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呪術使いが現れて力が入らなくなって、騎士団長達にボコボコにされました
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いい加減に騎士団の馬鹿さ加減に付き合うのも嫌になってきたから、私は適当なところで切り上げて護送馬車に乗ってあげたわ。そのまま私達は第三騎士団の詰所に連れていかれたわ。
護送馬車なんて、当然乗るのは初めてだったし、乗り心地も最悪だった。
鉄格子が嵌っているし……クッションもついていないし、お尻も痛いし……
偉そうな男は第三騎士団のクリンスマン騎士団長だった。
何故不敬罪で捕まったのかよく判らないけれど、食堂での私の最後の締めの言葉を誰かが第一王子派の人間に告げ口したようだ。
本当にむかつくんだけど。子供の喧嘩に親が出てくるようなものだ。
でも、親と言えば私の後継人を勝手に名乗って頂けたヨーク公爵夫人達がこの事を黙っているだろうか?
冷静に考えたら、絶対に黙っている訳はなかった。こんな事になるのが判っていたらあのまま公爵家に挨拶に行けば良かった。公爵家にいる限り絶対にこいつらが私を襲ってくることはなかったのだ。
私はクリンスマンを白い目で見てやったけど、騎士団長は平然としていた。
「小娘、ヨーク公爵家が助けてくれると思うなよ。今回の件は時期国王陛下になられるディートリヒ殿下に対する不敬罪だ。公爵家風情が何か出きる訳はないぞ」
騎士団長は平然と言いきってくれたけど、いつもの公爵夫人の反応から見てあり得ないと思ったんだけど……というか、絶対にこいつらでは公爵夫人には勝てないと思う。ハウゼン侯爵も夫人達に囲まれたら、絶対にこの第三騎士団長を見捨てるだろう。蜥蜴のしっぽ切りされるのが確実なのに……
そんな下らないことを考える余裕が最初はあったのだ。
私は留置所から連れ出されて部屋に入らされた。訊問部屋だ。
厳つい顔の騎士がニタニタ笑いながら、
「お嬢ちゃん、俺が怒りを覚えないうちに早く吐くと良いぜ。ディートリヒ様を殺したいほど憎んでいるんだろう?」
私はこの男が何を言いたいか全然わからなかった。
私がディートリヒを殺そうとした暗殺未遂犯として、反逆罪にでも問おうとしているんだろうか?
「おっちゃんゴメン。別に私はなんとも思っていないわ」
私は正直に言った。
「嘘をつけ。貴様等共和派は王族がいたら邪魔になるから殿下を亡き者にしたかったんだろう?」
「あのう、確かにこの国にはあんな薄情な王子がいたら民の為にならないからさっさと継承権は剥奪した方が良いとは思うけれど」
「貴様、それが不敬だというのだ」
パシーン、男が棒で私の顔を殴ってきたが、棒は私の顔に当たってボキッと折れてしまった。
当然私は全く被害をうけていない。
「な!」
男は唖然としていた。
「ふんっ、全然ね。どうやって言うことを聞かすの?」
私は男を馬鹿にして笑ってやった。
「この女、大人しくしていたら良い気になりやがって!」
そう叫んで、男は私の頬をやらなければ良いのに引っ叩いてくれたのだ。
「ギャー!」
男は手を掴んで地面をのたうち回ってくれた。
騎士団って馬鹿しかいないのかしら?
私を引っ叩いたらどうなるなんて判っているはずだった。
私はこの国の未来にとても不安を感じたんだけど……
「何をしている?」
そこに騎士団長のクリンスマンが何人かの人を連れて入ってきた。
「何だ、ギルス。まだ、この女は吐いていないのか?」
「団長、こいつの強化魔術じゃ俺達は対処出来ませんぜ」
男は泣き言を吐き出し始めた。
「ふんっ、どうしようもない奴だな。俺が見本を見せてやろう」
騎士団長が不適な笑みを浮かべてくれた。
そして、後ろの男達に合図した。
私は不吉な予感がした。
その瞬間だ。私の体がぐらりときた。
力が急に入らなくなったのだ。
また、あの時と同じだ。
呪術か?
そう感じた瞬間だ。
パシーン!
私は初めてクリンスマンに頬を引っ叩かれていた。
そして、痛みを感じた瞬間、地面に叩きつけられていたのだ。
私は唖然とした。
「おらおら、平民女、さっきまでの威勢はどうした?」
私は胸ぐらをクリンスマンに掴まれて持ち上げられていた。
このままではまずい。何としても呪術を解かないと!
私はヨーゼフ先生に言われたように心を研ぎ澄まそうとした。
「今まで良くもやってくれたな」
パシーン!
私はクリンスマンに頬を引っ叩かれていた。
地面に叩きつけられていた。
駄目だ。もっとちゃんとヨーゼフ先生に習っておけば良かった。
試験勉強にかこつけて全然練習しなかった。全部私の責任だ。
「はっはっはっは! 平民女もこうなったらどうしようもないのですな」
後ろから現れた男に私はり見覚えがあった。
「お前は?」
確か公国出身の教師だ。
「ふんっ、私は魔導公国にこの人ありと言われたアッヘンバッハだ。生徒が不敬罪で捕まったと聞いてな。魔術学園の名を汚す、平民女を罰するのをお手伝いするためにここに来たのだよ」
「普通は生徒の味方をするんじゃ……ギャー」
私は文句を言おうとしたらそのアッヘンバッハに頬を張られていた。
「平民女よ。先日は良くもこの俺様に恥をかかせてくれたな」
パシーン!
再度頬を張られた。
私に呪術をかけているのはアッヘンバッハの後ろに3人いる魔術師が対応しているらしいということは判った。
それから私はクリントマンとアッヘンバッハにボコボコになるまで殴られ続けた。
**************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
騎士団の詰め所で呪術使いまで現れて、絶対絶命のアミです。
アミの運命や如何に?
アミを応援したい人はお気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
護送馬車なんて、当然乗るのは初めてだったし、乗り心地も最悪だった。
鉄格子が嵌っているし……クッションもついていないし、お尻も痛いし……
偉そうな男は第三騎士団のクリンスマン騎士団長だった。
何故不敬罪で捕まったのかよく判らないけれど、食堂での私の最後の締めの言葉を誰かが第一王子派の人間に告げ口したようだ。
本当にむかつくんだけど。子供の喧嘩に親が出てくるようなものだ。
でも、親と言えば私の後継人を勝手に名乗って頂けたヨーク公爵夫人達がこの事を黙っているだろうか?
冷静に考えたら、絶対に黙っている訳はなかった。こんな事になるのが判っていたらあのまま公爵家に挨拶に行けば良かった。公爵家にいる限り絶対にこいつらが私を襲ってくることはなかったのだ。
私はクリンスマンを白い目で見てやったけど、騎士団長は平然としていた。
「小娘、ヨーク公爵家が助けてくれると思うなよ。今回の件は時期国王陛下になられるディートリヒ殿下に対する不敬罪だ。公爵家風情が何か出きる訳はないぞ」
騎士団長は平然と言いきってくれたけど、いつもの公爵夫人の反応から見てあり得ないと思ったんだけど……というか、絶対にこいつらでは公爵夫人には勝てないと思う。ハウゼン侯爵も夫人達に囲まれたら、絶対にこの第三騎士団長を見捨てるだろう。蜥蜴のしっぽ切りされるのが確実なのに……
そんな下らないことを考える余裕が最初はあったのだ。
私は留置所から連れ出されて部屋に入らされた。訊問部屋だ。
厳つい顔の騎士がニタニタ笑いながら、
「お嬢ちゃん、俺が怒りを覚えないうちに早く吐くと良いぜ。ディートリヒ様を殺したいほど憎んでいるんだろう?」
私はこの男が何を言いたいか全然わからなかった。
私がディートリヒを殺そうとした暗殺未遂犯として、反逆罪にでも問おうとしているんだろうか?
「おっちゃんゴメン。別に私はなんとも思っていないわ」
私は正直に言った。
「嘘をつけ。貴様等共和派は王族がいたら邪魔になるから殿下を亡き者にしたかったんだろう?」
「あのう、確かにこの国にはあんな薄情な王子がいたら民の為にならないからさっさと継承権は剥奪した方が良いとは思うけれど」
「貴様、それが不敬だというのだ」
パシーン、男が棒で私の顔を殴ってきたが、棒は私の顔に当たってボキッと折れてしまった。
当然私は全く被害をうけていない。
「な!」
男は唖然としていた。
「ふんっ、全然ね。どうやって言うことを聞かすの?」
私は男を馬鹿にして笑ってやった。
「この女、大人しくしていたら良い気になりやがって!」
そう叫んで、男は私の頬をやらなければ良いのに引っ叩いてくれたのだ。
「ギャー!」
男は手を掴んで地面をのたうち回ってくれた。
騎士団って馬鹿しかいないのかしら?
私を引っ叩いたらどうなるなんて判っているはずだった。
私はこの国の未来にとても不安を感じたんだけど……
「何をしている?」
そこに騎士団長のクリンスマンが何人かの人を連れて入ってきた。
「何だ、ギルス。まだ、この女は吐いていないのか?」
「団長、こいつの強化魔術じゃ俺達は対処出来ませんぜ」
男は泣き言を吐き出し始めた。
「ふんっ、どうしようもない奴だな。俺が見本を見せてやろう」
騎士団長が不適な笑みを浮かべてくれた。
そして、後ろの男達に合図した。
私は不吉な予感がした。
その瞬間だ。私の体がぐらりときた。
力が急に入らなくなったのだ。
また、あの時と同じだ。
呪術か?
そう感じた瞬間だ。
パシーン!
私は初めてクリンスマンに頬を引っ叩かれていた。
そして、痛みを感じた瞬間、地面に叩きつけられていたのだ。
私は唖然とした。
「おらおら、平民女、さっきまでの威勢はどうした?」
私は胸ぐらをクリンスマンに掴まれて持ち上げられていた。
このままではまずい。何としても呪術を解かないと!
私はヨーゼフ先生に言われたように心を研ぎ澄まそうとした。
「今まで良くもやってくれたな」
パシーン!
私はクリンスマンに頬を引っ叩かれていた。
地面に叩きつけられていた。
駄目だ。もっとちゃんとヨーゼフ先生に習っておけば良かった。
試験勉強にかこつけて全然練習しなかった。全部私の責任だ。
「はっはっはっは! 平民女もこうなったらどうしようもないのですな」
後ろから現れた男に私はり見覚えがあった。
「お前は?」
確か公国出身の教師だ。
「ふんっ、私は魔導公国にこの人ありと言われたアッヘンバッハだ。生徒が不敬罪で捕まったと聞いてな。魔術学園の名を汚す、平民女を罰するのをお手伝いするためにここに来たのだよ」
「普通は生徒の味方をするんじゃ……ギャー」
私は文句を言おうとしたらそのアッヘンバッハに頬を張られていた。
「平民女よ。先日は良くもこの俺様に恥をかかせてくれたな」
パシーン!
再度頬を張られた。
私に呪術をかけているのはアッヘンバッハの後ろに3人いる魔術師が対応しているらしいということは判った。
それから私はクリントマンとアッヘンバッハにボコボコになるまで殴られ続けた。
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