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帝国語の授業は楽勝だと思ったのになぜか先生に見本に読まされて大変です
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次は帝国語の授業だった。帝国は私達の大陸の大きな部分を占める大国で、その言葉はこの大陸の公用語として広く話されていた。と言うか帝国語を母国とする人口がこの大陸の過半を超えていた。私は母が帝国出身なので、帝国語は完璧だった。
先生は礼儀作法のアビゲイル先生と違って優しいカンタベイル先生だし、この授業は楽勝だ、と私は思っていた。でも間違いだった。
「ではまず音読を。オーレリアさんに」
挨拶を終えるといきなり指名されたのだ。
「Much have I travell'd in the realms of gold・・・・・」
「はい、じゃあ皆さんで」
「Much・・・・・」
私が一文読むと先生の指示で皆が続いて音読した。
何故私が最初に読む? 普通は先生では・・・・
「先生。そろそろ次の人に代わってほしいんですけど」
2ページめもそのまま進もうとしたので私が思わず言った。
「何言っているんですか。オーレリアさん。あなたの帝国語は完璧です。そのあなたに見本を示していただきたいのですが」
「えええ、でも、ずうーっとは疲れますし、オーガストさんが話せそうですよ」
「ちょっと待て。リア。何を根拠に」
オーガスが慌てて叫んだ。
「だってあなた、知っている帝国の人にそっくりなんだもの。絶対に話せるって」
「お前、似ているからって話せるわけ無いだろう!」
「そうかな」
「そうだ。俺は帝国語がいちばん苦手なんだ」
必死にオーガストは反論した。
「まあまあ、オーレリアさん。今日はあなたが頑張ってください。次回からは最初はあなたが読んで頂いて、その次はあなたが指名して頂いていいですから」
「判りました」
私は渋々続きを読みだした。周りの男女は何故か青くなって焦っていた。
やっと昼休みになる。私達は食堂に移動した。私達5人に、何故かオーガストらがついてくる。
「リア、頼むから当てるのはなしにしてくれよ」
オーガストが頼んできた。
「えええ! 無理、次はオーガストに当てるのがお約束になっているじゃん。皆期待しているし」
「そんな、俺帝国語は壊滅的なのに」
オーガストが青くなっている。
「ちょっとリア。あんた知っている人ばかり当てるのは駄目よ」
「そうだ。お前クラス全員の顔と名前覚えていないだろ」
ベッキーにベンジャミンが続く。
「えっ、失礼な。そんなの当然覚えているわよ」
「嘘ばっかり言うなよ。脳筋のお前が覚えているわけ無いだろう」
私の言葉にオーガストが馬鹿にして言った。
「何言っているのよ。あちらの席にいるのがビリーにその前がボブでしょ。あっちの机の右側がエレンにグレンダ」
私がクラスの人を次々に指差して言う。
「えええ!」
「なんで知っているの?」
周りが驚いて聞いた。
「へへんっ、昔カートと貴族年鑑あてクイズやって遊んでいたんだよね。それで人の名前覚えるの得意になって」
「何やってんだよ」
私の言葉にオーガストが呆れていった。
「じゃあひょっとしてリア、あなた、貴族の顔と名前全てわかるの?」
恐る恐るベッキーが聞いてきた。
「そんな訳無いでしょ」
私が言うと
「良かった。平民のあなたが覚えているわけ無いわよね」
何故かそこにヒルダが安心していた。
「だって子供の顔って変わるじゃない。ヒルダあなた、子供の顔と名前全て一致するの?」
私は疑問に思って聞いた。貴族ってやっぱり貴族年鑑の顔と名前を覚えるのは基本なんだろうか。
「そんな訳無いでしょ。と言うか、貴族の顔と名前なんて10大貴族と近隣の貴族しか覚えていないわよ」
「じゃあリアはまさかと思うけど子供以外は全て覚えているの?」
ベッキーが聞いてきた。
「まあね。子供もその時は覚えたわよ。ベッキーは全然変わっているから判らなかった。ハンナはそのままだし、ヒルダは更に可愛くなったわよね」
「まじかよ」
暗記が不得意そうなオーガストは頭を抱えていた。ヒルダは目を見張っているし。
「あんた、それだけ判っていたら貴族社会でも十分にやっていけるわよ。私今覚えるので必死なのに」
「本当に。私も今、母に怒られながら覚えているのに・・・・」
ベッキーとハンナがため息をついていた。
そうかそうなのか。
「貴族社会は大変ね」
「必要ないのに覚えているあなたに、言われたくないわよ」
せっかく私が同情して言ってあげたのに、ベッキーに怒られてしまった。解せぬ!
**************************************************************
楽は出来ないリア、次は学園にカート登場です。
先生は礼儀作法のアビゲイル先生と違って優しいカンタベイル先生だし、この授業は楽勝だ、と私は思っていた。でも間違いだった。
「ではまず音読を。オーレリアさんに」
挨拶を終えるといきなり指名されたのだ。
「Much have I travell'd in the realms of gold・・・・・」
「はい、じゃあ皆さんで」
「Much・・・・・」
私が一文読むと先生の指示で皆が続いて音読した。
何故私が最初に読む? 普通は先生では・・・・
「先生。そろそろ次の人に代わってほしいんですけど」
2ページめもそのまま進もうとしたので私が思わず言った。
「何言っているんですか。オーレリアさん。あなたの帝国語は完璧です。そのあなたに見本を示していただきたいのですが」
「えええ、でも、ずうーっとは疲れますし、オーガストさんが話せそうですよ」
「ちょっと待て。リア。何を根拠に」
オーガスが慌てて叫んだ。
「だってあなた、知っている帝国の人にそっくりなんだもの。絶対に話せるって」
「お前、似ているからって話せるわけ無いだろう!」
「そうかな」
「そうだ。俺は帝国語がいちばん苦手なんだ」
必死にオーガストは反論した。
「まあまあ、オーレリアさん。今日はあなたが頑張ってください。次回からは最初はあなたが読んで頂いて、その次はあなたが指名して頂いていいですから」
「判りました」
私は渋々続きを読みだした。周りの男女は何故か青くなって焦っていた。
やっと昼休みになる。私達は食堂に移動した。私達5人に、何故かオーガストらがついてくる。
「リア、頼むから当てるのはなしにしてくれよ」
オーガストが頼んできた。
「えええ! 無理、次はオーガストに当てるのがお約束になっているじゃん。皆期待しているし」
「そんな、俺帝国語は壊滅的なのに」
オーガストが青くなっている。
「ちょっとリア。あんた知っている人ばかり当てるのは駄目よ」
「そうだ。お前クラス全員の顔と名前覚えていないだろ」
ベッキーにベンジャミンが続く。
「えっ、失礼な。そんなの当然覚えているわよ」
「嘘ばっかり言うなよ。脳筋のお前が覚えているわけ無いだろう」
私の言葉にオーガストが馬鹿にして言った。
「何言っているのよ。あちらの席にいるのがビリーにその前がボブでしょ。あっちの机の右側がエレンにグレンダ」
私がクラスの人を次々に指差して言う。
「えええ!」
「なんで知っているの?」
周りが驚いて聞いた。
「へへんっ、昔カートと貴族年鑑あてクイズやって遊んでいたんだよね。それで人の名前覚えるの得意になって」
「何やってんだよ」
私の言葉にオーガストが呆れていった。
「じゃあひょっとしてリア、あなた、貴族の顔と名前全てわかるの?」
恐る恐るベッキーが聞いてきた。
「そんな訳無いでしょ」
私が言うと
「良かった。平民のあなたが覚えているわけ無いわよね」
何故かそこにヒルダが安心していた。
「だって子供の顔って変わるじゃない。ヒルダあなた、子供の顔と名前全て一致するの?」
私は疑問に思って聞いた。貴族ってやっぱり貴族年鑑の顔と名前を覚えるのは基本なんだろうか。
「そんな訳無いでしょ。と言うか、貴族の顔と名前なんて10大貴族と近隣の貴族しか覚えていないわよ」
「じゃあリアはまさかと思うけど子供以外は全て覚えているの?」
ベッキーが聞いてきた。
「まあね。子供もその時は覚えたわよ。ベッキーは全然変わっているから判らなかった。ハンナはそのままだし、ヒルダは更に可愛くなったわよね」
「まじかよ」
暗記が不得意そうなオーガストは頭を抱えていた。ヒルダは目を見張っているし。
「あんた、それだけ判っていたら貴族社会でも十分にやっていけるわよ。私今覚えるので必死なのに」
「本当に。私も今、母に怒られながら覚えているのに・・・・」
ベッキーとハンナがため息をついていた。
そうかそうなのか。
「貴族社会は大変ね」
「必要ないのに覚えているあなたに、言われたくないわよ」
せっかく私が同情して言ってあげたのに、ベッキーに怒られてしまった。解せぬ!
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楽は出来ないリア、次は学園にカート登場です。
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