転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました

古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され

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ライラと仲直りしようとして、うまくいかないので、初恋の人に手紙で相談しました

私は図書館を出ると、教室まで走った。

今度は遅刻するわけには行かないのだ。

夢にまで見たウィル様から手紙が来た。
さすが、会長だ。ちゃんと、約束を守ってくれたのだ。
それも翌日くれるって、本当に嬉しい。
すぐに読みたかったけれど、今は時間が無い。
これは部屋に帰ってから読もう。

それにしても、会長は帝国語を教えてくれると言ってくれたけど、本当だろうか? 
忙しい会長の数少ない睡眠時間を邪魔して良いんだろうか?
まあ、構わないって言ってくれたから、良いのか? 
帝国語を唯一教えてくれそうなライラとは仲直り出来そうにないし……

でも、いつまでも、ライラと喧嘩し続ける訳にはいかない。
初めてウィル様からお手紙ももらったし。
こんなに嬉しいことはないのだ。

それに喧嘩し続けるとバチが当たりそうな気もするし……

いつまでも私が意地はっていて良い訳はないのだ。

少なくともこの学園でちゃんと生きていけるようになったのは、ライラのお陰も大きいのだ。
慣れない田舎者の私に色々教えてくれたし。

私は散々五限目の授業の間悩んだけど、そのせいでまた先生の話を聞いていなくて怒られたけれど、謝ることにしたのだ。


五限目の授業が終わって先生が去った後、私は思いきって立ち上がったのだ。

勢い余ってガタリと椅子が後ろに倒れる。
それはライラの机に大きく当たった。

「ちょっと、わざとやるの止めてくれる」
ライラが氷のように冷たい声出してくれるんだけど……

そ、そんな……私は勢いつけて謝ろうとしただけなのに!

な、何もそんなにきついこと言うことないじゃない!

「あの……」
「あなたはそれれでなくてもがさつなんだから、もう少し気をつけてよね」
そう言うとライラはムッとして立ち上ったのだ。

「本当に平民ってがさつよね」
男爵仲間のイーダの言葉に乗っかるように
「まあ、この子がピカ一でがさつだけど。私は今まで我慢してたんだけど、流石にもう耐えきれないわ」
ライラが言い切ってくれた。そうか、今まで我慢してくれてたんだ。
私は悲しくなった。

「第二王子殿下やユリアナ様にも平気で突っかかっていくし」
「一緒にいると私達までがさつさが移ってしまうわ」
確か男爵家のイーダとレーアだと思うが更に言ってくれたんだけど。

必死の勇気をかき集めて謝ろうとしたのに、私のその勇気が吹き飛んでいってしまった。

何も言えずに、私はそのまま教室を飛び出してしまった。

何よ! ライラも私の事を皆の前でガサツガサツって、それは当然そうだけど、でも、面と向かって言うことはないじゃない! せっかく今まで仲良く出来たのに! もう耐えきれないなんて……

私は寮の部屋に飛び込んだのだ。

ウォぉぉぉぉぉぉ!

思いっきり部屋の中で叫んでいた。

そして、思いっきりポケットの中身を投げ出そうとして、それがウィル様からの手紙だと気づいて慌てて、投げるのを止めたのだ。

手紙の表紙を見るとニーナ嬢へと書かれていた。

とてもきれいな字だ。
でも、どこかで見たような気がするんだけど……

しかし、あの時は文字なんか書いてもらう暇も余裕も無かったから違うんだと思う。
気のせいだろう。

『ニーナ嬢へ

王立学園に入学おめでとう。

良く勉強頑張ったね。

学園での君の大活躍は殿下から色々聞いている』

ちょっと待ってよ! 私の活躍って何よ? 
絶対に変なことだ。

遅刻してペトラ先生に叱られたこととか、ライラと喧嘩したこととか、果ては魔法適性検査で水魔法をヴィルタネン先生にぶっ放してカツラを飛ばしたこととか、私の武勇伝っていくつあるのって感じだ。これ以外にも多々あるし。

会長は何を余計なことを話してくれているのよ!

私は大人しくておしとやかなニーナなのに!

絶対にライラとかは認めてくれないけれど、そう言えばライラとは喧嘩しているところだった……

『まあ、君のことだから、学園の校則に則って身分差無く今の生活を思いっきり楽しんでいてくれていることだと思う。
まあ、時には貴族の横暴も感じるだろうし、理不尽さも感じるだろう。
でも、そこで卑屈になること無く頑張って欲しい。

僕は影から君を見守ることしか出来ないが、悩みがあればいつでも手紙での相談には乗るから。

頑張って!

友人のウィルより』

私はその手紙を読み終えた後、飛び上った。

「やった! いつでも相談してほしいってことは私からの手紙を出してもいいってことよね」
私はその手紙を抱きしめたのだ。

そこで早速ライラとの喧嘩の事にかこつけて手紙を書き出しのたのだった。
ライラと喧嘩した事は嫌だったけれど、それを出汁に手紙が書けるなんて良いこともあるのだ。
私は必死に推敲しながら手紙を書いたのだ。

流石に二回目の手紙は夜中までには書き上げることが出来たのだった。
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