に仰け反って声を上げた。
「あぁぁ……っ!はぁっ!はぁっ!……あ、あぁ……!」
あぁ、もうダメだ、イく……っ!
樹が俺の一番奥をズンッと突いたタイミングで、俺は最初の射精をした。
「んあぁぁぁっ!!」
「う゛ぅっ……!!そう、た……っ」
頭が真っ白になるほどの激しい快感の真っ只中で樹に強く抱きしめられ、身も心も天に昇っていきそうだった。
俺たちは時間の許す限り体を絡め合い、何度も何度も愛し合った。
念のために、鍵だけじゃなくてチェーンまでかけておく。…ごめんね、母さん、追い出してるみたいでなんかちょっと罪悪感が湧く。…けど。
ガチャッ
部屋のドアを開けるなり、どちらからともなくキスをする。樹が後ろ手にドアを閉めながら、俺をきつく抱き寄せ熱い舌をグイグイ入れてくる。
「ふっ……!ん、……、ふ……っ!」
性急なその動作に、俺も無我夢中で応える。激しく抱き合い、ベッドにもつれ込み、互いの体を押し付け合うようにして熱を確かめながら必死で求め合う。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!……」
「はぁ……っ、あ、……ん、い、……いつき……っ!」
なんせ二人きりになれる時間が限られているのだ。お互い実家に住んでいて、学校やバイトもあるしそういうチャンスが滅多にやって来ない。母が夜まで留守にすると聞いた瞬間、真っ先に樹を部屋に呼びたいと思ってしまった。
正直に言うと、…ものすごく、欲求不満だったのだ。樹とシたくてたまらなくて、恥ずかしいけど、…自分から誘った。
「あっ!あっ!……あ、……はぁぁっ!」
「はぁっ……!」
樹が焦りながら俺の服を脱がせ、肌を露わにした瞬間、噛みつくように貪りついてくる。樹も俺と同じくらい求めてくれているんだと分かり、ますます気持ちが昂る。早く、早く……、もっと…………!
「あっ!……んあぁぁっ!」
敏感な乳首に舌で激しく愛撫され、全身がビクッと震える。頭が沸騰しそうだ。あっという間に俺の前は勃ち上がり、より強い快楽を求めた。
「あっ!はぁっ、はぁっ……」
「……な、なぁ、……そうた……。……はぁ、はぁ……。……俺と、シたかったのか……?」
「……っ、」
俺のこの様子を見れば分かりきっているはずなのに、そんなこと聞いてくるなんて。恥ずかしいから止めてほしい……。
「なぁ、……どうなんだよ、そうた……っ。……はっ……、お、……教えてくれよ……」
「……っ!んっ!……んんっ、あ、……あぁっ!」
首筋に舌を這わせながら、樹が俺のモノを直接触ってくる。先走りをぬるりとのばすようにして、耳を甘く噛みながら手を上下に動かしてくる。すぐにグチュグチュといやらしい音がし始めて、俺はあっという間に理性を手放した。
「はぁぁんっ!……あ、…シ、シたかった……!シたかったよぉ……っ!いつき……」
「……っ!……く、」
「ま、毎晩……、毎晩、いつきの、こと、ばっかり、……か、考えてるんだ、からぁ……っ!おれ、ま、まいばん、……ひ、……ひとりで……っ」
「……そっ、……そうた……っ!!」
樹の巧みな手の動きに合わせ、たまらず腰をガクガクと振る。触れ合いたくて限界だったのだ。意識が朦朧とするほど興奮した中で、自分がどれほどはしたない言葉を零しているかさえもうよく分かっていなかった。無意識のうちに樹のモノに手を伸ばし、同じように擦る。
「うっ!……あ、……あぁ、……そっ、そうたぁ…っ!」
「い、挿れて……!は、早くぅぅ……っ!挿れてよぉ……っ、いつきぃ……っ!!」
「…………っ!!」
ガバッと上体を起こした樹の表情も、今までにないほどに蕩けきっていた。紅潮し、ハァハァと喘ぎながら劣情たっぷりの顔で俺を見ているその目線に、俺の後ろがジン…と疼いた。もう、待ちきれない…っ。
樹も焦った様子で自分の先端を俺の後ろにグリグリと擦りつける。あぁっ…、ダメだ、そんなことされたらもう……っ!
「は、早く……、はやくぅ……っ!」
俺はイヤイヤするように首を振りながら自分から足を開いて持ち上げる。
「う……っ!…ま、待ってろ、…解す、から……っ」
「いいっ!いいからぁっ!……お、おねが……、もう……っ」
「………………っ!!」
俺の淫乱な姿に耐えきれなくなったのか、樹がズプ…ッと腰を沈め始めた。
「あぁぁぁっ……!!」
「うぅ……っ」
待ち望んだ感覚に、喉を逸らして仰け反る。樹が低く呻いて、その声さえも俺を興奮させる。久しぶりだから、やっぱりなかなか奥までは入っていかないし、辛い。早く最奥に樹を迎えたくて気ばかり焦る。
「はぁっ……!あぁ……、颯太……」
なのに樹は途中で腰の動きを止めて、俺を全身で抱きしめ首筋に顔をうずめ、優しいキスを繰り返す。もどかしくてどうにかなりそうだ。
「はっ、はぁっ……!い、…いつき……、はやくぅ…っ!」
「……ダメ。……怪我させたくねぇから。……もうちょっと、我慢して……」
樹だって苦しそうなのに、我慢して俺の体が馴染んでくるのを待ってる。優しさに胸がギュッと甘く痺れる。
「はぁっ…、あ、ぁ……、いつき……。大好き……」
「……俺もだよ、……颯太……、愛してる、からな…」
「うんっ……」
ジンジンと火照る体を持て余しながら、それをごまかすように舌を絡め合い、何度も何度もキスを繰り返す。……幸せ。……ずっとこうしていたい。樹が俺の口内を愛撫しながら、俺の前を再びゆっくり扱き始める。舌を絡め、前を刺激されながら後ろにも樹のモノが中途半端に挿入されていて、もう爆発しそうだ。叫び出したくなるほどのもどかしさに、自分から腰を振り樹を奥に迎えようする。だいぶ緩んで馴染んできたのか、苦しさがなくなっている。
「うっ……!はぁっ……!そう、た……」
俺の動きに樹が敏感に反応し、慎重にゆっくりと腰を進める。だんだん俺の中が樹で埋まっていくのが分かる。たまらない快感に仰け反って声を上げた。
「あぁぁ……っ!はぁっ!はぁっ!……あ、あぁ……!」
あぁ、もうダメだ、イく……っ!
樹が俺の一番奥をズンッと突いたタイミングで、俺は最初の射精をした。
「んあぁぁぁっ!!」
「う゛ぅっ……!!そう、た……っ」
頭が真っ白になるほどの激しい快感の真っ只中で樹に強く抱きしめられ、身も心も天に昇っていきそうだった。
俺たちは時間の許す限り体を絡め合い、何度も何度も愛し合った。
0
あなたにおすすめの小説
α、β、Ωで結婚したら無敵だった
月田朋
BL
政府の少子化対策のためのお見合いシステム、「マッチングサービス」。α、β、Ωの男三人。
ビッグデータの解析結果によると、三人で結婚すれば相性はバッチリ!!だったら結婚してみよう。恋はその後すればいい。
【登場人物】
鳥飼誠(34歳)α 男性
井岡イオ(31歳)β 男性
淵 流助(21歳)Ω 男性
※結婚後の姓は選択制の世界です。(彼らは別姓を選択しています)
【完結】ずっと一緒にいたいから
隅枝 輝羽
BL
榛名はあまり目立ったところはないものの、真面目な縁の下の力持ちとして仕事に貢献していた。そんな榛名の人に言えないお楽しみは、お気に入りのおもちゃで後ろをいじること。社員旅行の前日もア○ニーですっきりさせて、気の進まないまま旅行に出発したのだが……。
J庭57のために書き下ろしたお話。
同人誌は両視点両A面だったのだけど、どこまで載せようか。全部載せることにしましたー!
君と運命になっていく
やらぎはら響
BL
母親から冷遇されている町田伊織(まちだいおり)は病気だから薬を欠かさず飲むことを厳命されていた。
ある日倒れて伊織はオメガであり今まで飲むように言われていたのは強い抑制剤だと教えられる。
体調を整えるためにも世界バース保護機関にアルファとのマッチングをするよう言われてしまった。
マッチング相手は外国人のリルトで、大きくて大人の男なのに何だか子犬のように可愛く見えてしまい絆されていく。
【完結】幼馴染に告白されたけれど、実は俺の方がずっと前から好きだったんです 〜初恋のあわい~
上杉
BL
ずっとお前のことが好きだったんだ。
ある日、突然告白された西脇新汰(にしわきあらた)は驚いた。何故ならその相手は幼馴染の清宮理久(きよみやりく)だったから。思わずパニックになり新汰が返答できずにいると、理久はこう続ける。
「驚いていると思う。だけど少しずつ意識してほしい」
そう言って普段から次々とアプローチを繰り返してくるようになったが、実は新汰の方が昔から理久のことが好きで、それは今も続いている初恋だった。
完全に返答のタイミングを失ってしまった新汰が、気持ちを伝え完全な両想いになる日はやって来るのか?
初めから好き同士の高校生が送る青春小説です!お楽しみ下さい。
恋の仇花
小貝川リン子
BL
曜介と真尋は幼少期からの幼馴染で、喧嘩も多いが互いに淡い恋心を抱いていた。しかし小学五年生の夏、真尋が担任教師に暴行されたことを切っ掛けに、二人の関係性は決定的に変わってしまう。
互いが互いを思っているのに、二人を隔てる溝は一層深くなり、心の距離さえ遠のいていく。それは高校生になった今でも変わらない。いつかまた、あいつの手を取ることができるのだろうか。
幼少期の回想を挟みつつ、高校時代の青春と葛藤、大人になり結ばれるまでの話が第一部。結ばれて以降の熱々で甘々な日常を第二部で描きます。
曜介(ようすけ):主人公。真尋に冷たい態度を取られているが、ずっと大切に思っている。
真尋(まひろ):ヒロイン。過去のトラウマにより性に関して無節操。様々な相手と肉体関係を持つ。
京太郎(きょうたろう):もう一人の幼馴染。曜介・真尋の親友であり続ける。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
幼馴染は僕を選ばない。
佳乃
BL
ずっと続くと思っていた〈腐れ縁〉は〈腐った縁〉だった。
僕は好きだったのに、ずっと一緒にいられると思っていたのに。
僕がいた場所は僕じゃ無い誰かの場所となり、繋がっていると思っていた縁は腐り果てて切れてしまった。
好きだった。
好きだった。
好きだった。
離れることで断ち切った縁。
気付いた時に断ち切られていた縁。
辛いのは、苦しいのは彼なのか、僕なのか…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる