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第1章――4 【 連続殺人事件/吸血鬼の警鐘 】
第38・5話 始まる悪夢
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――数日後。
「センリ。なんだか最近朝からご機嫌ね?」
「うん。実はちょっといいことがあってさ」
「ふーん。可愛い子と知り合いにでもなったの?」
「違うよ⁉ 僕らと同じ旅人に会ったの」
「なーんだ。可愛い女の子と仲良くなって浮かれてるのかと思ったわ」
「僕はリリスが一番大事なので、そんな裏切るような真似はしません」
「あら嬉しいこと言ってくれちゃってこの子は。でもたまには私以外の女とヤッてもいいのよ」
「そんな味変みたいな軽いノリで最低なことしないよ……」
「そっち方面も色々と体験した方が人生経験値が上がるわよ。ソースは私!」
「そういうの、僕嫉妬しちゃうから止めて欲しいんだけど」
血だけでなく性も好むリリスが経験人数豊富だというのは知っているけど、それをほのめかされる発言をされると胸中がモヤッとしてしまう。
僕が独占欲を見せると、リリスは「あらあら」と困った風に微苦笑を浮かべた。
「私のことを大事に想ってくれるのは嬉しいけれど、でも固執し過ぎるのは良くないわね。センリはまだ若いんだし、色々なことを体験して経験しないと人生損するわよ」
「僕の人生を気遣ってくれてありがとう。でも僕はリリスといる今が一番楽しいし充実してるので変な気遣いはしてくれなくて結構だよ。それに、毎晩のように迫られて絞り尽くされてるので、他の人とする余裕はないから」
「はいはい分かったわよ。変なこと言ってごめんなさい」
「本当だよ全く。僕がどれだけリリスのこと想ってるのかちゃんと分かってる?」
「ふふっ。分からないわ。だから今夜この身体に教えてくれる?」
「流れるようにそっちに持っていく。もう今夜はえっちなことはナシね!」
「そんなあ⁉ 昨日はしてくれなかったのにあんまりだわ⁉」
「ほんと少しは節制しようね⁉」
なんて会話を交わしながらギルドに辿り着くと、
「お。センリにリリス嬢。ちょうどいいタイミングで来たな」
「アイゼンさん。それにマーガレットも」
「おはよ。二人とも」
ギルドの扉を開けるとすぐに見知った顔の二人を見つけ、互いに挨拶と手を振る。それからリリスと共にギルド内に入ると、すぐに違和感を覚えた。
「なんだか今日は人が多いわね」
「そうだね。それになんだか皆の様子がおかしいような……」
僕とリリスはギルド内で感じた強烈な違和感に揃って頷き合った。
そんな僕たちの言葉を肯定するように、歩み寄って来たアイゼンさんが深刻な表情で告げた。
「詳しい話はこれからされるが、一応俺から先に二人に伝えておく」
「な、何かあったんですか」
「……今朝、また死体が発見された」
「え」
「――おそらく、この町に殺人鬼がいる」
「センリ。なんだか最近朝からご機嫌ね?」
「うん。実はちょっといいことがあってさ」
「ふーん。可愛い子と知り合いにでもなったの?」
「違うよ⁉ 僕らと同じ旅人に会ったの」
「なーんだ。可愛い女の子と仲良くなって浮かれてるのかと思ったわ」
「僕はリリスが一番大事なので、そんな裏切るような真似はしません」
「あら嬉しいこと言ってくれちゃってこの子は。でもたまには私以外の女とヤッてもいいのよ」
「そんな味変みたいな軽いノリで最低なことしないよ……」
「そっち方面も色々と体験した方が人生経験値が上がるわよ。ソースは私!」
「そういうの、僕嫉妬しちゃうから止めて欲しいんだけど」
血だけでなく性も好むリリスが経験人数豊富だというのは知っているけど、それをほのめかされる発言をされると胸中がモヤッとしてしまう。
僕が独占欲を見せると、リリスは「あらあら」と困った風に微苦笑を浮かべた。
「私のことを大事に想ってくれるのは嬉しいけれど、でも固執し過ぎるのは良くないわね。センリはまだ若いんだし、色々なことを体験して経験しないと人生損するわよ」
「僕の人生を気遣ってくれてありがとう。でも僕はリリスといる今が一番楽しいし充実してるので変な気遣いはしてくれなくて結構だよ。それに、毎晩のように迫られて絞り尽くされてるので、他の人とする余裕はないから」
「はいはい分かったわよ。変なこと言ってごめんなさい」
「本当だよ全く。僕がどれだけリリスのこと想ってるのかちゃんと分かってる?」
「ふふっ。分からないわ。だから今夜この身体に教えてくれる?」
「流れるようにそっちに持っていく。もう今夜はえっちなことはナシね!」
「そんなあ⁉ 昨日はしてくれなかったのにあんまりだわ⁉」
「ほんと少しは節制しようね⁉」
なんて会話を交わしながらギルドに辿り着くと、
「お。センリにリリス嬢。ちょうどいいタイミングで来たな」
「アイゼンさん。それにマーガレットも」
「おはよ。二人とも」
ギルドの扉を開けるとすぐに見知った顔の二人を見つけ、互いに挨拶と手を振る。それからリリスと共にギルド内に入ると、すぐに違和感を覚えた。
「なんだか今日は人が多いわね」
「そうだね。それになんだか皆の様子がおかしいような……」
僕とリリスはギルド内で感じた強烈な違和感に揃って頷き合った。
そんな僕たちの言葉を肯定するように、歩み寄って来たアイゼンさんが深刻な表情で告げた。
「詳しい話はこれからされるが、一応俺から先に二人に伝えておく」
「な、何かあったんですか」
「……今朝、また死体が発見された」
「え」
「――おそらく、この町に殺人鬼がいる」
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