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いじめの黒幕が登場しました
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私は食欲が無かったが、無理やり、ベッキーとエイミーに食堂に連れて行かれた。
「でも、何故ハンナのペンダントが私の机の上にあったんだろ?」
私は納得行かなかった。
それは母の計量器だの愛用のスプーンだのは、私が薬を作るためによく無断で借用していた。美味しそうなお菓子だとか面白そうな本だとかは勝手に増えていたが、それはカートとかジルおじさんが勝手においていったのだ。一度貴族年鑑をカートが忘れていったことがあったが、その貴族の顔に少し落書きしてしまってカートが取りに来た時に慌てたが、カートは許してくれてその本を私にくれた。
そして名前あてクイズをさせられたのだが、記憶力は良いほうなので、だいたい私が勝ってしまったが・・・・
でも今はそれどころではなくてハンナは本当にショック受けていたみたいだった。
「まあ、あんたが言うように勝手に歩いては来ないわよ」
「でも私取ってないよ」
ベッキーの言葉に私は慌てて言った。
「そんなの判っているわよ。あんた本当に物欲無いものね。宝石とか持ってなさそうだし」
「えっ、そんな事無いよ。例えばこれ」
私は腰のポーチから魔石を取り出した。
それは大きくて光り輝いていた。
「ど、どうしたの。そんなに大きな魔石」
ベッキーが驚いて聞いた。
「これはジルおじさんに貰ったの」
「しまっておきなさいよ。そんな高価なもの」
「だって、ベッキーが馬鹿にするから」
私は頬を膨らませていった。
「ハンナには明日にでも私が言っておくから」
「本当に! ベッキーありがとう。でも許してくれるかな?」
私はハンナの怒り具合を思い出して暗くなった。
「あんたが人のもの取って喜ぶような事するわけ無いってすぐ気づくわよ」
「間違えて持ってくる事はありうるけど」
「あれは間違えようがないわよね」
なんか少し酷いことを言われているような気もするが、間違えは十二分に有り得る
「なら良いけど。でもなんで私の机の上にあったの?」
私はよく判らなくて聞いた。
「誰かが置いたに決まっているでしょ」
馬鹿にしたようにベッキーが言った。
「それ以外に何があるの」
エイミーまでもがかぶせて言う。
「まあ、そうかなとは思ったけど、そんなことして何か得なことあるの?」
私は小さな声で聞いた。
「そんなのあなたを嵌めるために決まっているわよ」
「貴族たちを押しのけて一躍有名人になったあなたを陥れるためよ」
「ついでにその中にいる貴族のハンナらとの仲も割くためね」
「何なのそれ。私に文句あれば私のところに来て言えば良いじゃない。ハンナを巻き込むなんて許せない!」
私は握りこぶしを固めた。
「まあ、犯人は大体わかっているけど。ねえ、エイミー」
「それは判るよね」
「えっそうなの。ひょっとしてあなた達天才」
私は全く判らなかった。
「あんたが天然なだけよ」
「なんか馬鹿にした」
ベッキーの言葉に私はむくれた。
「まあ、それよりも今回の件は裏で影引く黒幕がいるはずよ。そして、絶対に黒幕本人があんたに文句言ってくるからすぐに誰が黒幕か判るわよ」
「そんな訳ないじゃない。なんで犯人が自分から私が犯人だって言ってくるのよ」
私はベッキーをバカにして言った。
「それにハンナは貴族等で虐められていたみたいなのよね。その辺りを指示しているいけ好かないやつだと思うのよ」
ベッキーが言った時だ。
ダンと扉が開いた。二人の侍女ならぬ貴族の生徒が持っている。ブリトニーとドロシアだ。何先触れになっているの?
そして、一団で何故かこちらに向かってやってくる。
そして、十数名の貴族の女生徒たちは私達を取り囲んだ。
私達の周りがさあああっと引く。
その中心には私が王子と供に吹き飛ばしたワイト侯爵家令嬢レベッカがいた。
***********************************************************
絶体絶命のリア
どうする?
次話今夜更新予定です。
「でも、何故ハンナのペンダントが私の机の上にあったんだろ?」
私は納得行かなかった。
それは母の計量器だの愛用のスプーンだのは、私が薬を作るためによく無断で借用していた。美味しそうなお菓子だとか面白そうな本だとかは勝手に増えていたが、それはカートとかジルおじさんが勝手においていったのだ。一度貴族年鑑をカートが忘れていったことがあったが、その貴族の顔に少し落書きしてしまってカートが取りに来た時に慌てたが、カートは許してくれてその本を私にくれた。
そして名前あてクイズをさせられたのだが、記憶力は良いほうなので、だいたい私が勝ってしまったが・・・・
でも今はそれどころではなくてハンナは本当にショック受けていたみたいだった。
「まあ、あんたが言うように勝手に歩いては来ないわよ」
「でも私取ってないよ」
ベッキーの言葉に私は慌てて言った。
「そんなの判っているわよ。あんた本当に物欲無いものね。宝石とか持ってなさそうだし」
「えっ、そんな事無いよ。例えばこれ」
私は腰のポーチから魔石を取り出した。
それは大きくて光り輝いていた。
「ど、どうしたの。そんなに大きな魔石」
ベッキーが驚いて聞いた。
「これはジルおじさんに貰ったの」
「しまっておきなさいよ。そんな高価なもの」
「だって、ベッキーが馬鹿にするから」
私は頬を膨らませていった。
「ハンナには明日にでも私が言っておくから」
「本当に! ベッキーありがとう。でも許してくれるかな?」
私はハンナの怒り具合を思い出して暗くなった。
「あんたが人のもの取って喜ぶような事するわけ無いってすぐ気づくわよ」
「間違えて持ってくる事はありうるけど」
「あれは間違えようがないわよね」
なんか少し酷いことを言われているような気もするが、間違えは十二分に有り得る
「なら良いけど。でもなんで私の机の上にあったの?」
私はよく判らなくて聞いた。
「誰かが置いたに決まっているでしょ」
馬鹿にしたようにベッキーが言った。
「それ以外に何があるの」
エイミーまでもがかぶせて言う。
「まあ、そうかなとは思ったけど、そんなことして何か得なことあるの?」
私は小さな声で聞いた。
「そんなのあなたを嵌めるために決まっているわよ」
「貴族たちを押しのけて一躍有名人になったあなたを陥れるためよ」
「ついでにその中にいる貴族のハンナらとの仲も割くためね」
「何なのそれ。私に文句あれば私のところに来て言えば良いじゃない。ハンナを巻き込むなんて許せない!」
私は握りこぶしを固めた。
「まあ、犯人は大体わかっているけど。ねえ、エイミー」
「それは判るよね」
「えっそうなの。ひょっとしてあなた達天才」
私は全く判らなかった。
「あんたが天然なだけよ」
「なんか馬鹿にした」
ベッキーの言葉に私はむくれた。
「まあ、それよりも今回の件は裏で影引く黒幕がいるはずよ。そして、絶対に黒幕本人があんたに文句言ってくるからすぐに誰が黒幕か判るわよ」
「そんな訳ないじゃない。なんで犯人が自分から私が犯人だって言ってくるのよ」
私はベッキーをバカにして言った。
「それにハンナは貴族等で虐められていたみたいなのよね。その辺りを指示しているいけ好かないやつだと思うのよ」
ベッキーが言った時だ。
ダンと扉が開いた。二人の侍女ならぬ貴族の生徒が持っている。ブリトニーとドロシアだ。何先触れになっているの?
そして、一団で何故かこちらに向かってやってくる。
そして、十数名の貴族の女生徒たちは私達を取り囲んだ。
私達の周りがさあああっと引く。
その中心には私が王子と供に吹き飛ばしたワイト侯爵家令嬢レベッカがいた。
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絶体絶命のリア
どうする?
次話今夜更新予定です。
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