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コークスの弱視の理由
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そうして、一体何時間が経っただろうか。
ようやくひと段落つき背筋を伸ばすと、向かいに座って書類を片付けていたコークスは、腕を組みながら寝入ってしまっているようだ。
私は興味本位からすっかり冷めてしまったお茶を入れ直すフリをして、コークスの整った顔を改めて窺い見た。
サイドを短めに切り揃えた髪はアダマスと同じく見事なプラチナブロンドだが、毛先を遊ばせているアダマスに対して神経質なコークスは乱れひとつなく後ろに丁寧に撫でつけてある。瞳の色は、氷をイメージさせる程透き通ったグレイシャーブルーで、メガネの奥に烟るように生える長いまつ毛、通った鼻筋と薄い唇はまるで精巧な彫刻のようだ。
そもそも私がアダマスに夢中になっていたのは、騎士団長というわかりやすい地位もあったけれど、圧倒的に顔。顔の造形が、大大大好きだったから。
むしろ、前世の記憶が戻ってからは眼鏡属性も大好物だ。貴族の世界では視力が悪いと言うのはデメリットしかなく、敬遠されがちだ。
私が先日罹患した病は、大抵が子供のうちにかかり症状も軽い病なのだが、大人がかかると重症化する。そして妊娠中に罹患した場合、生まれてくる子供の視力に影響が出る場合があるという恐ろしい病なのである。
アダマスルートで少しだけコークスについて語られるシーンがあったが、彼の母親であるジルコニア公爵夫人が妊娠中に罹患してしまいアダマスは無事だったがコークスの視力に影響が出てしまったと記憶している。
母体の病が原因であれば遺伝性の弱視と言うわけでもないはずなのだが、視力の低さが子孫に影響するのではという事で貴族間の婚姻に少なからず影響が出ることもあるらしい。
コークスのゲーム内での凶行も、この辺にも理由がありそうだ。
顔はアダマスと瓜二つの超絶美形で、しかも細マッチョ風の眼鏡青年であるコークスは、図らずも私の好みど真ん中という事に……。
またうっかり邪な考えに傾倒しそうになった頭をブンブンと横に振り、再びコークスを観察することにした。
ようやくひと段落つき背筋を伸ばすと、向かいに座って書類を片付けていたコークスは、腕を組みながら寝入ってしまっているようだ。
私は興味本位からすっかり冷めてしまったお茶を入れ直すフリをして、コークスの整った顔を改めて窺い見た。
サイドを短めに切り揃えた髪はアダマスと同じく見事なプラチナブロンドだが、毛先を遊ばせているアダマスに対して神経質なコークスは乱れひとつなく後ろに丁寧に撫でつけてある。瞳の色は、氷をイメージさせる程透き通ったグレイシャーブルーで、メガネの奥に烟るように生える長いまつ毛、通った鼻筋と薄い唇はまるで精巧な彫刻のようだ。
そもそも私がアダマスに夢中になっていたのは、騎士団長というわかりやすい地位もあったけれど、圧倒的に顔。顔の造形が、大大大好きだったから。
むしろ、前世の記憶が戻ってからは眼鏡属性も大好物だ。貴族の世界では視力が悪いと言うのはデメリットしかなく、敬遠されがちだ。
私が先日罹患した病は、大抵が子供のうちにかかり症状も軽い病なのだが、大人がかかると重症化する。そして妊娠中に罹患した場合、生まれてくる子供の視力に影響が出る場合があるという恐ろしい病なのである。
アダマスルートで少しだけコークスについて語られるシーンがあったが、彼の母親であるジルコニア公爵夫人が妊娠中に罹患してしまいアダマスは無事だったがコークスの視力に影響が出てしまったと記憶している。
母体の病が原因であれば遺伝性の弱視と言うわけでもないはずなのだが、視力の低さが子孫に影響するのではという事で貴族間の婚姻に少なからず影響が出ることもあるらしい。
コークスのゲーム内での凶行も、この辺にも理由がありそうだ。
顔はアダマスと瓜二つの超絶美形で、しかも細マッチョ風の眼鏡青年であるコークスは、図らずも私の好みど真ん中という事に……。
またうっかり邪な考えに傾倒しそうになった頭をブンブンと横に振り、再びコークスを観察することにした。
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