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14.勇者はアイドル?
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つまり。
ユーシスのとっちらかった話をまとめると、下記の通りである。
今まで建国以降、勇者は何人もいた。
だが、任を果たしたあと、勇者はたちは元の世界に帰れるのに戻らなかった。帰った俺はレアケースだったようだ。
そして、俺がいなくなったあとに、要するに「勇者ブーム」なるものが起きたらしい。
まず勇者一行が魔王を倒す旅を描いた本が売れた。
それが庶民向けの芝居になったりしているうちに、彼らを救って消えたミステリアスな美少年(?)というイメージが定着し、絵姿なども販売されるようになり・・・という事態になったらしい。
「で、久しぶりに会いたかったし、皆であうついでに、クロエがパーティメンバーの誰かと結婚してくれて、こっちの世界にきて暮らしてくれたらいいなあと」
けろりと言うユーシスに脱力する。
異世界転移のノリが軽い!
同窓会&婚活のノリで召喚されても困る!
「困りますよ。だって、俺、子供いるし、しかも向こうに生活あります」
「奥さんいないんだって? 皆、君と結婚してもいいって言ってたよ。子供いても気にしないって。
それに、元勇者の君なんだし、いくらでも欲しいものは与えてあげれるよ。ここで何不自由ない生活おくればいいじゃないか」
俺が気にする!とか、男同士じゃん!とか色々なツッコミどころがあるのだが、何不自由ない生活という言葉に思わず反応してしまう。
あくせく働いて疲れきっている俺には大きな誘惑だった。
でも。
「ここ、スマホもア○ゾンも電子ブックもないし…」
「?」
それに。
俺は思わず蓮を目で追った。
部屋の片隅でメイドさんと遊んでいる小さな姿。
それからユーシスをまっすぐ見る。
「いや、とにかく困る…」
「そっか。なら仕方ないね」
懸念に反して、あっさりユーシスは言った。
おい、軽いな…!と思っていると、先程も聞いた衝撃のニュースが改めて告げられた。
「でも、召喚師たちが魔力枯渇しちゃったから、しばらく帰れないよ。ごめんね」
…それ、テオが言ってたやつ!
そういう重大な事をテヘペロな感じで言われても…怒りを通り越して、脱力してしまう。
確か帰れない期間は半年くらいと言っていたけど、もしかしてハメられてるのだろうか。
色々な意味でハメられそうで、思わず青くなった。
勇者の光魔法とチート能力を失った俺は、ただの子連れの無力なおじさんである。
一人ならともかく蓮もいるし、結局俺の命運はこいつらに委ねられていると気づいてしまう。
そうすると、にこにこしているユーシスが急に怖くなってきた。
「嘘じゃないですよね。まさか、このままもとの世界に帰してしてもらえないなんてことは…」
「大丈夫!召喚士が回復し次第、ちゃんと召喚した時間に帰すよ。君が望めば。」
はっきりは言ってくれたものの、俺は一応もう一度釘を刺した。
「とにかく、好きじゃない人との結婚はお断りです!」
「そうだよね、わかってるわかってる。でも、せっかくきたんだから、帰るまでかつての仲間と旧交を深めたらどうかな」
「わかりました」
策略めいたものを感じなくもなかったが、仕方なく俺は頷いた。
旧交といっても普通に親交を深めるのはよいが、これ以上体の交わりを深めたくない。
何とかしてそういう雰囲気にならないように交わそうと、俺は決意した。
なんとか蓮をなだめて抱っこしてから執務室にから出ようとした俺の背中に、何気なくユーシスは投げかけた。
「そういえば、ハリーだけど…」
ユーシスのとっちらかった話をまとめると、下記の通りである。
今まで建国以降、勇者は何人もいた。
だが、任を果たしたあと、勇者はたちは元の世界に帰れるのに戻らなかった。帰った俺はレアケースだったようだ。
そして、俺がいなくなったあとに、要するに「勇者ブーム」なるものが起きたらしい。
まず勇者一行が魔王を倒す旅を描いた本が売れた。
それが庶民向けの芝居になったりしているうちに、彼らを救って消えたミステリアスな美少年(?)というイメージが定着し、絵姿なども販売されるようになり・・・という事態になったらしい。
「で、久しぶりに会いたかったし、皆であうついでに、クロエがパーティメンバーの誰かと結婚してくれて、こっちの世界にきて暮らしてくれたらいいなあと」
けろりと言うユーシスに脱力する。
異世界転移のノリが軽い!
同窓会&婚活のノリで召喚されても困る!
「困りますよ。だって、俺、子供いるし、しかも向こうに生活あります」
「奥さんいないんだって? 皆、君と結婚してもいいって言ってたよ。子供いても気にしないって。
それに、元勇者の君なんだし、いくらでも欲しいものは与えてあげれるよ。ここで何不自由ない生活おくればいいじゃないか」
俺が気にする!とか、男同士じゃん!とか色々なツッコミどころがあるのだが、何不自由ない生活という言葉に思わず反応してしまう。
あくせく働いて疲れきっている俺には大きな誘惑だった。
でも。
「ここ、スマホもア○ゾンも電子ブックもないし…」
「?」
それに。
俺は思わず蓮を目で追った。
部屋の片隅でメイドさんと遊んでいる小さな姿。
それからユーシスをまっすぐ見る。
「いや、とにかく困る…」
「そっか。なら仕方ないね」
懸念に反して、あっさりユーシスは言った。
おい、軽いな…!と思っていると、先程も聞いた衝撃のニュースが改めて告げられた。
「でも、召喚師たちが魔力枯渇しちゃったから、しばらく帰れないよ。ごめんね」
…それ、テオが言ってたやつ!
そういう重大な事をテヘペロな感じで言われても…怒りを通り越して、脱力してしまう。
確か帰れない期間は半年くらいと言っていたけど、もしかしてハメられてるのだろうか。
色々な意味でハメられそうで、思わず青くなった。
勇者の光魔法とチート能力を失った俺は、ただの子連れの無力なおじさんである。
一人ならともかく蓮もいるし、結局俺の命運はこいつらに委ねられていると気づいてしまう。
そうすると、にこにこしているユーシスが急に怖くなってきた。
「嘘じゃないですよね。まさか、このままもとの世界に帰してしてもらえないなんてことは…」
「大丈夫!召喚士が回復し次第、ちゃんと召喚した時間に帰すよ。君が望めば。」
はっきりは言ってくれたものの、俺は一応もう一度釘を刺した。
「とにかく、好きじゃない人との結婚はお断りです!」
「そうだよね、わかってるわかってる。でも、せっかくきたんだから、帰るまでかつての仲間と旧交を深めたらどうかな」
「わかりました」
策略めいたものを感じなくもなかったが、仕方なく俺は頷いた。
旧交といっても普通に親交を深めるのはよいが、これ以上体の交わりを深めたくない。
何とかしてそういう雰囲気にならないように交わそうと、俺は決意した。
なんとか蓮をなだめて抱っこしてから執務室にから出ようとした俺の背中に、何気なくユーシスは投げかけた。
「そういえば、ハリーだけど…」
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