72 / 144
必要な情報を聞くやいなやならず者を退治しました。
しおりを挟む
後ずさる私の回りを5人の男達が囲った。
「私をどうするつもりなの」
私は怯えて聞いた。
「薬剤師は貴重だ。湖の北の薬草園で働いてもらおうと思ってな」
男が言った。
「北って帝国ってこと」
「帝国領だが、山に囲まれているから帝国にはいけないがな」
男は笑って言った。
「このチェスターの風邪薬はどこで売っているの?」
「そんなのはお嬢ちゃんに関係ないだろう」
ガラの悪そうな男が私に近寄りながら言った。
「まあ、そう言うな。これから俺達のために色々働いてくれるんだ。良いだろう、教えてやろう。王都では流石にまずいから地方のお店に卸して売っているのさ。銀貨5枚と高くしても王都で人気だと言うとよく売れているぜ」
男は喜んで話ししてくれた。
あと聞きたいことはと・・・・
「この周りにはあなた方の仲間はいるの」
「それが何か関係あるのか?」
「おい、もう良いだろう。その女を捕まえろ」
さっき私に文句を言ってきた、いかつい男が周りの男に言った。
残念。時間切れだ。まあ、後はなんとかなるだろう。
「痛てっ」
「おおおお」
「ギャー」
私を捕まえようとした男達が悲鳴をあげた。
私の張っている障壁に素手で触れるなんて本当に馬鹿だ。
「貴様何をした?」
後ろで見ていた男が慌てて叫ぶ。
「まだ、なんにもしていないわよ」
私はニコリと笑った。
「私、母にきつく言われているの」
私は一歩前に出た。
前で腕を掴んで悶ていた男共が、私の障壁で吹っ飛ぶ。
ガンガラガッシャーン
周りの棚に突っ込んだのだ。盛大にポーションが割れる音がする。
「な、何しやがる」
男は慌てて叫んだ。その手にはナイフが握られていた。
「危ない!」
女の人が注意してくれた。
ガタン!
大きな音がして後ろから椅子で私を殴った男がいた。
しかし、私の障壁はびくともしない。
椅子が木っ端微塵になっただけだ。
殴った男は唖然としていた。
「余計なことしないでくれる」
私は言うや障壁を男に叩きつけた。
「ぎゃーーー」
男は一瞬で弾き飛ばされて壁を突き破って屋外に飛んでいった。
また、後で探すのが大変かもしれない。
こんな時にカートが入れば便利だったのに。
私はうんざりした。
そうだ。爆発か何か起こせば来てくれるかもしれない。
私は一瞬でファイアーボールを作り出した。
「き、貴様、魔導師だったのか」
男は驚いて言った。
男はもう腰を抜かして倒れ込んでいた。
私は頭の上の障壁を解除するとそのファイアーボールを天井に向けて放った。
ドカーン
ファイアーボールは天井を突き上げてそのまま上がる。
高さ100m位で凄まじい爆発音で爆発した。
これで皆来てくれるはずだ。
「どうした? 」
「なにがあった? 」
扉が開いて男達がかけつけてきた。
まだ仲間がいたみたいだ。
さっさとカートらが来てくれることを祈って私は男達に向けて障壁を叩きつけた。
ドカーン、
しまったやりすぎだ。
倉庫の壁一面が一瞬で吹っ飛んだのだ。
そして、それはその向こうに建っていた建物も巻き込んで粉砕してしまった。
まあ、この倉庫自体が民家から離れた林の中だし、こいつらの仲間しかいないだろう。
私はそう思うことにした。
「そこだ」
壁の向こうで魔導反応を感じた私は迷うこと無く障壁を放つ。
障壁はもう一面の壁ごと粉砕する。
そう、4面の壁のうち、2面が無くなると建物自体が建っていられなくなって・・・・
「えっ? 」
蒼白になる男達の上に建物が落ちてきた。私はラーナを障壁で囲ってあげる。
凄まじい音がして私とラーナ以外は壁と残った天井の下敷きになった。
まあ、倉庫なんだからそんなに丈夫に作っていないから大したことはないだろう。
それよりも先程の魔導反応を発した人物が私の障壁わ伏せて避けていた。
私は慌ててもう一度放とうとした。
「リア様。お待ち下さい。ルーカスです」
男が慌てて名乗ってきた。
「えっ、ああ、剣のおじちゃん」
私はこんなところで見知った人間に出会えて驚いた。
でも、良かった。これで手伝ってくれる人が出来た。
剣のおじちゃんは私くらいの男の子を連れていた。
男の子は呆れたように私を見ていた。
カート達がやっと駆けつけてきたのは5分くらい経ってからだった。
その時には多くのならず者を剣のおじちゃんが拘束してくれていた。
カートは私が心配じゃなかったんだろうか。こんなに時間がかかるなんて。
私は機嫌が更に悪くなった・・・・
**************************************
やっぱり破壊女は最強です。
次話は今夜更新予定です。
「私をどうするつもりなの」
私は怯えて聞いた。
「薬剤師は貴重だ。湖の北の薬草園で働いてもらおうと思ってな」
男が言った。
「北って帝国ってこと」
「帝国領だが、山に囲まれているから帝国にはいけないがな」
男は笑って言った。
「このチェスターの風邪薬はどこで売っているの?」
「そんなのはお嬢ちゃんに関係ないだろう」
ガラの悪そうな男が私に近寄りながら言った。
「まあ、そう言うな。これから俺達のために色々働いてくれるんだ。良いだろう、教えてやろう。王都では流石にまずいから地方のお店に卸して売っているのさ。銀貨5枚と高くしても王都で人気だと言うとよく売れているぜ」
男は喜んで話ししてくれた。
あと聞きたいことはと・・・・
「この周りにはあなた方の仲間はいるの」
「それが何か関係あるのか?」
「おい、もう良いだろう。その女を捕まえろ」
さっき私に文句を言ってきた、いかつい男が周りの男に言った。
残念。時間切れだ。まあ、後はなんとかなるだろう。
「痛てっ」
「おおおお」
「ギャー」
私を捕まえようとした男達が悲鳴をあげた。
私の張っている障壁に素手で触れるなんて本当に馬鹿だ。
「貴様何をした?」
後ろで見ていた男が慌てて叫ぶ。
「まだ、なんにもしていないわよ」
私はニコリと笑った。
「私、母にきつく言われているの」
私は一歩前に出た。
前で腕を掴んで悶ていた男共が、私の障壁で吹っ飛ぶ。
ガンガラガッシャーン
周りの棚に突っ込んだのだ。盛大にポーションが割れる音がする。
「な、何しやがる」
男は慌てて叫んだ。その手にはナイフが握られていた。
「危ない!」
女の人が注意してくれた。
ガタン!
大きな音がして後ろから椅子で私を殴った男がいた。
しかし、私の障壁はびくともしない。
椅子が木っ端微塵になっただけだ。
殴った男は唖然としていた。
「余計なことしないでくれる」
私は言うや障壁を男に叩きつけた。
「ぎゃーーー」
男は一瞬で弾き飛ばされて壁を突き破って屋外に飛んでいった。
また、後で探すのが大変かもしれない。
こんな時にカートが入れば便利だったのに。
私はうんざりした。
そうだ。爆発か何か起こせば来てくれるかもしれない。
私は一瞬でファイアーボールを作り出した。
「き、貴様、魔導師だったのか」
男は驚いて言った。
男はもう腰を抜かして倒れ込んでいた。
私は頭の上の障壁を解除するとそのファイアーボールを天井に向けて放った。
ドカーン
ファイアーボールは天井を突き上げてそのまま上がる。
高さ100m位で凄まじい爆発音で爆発した。
これで皆来てくれるはずだ。
「どうした? 」
「なにがあった? 」
扉が開いて男達がかけつけてきた。
まだ仲間がいたみたいだ。
さっさとカートらが来てくれることを祈って私は男達に向けて障壁を叩きつけた。
ドカーン、
しまったやりすぎだ。
倉庫の壁一面が一瞬で吹っ飛んだのだ。
そして、それはその向こうに建っていた建物も巻き込んで粉砕してしまった。
まあ、この倉庫自体が民家から離れた林の中だし、こいつらの仲間しかいないだろう。
私はそう思うことにした。
「そこだ」
壁の向こうで魔導反応を感じた私は迷うこと無く障壁を放つ。
障壁はもう一面の壁ごと粉砕する。
そう、4面の壁のうち、2面が無くなると建物自体が建っていられなくなって・・・・
「えっ? 」
蒼白になる男達の上に建物が落ちてきた。私はラーナを障壁で囲ってあげる。
凄まじい音がして私とラーナ以外は壁と残った天井の下敷きになった。
まあ、倉庫なんだからそんなに丈夫に作っていないから大したことはないだろう。
それよりも先程の魔導反応を発した人物が私の障壁わ伏せて避けていた。
私は慌ててもう一度放とうとした。
「リア様。お待ち下さい。ルーカスです」
男が慌てて名乗ってきた。
「えっ、ああ、剣のおじちゃん」
私はこんなところで見知った人間に出会えて驚いた。
でも、良かった。これで手伝ってくれる人が出来た。
剣のおじちゃんは私くらいの男の子を連れていた。
男の子は呆れたように私を見ていた。
カート達がやっと駆けつけてきたのは5分くらい経ってからだった。
その時には多くのならず者を剣のおじちゃんが拘束してくれていた。
カートは私が心配じゃなかったんだろうか。こんなに時間がかかるなんて。
私は機嫌が更に悪くなった・・・・
**************************************
やっぱり破壊女は最強です。
次話は今夜更新予定です。
16
あなたにおすすめの小説
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?
桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
元アラサー転生令嬢と拗らせた貴公子たち
せいめ
恋愛
侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。
病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。
また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。
「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」
無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。
そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。
生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。
マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。
「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」
三度目の人生はどうなる⁈
まずはアンネマリー編から。
誤字脱字、お許しください。
素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる