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魔法師団長に鍛えられました
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私は会長に連れられてどんどん歩いて行くんだけど、会う人、会う人、皆唖然と手を引かれて歩く私と会長を驚いて見てくれるんだけど……
「殿下、手を離して下さい」
「誰が殿下だ」
私が言うと会長が呼び方を怒ってきた。
「だって、ここは王宮じゃないですか。会長なんて呼べないでしょ!」
「俺にはヴィルヘルムっていう、名前があるんだが、出来たらそう呼んでほしい」
私が殿下呼びの理由を言うと、会長は今度は名前呼びを提案してきたんだけど、
「えっ、そんなの無理ですって! 今もユリアナ様とユリアナ様のお母様に殿下の周りをうろつく野良猫とか言って、虐められていたんですよ。殿下を名前呼びなんてしたら、張り倒されてしまいます」
「何を言っているんだ。お前は俺の命の恩人だぞ。問題などあるもんか」
「いやいやいや、問題ありすぎでしょ。私は平民なんですから、本来、殿下に近づく事も出来ないんですよ!」
そうだ。会長が優しいから間違いそうになるけれど、私は単なる平民なのだ。本来ならば王子様の顔を見るのもはばかられる存在なのだ。
「何を言っているのやら。お前ほどの癒し魔法の使い手は引く手あまたなんだぞ。いざとなったら、適当な侯爵家か伯爵家に養子に入れば問題ない」
「問題ありすぎでしょう。何が問題ないんですか?」
養子に入るってどういう意味? 平民がお貴族様の養子なんて成れるわけはない。
「いや、あのそのだな。最悪その時は母がそうすれば良いと」
「母って王妃様ですよね」
「えっ、いやまあ、そのだな」
「王妃様が私が邪魔になったら高位貴族の愛人にすれば良いと言われたのですか」
「はああああ! 何を言っている。そんな訳無いだろう! そんな事を母に言われたのか」
会長は何故か急に怒り出したんだけど、
「いま会長が言ったんでしょ」
「そんな事は言っていない」
「じゃあ何なんですか?」
私は養子にするという意味が判らなかった。
「いゃ、そのだな」
殿下が急に言いにくそうにするんだけど。やっぱり、私に言いにくいことなんだ。
私は勝手な想像をした。
「いや、だからそんなんじゃないって」
殿下が言い訳しようとしてくれたけれど、絶対に都合の悪いことだ。
「わっはっはっはっは。殿下もニーナ嬢にかかると形なしですな」
その時後ろから笑い声が聞こえた。
慌ててそちらを見ると身なりの良いおばあさんとカーリナ魔法師団長が笑って立っていた。
「何しに来た、パルヴィ」
会長が怒った声で叫ぶんだけど。
「何をおっしゃるやら。私を呼んだのは殿下ではないですか?」
おばあさんが笑っている。
「いや、でも、こんな時に出てこなくても」
「いやあ、若いもんの痴話喧嘩は見ている段には良いかも知れませんが」
おばあさんはそう言うと周りを見た。
私も改めて周りを見ると遠巻きに皆に囲まれていたんだけど。
皆興味津々とこちらを見ていた。
ええええ! 私と会長の喧嘩しているの見られていた……私は真っ赤になった。
「何をしている」
会長の叱責の声に慌てて皆散り散りに去っていったんだけど。
「本当に、あいつら暇なのか」
会長はブツブツ怒っているが、
「まあまあ、殿下、今まで女の子に全く関心を示さなかった殿下が女の子の手を引いて歩いていたら、誰でも注目しますわ」
おばあさんの声に私達は慌てて手を離したのだった。
改めて魔法師団長に紹介してもらったおばあさんはパルビィ・テンパーラ様、当代の聖女様だった。これから魔法師団長と一緒に魔法を教えてくれるそうだ。
「何々、単に長生きしているだけです。ニーナさんの癒やし魔法に比べれば全然ですよ」
聖女様はそう言われるが私は恐縮しきりだった。
そんな偉い人に会えるなんて、それも教えてもらえるなんて思ってもいなかったのだ。
「さて、ニーナさん。聖女の癒やしの力はけが人等がその場にいらっしゃらないとなかなか使えません」
私は頷いた。
「でも、けが人をわざわざ作るわけにもいきません」
それにも頷いた。
「癒やしの力は火水風土の4魔法を使えるものが基本的には発動するのです。最もあなたの場合は昔から発動していたようですが」
そうだ。私は昔から使えていた。会長の前で癒やし魔法を使ったこともあるし……
「できる限り4っつの魔法を訓練するに越したことはないのです。今回殿下に使った癒やし魔法は昔に比べて格段に強力になっていたはずだと思いますがいかがですか」
「そうだと思います」
私は頷いた。確かに前は子供の簡単なけがを治すくらいしか出来なかった。それに比べて大怪我した会長を一瞬で治せたのだ。
風魔法と土魔法を訓練したからだと言われれば頷くしか無かった。
私は週一回王宮で魔法師団長の指導の元魔法を習うことになったのだ。
そして、いつの間にか何故かペトラ先生の個別指導がそれにプラスされることになったんだけど、何故に?
*************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
このサイドストーリー
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
この話のライラ視点です。ライラの性格がガラリと変わります。
是非ともお読みください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/302819342
下にリンクも張っています
「殿下、手を離して下さい」
「誰が殿下だ」
私が言うと会長が呼び方を怒ってきた。
「だって、ここは王宮じゃないですか。会長なんて呼べないでしょ!」
「俺にはヴィルヘルムっていう、名前があるんだが、出来たらそう呼んでほしい」
私が殿下呼びの理由を言うと、会長は今度は名前呼びを提案してきたんだけど、
「えっ、そんなの無理ですって! 今もユリアナ様とユリアナ様のお母様に殿下の周りをうろつく野良猫とか言って、虐められていたんですよ。殿下を名前呼びなんてしたら、張り倒されてしまいます」
「何を言っているんだ。お前は俺の命の恩人だぞ。問題などあるもんか」
「いやいやいや、問題ありすぎでしょ。私は平民なんですから、本来、殿下に近づく事も出来ないんですよ!」
そうだ。会長が優しいから間違いそうになるけれど、私は単なる平民なのだ。本来ならば王子様の顔を見るのもはばかられる存在なのだ。
「何を言っているのやら。お前ほどの癒し魔法の使い手は引く手あまたなんだぞ。いざとなったら、適当な侯爵家か伯爵家に養子に入れば問題ない」
「問題ありすぎでしょう。何が問題ないんですか?」
養子に入るってどういう意味? 平民がお貴族様の養子なんて成れるわけはない。
「いや、あのそのだな。最悪その時は母がそうすれば良いと」
「母って王妃様ですよね」
「えっ、いやまあ、そのだな」
「王妃様が私が邪魔になったら高位貴族の愛人にすれば良いと言われたのですか」
「はああああ! 何を言っている。そんな訳無いだろう! そんな事を母に言われたのか」
会長は何故か急に怒り出したんだけど、
「いま会長が言ったんでしょ」
「そんな事は言っていない」
「じゃあ何なんですか?」
私は養子にするという意味が判らなかった。
「いゃ、そのだな」
殿下が急に言いにくそうにするんだけど。やっぱり、私に言いにくいことなんだ。
私は勝手な想像をした。
「いや、だからそんなんじゃないって」
殿下が言い訳しようとしてくれたけれど、絶対に都合の悪いことだ。
「わっはっはっはっは。殿下もニーナ嬢にかかると形なしですな」
その時後ろから笑い声が聞こえた。
慌ててそちらを見ると身なりの良いおばあさんとカーリナ魔法師団長が笑って立っていた。
「何しに来た、パルヴィ」
会長が怒った声で叫ぶんだけど。
「何をおっしゃるやら。私を呼んだのは殿下ではないですか?」
おばあさんが笑っている。
「いや、でも、こんな時に出てこなくても」
「いやあ、若いもんの痴話喧嘩は見ている段には良いかも知れませんが」
おばあさんはそう言うと周りを見た。
私も改めて周りを見ると遠巻きに皆に囲まれていたんだけど。
皆興味津々とこちらを見ていた。
ええええ! 私と会長の喧嘩しているの見られていた……私は真っ赤になった。
「何をしている」
会長の叱責の声に慌てて皆散り散りに去っていったんだけど。
「本当に、あいつら暇なのか」
会長はブツブツ怒っているが、
「まあまあ、殿下、今まで女の子に全く関心を示さなかった殿下が女の子の手を引いて歩いていたら、誰でも注目しますわ」
おばあさんの声に私達は慌てて手を離したのだった。
改めて魔法師団長に紹介してもらったおばあさんはパルビィ・テンパーラ様、当代の聖女様だった。これから魔法師団長と一緒に魔法を教えてくれるそうだ。
「何々、単に長生きしているだけです。ニーナさんの癒やし魔法に比べれば全然ですよ」
聖女様はそう言われるが私は恐縮しきりだった。
そんな偉い人に会えるなんて、それも教えてもらえるなんて思ってもいなかったのだ。
「さて、ニーナさん。聖女の癒やしの力はけが人等がその場にいらっしゃらないとなかなか使えません」
私は頷いた。
「でも、けが人をわざわざ作るわけにもいきません」
それにも頷いた。
「癒やしの力は火水風土の4魔法を使えるものが基本的には発動するのです。最もあなたの場合は昔から発動していたようですが」
そうだ。私は昔から使えていた。会長の前で癒やし魔法を使ったこともあるし……
「できる限り4っつの魔法を訓練するに越したことはないのです。今回殿下に使った癒やし魔法は昔に比べて格段に強力になっていたはずだと思いますがいかがですか」
「そうだと思います」
私は頷いた。確かに前は子供の簡単なけがを治すくらいしか出来なかった。それに比べて大怪我した会長を一瞬で治せたのだ。
風魔法と土魔法を訓練したからだと言われれば頷くしか無かった。
私は週一回王宮で魔法師団長の指導の元魔法を習うことになったのだ。
そして、いつの間にか何故かペトラ先生の個別指導がそれにプラスされることになったんだけど、何故に?
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ここまで読んで頂いて有難うございます。
このサイドストーリー
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
この話のライラ視点です。ライラの性格がガラリと変わります。
是非ともお読みください。
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