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しおりを挟む晴香はダンススタジオに通い始めた。
長年のブランクもあるし、ステージに立つのは険しい道かもしれない。
でも彼女は何よりまたダンスが出来る事が嬉しくてしょうがないようだった。
日中は時々、涼介の勧めもあって彼の会社で働くことになった。
社長である晴香の叔父はそれをとても喜んだ。
「晴香! よく来たな! 長い事辛かっただろう?」
「叔父さん、小さい頃から私やママの事を気にかけてくれて本当にありがとう。」
「いいんだ、いいんだ。本当によく来たな。これでこそ本当だ! もともとあの娘がうちの会社で働いていたことが間違っていたんだ。おまえがここにいるべきだったんだよ。ほんとあの親子ときたら浅ましいというか…」
「叔父さん! 麗子の事を悪く言うのはもう止めて。」
「晴香…どうしたんだ、いったい! あいつらのせいでお前と義姉さんがどれだけ酷い目にあったか…」
「もういいのよ。だって、私がまた外に出られるようになったのは、麗子のおかげなんだから!」
「晴香…」
「麗子は私の妹です!」
叔父は首をかしげながらも晴香の晴れ晴れとした顔を見て悟ったようだった。
晴香の肩をポンポンと叩いて仕事に戻っていった。
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