好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません

古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され

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帰省すると母が怒っていました

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私がラモーナを連れて家に帰省した時、怒髪天の母が待っていた。

「リア、どういうつもりだい。ハンスに店を任せて遊び歩いているなんて」
「はあああ! それそのままお母さんに返すんですけど」
私は母に言い返した。

「そらあ、そもそも、ハンスに任せきりだったのは、悪かったけど、それを言うなら母さんはどうなのよ。店にいるときからポーションは私に、他の薬はハンスに任せて遊び呆けていたじゃない」
私が机を叩いて叫んだ。

「何言っているのよ。私はそれまで、あなたを育てるのに必死に働いていたわよ。あなたが大きくなったんだから少しくらい遊んでもいいじゃない。そうか、リア、あなたは私がこのまま何もなく朽ち果ててもいいというの?」
目頭を押さえて母が言った。

こ、この言葉には私は弱かった。
「そうは思わないけど・・・・」

「それよりもリア、あなた、私があれほどきつく言っていたのに、王子と仲良くしているそうじゃない」
「はあああ! それは向こうが無理やり近づいてくるんでしょ。私は自分から近よっていないわよ」
「でも、あなた、距離置きなさいって言っているカートとも近づいているじゃない」
「どこがいけないのよ。確かにカートは王子と親しいかもしれないけれど、それだけよ。あなたに色々言われる筋合いはないわ」

「はあああ? あなた何言っているのよ」
母はまじまじと私を見た。

「えっ?、ひょっとしてあなた、天然」
母はとても失礼なことを言ってくれた。

「な、何が言いたいのよ。実の娘捕まえて天然なんて。確かにカートは王子の用事をよくやっているけど、それだけよ」
私が怒って言うと

母は私の顔をまじまじと見て、大きなため息をついた。

「もう良いわ。私はきちんと忠告はしたからね」
「だからちゃんと王子には近づかないようにしているじゃない」
「ところであなたは誰?」
私の言う事を無視して、母は私の後ろに立つラモーナを見た。

「アリシア様、はじめまして。私、この度オーレリア様にお助けいただいたラモーナ・フォルクマンと申します」
ラモーナが頭を下げた。

「あなた帝国の人間よね」
「はい、左様でございます」
「すぐに出ていきなさい」
母はいきなり扉の外を指差した。

「何言うのよ。バカ母。彼女は薬師なのよ。ハンスが一人じゃ可愛そうだから私がスカウトしてきたんじゃない。勝手に決めないでよね」
私は怒りで切れていた。

「帝国の回し者でしょ。良い訳ないじゃ無い」
「帝国の回し者って、何かまずいことでもあるの? 帝国の人でも剣のおじちゃんとか良い人じゃない」
「あんた、ルーカスとも合っているの?」
母はきっとして私を見た。

「この前はジルおじさんと一緒に学園祭に来てくれたし、お母さんは来てくれなかったけど・・・・」
私は母に嫌味を言った。

「私昔、障壁で弾き飛ばしたことあるのよね。でもその事を第二王子みたいに根に持っていないし、私の事とても立ててくれるし、ジルおじさん並みにいい人だと思うわ」
私が言い切る。

「あんたね。ルーカスもこの子もあんたを帝国に連れて行こうと狙っているのよ」
母がいきなり大上段で言い出した。私を帝国に連れて行ってなにかいいことあるんだろうか?

「大丈夫よ。皇帝からのお誘いは断ったし」
私が自慢して言うと

「なんですって、あなた皇帝に誘われたの?」
母が驚いて聞いてきた。

「母さんが嫌がると思ったから断ったけど、いけなかった?」
「いけないわけ無いでしょ。それは当然のことよ」
母の怒りのトーンが少し下がる。

母も私と並んで基本は単純なのだ。

「でも、ラモーナを雇うのは禁止よ」
「えええ、ハンスが喜んでいるのに」
心配そうなハンスを見て私が言う。

「ハンス、あなたこの子を雇いたいわけ」
きっとして母はハンスを睨んだ。

「だって、アリシア様も全然いないし、リアは帰ってこないし、店番にもう一人はほしいかなって」
目を泳がせてハンスが言った。

「ふんっ、巨乳だからって良いってものではないわよ」
母が言った。ちょっと待て、なんでおっぱいの大きさがでてくる。

「胸の大きさなんて関係ないわよね。ハンス」
私はハンスに言うが、ハンスは目をそらす。

「ふーん、ハンスって人を胸の大きさで判断するのね」
私がイヤミを言うと、

「いや、リア、決してお前の胸が小さいとは・・・・・」
「言ってんじゃない」
私は思いっきりハンスをしばいた。
ハンスが座っている椅子ごと後ろに吹っ飛んだ。

「リア、悔しかったら胸を大きくしなさい」
母が胸を突き出して言ってきた。

「うーん、悔しい!」
私が歯ぎしりして悔しがると

「リア様。胸の大きさだけが全てではありません。私はリア様にお助けいただいたのですから」
ラモーナは言ってくれるが、その胸を強調している服を着たまま言われても説得力がなかった。

結局、どさくさに紛れてラモーナを雇うことが決定していた。

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リアの母もリアも基本は単細胞?
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