18 / 50
1章 幼少期編
モブストーカー、ストーキングを開始する
しおりを挟む
なんやかんやゴタゴタが続いていた今日この頃だけど、普通にオート転移でこっそり抜け出している私は、愛しのフリードリヒ様が訓練する日は必ず例の木の上で待機するようになった。
学園に入学する前に済ませる勉強は既に終わらせているので午後のマナーの勉強の時間までに邸に帰れば、メイドにも護衛にも見つからないので時間は気にするけれど、毎日フリードリヒ様観察にいそしんでいる。
正直学園に入学したらいくら王宮と学園が近所でもなかなか学園から抜け出して訓練を見に来るのは難しい。
午前も午後もほぼ授業や魔法実習が入るのだ、今のようにゆったりフリードリヒ様を見る事もなかなかできなくなるのが悩みの種だ。
さっさとスキップして卒業してしまおうかとも考えたけれど、卒業が早まれば早まる程また私を王太子妃にしようと策を練るジュリアン様がいる事は考えなくてもわかるので、もうこの件はジュリアン様との根くらべだ。
ジュリアン様が諦めて他の婚約者を決めるか、私が諦めて誰かと婚約するか……。
うわージュリアン様が私以外の婚約者を決める分には問題ないけど、自分の婚約は嫌だな。
ま、ちょっと嫌な事は忘れて、それよりもフリードリヒ様よ。
フンッスと鼻息荒く、今日も私は防振望遠鏡を構える。
今日も麗しのフリードリヒ様はイケメンがすぎる。はぁぁぁすきぃぃぃぃ。
実物に会いたい。
でも壁女子な私に推しとの接触イベントは厳禁だ。
推しに近づくや触れるなんて無理オブ無理。
多分一生私が知る現実のフリードリヒ様は防振望遠鏡越しの彼だ。
彼はヒロインの物だもの。
モブの私が傍にいてはいけない。
わかってるよ。だけど、遠くから見守るだけなら許されるよね。
見守るだけなら誰にも迷惑かけないもんね。
うんうん。だから今日も私は彼を見守る。
と、思っていたのに。
「オイ!お前!!」
何かしたから声が聞こえる。
「お前っ返事しろっ!そこで何やってんだ」
あ?誰だよと下を見た瞬間。
ドゴンと木を蹴られた弾みで……
私は、落下した。
あ、やってしまった。
学園に入学する前に済ませる勉強は既に終わらせているので午後のマナーの勉強の時間までに邸に帰れば、メイドにも護衛にも見つからないので時間は気にするけれど、毎日フリードリヒ様観察にいそしんでいる。
正直学園に入学したらいくら王宮と学園が近所でもなかなか学園から抜け出して訓練を見に来るのは難しい。
午前も午後もほぼ授業や魔法実習が入るのだ、今のようにゆったりフリードリヒ様を見る事もなかなかできなくなるのが悩みの種だ。
さっさとスキップして卒業してしまおうかとも考えたけれど、卒業が早まれば早まる程また私を王太子妃にしようと策を練るジュリアン様がいる事は考えなくてもわかるので、もうこの件はジュリアン様との根くらべだ。
ジュリアン様が諦めて他の婚約者を決めるか、私が諦めて誰かと婚約するか……。
うわージュリアン様が私以外の婚約者を決める分には問題ないけど、自分の婚約は嫌だな。
ま、ちょっと嫌な事は忘れて、それよりもフリードリヒ様よ。
フンッスと鼻息荒く、今日も私は防振望遠鏡を構える。
今日も麗しのフリードリヒ様はイケメンがすぎる。はぁぁぁすきぃぃぃぃ。
実物に会いたい。
でも壁女子な私に推しとの接触イベントは厳禁だ。
推しに近づくや触れるなんて無理オブ無理。
多分一生私が知る現実のフリードリヒ様は防振望遠鏡越しの彼だ。
彼はヒロインの物だもの。
モブの私が傍にいてはいけない。
わかってるよ。だけど、遠くから見守るだけなら許されるよね。
見守るだけなら誰にも迷惑かけないもんね。
うんうん。だから今日も私は彼を見守る。
と、思っていたのに。
「オイ!お前!!」
何かしたから声が聞こえる。
「お前っ返事しろっ!そこで何やってんだ」
あ?誰だよと下を見た瞬間。
ドゴンと木を蹴られた弾みで……
私は、落下した。
あ、やってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
リトライさせていただきます!〜死に戻り令嬢はイケメン神様とタッグを組んで人生をやり直す事にした〜
ゆずき
恋愛
公爵家の御令嬢クレハは、18歳の誕生日に何者かに殺害されてしまう。そんなクレハを救ったのは、神を自称する青年(長身イケメン)だった。
イケメン神様の力で10年前の世界に戻されてしまったクレハ。そこから運命の軌道修正を図る。犯人を返り討ちにできるくらい、強くなればいいじゃないか!! そう思ったクレハは、神様からは魔法を、クレハに一目惚れした王太子からは武術の手ほどきを受ける。クレハの強化トレーニングが始まった。
8歳の子供の姿に戻ってしまった少女と、お人好しな神様。そんな2人が主人公の異世界恋愛ファンタジー小説です。
※メインではありませんが、ストーリーにBL的要素が含まれます。少しでもそのような描写が苦手な方はご注意下さい。
【完結】ヤンデレ乙女ゲームの転生ヒロインは、囮を差し出して攻略対象を回避する。はずが、隣国の王子様にばれてしまいました(詰み)
瀬里@SMARTOON8/31公開予定
恋愛
ヤンデレだらけの乙女ゲームに転生してしまったヒロイン、アシュリー。周りには、攻略対象のヤンデレ達が勢ぞろい。
しかし、彼女は、実現したい夢のために、何としても攻略対象を回避したいのだ。
そこで彼女は、ヤンデレ攻略対象を回避する妙案を思いつく。
それは、「ヒロイン養成講座」で攻略対象好みの囮(私のコピー)を養成して、ヤンデレたちに差し出すこと。(もちろん希望者)
しかし、そこへ隣国からきた第五王子様にこの活動がばれてしまった!!
王子は、黙っている代償に、アシュリーに恋人契約を要求してきて!?
全14話です+番外編4話
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
推ししか勝たん!〜悪役令嬢?なにそれ、美味しいの?〜
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは前世で読んだラノベの世界で、自分が悪役令嬢だったとか、それこそラノベの中だけだと思っていた。
だけど、どう見ても私の容姿は乙女ゲーム『愛の歌を聴かせて』のラノベ版に出てくる悪役令嬢・・・もとい王太子の婚約者のアナスタシア・アデラインだ。
ええーっ。テンション下がるぅ。
私の推しって王太子じゃないんだよね。
同じ悪役令嬢なら、推しの婚約者になりたいんだけど。
これは、推しを愛でるためなら、家族も王族も攻略対象もヒロインも全部巻き込んで、好き勝手に生きる自称悪役令嬢のお話。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる