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王妃のお茶会5 カートを毒殺しようとした王妃に同じ毒を飲ませてやりました
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私は王子を助けに行こうとして、騎士団長に腕を掴まれたのだ。
苦しむ王子を助けに行かず、私を捕まえようとした近衛騎士団長に、私はプッツン切れた。本来犯人探しよりも、まずは苦しんでいる人を助けるのが先決のはずなのに。こいつ人の心あるのか?
「離しなさい!」
私は叫ぶや次の瞬間障壁で弾き飛ばす。もうこんな騎士団長がどうなっても良かった。一瞬で騎士団長は私の視界から消えた。
「殿下!」
私は駆け寄った。王妃も騎士団長に続いて叫ぼうとして金縛りにあったよう固まっている。その騎士団長がボロ布のように弾き飛ばされるのを見て驚いたのだろうか。他の侍女らも唖然としていた。
王子は喉を掻き毟っている。
私はポーションを出そうとして取り上げられたことを思い出した。こいつら元々考えていたのか。
「メルヴィン様。ポーションは?」
「ゴメンここには持ってきていない」
「俺もだ」
セドリックも首を振る。ええい、コイツラ使えない。さっきの騎士が異変を感じて来てくれるまでどれだけかかるんだろう。私は絶望しそうになった。
「ここ」
王子が死にそうな声で言うとお腹を指した。
探るとそこにポーチがある。
「えっ」
そのポーチは見覚えのあるポーチだった。カートのだ。私とおそろいだからよく知っている。二人で買いに行ったのだ。
何故カートのポーチを王子が・・・
しかし、深く考えるまもなく、開けて、私の作ったポーションを取り出した。
それを王子の口の中にいれる。
暴れる王子を抑え込んで無理やり飲ませようとするが、うまくいかない。
仕方がない。私は自分の口に含んで口移しに王子に飲ませた。
王子が目を見開いて私を見ていた。
えっ、その瞳知っている・・・・
王子は抵抗するのを止めた。
ガクッと力を抜く。
私はホツとした。
「ふんっ、今頃やっても無駄だ。その毒薬は苦しみだしたら終わりなのだよ」
王妃が勝ち誇ったように高笑いして言った。やっと金縛りが解けたらしい。
私は冷めた目で王妃を見た。
「殿下をあなたが毒殺させたと言うのね」
「そうだ。どうだ、愛するものがもがき苦しんで死ぬ様を見た気分は」
このボケ王妃は王子が死んだと思っている。私のポーションが利かないわわけないのにだ。それに変なこと言っている。
「あのう、私、別に第一王子殿下を愛してはいませんけど」
私は言った。
「何を言っているのよ。お前がいつも一緒にいるカートは第一王子が変装した姿ではないか」
私はその言葉に衝撃を受けた。
えっ、そうなの?
だから王子は私が作ったカートのポーチを持っていたんだ。
それにさっきの瞳。
私は頭が真っ白になる。
でも待って、今は考える時ではない。
「貴様、謀ったのか」
セドリックが叫んだ。
いつの間にか私達のテーブルの周りは兵士たちに囲まれていた。
近衛ではない。おそらく王妃の私兵というか、オルコット侯爵の私兵だろう。
その時だ。
「キャーーー、王妃が反逆しました」
「王妃が兵を集めて反逆してます」
「王妃がカーティス殿下に毒を盛りました」
遠くからリ大声で叫ぶ、悲鳴が聞こえた。クラスの面々が予定通り、動き出したのだ。まあ、ここまで王妃がやるとは考えてもいなかったが、ベッキーが上手いこと対処してくれるだろう。
ま、どのみち王妃はここで終わりだけど・・・・
「なんだと、追え」
王妃が青くなった時だ、私は障壁を発動させた。
一瞬だった。私の周りを取り囲んでいた私兵達は一瞬で弾き飛ばされていた。
壁に叩きつけられたものもいるし初動で肋骨の1本は折っているはずだ。皆、使い物にはならないはずだ。
侍女たちも数人私に切りかかってきたが、
「ぎゃっ」
途中で悲鳴を上げて吹っ飛んだ。私の障壁にぶち当たったのだ。
腕を抑えてのたまっている。戦闘訓練を積んでいるのだろう。そうか暗部かもしれない。もっとも私の敵ではないが。
「ぎゃっ」
容赦なく私は再度障壁で弾き飛ばしていた。二度と使い物にはならないはずだ。
私は王妃に一歩踏み出した。
「な、何を。ギャ」
王妃は逃げようとして私の逃げないように張った障壁に鼻から激突した。
ひっくり返ってのたうち回っている。その鼻から鼻血を吹き出していた。
「鼻が鼻が」と叫んでいる。知ったものか。
「あんた、よくも私のカートに酷いことしてくれたわね」
私はその王妃の胸元を掴むと頬を張り倒していた。
地面に王妃が叩きつけられる。
周りの侍女たちはもう呆然と突っ立っていた。
向かってきても障壁で弾き飛ばすだけだから良いけど。
私は愛しのカートに酷いことをしてくれた王妃を許せなかった。
「この毒はどこから手に入れたの」
私は王妃の胸ぐらを再度掴むと王子の手元にあったカップを取り上げて王妃の目の前に突き出していった。
「兄上からよ」
「そう」
言うや、王妃の口につける。
「やめ・・・・」
王妃は必死に反抗しようとした。
カートを苦しめた王妃は許さない。
私は王妃の鼻をつまむと強引に飲ませた。
「ウォォぉ。死ぬ」
王妃がのたうち回る。
「嘘おっしゃい。その毒は西国から手に入れた遅行性の毒よね。10分くらい大丈夫よ。正直に答えたら解毒用のポーションを上げるわ」
「な、ナニが聞きたいのよ」
王妃は必死だった。
「前の王妃様を殺したのはあんたね」
「そうよ。生意気だからお父様からもらった毒をもって殺したのよ」
「その父親を殺したのも」
「そうよ、使用人を買収して馬車の事故に見合わせて殺させたのよ」
「殿下の乳母は」
「ならず者を雇って殺させたわ」
死ぬのが余程怖いのか次から次にペラペラ話し出す。
「他にもいるでしょ」
「侍女のカンナをならず者を雇って襲わしたのも私よ・・・・・」
出るわ出るわ次から次に王妃は白状した。
それをセドリックがメモしていた。
「メルヴィン様。この場をおまかせしますね」
私はそう言って任せた。メルヴィン様の魔力量は強い。残党が残っていても、十分に対応できるはずだ。
私は第一王子殿下の傍に行った。
カートは気を失っているのか全くびくともしない。
「カート」
そう言うとカートの頭をかき抱いた。
微かな寝息が聞こえる。
カートが王族だなんて、知らなかった。未来の王族の隣に私みたいな平民がいて良いわけはなかった。
でも、今だけはカートは私のものだ。
今だけは・・・・
私は愛しのカートを抱いて離さなかった。
*********************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
王宮の闇と言われ20年近く王宮に君臨した王妃をプッツン切れたリアが撃破しました。
でも、カートの正体を知ってしまったリアの行動は?
話はまだまだ続きます。続きは明日更新予定。
苦しむ王子を助けに行かず、私を捕まえようとした近衛騎士団長に、私はプッツン切れた。本来犯人探しよりも、まずは苦しんでいる人を助けるのが先決のはずなのに。こいつ人の心あるのか?
「離しなさい!」
私は叫ぶや次の瞬間障壁で弾き飛ばす。もうこんな騎士団長がどうなっても良かった。一瞬で騎士団長は私の視界から消えた。
「殿下!」
私は駆け寄った。王妃も騎士団長に続いて叫ぼうとして金縛りにあったよう固まっている。その騎士団長がボロ布のように弾き飛ばされるのを見て驚いたのだろうか。他の侍女らも唖然としていた。
王子は喉を掻き毟っている。
私はポーションを出そうとして取り上げられたことを思い出した。こいつら元々考えていたのか。
「メルヴィン様。ポーションは?」
「ゴメンここには持ってきていない」
「俺もだ」
セドリックも首を振る。ええい、コイツラ使えない。さっきの騎士が異変を感じて来てくれるまでどれだけかかるんだろう。私は絶望しそうになった。
「ここ」
王子が死にそうな声で言うとお腹を指した。
探るとそこにポーチがある。
「えっ」
そのポーチは見覚えのあるポーチだった。カートのだ。私とおそろいだからよく知っている。二人で買いに行ったのだ。
何故カートのポーチを王子が・・・
しかし、深く考えるまもなく、開けて、私の作ったポーションを取り出した。
それを王子の口の中にいれる。
暴れる王子を抑え込んで無理やり飲ませようとするが、うまくいかない。
仕方がない。私は自分の口に含んで口移しに王子に飲ませた。
王子が目を見開いて私を見ていた。
えっ、その瞳知っている・・・・
王子は抵抗するのを止めた。
ガクッと力を抜く。
私はホツとした。
「ふんっ、今頃やっても無駄だ。その毒薬は苦しみだしたら終わりなのだよ」
王妃が勝ち誇ったように高笑いして言った。やっと金縛りが解けたらしい。
私は冷めた目で王妃を見た。
「殿下をあなたが毒殺させたと言うのね」
「そうだ。どうだ、愛するものがもがき苦しんで死ぬ様を見た気分は」
このボケ王妃は王子が死んだと思っている。私のポーションが利かないわわけないのにだ。それに変なこと言っている。
「あのう、私、別に第一王子殿下を愛してはいませんけど」
私は言った。
「何を言っているのよ。お前がいつも一緒にいるカートは第一王子が変装した姿ではないか」
私はその言葉に衝撃を受けた。
えっ、そうなの?
だから王子は私が作ったカートのポーチを持っていたんだ。
それにさっきの瞳。
私は頭が真っ白になる。
でも待って、今は考える時ではない。
「貴様、謀ったのか」
セドリックが叫んだ。
いつの間にか私達のテーブルの周りは兵士たちに囲まれていた。
近衛ではない。おそらく王妃の私兵というか、オルコット侯爵の私兵だろう。
その時だ。
「キャーーー、王妃が反逆しました」
「王妃が兵を集めて反逆してます」
「王妃がカーティス殿下に毒を盛りました」
遠くからリ大声で叫ぶ、悲鳴が聞こえた。クラスの面々が予定通り、動き出したのだ。まあ、ここまで王妃がやるとは考えてもいなかったが、ベッキーが上手いこと対処してくれるだろう。
ま、どのみち王妃はここで終わりだけど・・・・
「なんだと、追え」
王妃が青くなった時だ、私は障壁を発動させた。
一瞬だった。私の周りを取り囲んでいた私兵達は一瞬で弾き飛ばされていた。
壁に叩きつけられたものもいるし初動で肋骨の1本は折っているはずだ。皆、使い物にはならないはずだ。
侍女たちも数人私に切りかかってきたが、
「ぎゃっ」
途中で悲鳴を上げて吹っ飛んだ。私の障壁にぶち当たったのだ。
腕を抑えてのたまっている。戦闘訓練を積んでいるのだろう。そうか暗部かもしれない。もっとも私の敵ではないが。
「ぎゃっ」
容赦なく私は再度障壁で弾き飛ばしていた。二度と使い物にはならないはずだ。
私は王妃に一歩踏み出した。
「な、何を。ギャ」
王妃は逃げようとして私の逃げないように張った障壁に鼻から激突した。
ひっくり返ってのたうち回っている。その鼻から鼻血を吹き出していた。
「鼻が鼻が」と叫んでいる。知ったものか。
「あんた、よくも私のカートに酷いことしてくれたわね」
私はその王妃の胸元を掴むと頬を張り倒していた。
地面に王妃が叩きつけられる。
周りの侍女たちはもう呆然と突っ立っていた。
向かってきても障壁で弾き飛ばすだけだから良いけど。
私は愛しのカートに酷いことをしてくれた王妃を許せなかった。
「この毒はどこから手に入れたの」
私は王妃の胸ぐらを再度掴むと王子の手元にあったカップを取り上げて王妃の目の前に突き出していった。
「兄上からよ」
「そう」
言うや、王妃の口につける。
「やめ・・・・」
王妃は必死に反抗しようとした。
カートを苦しめた王妃は許さない。
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「ウォォぉ。死ぬ」
王妃がのたうち回る。
「嘘おっしゃい。その毒は西国から手に入れた遅行性の毒よね。10分くらい大丈夫よ。正直に答えたら解毒用のポーションを上げるわ」
「な、ナニが聞きたいのよ」
王妃は必死だった。
「前の王妃様を殺したのはあんたね」
「そうよ。生意気だからお父様からもらった毒をもって殺したのよ」
「その父親を殺したのも」
「そうよ、使用人を買収して馬車の事故に見合わせて殺させたのよ」
「殿下の乳母は」
「ならず者を雇って殺させたわ」
死ぬのが余程怖いのか次から次にペラペラ話し出す。
「他にもいるでしょ」
「侍女のカンナをならず者を雇って襲わしたのも私よ・・・・・」
出るわ出るわ次から次に王妃は白状した。
それをセドリックがメモしていた。
「メルヴィン様。この場をおまかせしますね」
私はそう言って任せた。メルヴィン様の魔力量は強い。残党が残っていても、十分に対応できるはずだ。
私は第一王子殿下の傍に行った。
カートは気を失っているのか全くびくともしない。
「カート」
そう言うとカートの頭をかき抱いた。
微かな寝息が聞こえる。
カートが王族だなんて、知らなかった。未来の王族の隣に私みたいな平民がいて良いわけはなかった。
でも、今だけはカートは私のものだ。
今だけは・・・・
私は愛しのカートを抱いて離さなかった。
*********************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
王宮の闇と言われ20年近く王宮に君臨した王妃をプッツン切れたリアが撃破しました。
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