35 / 49
婚約破棄からはっぴーらいふ★
しおりを挟む
婚約破棄? 本当に本当に?
そもそも私、第二王子の婚約者とか無理だと思ってたのよね!
いや、でも私が妹をいじめていたとかそんなのはまったくないんだけど。
腹違いの妹に、もうちょっと静かに歩いたら、とか。食事の時に音を立てちゃだめよとか入ったけれど。
もしや、それ?
もしそれだとしたら淑女としてはアウトよ!
と、思いつつ。
まぁ、やってくれたのだ。
ここは夜会。人が集まる場所。
私はそこで、婚約破棄だ! と言われた。
しかし、私の人となりをしる人たちはそんなことするわけがないと知っている。
特に、お母様とか。お父様は信じちゃってるけれど。
でも、私もそんな、婚約破棄と言われてちょっとは傷ついてるのよ、ちょっとは。
なのでそれを受け入れた。私の変わりは妹がするらしいけど、そのこ馬鹿だから無理だと思うのよね。
お母様は頭を抱えているし。
そして私は、王子から婚約破棄を受けたということで。
傷心留学という事で他国に! きました!
やったー!!
傷心留学という呼び名にめちゃくちゃ笑ったのだけれども。
友人たちは、アレはちょっとどうかと思う。貴方が正しいのはわかっているのだから、復讐しないの? と言うのだけれど。
復讐したって何にもならないじゃない。お目出度い方達なんだから。
第一王子はごめんねと謝ってくれたし。そもそも私は第一王子とのほうが仲が良かった。
そういうのも、第二王子の彼にとっては気に入らなかったんだと思う。
彼は、自分の後ろを三歩引いてあるくような女の子が好きだったから。私の妹、そんなことまったくないわよ。
猫被ってるわよ、とは言わない。
それがむしろ復讐じゃないかしら。
違約金もたくさんもらったし。
そうそう、私がいじめてるとかいうのも第二王子の勘違いってことでちゃーんと話をつけてきた。
そもそも証拠がないのだから。
そして彼がちょっとね、うーんという性格なのも皆さんはご存知だし。話半分にしか聞いてなかったのです。
それでも、私の体面が悪いのも事実。ゆえの、傷心留学。
私がやってきた帝国は世界の中で一番発達して素敵な国。私たちの知らない物を沢山生み出している。
お母様は、傷心留学だけどあちらに住みたければそうしていいのよ。ただし相手は自分で見つけなさいと言っている。
相手? なにそれいらないわよ。自分で自分の食い扶持くらいは! ま、今は勉強したいからそっちのほうが重要だけど。
お母様のお付きの人が帝国の出で。私はその人にもたくさんかわいがってもらった。武術を叩きこんでもらったのだ。
で、その方の縁者がこちらにいて私はその方を頼ってこっちにきた。
超絶、変わり者と聞いているその縁者さんを。
目の前にあるのは緑色の御家。緑色なのは、植物が絡まった家だからだ。
街の中のこじんまりとした一軒家。
その扉をノックすると、侍従さんが出てきた。お話は聞いていますと私を見て言ってくれて。
この家には侍従さんとその奥様しかいないらしい。それで、全部できるの? と思ったのだけれど問題ないのだとか。
へー、と思いながら話を聞いていると、どたばたとした足音が聞こえ、次に階段を落ちるような音。
侍従さんは主ですね、と別段慌ててはいない。
え!? だ、大丈夫なの!?
よくある事ですと微笑まれた後に、ばんと扉が開いて。
私は一目ぼれをした。
まさかそんな、私の理想のお顔を持っている人がこの世にいるなんて。
思ってもみなかった。
とかいう。
年上の転生者縁者に一目惚れして押せ押せアタックしつつ、お前面白いなって他のイケメンからつつかれる話とかかいてみたいけど設定考えるの面倒だなと思う。
主人公が楽しいはぴはぴらいふ!
そもそも私、第二王子の婚約者とか無理だと思ってたのよね!
いや、でも私が妹をいじめていたとかそんなのはまったくないんだけど。
腹違いの妹に、もうちょっと静かに歩いたら、とか。食事の時に音を立てちゃだめよとか入ったけれど。
もしや、それ?
もしそれだとしたら淑女としてはアウトよ!
と、思いつつ。
まぁ、やってくれたのだ。
ここは夜会。人が集まる場所。
私はそこで、婚約破棄だ! と言われた。
しかし、私の人となりをしる人たちはそんなことするわけがないと知っている。
特に、お母様とか。お父様は信じちゃってるけれど。
でも、私もそんな、婚約破棄と言われてちょっとは傷ついてるのよ、ちょっとは。
なのでそれを受け入れた。私の変わりは妹がするらしいけど、そのこ馬鹿だから無理だと思うのよね。
お母様は頭を抱えているし。
そして私は、王子から婚約破棄を受けたということで。
傷心留学という事で他国に! きました!
やったー!!
傷心留学という呼び名にめちゃくちゃ笑ったのだけれども。
友人たちは、アレはちょっとどうかと思う。貴方が正しいのはわかっているのだから、復讐しないの? と言うのだけれど。
復讐したって何にもならないじゃない。お目出度い方達なんだから。
第一王子はごめんねと謝ってくれたし。そもそも私は第一王子とのほうが仲が良かった。
そういうのも、第二王子の彼にとっては気に入らなかったんだと思う。
彼は、自分の後ろを三歩引いてあるくような女の子が好きだったから。私の妹、そんなことまったくないわよ。
猫被ってるわよ、とは言わない。
それがむしろ復讐じゃないかしら。
違約金もたくさんもらったし。
そうそう、私がいじめてるとかいうのも第二王子の勘違いってことでちゃーんと話をつけてきた。
そもそも証拠がないのだから。
そして彼がちょっとね、うーんという性格なのも皆さんはご存知だし。話半分にしか聞いてなかったのです。
それでも、私の体面が悪いのも事実。ゆえの、傷心留学。
私がやってきた帝国は世界の中で一番発達して素敵な国。私たちの知らない物を沢山生み出している。
お母様は、傷心留学だけどあちらに住みたければそうしていいのよ。ただし相手は自分で見つけなさいと言っている。
相手? なにそれいらないわよ。自分で自分の食い扶持くらいは! ま、今は勉強したいからそっちのほうが重要だけど。
お母様のお付きの人が帝国の出で。私はその人にもたくさんかわいがってもらった。武術を叩きこんでもらったのだ。
で、その方の縁者がこちらにいて私はその方を頼ってこっちにきた。
超絶、変わり者と聞いているその縁者さんを。
目の前にあるのは緑色の御家。緑色なのは、植物が絡まった家だからだ。
街の中のこじんまりとした一軒家。
その扉をノックすると、侍従さんが出てきた。お話は聞いていますと私を見て言ってくれて。
この家には侍従さんとその奥様しかいないらしい。それで、全部できるの? と思ったのだけれど問題ないのだとか。
へー、と思いながら話を聞いていると、どたばたとした足音が聞こえ、次に階段を落ちるような音。
侍従さんは主ですね、と別段慌ててはいない。
え!? だ、大丈夫なの!?
よくある事ですと微笑まれた後に、ばんと扉が開いて。
私は一目ぼれをした。
まさかそんな、私の理想のお顔を持っている人がこの世にいるなんて。
思ってもみなかった。
とかいう。
年上の転生者縁者に一目惚れして押せ押せアタックしつつ、お前面白いなって他のイケメンからつつかれる話とかかいてみたいけど設定考えるの面倒だなと思う。
主人公が楽しいはぴはぴらいふ!
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる