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夏休み友達の家に遊びに行きました
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夏休みが始まった。
サマーパーティーでカートにドタキャンされた私はカートに怒っていた。
裏切ったカートには会いたくなので、翌朝早くに帰るエイミーと一緒にエイミーの家にお邪魔させてもらった。カートにはあれから会っていない。私も切れる時は切れるのだ。ベッキーに言わすとまた切れているそうだけど・・・・
エイミーの父上は有名な魔導師で魔術のことを色々教えてもらって、とても有意義な滞在だった。
そして、今は5人で西部のハンナの領地にお邪魔させてもらっている。流石にアボット公爵令嬢のプリシラは予定が色々あるみたいで、すぐには参加は無理だった。翌週のベッキーの別荘から参加予定だ。
ハンナのお父さんのバージル・ドラモンド子爵は聞いていた通り中々難しそうな人だった。まあ、ブライトン王国1000万人の中でトツプに立つ、貴族階級のなかでも200人しかいない子爵様だ。プライドも当然高そう。母の嫌いなタイプだ。
「あなたが王子殿下はじめ大貴族の令息令嬢を弾き飛ばされたリアさんですな」
歓迎の後のお茶の時にいきなりバージル子爵が話しかけてきた。
「お父様。その話はもういいって」
ハンナが慌てて止めようとしてくれた。
「すいません。その後、ハンナさんにとても怒られまして」
私がベッキーいわく、珍しく如才なくハンナを立てたそうだ。
「まあ、そうですな。我々貴族たちは王族の方々を始め大貴族の方々の意向を伺って、日々生きておりますからな」
子爵は貴族は平民とは違うと言いたいのだろうか?言葉の端々に出来たら娘はお貴族様と付き合ってほしいみたいな感じがにじみ出てくる。うーん、お貴族様って皆こんな感じなのか。プリシラのところはもっと酷いんだろうか。私は友達回りをすると決めたことを早くも後悔し始めた。
「でも、リアは規格外なんだから。その後、第一王子殿下に気に入られて、今回のサマーパーティーのファーストダンスを殿下と踊ったのよ」
「ま、真ですか。第一王子殿下と踊られたのですか?」
子爵はハンナの話しに食いついてきた。
「いえ、友達が殿下に頼まれごとをされて、来れなくなったものですから、殿下が憐れみられて、踊って頂けただけなんです」
私が慌てて否定するが、
「踊ってもらえただけでも凄いですな。殿下は中々貴族の若い女性と踊られないので有名な方ですから」
えっそうなの? じゃあ昨日は絶対に私と踊ってはいけなかったんじゃないの! またお貴族様から睨まれる。
それも、これも、全てカートが悪いのだ。
「リアさんが平民だから貴族の派閥とか考えなくて良いからではないですか」
ハンナの母のアイリーンが口を挟んでくれた。
「うーん、そうなのかな。出来たらうちのハンナにも一回くらい一緒に踊っていただきたいのですが・・・・」
「もう、お父様。それはありえないって」
「なんでだ。平民のリアさんですら踊ってもらったのに。子爵家のお前ならば十分だろう。殿下の母上は男爵家だったのだから」
母が男爵だろうが侯爵だろうが王子は同じだと思うのだが違うのだろうか?
しかし、私は珍しく突っ込まなかった。君子危うきに近寄らずだ。今はお世話になっている身。逆らうべきではない。
でもベッキーもヒルダも男爵令嬢だ。私達は気まずい雰囲気になった。
「あっ、そうだ。これ、オリエンで一位になった時の戦利品なんです。1つ受け取って下さい」
私は包んだ物を子爵に差し上げた。
「開けても宜しいですか」
「ええどうぞ」
子爵が中を開けた。
中には私の作った超特級もどきポーションが入っていた。
「えっ、リア、これってあなたの作ったポーションじゃないの」
「ほう、ポーションですか。ありがたく頂戴しますね」
ハンナの言葉に子爵は無造作に机の上に置いた。
「あの、ハンナのお父様」
ベッキーが改まって言った。
「今、そのポーション、ぞんざいに扱われましたが、おそらくそのポーションは安い宝石よりも高価かと」
「えっ」
慌てて子爵はポーションをもう一度手に持った。
「リア、これって特級ポーションなの?」
「えっ、いや、あの、おそらくその上じゃないかなと思うんだけど」
「えっ、ちょっと待ってくれるかい。特級ポーションを作れるのは、たしか今は国に一人しかいないかと」
子爵は慌てだした。
「リアの母とリア本人です」
「えっ、君も作れるの」
伯爵は驚いて私を見た。
「母は滅多に作らないので、今作っているのは私です」
私が自信をもって言う。そう、私のポーションだけはお貴族様にも人気なのだ。
「特級ポーションは金貨25枚以上すると聞いたが」
「それは中にドラゴンの角を入れたので、店では金貨100枚で売っています」
「これが金貨100枚なのか」
伯爵は驚いてみた。
おそらく子爵家でも金貨100枚はある程度の大枚になるのではないだろうか。
「こんな高価なもの頂いて良いのか」
「はいっ。ハンナさんには刺繍でがんばっていただきましたので、その御蔭てオリエンにトップに立てて、ジルおじさんからドラゴンの角を貰えたんです。これはハンナさんの取り分でもありますから」
「そうかね。じゃあ、ありがたくこれはもらっておくよ」
その後、急に子爵からの待遇が変わった。現金なものだと思ったのは秘密だ。
「えっ、リアさん。あなたアボット公爵令嬢から遊びに来いってお誘いを受けているの?」
来月初旬にブリシラの家に遊びに行くという話になった時に、ハンナの母の態度も変わった。
「ええ、プリシラから誘われていて、友達も連れてきていいって話ですから、ハンナさんにもぜひともと思って」
私が言うと、
「まあ、どうしましょう。まさか我が家の娘がアボット公爵家にお呼ばれするなんて」
ハンナの母は急に慌て出した。それから衣装をどうするとか今から注文じゃ間に合わない等々大変だった。
プリシラからは領地の館だから普段着で良いって聞いていたのに。
ベッキーに言ったら、あんたはもう少し服を買いなさいって言われて、服を皆で買いに行かされたのは何故?
サマーパーティーでカートにドタキャンされた私はカートに怒っていた。
裏切ったカートには会いたくなので、翌朝早くに帰るエイミーと一緒にエイミーの家にお邪魔させてもらった。カートにはあれから会っていない。私も切れる時は切れるのだ。ベッキーに言わすとまた切れているそうだけど・・・・
エイミーの父上は有名な魔導師で魔術のことを色々教えてもらって、とても有意義な滞在だった。
そして、今は5人で西部のハンナの領地にお邪魔させてもらっている。流石にアボット公爵令嬢のプリシラは予定が色々あるみたいで、すぐには参加は無理だった。翌週のベッキーの別荘から参加予定だ。
ハンナのお父さんのバージル・ドラモンド子爵は聞いていた通り中々難しそうな人だった。まあ、ブライトン王国1000万人の中でトツプに立つ、貴族階級のなかでも200人しかいない子爵様だ。プライドも当然高そう。母の嫌いなタイプだ。
「あなたが王子殿下はじめ大貴族の令息令嬢を弾き飛ばされたリアさんですな」
歓迎の後のお茶の時にいきなりバージル子爵が話しかけてきた。
「お父様。その話はもういいって」
ハンナが慌てて止めようとしてくれた。
「すいません。その後、ハンナさんにとても怒られまして」
私がベッキーいわく、珍しく如才なくハンナを立てたそうだ。
「まあ、そうですな。我々貴族たちは王族の方々を始め大貴族の方々の意向を伺って、日々生きておりますからな」
子爵は貴族は平民とは違うと言いたいのだろうか?言葉の端々に出来たら娘はお貴族様と付き合ってほしいみたいな感じがにじみ出てくる。うーん、お貴族様って皆こんな感じなのか。プリシラのところはもっと酷いんだろうか。私は友達回りをすると決めたことを早くも後悔し始めた。
「でも、リアは規格外なんだから。その後、第一王子殿下に気に入られて、今回のサマーパーティーのファーストダンスを殿下と踊ったのよ」
「ま、真ですか。第一王子殿下と踊られたのですか?」
子爵はハンナの話しに食いついてきた。
「いえ、友達が殿下に頼まれごとをされて、来れなくなったものですから、殿下が憐れみられて、踊って頂けただけなんです」
私が慌てて否定するが、
「踊ってもらえただけでも凄いですな。殿下は中々貴族の若い女性と踊られないので有名な方ですから」
えっそうなの? じゃあ昨日は絶対に私と踊ってはいけなかったんじゃないの! またお貴族様から睨まれる。
それも、これも、全てカートが悪いのだ。
「リアさんが平民だから貴族の派閥とか考えなくて良いからではないですか」
ハンナの母のアイリーンが口を挟んでくれた。
「うーん、そうなのかな。出来たらうちのハンナにも一回くらい一緒に踊っていただきたいのですが・・・・」
「もう、お父様。それはありえないって」
「なんでだ。平民のリアさんですら踊ってもらったのに。子爵家のお前ならば十分だろう。殿下の母上は男爵家だったのだから」
母が男爵だろうが侯爵だろうが王子は同じだと思うのだが違うのだろうか?
しかし、私は珍しく突っ込まなかった。君子危うきに近寄らずだ。今はお世話になっている身。逆らうべきではない。
でもベッキーもヒルダも男爵令嬢だ。私達は気まずい雰囲気になった。
「あっ、そうだ。これ、オリエンで一位になった時の戦利品なんです。1つ受け取って下さい」
私は包んだ物を子爵に差し上げた。
「開けても宜しいですか」
「ええどうぞ」
子爵が中を開けた。
中には私の作った超特級もどきポーションが入っていた。
「えっ、リア、これってあなたの作ったポーションじゃないの」
「ほう、ポーションですか。ありがたく頂戴しますね」
ハンナの言葉に子爵は無造作に机の上に置いた。
「あの、ハンナのお父様」
ベッキーが改まって言った。
「今、そのポーション、ぞんざいに扱われましたが、おそらくそのポーションは安い宝石よりも高価かと」
「えっ」
慌てて子爵はポーションをもう一度手に持った。
「リア、これって特級ポーションなの?」
「えっ、いや、あの、おそらくその上じゃないかなと思うんだけど」
「えっ、ちょっと待ってくれるかい。特級ポーションを作れるのは、たしか今は国に一人しかいないかと」
子爵は慌てだした。
「リアの母とリア本人です」
「えっ、君も作れるの」
伯爵は驚いて私を見た。
「母は滅多に作らないので、今作っているのは私です」
私が自信をもって言う。そう、私のポーションだけはお貴族様にも人気なのだ。
「特級ポーションは金貨25枚以上すると聞いたが」
「それは中にドラゴンの角を入れたので、店では金貨100枚で売っています」
「これが金貨100枚なのか」
伯爵は驚いてみた。
おそらく子爵家でも金貨100枚はある程度の大枚になるのではないだろうか。
「こんな高価なもの頂いて良いのか」
「はいっ。ハンナさんには刺繍でがんばっていただきましたので、その御蔭てオリエンにトップに立てて、ジルおじさんからドラゴンの角を貰えたんです。これはハンナさんの取り分でもありますから」
「そうかね。じゃあ、ありがたくこれはもらっておくよ」
その後、急に子爵からの待遇が変わった。現金なものだと思ったのは秘密だ。
「えっ、リアさん。あなたアボット公爵令嬢から遊びに来いってお誘いを受けているの?」
来月初旬にブリシラの家に遊びに行くという話になった時に、ハンナの母の態度も変わった。
「ええ、プリシラから誘われていて、友達も連れてきていいって話ですから、ハンナさんにもぜひともと思って」
私が言うと、
「まあ、どうしましょう。まさか我が家の娘がアボット公爵家にお呼ばれするなんて」
ハンナの母は急に慌て出した。それから衣装をどうするとか今から注文じゃ間に合わない等々大変だった。
プリシラからは領地の館だから普段着で良いって聞いていたのに。
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