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遷都の唇が覆い被さってきて、甘い誘いに期待して身体の力を抜く。成也は舌を出して、遷都の舌と絡めると久しぶりに感じた人間の粘膜に無性に興奮した。遷都はキスも上手く慣れている様子で気持ちいい力で吸って、口の中の上顎を撫でるように擦る。
呼吸が上がって、快感で反応する性器に触れた遷都はにやりと笑い「可愛い」と言ったので、成也も遷都の性器を触ると、成也より反応していた。
「ギンギンじゃん」
「期待してる、なるの穴に」
「いいけどさ。随分してないから、手がかかるかも」
自慰するときは左手がお友達なので、後孔は使わない。付き合ってきた男は二人。最初の一人目は抱く側だった。入れて欲しいと言われたので、自然とそちら側に回ったが、二人目は入れたいと言われた。
経験ないけど、と成也が言うと準備の仕方を教えてくれて、初めてアナルセックスという物を体験した。遊び人だった男はセックスも上手く、前立腺の位置がしっかりわかっており、的確に快感を得られて、初心者の成也でも知らぬ間に吐精していた。
三人目の相手となった遷都は鞄から一回分で梱包されたローションを使い、成也の入り口に半分塗って指を入れる。しばらくすると、尻が敏感になって、二本目が入った所で、広げられた中に残りのローションが入る。
「さすが、経験者。力が入ってないからやりやすいわ~」
「そりゃあ、どうも。元彼が上手い人だったから」
指を二本、出し入れされてそれだけでも快感を感じる身体になっている成也は喘ぎ声を出しながら、もどかしい快感に翻弄される。
「あ…、せんと、このローション」
「媚薬入り。っていっても少しだけね」
どうりで気持ちが良いと思った。いくら快感を拾うと言っても、こんなに敏感に尻は感じない。ローションを媚薬入りにするというのもテクニックの一つだ。相手に気持ちよくなってもらいたいと思っている証拠なのだから。
前立腺には一度もかすめず、遷都がイボイボのついたコンドームを付けた。ローション付きなのか、テカテカに光る遷都の性器を受け止めるため、後孔を広げて見せれば、遷都は「ありがとう」と言ってキスをしてから、優しく入ってきた。
時間をかけて入ってきた遷都のものは全部を収めると、膝裏を掴まれて、勢いよく腰を引いた。
イボイボが刺激して、快感にがくがくと身体が震える。遷都はそのまま、激しくまた入れた。
一度も指では触らなかった前立腺を確実に刺激して。
「ここ、気持ちいいでしょ?」
「ああ!や!くる!」
「なるは下のお口が素直ですね。一回出す?」
腰をリズミカルに動かして、二人で絶頂を目指した。特別なテクニックがあるわけではないが、それでも確実に突く前立腺。イボイボのコンドーム。媚薬居りのローション。全て成也のためで。可愛い一面があると頭の片隅で思いながら果てた。
遷都も出したので抜かれたイボイボ。結構、成也は気に入っていった。一回出して、全力疾走の後のように息を整えていると、ごそごそ遷都が何かをやっている。
「あった、結婚指輪」
抵抗する間もなく、性器にはめられたシリコン製のコックリングを付けられた。知識では知っていたが実際付けたのは初めてで、実物を見たのも初めてだ。
「あ、安心して。新品だから。ほら、これ袋」
ごそごそしていたのは袋を開けていたらしい。再利用だったら確かに嫌だが、成也の為に新品を使ってくれたのならまあ、いいかと思って、普通のローションを手に取り、性器に滑らせて成也のものが膨れていく。
「あう!や!くる!」
成也がコックリングに夢中になっていると遷都が入ってきて、油断していた成也は両方の刺激に思わず力が入る。
「うわ、締め付けすごっ」
「や、やだ、きもちいい!」
性器に集まる射精感が止められて、少しの刺激すら敏感に感じてしまう。
「結婚指輪気に入ってくれた?」
「あ、あ!うん!」
遷都がギリギリまで引き抜いて奥まで突くと、成也の身体がびくんと跳ねる。快感が止められて、身体の中を動き回っている。出たいという直也の性器はプルプル震って、今にもはじけ飛びそうになっている。
コックリングは元々早漏対策だから、早漏じゃない成也でも使えばいつもより長く勃起が持続できた。
「くる、くるー!はあんっ!!」
成也は遷都と自分の胸に精液を飛ばしながら、脱力する。同時にキツい締め付けで遷都は普通のコンドームの中へと吐精した。
「なるっていく、って言わないんだな」
「付き合ってた男が外人だったからくるって言うんだって教えられた」
二人目の男はイワンという白人男性だった。日本語は色んな男と恋愛することで勉強して普通に喋れるぐらいまで上達していた。成也が会ったときはペラペラの日本語で英語が話せない成也の警戒心が緩んだのはそこにあり、付き合うきっかけもそこにあった。
「外人と付き合ってたの?マジか。でかかった?」
「まあ。遷都よりは」
遷都は普通サイズだったから、イワンの方が大きいのは仕方ないだろう。
「テクニックは?」
「遷都の方が俺は好きかな。っていうか、退け。風呂入る」
相手のことを思って接してくれたのは遷都に軍配が上がった。イワンも紳士的だったが、遷都のようにマメではなかったし、たまにしたくないときでも強引なときがあったので、どちらかを選べと言われれば遷都を選ぶ。
「なるはさ、何人と付き合った?」
「二人」
「一回だけの相手とかいる?」
「いないことはないけど、片手で余るな」
「俺はこんなだけど一回だけの相手はいない。恋人はいたけど、セックス禁止だったからセフレが二人いた」
男同士でもセックスをしたくない人はいる。女性でもプラトニックがいいと子供を作るのを拒む人もいるだろう。成也は遷都のセフレがいたのを聞いても仕方ないなとしか思わなかった。好きな人とは一生できないのだから、他を当たるしかない。
「なるの傍は居心地が良い。因みに今は恋人もセフレもいないフリーです」
「へー」
「ちょっと、付き合おうとか言ってよ!」
「じゃあ、付き合う?」
「結婚を前提にお付き合いしてください!」
あれ?日本って男同士で結婚できる法律に変わったっけ?
呼吸が上がって、快感で反応する性器に触れた遷都はにやりと笑い「可愛い」と言ったので、成也も遷都の性器を触ると、成也より反応していた。
「ギンギンじゃん」
「期待してる、なるの穴に」
「いいけどさ。随分してないから、手がかかるかも」
自慰するときは左手がお友達なので、後孔は使わない。付き合ってきた男は二人。最初の一人目は抱く側だった。入れて欲しいと言われたので、自然とそちら側に回ったが、二人目は入れたいと言われた。
経験ないけど、と成也が言うと準備の仕方を教えてくれて、初めてアナルセックスという物を体験した。遊び人だった男はセックスも上手く、前立腺の位置がしっかりわかっており、的確に快感を得られて、初心者の成也でも知らぬ間に吐精していた。
三人目の相手となった遷都は鞄から一回分で梱包されたローションを使い、成也の入り口に半分塗って指を入れる。しばらくすると、尻が敏感になって、二本目が入った所で、広げられた中に残りのローションが入る。
「さすが、経験者。力が入ってないからやりやすいわ~」
「そりゃあ、どうも。元彼が上手い人だったから」
指を二本、出し入れされてそれだけでも快感を感じる身体になっている成也は喘ぎ声を出しながら、もどかしい快感に翻弄される。
「あ…、せんと、このローション」
「媚薬入り。っていっても少しだけね」
どうりで気持ちが良いと思った。いくら快感を拾うと言っても、こんなに敏感に尻は感じない。ローションを媚薬入りにするというのもテクニックの一つだ。相手に気持ちよくなってもらいたいと思っている証拠なのだから。
前立腺には一度もかすめず、遷都がイボイボのついたコンドームを付けた。ローション付きなのか、テカテカに光る遷都の性器を受け止めるため、後孔を広げて見せれば、遷都は「ありがとう」と言ってキスをしてから、優しく入ってきた。
時間をかけて入ってきた遷都のものは全部を収めると、膝裏を掴まれて、勢いよく腰を引いた。
イボイボが刺激して、快感にがくがくと身体が震える。遷都はそのまま、激しくまた入れた。
一度も指では触らなかった前立腺を確実に刺激して。
「ここ、気持ちいいでしょ?」
「ああ!や!くる!」
「なるは下のお口が素直ですね。一回出す?」
腰をリズミカルに動かして、二人で絶頂を目指した。特別なテクニックがあるわけではないが、それでも確実に突く前立腺。イボイボのコンドーム。媚薬居りのローション。全て成也のためで。可愛い一面があると頭の片隅で思いながら果てた。
遷都も出したので抜かれたイボイボ。結構、成也は気に入っていった。一回出して、全力疾走の後のように息を整えていると、ごそごそ遷都が何かをやっている。
「あった、結婚指輪」
抵抗する間もなく、性器にはめられたシリコン製のコックリングを付けられた。知識では知っていたが実際付けたのは初めてで、実物を見たのも初めてだ。
「あ、安心して。新品だから。ほら、これ袋」
ごそごそしていたのは袋を開けていたらしい。再利用だったら確かに嫌だが、成也の為に新品を使ってくれたのならまあ、いいかと思って、普通のローションを手に取り、性器に滑らせて成也のものが膨れていく。
「あう!や!くる!」
成也がコックリングに夢中になっていると遷都が入ってきて、油断していた成也は両方の刺激に思わず力が入る。
「うわ、締め付けすごっ」
「や、やだ、きもちいい!」
性器に集まる射精感が止められて、少しの刺激すら敏感に感じてしまう。
「結婚指輪気に入ってくれた?」
「あ、あ!うん!」
遷都がギリギリまで引き抜いて奥まで突くと、成也の身体がびくんと跳ねる。快感が止められて、身体の中を動き回っている。出たいという直也の性器はプルプル震って、今にもはじけ飛びそうになっている。
コックリングは元々早漏対策だから、早漏じゃない成也でも使えばいつもより長く勃起が持続できた。
「くる、くるー!はあんっ!!」
成也は遷都と自分の胸に精液を飛ばしながら、脱力する。同時にキツい締め付けで遷都は普通のコンドームの中へと吐精した。
「なるっていく、って言わないんだな」
「付き合ってた男が外人だったからくるって言うんだって教えられた」
二人目の男はイワンという白人男性だった。日本語は色んな男と恋愛することで勉強して普通に喋れるぐらいまで上達していた。成也が会ったときはペラペラの日本語で英語が話せない成也の警戒心が緩んだのはそこにあり、付き合うきっかけもそこにあった。
「外人と付き合ってたの?マジか。でかかった?」
「まあ。遷都よりは」
遷都は普通サイズだったから、イワンの方が大きいのは仕方ないだろう。
「テクニックは?」
「遷都の方が俺は好きかな。っていうか、退け。風呂入る」
相手のことを思って接してくれたのは遷都に軍配が上がった。イワンも紳士的だったが、遷都のようにマメではなかったし、たまにしたくないときでも強引なときがあったので、どちらかを選べと言われれば遷都を選ぶ。
「なるはさ、何人と付き合った?」
「二人」
「一回だけの相手とかいる?」
「いないことはないけど、片手で余るな」
「俺はこんなだけど一回だけの相手はいない。恋人はいたけど、セックス禁止だったからセフレが二人いた」
男同士でもセックスをしたくない人はいる。女性でもプラトニックがいいと子供を作るのを拒む人もいるだろう。成也は遷都のセフレがいたのを聞いても仕方ないなとしか思わなかった。好きな人とは一生できないのだから、他を当たるしかない。
「なるの傍は居心地が良い。因みに今は恋人もセフレもいないフリーです」
「へー」
「ちょっと、付き合おうとか言ってよ!」
「じゃあ、付き合う?」
「結婚を前提にお付き合いしてください!」
あれ?日本って男同士で結婚できる法律に変わったっけ?
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