魔法探偵クウの事件簿

異世界人(願望)

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file1:ホテル殺人事件

5人の容疑者

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 警察の服を着た男たち、まあ十中八九警察だろう
「こんにちは、宮城県警捜査1課のヤナシと申します」
「こんにちは、私立探偵をやっているサグル クウだ」
 
「あなたの活躍は我々の耳にも入ってきています。あなたのような人と調査できるとは実に光栄です」
 へぇ言ったね、嘘はなさそうだ、プライドがそこまでないのはいいことだ、プライドの塊どもは僕のことを親の仇のような目で見てくるからね
「ありがとう、よろしく頼むよ」
 
「鑑識たちに死体を調べてもらっている間に何があったかについてお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「大丈夫だ、あっちにロウ君、僕の助手がいるから彼から聞くといいさ」
「わかりました」
 
「クウ先生、そちらの方が今回の捜査を担当する刑事さんですか?」
「ええヤナシと申します。以後お見知り置きを」
「ロウです。よろしくお願いします」
「それでは事件についてお伺いしてもよろしいですか?」
「あ、はい」
 
「僕はそこら辺でくつろいでいるから」
「先生も話さないんですか?」
「時間の無駄だよ、同時に受けるだなんて」
「そうですか」
 
 さてと一回これまでに起きたことを整理しよう
 僕がスイーツフェスを楽しみに仙台に来て、秋保のホテルにチェックインしたら、男がいきなり倒れた、身元は不明、死因もわからないが、病死ではないため、おそらく毒殺、そして僕感じた違和感、に少量の魔素の痕跡……いや、今これを考えるのはやめよう違和感に、あのレ程度の魔素の痕跡が残る程度なら、日常的に使う、発熱魔法それもせいぜい2℃程度しか上がらないの無害なものだろう、違和感は何の関係もない可能性がある、頭の隅にはおいておくがこれはあまり気にしないほうがいいだろう、事情聴取、ロウ君以外のものにする場合は僕もついていくことにしよう
 
 ~~~
「話は終わったか?」
「クウ先生、終わりましたよ」
「ご協力ありがとうございます」
 
「いや、大丈夫だ、それと事情聴取を受ける際僕も一緒に受けたいんだがいいか?」
「捜査代行証明書もありますし大丈夫です。それと死因は毒殺でした、容疑者の絞り込みもちょうど終了したそうですし、おい! モリカワ!」
「はい! なんでしょう! ヤナイ警部」
「ヤナイじゃない、ヤナシだ、まあいい容疑者は」
 
「えっと現在容疑者として候補に挙がっているのは、このホテルで働く料理人と、食事に関係した従業員になります。死亡した男はどうやら自分の部屋から食事以外で出ていなかったそうです」
 食事以外で外に出ていないか、さっきぶつかったときは遅めの昼食を取りに行ったのか、これは想像していてもしょうがないか 
「アリバイは?」
「現在調べています。それと被害者の男性の身元が判明しました、被害者シグレ ミサキはその道では有名な投資家だそうです。ただその手腕からいろいろな人物からねたまれりしていたそうです。仕事が仕事ですし、恨みも買いやすいと思います」
「投資家ね……」
「ああ付け加えると30歳です」
 
「ありがとう」
 投資家か、確かに恨みを買いやすい仕事ではある、犯人の動機は個人的な恨みか、はたまた妬みや嫉妬か、
「あれ? その人の日記とかって存在しますか?」
「日記ですか、証拠品の中にはありませんでしたね」
「そうですか」
 
 ロウ君も捜査の基本についてわかっているようだな
「一度容疑者をここに集めてはくれないか?」
「わかりました!」
 ~~~
「えっと容疑者は5人いて右からウェイターのバイトをしているヒグチさん、コックのリュウさん、アユムさん、アイカさん、それと料理長のハマダさんです」
「なるほどね、それでは1人ずつ取り調べをしていくとするか」
「ええとではヒグチさんから」
「大丈夫僕がやるよ」
 
 <ヒグチの取り調べ>
「では今日何をしていたのか、お話していただけるでしょうか」
「えっと、その前にあなたは誰なんですか?」
「僕はサグル クウです私立探偵をさせてもらっています。ある理由により調査に口を出すことができるので、今回僕が代わりに取り調べをさせてもらいます」
 
「……わかりました、疑ってすいません、えっと今日何をしていたかですね、私は朝起きて電車に乗って出勤しました、利府のあたりに住んでいますので」
 視線を見る限り嘘はついていなさそうだな、まあこれは嘘をついたところメリットなんかほとんどないが
 
「それでホテルに着いたのが8時ごろで、9時ごろに朝の人と入れ替わって、うちは昼もやってる珍しいところなので、昼もシフトあるんです。それであの人は13:00ごろに来てかつ丼を食べ5分程度で平らげました」
 かつ丼ね、さりげなく毒を仕組むことも不可能じゃない、衣に毒を仕込めば、しかしもう少し効き目が出るまでに時間がかかるような
「なるほど、確か倒れたのが13:29分だったよな」
「ええ」
 
 20分、即効性のある毒であれば十分回る時間だ、ふむ、かつ丼に仕込む、よさそうだな、一度これで仮説を立ててみるか
「なにか違和感を感じたか?」
 
 「違和感ですか? 違和感、う~ん強いて言うならば事件の後、アイカさんの後ろを通ったときに寒気がしたような、ただ今日朝からあまり調子がよくないので気のせいかもしれません」
「そうですか、ご協力ありがとうございます」
 寒気、ねぇ、気のせいの可能性あり……か、この調子で次の人もやっていくか
 ――――――――――――――――
 初めましての方は初めまして異世界人(願望)です。
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 それと私は人外転生ものも書いているのでよかったら見に来てください
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