29 / 62
ライラと仲直りしようとして、うまくいかないので、初恋の人に手紙で相談しました
しおりを挟む
私は図書館を出ると、教室まで走った。
今度は遅刻するわけには行かないのだ。
夢にまで見たウィル様から手紙が来た。
さすが、会長だ。ちゃんと、約束を守ってくれたのだ。
それも翌日くれるって、本当に嬉しい。
すぐに読みたかったけれど、今は時間が無い。
これは部屋に帰ってから読もう。
それにしても、会長は帝国語を教えてくれると言ってくれたけど、本当だろうか?
忙しい会長の数少ない睡眠時間を邪魔して良いんだろうか?
まあ、構わないって言ってくれたから、良いのか?
帝国語を唯一教えてくれそうなライラとは仲直り出来そうにないし……
でも、いつまでも、ライラと喧嘩し続ける訳にはいかない。
初めてウィル様からお手紙ももらったし。
こんなに嬉しいことはないのだ。
それに喧嘩し続けるとバチが当たりそうな気もするし……
いつまでも私が意地はっていて良い訳はないのだ。
少なくともこの学園でちゃんと生きていけるようになったのは、ライラのお陰も大きいのだ。
慣れない田舎者の私に色々教えてくれたし。
私は散々五限目の授業の間悩んだけど、そのせいでまた先生の話を聞いていなくて怒られたけれど、謝ることにしたのだ。
五限目の授業が終わって先生が去った後、私は思いきって立ち上がったのだ。
勢い余ってガタリと椅子が後ろに倒れる。
それはライラの机に大きく当たった。
「ちょっと、わざとやるの止めてくれる」
ライラが氷のように冷たい声出してくれるんだけど……
そ、そんな……私は勢いつけて謝ろうとしただけなのに!
な、何もそんなにきついこと言うことないじゃない!
「あの……」
「あなたはそれれでなくてもがさつなんだから、もう少し気をつけてよね」
そう言うとライラはムッとして立ち上ったのだ。
「本当に平民ってがさつよね」
男爵仲間のイーダの言葉に乗っかるように
「まあ、この子がピカ一でがさつだけど。私は今まで我慢してたんだけど、流石にもう耐えきれないわ」
ライラが言い切ってくれた。そうか、今まで我慢してくれてたんだ。
私は悲しくなった。
「第二王子殿下やユリアナ様にも平気で突っかかっていくし」
「一緒にいると私達までがさつさが移ってしまうわ」
確か男爵家のイーダとレーアだと思うが更に言ってくれたんだけど。
必死の勇気をかき集めて謝ろうとしたのに、私のその勇気が吹き飛んでいってしまった。
何も言えずに、私はそのまま教室を飛び出してしまった。
何よ! ライラも私の事を皆の前でガサツガサツって、それは当然そうだけど、でも、面と向かって言うことはないじゃない! せっかく今まで仲良く出来たのに! もう耐えきれないなんて……
私は寮の部屋に飛び込んだのだ。
ウォぉぉぉぉぉぉ!
思いっきり部屋の中で叫んでいた。
そして、思いっきりポケットの中身を投げ出そうとして、それがウィル様からの手紙だと気づいて慌てて、投げるのを止めたのだ。
手紙の表紙を見るとニーナ嬢へと書かれていた。
とてもきれいな字だ。
でも、どこかで見たような気がするんだけど……
しかし、あの時は文字なんか書いてもらう暇も余裕も無かったから違うんだと思う。
気のせいだろう。
『ニーナ嬢へ
王立学園に入学おめでとう。
良く勉強頑張ったね。
学園での君の大活躍は殿下から色々聞いている』
ちょっと待ってよ! 私の活躍って何よ?
絶対に変なことだ。
遅刻してペトラ先生に叱られたこととか、ライラと喧嘩したこととか、果ては魔法適性検査で水魔法をヴィルタネン先生にぶっ放してカツラを飛ばしたこととか、私の武勇伝っていくつあるのって感じだ。これ以外にも多々あるし。
会長は何を余計なことを話してくれているのよ!
私は大人しくておしとやかなニーナなのに!
絶対にライラとかは認めてくれないけれど、そう言えばライラとは喧嘩しているところだった……
『まあ、君のことだから、学園の校則に則って身分差無く今の生活を思いっきり楽しんでいてくれていることだと思う。
まあ、時には貴族の横暴も感じるだろうし、理不尽さも感じるだろう。
でも、そこで卑屈になること無く頑張って欲しい。
僕は影から君を見守ることしか出来ないが、悩みがあればいつでも手紙での相談には乗るから。
頑張って!
友人のウィルより』
私はその手紙を読み終えた後、飛び上った。
「やった! いつでも相談してほしいってことは私からの手紙を出してもいいってことよね」
私はその手紙を抱きしめたのだ。
そこで早速ライラとの喧嘩の事にかこつけて手紙を書き出しのたのだった。
ライラと喧嘩した事は嫌だったけれど、それを出汁に手紙が書けるなんて良いこともあるのだ。
私は必死に推敲しながら手紙を書いたのだ。
流石に二回目の手紙は夜中までには書き上げることが出来たのだった。
************************************************************
私の初書籍『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! 学園生活を満喫するのに忙しいです』全国1200以上の書店で絶賛発売中です。この10センチ下に表紙のリンクもあります。
買ってね(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
https://www.regina-books.com/lineup/detail/1056603/9532
今度は遅刻するわけには行かないのだ。
夢にまで見たウィル様から手紙が来た。
さすが、会長だ。ちゃんと、約束を守ってくれたのだ。
それも翌日くれるって、本当に嬉しい。
すぐに読みたかったけれど、今は時間が無い。
これは部屋に帰ってから読もう。
それにしても、会長は帝国語を教えてくれると言ってくれたけど、本当だろうか?
忙しい会長の数少ない睡眠時間を邪魔して良いんだろうか?
まあ、構わないって言ってくれたから、良いのか?
帝国語を唯一教えてくれそうなライラとは仲直り出来そうにないし……
でも、いつまでも、ライラと喧嘩し続ける訳にはいかない。
初めてウィル様からお手紙ももらったし。
こんなに嬉しいことはないのだ。
それに喧嘩し続けるとバチが当たりそうな気もするし……
いつまでも私が意地はっていて良い訳はないのだ。
少なくともこの学園でちゃんと生きていけるようになったのは、ライラのお陰も大きいのだ。
慣れない田舎者の私に色々教えてくれたし。
私は散々五限目の授業の間悩んだけど、そのせいでまた先生の話を聞いていなくて怒られたけれど、謝ることにしたのだ。
五限目の授業が終わって先生が去った後、私は思いきって立ち上がったのだ。
勢い余ってガタリと椅子が後ろに倒れる。
それはライラの机に大きく当たった。
「ちょっと、わざとやるの止めてくれる」
ライラが氷のように冷たい声出してくれるんだけど……
そ、そんな……私は勢いつけて謝ろうとしただけなのに!
な、何もそんなにきついこと言うことないじゃない!
「あの……」
「あなたはそれれでなくてもがさつなんだから、もう少し気をつけてよね」
そう言うとライラはムッとして立ち上ったのだ。
「本当に平民ってがさつよね」
男爵仲間のイーダの言葉に乗っかるように
「まあ、この子がピカ一でがさつだけど。私は今まで我慢してたんだけど、流石にもう耐えきれないわ」
ライラが言い切ってくれた。そうか、今まで我慢してくれてたんだ。
私は悲しくなった。
「第二王子殿下やユリアナ様にも平気で突っかかっていくし」
「一緒にいると私達までがさつさが移ってしまうわ」
確か男爵家のイーダとレーアだと思うが更に言ってくれたんだけど。
必死の勇気をかき集めて謝ろうとしたのに、私のその勇気が吹き飛んでいってしまった。
何も言えずに、私はそのまま教室を飛び出してしまった。
何よ! ライラも私の事を皆の前でガサツガサツって、それは当然そうだけど、でも、面と向かって言うことはないじゃない! せっかく今まで仲良く出来たのに! もう耐えきれないなんて……
私は寮の部屋に飛び込んだのだ。
ウォぉぉぉぉぉぉ!
思いっきり部屋の中で叫んでいた。
そして、思いっきりポケットの中身を投げ出そうとして、それがウィル様からの手紙だと気づいて慌てて、投げるのを止めたのだ。
手紙の表紙を見るとニーナ嬢へと書かれていた。
とてもきれいな字だ。
でも、どこかで見たような気がするんだけど……
しかし、あの時は文字なんか書いてもらう暇も余裕も無かったから違うんだと思う。
気のせいだろう。
『ニーナ嬢へ
王立学園に入学おめでとう。
良く勉強頑張ったね。
学園での君の大活躍は殿下から色々聞いている』
ちょっと待ってよ! 私の活躍って何よ?
絶対に変なことだ。
遅刻してペトラ先生に叱られたこととか、ライラと喧嘩したこととか、果ては魔法適性検査で水魔法をヴィルタネン先生にぶっ放してカツラを飛ばしたこととか、私の武勇伝っていくつあるのって感じだ。これ以外にも多々あるし。
会長は何を余計なことを話してくれているのよ!
私は大人しくておしとやかなニーナなのに!
絶対にライラとかは認めてくれないけれど、そう言えばライラとは喧嘩しているところだった……
『まあ、君のことだから、学園の校則に則って身分差無く今の生活を思いっきり楽しんでいてくれていることだと思う。
まあ、時には貴族の横暴も感じるだろうし、理不尽さも感じるだろう。
でも、そこで卑屈になること無く頑張って欲しい。
僕は影から君を見守ることしか出来ないが、悩みがあればいつでも手紙での相談には乗るから。
頑張って!
友人のウィルより』
私はその手紙を読み終えた後、飛び上った。
「やった! いつでも相談してほしいってことは私からの手紙を出してもいいってことよね」
私はその手紙を抱きしめたのだ。
そこで早速ライラとの喧嘩の事にかこつけて手紙を書き出しのたのだった。
ライラと喧嘩した事は嫌だったけれど、それを出汁に手紙が書けるなんて良いこともあるのだ。
私は必死に推敲しながら手紙を書いたのだ。
流石に二回目の手紙は夜中までには書き上げることが出来たのだった。
************************************************************
私の初書籍『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! 学園生活を満喫するのに忙しいです』全国1200以上の書店で絶賛発売中です。この10センチ下に表紙のリンクもあります。
買ってね(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
https://www.regina-books.com/lineup/detail/1056603/9532
35
あなたにおすすめの小説
【完結】殺されたくないので好みじゃないイケメン冷徹騎士と結婚します
大森 樹
恋愛
女子高生の大石杏奈は、上田健斗にストーカーのように付き纏われている。
「私あなたみたいな男性好みじゃないの」
「僕から逃げられると思っているの?」
そのまま階段から健斗に突き落とされて命を落としてしまう。
すると女神が現れて『このままでは何度人生をやり直しても、その世界のケントに殺される』と聞いた私は最強の騎士であり魔法使いでもある男に命を守ってもらうため異世界転生をした。
これで生き残れる…!なんて喜んでいたら最強の騎士は女嫌いの冷徹騎士ジルヴェスターだった!イケメンだが好みじゃないし、意地悪で口が悪い彼とは仲良くなれそうにない!
「アンナ、やはり君は私の妻に一番向いている女だ」
嫌いだと言っているのに、彼は『自分を好きにならない女』を妻にしたいと契約結婚を持ちかけて来た。
私は命を守るため。
彼は偽物の妻を得るため。
お互いの利益のための婚約生活。喧嘩ばかりしていた二人だが…少しずつ距離が近付いていく。そこに健斗ことケントが現れアンナに興味を持ってしまう。
「この命に代えても絶対にアンナを守ると誓おう」
アンナは無事生き残り、幸せになれるのか。
転生した恋を知らない女子高生×女嫌いのイケメン冷徹騎士のラブストーリー!?
ハッピーエンド保証します。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる