使用人の僕とお嬢様の秘められた情事

光暗部

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7.お嬢様の二つの蕾へのご奉仕

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すっかり硬くなったその部分をミエル様に見られてしまい、僕は頬がカッと熱くなるのを感じた。
滑りを帯びた液にまみれた、むさくるしい赤黒い亀頭。お嬢様の眼差しがそこに注がれているのが、はっきりとわかった。ミエル様は、溢れんばかりの好奇心を隠そうともしていない。
僕はお嬢様の匂いを胸いっぱいに吸い込み、じっとり注がれる眼差しを感じながら、夢中になって擦った。夜の静寂に、僕の立てる摩擦音と粘液の音だけが響く。
あまりにも欲情していたので僕はすぐに果ててしまいそうだったが、またとないこの機会をじっくり味わいたい気持ちもあった。
そして、僕は新たな刺激を求めて、目の前にいるお嬢様の乱れた夜着姿を、目を皿のようにして見つめた。襟元に覗く豊かな乳房の作り出す谷間、すらりと伸びた美しい脚・・・。
お嬢様は僕の放つオスのにおいに昂ったのか、唇を半開きにして息を荒くし、襟元から手を入れて可愛らしい乳頭を触り始めた。故意なのか、それとも事故なのか、お嬢様の胸元が勢いではだけ、右の乳房がぽろりとこぼれ落ちた。一度も陽に晒されたことのないミルクのような白い肌に、すっかり色づく前の桜桃のような薄い色合いの小さな乳頭が飾られている。乳暈はぽってり膨らみ、熟れた果実のように柔らかそうだ。
それはあまりにも美しく神々しいのに、僕に獣のような澱んだ劣情を抱かせた。お嬢様の右乳房を見ているだけで、僕の興奮は激しく高まる。
お嬢様は、むき出しになった片方の乳房を慌てて隠すようなそぶりもなく、そのまま直にお触りになっている。ぷっくりした乳暈を摘み、それから敏感そうな先端部分を指でしごき、きゅっと軽く引っ張る。
「んっ、んんっ・・・はあっ・・・」
お嬢様は頬を紅潮させ、淫猥な雌の声を上げている。
「ジュール、触りなさい、ここに・・・」
お嬢様は右乳房をぎゅっと摘みながら、僕に呼びかけた。思いがけない依頼に、僕は驚きを隠せない。
一度もお嬢様のお体に触れたことがなかったのに、初めて触れる場所が、まさかミエル様の剥き出しのお乳だとは、夢にも思わなかった。僕は左手に持っていた絹の布地をベッドの上に開放し、その手で恐る恐る、お嬢様の最も女性的な美しい部分に触れていった。
そっと優しく乳暈を指で包み、そのままスッと先端まで指を這わせた。するとお嬢様はぶるんと身震いし、「あっ」と短く声を上げた。それから壊れ物でも扱うように、優しく優しく、触れていった。
女性のその部分は非常に敏感で、雑に愛撫しようものなら痛くて感じるどころではないと昔の恋人が教えてくれたおかげで、お嬢様に快感を与えることができたのだ。僕は心の中で彼女に感謝した。
調子づいた僕は、まだ夜着に隠されたままの左乳房をそっと剥き、眠っていたその部分を僕の右手で優しく起こした。すっかり両乳房を露わにされたお嬢様は、目を閉じて僕の愛撫に身を任せていた。
何度も何度も、感じやすい乳頭を両手の指で弄ばれたお嬢様は、とうとう耐えきれなくなったのか、裾から手を差し入れ、下着をつけていない花園を慰め出した。ぐちゅぐちゅと、すっかり濡れ切った卑猥な音が僕の鼓膜を揺さぶる。それからお嬢様は、「んっ」と押し殺したような声を出して、絶頂に達してしまわれた。
僕はそんなミエル様の様子を目に焼き付けながら、自分自身を激しく擦り、お嬢様の後を追って頂上を目指した。精が出てしまう瞬間、僕は咄嗟に例の桃色の絹で受け止めてしまった。お嬢様の温もりと香りがはっきり残るその場所に吐き出してしまった僕は、まるでミエル様を犯してしまったような気持ちになってしまった。
「・・・申し訳ございません」
必死に謝る僕を尻目に、お嬢様は無言で、ほんの少し上気した頬をして夜着を整えている。
「新しいのを、代わりに用意しなさい」
お嬢様はそれだけ言って、掛け布団にくるまってしまわれた。
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