すみません、妻です

まんまるムーン

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「ぎゃああああああああああああああ!」

「きゃああああああああああああああ!」


駆け付けた時には遅く、玄関から地面が裂けんばかりに悲鳴が聞こえてきた。

ガスマスク姿の彼女に、おふくろは今にも泡を吹いて倒れそうだ。

驚いて悲鳴を上げているおふくろに驚いた彼女も悲鳴をあげている。


「ミー君、何なのアレ?」

おふくろは震える手で彼女を指さしながら叫んだ。

驚きすぎて軽くひきつけを起こしている。

俺はオフクロを応接室へ連れて行き、ソファへ座らせた。

彼女はすぐに奥へ引っ込んだ。

そして急いでグラスに水をくんで持ってきてくれた。

ガスマスクと防護服は脱いでいた。

「大丈夫ですか? これ飲んでください。」

彼女はおふくろにグラスを渡した。

「ありがとう…。」

おふくろは水を飲んで少し落ち着いたようだった。

「あなたっ! あなた大丈夫だった? ミー君もっ!」

「え?」

俺と彼女は同時に言った。

「さっきいたでしょ! 毒ガス部隊が! このマンション、有毒ガスが漏れてるんでしょ!」

おふくろはまた興奮してきて呼吸が激しくなった。



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