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男子学生が持ってきた学園祭の接客マニュアルはいかがわしい店のものでした!
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メイド服は結局、ハンナら裁縫の出来るメンバーを総動員して修復することにした。スカートの丈を伸ばして胸元はレースを追加した。
私がやるとかえって仕事を増やすので、超特級ポーションを薄めて強壮剤の代わりに出すくらいしか無かった。
ハンナらには
「とても元気が出た。この薬ってすごいね」
って感心されたが、元の売値は金貨100枚なのだから。それを40分割にしても金貨2.5枚分。大人一人の年間の食費くらいだ。超高級な精力剤って感じなんだけど、皆お金のことを気にするといけないので黙っていた。
説客の仕方のやり方は、どこからかオーガストが仕入れてきたが、それを見て皆絶句した。
「オーガスト。これ本当にやるの?」
ベッキーが切れて詰め寄る。
「今、王都の人気店がやっているマニュアルから写してきたんだぞ」
胸を張ってオーガストが言う。
「何なのよ! この『ご主人さま。お帰りなさいませ』って。ここは屋敷じゃないわよ」
「屋敷に帰ってきたものとして接客するんだって」
ベッキーの言葉にオーガストが反論する。
「じゃあこの、『ご主人さま、お風呂になさいますか、それともご飯に。それともわ・た・し』ってのは何よ」
ベッキーがマニュアルの箇所を叩いていった。
「えっ、何、それ」
ザカリーまでもが目をむく。
「変だな。道場の先輩に頼んだんだけど」
「それ、いかがわしい店じゃないの?」
今にも殴り掛かりそうないきおいでベッキーがオーガストを睨んだ。
「いや、そんな事は」
オーガストの目が泳いでいる。
「オーガスト、素直に白状しなさい」
「はいっ、すいません。道場の先輩に連れて行ってもらいました」
ベッキーが叱りつけるとすぐにオーガストが白状した。
「なにそれ。あんな学園生なのよ」
「そんな店に行ったのか」
ベッキーだけではなくてベンジャミンにまで白い目で見られている。
「何言っているんだ。ベンジャミン。これをメイド服のエイミーにやらせたいってお前も言っていたじゃないか」
「何だと、お前、リアがもらってきたメイド服直すのを見てもったいないって言ってたじゃないか」
「おい、お前らいいかげんにしろ」
二人が言い合いを始めたのでザカリーが注意したが、
「ザカリー、何一人だけ良い子ぶりっ子しているんだよ。オーガストが行ったこと聞いて俺も行きたかったって残念がっていたくせに」
「あんた達、全員そこに座りなさい」
ベッキーに切れられて正座させられたのは言うまでもない。
真面目に取り組んでいたベッキーの怒りは凄まじかった。
まあ、ベッキーの怒るのも無理ないし、私も男達がそう言うところに行くのは嫌だ。
でも、さっきの反応見て男ってそういうところに行くのが好きなんだろうと思った。・・・・
カートも好きなんだろうか?カートがそう言うところに行っていたらと思うと・・・・
許さない。
絶対に。
そう言えば最近カートに会っていない。まさか、そんなところに行っているのでは・・・・・
「ベッキー、怒るのもいいけれど、もう来週よ。あんまり時間ないけど」
私が一人で怒っているのを尻目にヒルダが男どもに怒り続けるベッキーに言った。
「えっ、そうね」
ベッキーも言われて気づいたみたいだ。
私もカートのことは放っておいて真面目に考えないと。
「仕方ないわね。あんた達、罰として明日までにマニュアル直して来なさい。明日の放課後また、考えましょう」
ベッキーが両手を越しあてて命じていた。
「変なのにしていたら承知しないからね」
ベッキーの釘刺しに男達は平伏しそうな勢いで頷いていたのだが・・・・・
*****************************************************************
さて、反省して男達はきちんと書いてくるのか・・・・・いや無理では・・・・
次回昼前後更新頑張ります
私がやるとかえって仕事を増やすので、超特級ポーションを薄めて強壮剤の代わりに出すくらいしか無かった。
ハンナらには
「とても元気が出た。この薬ってすごいね」
って感心されたが、元の売値は金貨100枚なのだから。それを40分割にしても金貨2.5枚分。大人一人の年間の食費くらいだ。超高級な精力剤って感じなんだけど、皆お金のことを気にするといけないので黙っていた。
説客の仕方のやり方は、どこからかオーガストが仕入れてきたが、それを見て皆絶句した。
「オーガスト。これ本当にやるの?」
ベッキーが切れて詰め寄る。
「今、王都の人気店がやっているマニュアルから写してきたんだぞ」
胸を張ってオーガストが言う。
「何なのよ! この『ご主人さま。お帰りなさいませ』って。ここは屋敷じゃないわよ」
「屋敷に帰ってきたものとして接客するんだって」
ベッキーの言葉にオーガストが反論する。
「じゃあこの、『ご主人さま、お風呂になさいますか、それともご飯に。それともわ・た・し』ってのは何よ」
ベッキーがマニュアルの箇所を叩いていった。
「えっ、何、それ」
ザカリーまでもが目をむく。
「変だな。道場の先輩に頼んだんだけど」
「それ、いかがわしい店じゃないの?」
今にも殴り掛かりそうないきおいでベッキーがオーガストを睨んだ。
「いや、そんな事は」
オーガストの目が泳いでいる。
「オーガスト、素直に白状しなさい」
「はいっ、すいません。道場の先輩に連れて行ってもらいました」
ベッキーが叱りつけるとすぐにオーガストが白状した。
「なにそれ。あんな学園生なのよ」
「そんな店に行ったのか」
ベッキーだけではなくてベンジャミンにまで白い目で見られている。
「何言っているんだ。ベンジャミン。これをメイド服のエイミーにやらせたいってお前も言っていたじゃないか」
「何だと、お前、リアがもらってきたメイド服直すのを見てもったいないって言ってたじゃないか」
「おい、お前らいいかげんにしろ」
二人が言い合いを始めたのでザカリーが注意したが、
「ザカリー、何一人だけ良い子ぶりっ子しているんだよ。オーガストが行ったこと聞いて俺も行きたかったって残念がっていたくせに」
「あんた達、全員そこに座りなさい」
ベッキーに切れられて正座させられたのは言うまでもない。
真面目に取り組んでいたベッキーの怒りは凄まじかった。
まあ、ベッキーの怒るのも無理ないし、私も男達がそう言うところに行くのは嫌だ。
でも、さっきの反応見て男ってそういうところに行くのが好きなんだろうと思った。・・・・
カートも好きなんだろうか?カートがそう言うところに行っていたらと思うと・・・・
許さない。
絶対に。
そう言えば最近カートに会っていない。まさか、そんなところに行っているのでは・・・・・
「ベッキー、怒るのもいいけれど、もう来週よ。あんまり時間ないけど」
私が一人で怒っているのを尻目にヒルダが男どもに怒り続けるベッキーに言った。
「えっ、そうね」
ベッキーも言われて気づいたみたいだ。
私もカートのことは放っておいて真面目に考えないと。
「仕方ないわね。あんた達、罰として明日までにマニュアル直して来なさい。明日の放課後また、考えましょう」
ベッキーが両手を越しあてて命じていた。
「変なのにしていたら承知しないからね」
ベッキーの釘刺しに男達は平伏しそうな勢いで頷いていたのだが・・・・・
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さて、反省して男達はきちんと書いてくるのか・・・・・いや無理では・・・・
次回昼前後更新頑張ります
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