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二章 新しい自分
8-2 デート未満のお出かけ
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「あ、そうだ。暁月くん」
朝ごはんを食べながら、蜜希さんが俺を呼ぶ。
「確か今日仕事休みだったよね?」
「? はい。そうですけど」
「一緒に買い物行かない?」
「僕も休みだからさ」と蜜希さんが言う。
ふわりとほどける雰囲気に、俺はどきりと心臓が高鳴った。
「い、いいですけど、何か買うんですか?」
「んー? 暁月くんの必要な物とか……いろいろ?」
「? 俺、特に不便してませんけど」
この離れを借りることが正式に決まってから、すぐに蜜希さんは必要なものを買い揃えてくれた。
お金なら少しは持っていたので「俺が買いますよ」と言ったのだが、「これは必要経費だから大丈夫」と言って譲ってくれなかった。
日用品から当分の食料まで買ってくれ、俺としてはちょっと貢がれている気分だった。
「もしかして、今回も……」
訝しむ俺に、蜜希さんは目をぱちくりさせると、「違うよ、違う違う」と声を上げて笑った。
「ほら、ここに来てもう二週間ちょっと経つでしょ? 足りなくなりそうなものとか、過ごしてて『これあればいいなあ』とか思ったものがあるんじゃないかなぁって」
「それは、もちろんありますけど……」
「それじゃあ決まりだね。どこに行く?」
蜜希さんは強引に決めると、スマートフォンを取り出した。
中を見ながら、この辺りにあるお店を口にする。
とはいえ、ショッピングモールしかないらしいけど。
(珍しく強引だな)
そう思ったが、俺は『蜜希さんと出かけられる』という状況に、思った以上に気持ちが躍っていた。
「ここが比較的大きめのモールかなぁ。あとはちょっと時間かかるけど、こっちも品揃えがいいよ。若者向け」
「何ですか、それ」
「意外とこれは重要だよー?」
首を傾け、俺の顔を覗くようにしていう蜜希さんに、俺は吹きだす。
浮かれているのは、どうやら自分だけじゃないらしい。
俺は「そうですね。俺はこの店が気になります」と蜜希さんのスマートフォンの画面上を指した。
蜜希さんは「了解。それじゃあ、早く食べて準備しようか」と気合いを入れる。
その表情に、俺は心の奥が温かくなるのを感じた。
朝ごはんを食べ終え、俺も風呂に入る。
蜜希さんの時は気にならなかったけど、自分となると話は別だ。
汗臭い身体を流して、服はここに来た時に来ていた服を着る。
「おーい、暁月くーん。準備できたー?」
「今行きます!」
玄関から蜜希さんの声が聞こえる。
俺は財布をポケットに突っ込んで、階段を駆け下りた。
離れを出て、俺たちは裏口から宵月家を出る。
「庭は通らないんですか?」
「個人的な用事があるときはこっちから出入りするんだよ。この前の時は特別」
俺は「へぇ」と返事をしながら、蜜希さんの後ろを歩いていく。
時間は九時。
陽は既に上がり切っており、暑さがじわじわと上がる時間。
俺は開き始める店を横目に、蜜希さんに問いかけた。
蜜希さんの後頭部で、寝ぐせがぴょこぴょこと上下に揺れている。
「こんなに早い時間から出ていいんですか? 開店時間よりかなり早いんじゃ……」
「んー? 大丈夫だよ。なんたって目的地まで二時間かかるからね」
「え?」
俺は一瞬、時が止まる。
同時に足も止まってしまった。
(……今、なんて?)
「み、蜜希さん? 今、なんて言いました?」
「うん? “大丈夫だよ”?」
「違います。その後です」
「“到着まで二時間かかるよ”?」
聞き間違いじゃなかった。
俺は瞬きを繰り返す。
振り返った蜜希さんが「ああ」と声を上げ、次いでくすくすと笑い出す。
「びっくりするよね。バスと電車の乗り合わせが悪くて、どうしてもそうなっちゃうんだよ。田舎特有の現象かな?」
「……田舎って、思った以上に大変なんですね」
「そうだよー。やっとわかってくれた?」
蜜希さんはからかうように呟く。
俺は「やっとわかりました」と言葉を返しながら、蜜希さんの半歩後ろを付いていく。
蜜希さんの頭のぴょこぴょこと揺れる寝癖に、俺は内申(可愛いな)と呟く。
この、ちょっと抜けているところが癖になりそうなほど、心に刺さってくるのだ。
「暁月くん?」
「なんでもないです。行きましょう」
不思議そうにする蜜希さん。
俺は彼の腕を引っ張った。
電車に乗り、約三十分揺られる。
電車をおりてバスを待つこと約四十分。
やっとバスに乗り、さらに三十分。
ようやく到着した目的地に、俺はぐったりとしていた。
「こんな短い距離なのに、疲労感が半端ないんですけど、これなんて言う現象ですか……」
「ほとんど座ってるだけだったからねー。まあでも、歩いたら四時間かかるから、そう考えると早い方じゃない?」
「バグってません? それ」
蜜希さんが上機嫌に笑う。
慣れているのか、彼はピンピンしていた。
(……なんか、自分がダサく見えてくるな、これ)
蜜希さんよりも身長も筋肉もあるのに。
俺は腰に手を当て、ぐっと腰を反らした。
大きく息を吸い込み、伸びをして、思いっきり息を吐き出す。
「よし、行きましょうか」
「もういいの?」
「はい。もう大丈夫です」
俺は頷く。
蜜希さんとの外出。
どうせなら楽しみたい。
俺は心配そうな蜜希さんの視線を振り切るように、「まずはどこ行きます?」と問いかけた。
蜜希さんも俺の気持ちを優先してくれたのか、「じゃあ、ここに行こう」と答えてくれる。
それが嬉しくて、俺は無意識に頬が緩んでしまった。
靴を見て回り、その後服屋をいくつか物色する。
時々小物を見に寄り道をして店を冷やかしたり、美味しそうな出店に立ち寄ったり。
まるで友人といるかのような感覚に、俺はだんだんと楽しくなっていった。
「暁月くん、見てこれ」
「ぶはっ! なんですかそのぬいぐるみっ、顔やばいですね!」
「だよね」
「四千円だって。買う?」「買うわけないです」と言葉を投げ合う。
それからも、蜜希さんはよく分からないものを見せてきたり、かと思えば突然センスのいいものを差し出してきたり。
(この人といると飽きないな)
俺はいつの間にか『宵月蜜希』という沼に引きずり込まれていた。
「なんだかんだ言って、結構買ったねぇ」
「蜜希さんが押し付けてきたんじゃないですか」
「ノリノリで買ってたのは暁月くんでしょ」
蜜希さんの言葉に、俺は反論できないまま視線を逸らした。
俺の手元には足りていなかった服やスキンケア、いつも使っていたシャンプーとリンスなんかも買っていた。
正直重い。
紙袋の底が抜けるんじゃないかとハラハラする。
「蜜希さんも結構買いましたよね」
「暁月くんに当てられちゃったかなぁ」
「ノリノリで買ってたくせに」
俺たちは顔を合わせ、どちらともなく笑う。
こんな何気ない掛け合いが、心地いい。
(蜜希さんと一緒にいると、自分がアルファだってこと忘れるな)
大学で“友人”と名乗る奴らは、こんな距離で話してはくれない。
だからこそ、俺にとって蜜希さんという人は新鮮だった。
他愛もない会話をしながら歩いていれば、ぐぅ、と腹の虫がなく音がする。
俺の腹からだった。
蜜希さんが俺を見る。
「っ、すみません」と俺は咄嗟に口元を手で隠した。くそ。ダサいところ見られた。
「ふふっ。そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに」
「いや、だって。子供みたいじゃないですか」
「そう? 素直な子は好きだよ、僕」
『好き』という言葉に、ドクリと心臓が脈を打つ。
顔に火が走ったように熱くなり、俺は視線を逃がした。
蜜希さんの顔を、見ていられなかった。
「そ、そんなことより、どこか美味しいお店に連れてってくださいよ」
「可愛くないお願いだなぁ。でも、いいよ。おすすめのお店に連れてってあげる」
蜜希さんはそういうと、「こっちだよ」と歩き出した。
ぴょこぴょこと揺れる髪が上機嫌に揺れる。
蜜希さんも楽しんでくれているのかもしれない、と思うのは、都合がよすぎるだろうか。
朝ごはんを食べながら、蜜希さんが俺を呼ぶ。
「確か今日仕事休みだったよね?」
「? はい。そうですけど」
「一緒に買い物行かない?」
「僕も休みだからさ」と蜜希さんが言う。
ふわりとほどける雰囲気に、俺はどきりと心臓が高鳴った。
「い、いいですけど、何か買うんですか?」
「んー? 暁月くんの必要な物とか……いろいろ?」
「? 俺、特に不便してませんけど」
この離れを借りることが正式に決まってから、すぐに蜜希さんは必要なものを買い揃えてくれた。
お金なら少しは持っていたので「俺が買いますよ」と言ったのだが、「これは必要経費だから大丈夫」と言って譲ってくれなかった。
日用品から当分の食料まで買ってくれ、俺としてはちょっと貢がれている気分だった。
「もしかして、今回も……」
訝しむ俺に、蜜希さんは目をぱちくりさせると、「違うよ、違う違う」と声を上げて笑った。
「ほら、ここに来てもう二週間ちょっと経つでしょ? 足りなくなりそうなものとか、過ごしてて『これあればいいなあ』とか思ったものがあるんじゃないかなぁって」
「それは、もちろんありますけど……」
「それじゃあ決まりだね。どこに行く?」
蜜希さんは強引に決めると、スマートフォンを取り出した。
中を見ながら、この辺りにあるお店を口にする。
とはいえ、ショッピングモールしかないらしいけど。
(珍しく強引だな)
そう思ったが、俺は『蜜希さんと出かけられる』という状況に、思った以上に気持ちが躍っていた。
「ここが比較的大きめのモールかなぁ。あとはちょっと時間かかるけど、こっちも品揃えがいいよ。若者向け」
「何ですか、それ」
「意外とこれは重要だよー?」
首を傾け、俺の顔を覗くようにしていう蜜希さんに、俺は吹きだす。
浮かれているのは、どうやら自分だけじゃないらしい。
俺は「そうですね。俺はこの店が気になります」と蜜希さんのスマートフォンの画面上を指した。
蜜希さんは「了解。それじゃあ、早く食べて準備しようか」と気合いを入れる。
その表情に、俺は心の奥が温かくなるのを感じた。
朝ごはんを食べ終え、俺も風呂に入る。
蜜希さんの時は気にならなかったけど、自分となると話は別だ。
汗臭い身体を流して、服はここに来た時に来ていた服を着る。
「おーい、暁月くーん。準備できたー?」
「今行きます!」
玄関から蜜希さんの声が聞こえる。
俺は財布をポケットに突っ込んで、階段を駆け下りた。
離れを出て、俺たちは裏口から宵月家を出る。
「庭は通らないんですか?」
「個人的な用事があるときはこっちから出入りするんだよ。この前の時は特別」
俺は「へぇ」と返事をしながら、蜜希さんの後ろを歩いていく。
時間は九時。
陽は既に上がり切っており、暑さがじわじわと上がる時間。
俺は開き始める店を横目に、蜜希さんに問いかけた。
蜜希さんの後頭部で、寝ぐせがぴょこぴょこと上下に揺れている。
「こんなに早い時間から出ていいんですか? 開店時間よりかなり早いんじゃ……」
「んー? 大丈夫だよ。なんたって目的地まで二時間かかるからね」
「え?」
俺は一瞬、時が止まる。
同時に足も止まってしまった。
(……今、なんて?)
「み、蜜希さん? 今、なんて言いました?」
「うん? “大丈夫だよ”?」
「違います。その後です」
「“到着まで二時間かかるよ”?」
聞き間違いじゃなかった。
俺は瞬きを繰り返す。
振り返った蜜希さんが「ああ」と声を上げ、次いでくすくすと笑い出す。
「びっくりするよね。バスと電車の乗り合わせが悪くて、どうしてもそうなっちゃうんだよ。田舎特有の現象かな?」
「……田舎って、思った以上に大変なんですね」
「そうだよー。やっとわかってくれた?」
蜜希さんはからかうように呟く。
俺は「やっとわかりました」と言葉を返しながら、蜜希さんの半歩後ろを付いていく。
蜜希さんの頭のぴょこぴょこと揺れる寝癖に、俺は内申(可愛いな)と呟く。
この、ちょっと抜けているところが癖になりそうなほど、心に刺さってくるのだ。
「暁月くん?」
「なんでもないです。行きましょう」
不思議そうにする蜜希さん。
俺は彼の腕を引っ張った。
電車に乗り、約三十分揺られる。
電車をおりてバスを待つこと約四十分。
やっとバスに乗り、さらに三十分。
ようやく到着した目的地に、俺はぐったりとしていた。
「こんな短い距離なのに、疲労感が半端ないんですけど、これなんて言う現象ですか……」
「ほとんど座ってるだけだったからねー。まあでも、歩いたら四時間かかるから、そう考えると早い方じゃない?」
「バグってません? それ」
蜜希さんが上機嫌に笑う。
慣れているのか、彼はピンピンしていた。
(……なんか、自分がダサく見えてくるな、これ)
蜜希さんよりも身長も筋肉もあるのに。
俺は腰に手を当て、ぐっと腰を反らした。
大きく息を吸い込み、伸びをして、思いっきり息を吐き出す。
「よし、行きましょうか」
「もういいの?」
「はい。もう大丈夫です」
俺は頷く。
蜜希さんとの外出。
どうせなら楽しみたい。
俺は心配そうな蜜希さんの視線を振り切るように、「まずはどこ行きます?」と問いかけた。
蜜希さんも俺の気持ちを優先してくれたのか、「じゃあ、ここに行こう」と答えてくれる。
それが嬉しくて、俺は無意識に頬が緩んでしまった。
靴を見て回り、その後服屋をいくつか物色する。
時々小物を見に寄り道をして店を冷やかしたり、美味しそうな出店に立ち寄ったり。
まるで友人といるかのような感覚に、俺はだんだんと楽しくなっていった。
「暁月くん、見てこれ」
「ぶはっ! なんですかそのぬいぐるみっ、顔やばいですね!」
「だよね」
「四千円だって。買う?」「買うわけないです」と言葉を投げ合う。
それからも、蜜希さんはよく分からないものを見せてきたり、かと思えば突然センスのいいものを差し出してきたり。
(この人といると飽きないな)
俺はいつの間にか『宵月蜜希』という沼に引きずり込まれていた。
「なんだかんだ言って、結構買ったねぇ」
「蜜希さんが押し付けてきたんじゃないですか」
「ノリノリで買ってたのは暁月くんでしょ」
蜜希さんの言葉に、俺は反論できないまま視線を逸らした。
俺の手元には足りていなかった服やスキンケア、いつも使っていたシャンプーとリンスなんかも買っていた。
正直重い。
紙袋の底が抜けるんじゃないかとハラハラする。
「蜜希さんも結構買いましたよね」
「暁月くんに当てられちゃったかなぁ」
「ノリノリで買ってたくせに」
俺たちは顔を合わせ、どちらともなく笑う。
こんな何気ない掛け合いが、心地いい。
(蜜希さんと一緒にいると、自分がアルファだってこと忘れるな)
大学で“友人”と名乗る奴らは、こんな距離で話してはくれない。
だからこそ、俺にとって蜜希さんという人は新鮮だった。
他愛もない会話をしながら歩いていれば、ぐぅ、と腹の虫がなく音がする。
俺の腹からだった。
蜜希さんが俺を見る。
「っ、すみません」と俺は咄嗟に口元を手で隠した。くそ。ダサいところ見られた。
「ふふっ。そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに」
「いや、だって。子供みたいじゃないですか」
「そう? 素直な子は好きだよ、僕」
『好き』という言葉に、ドクリと心臓が脈を打つ。
顔に火が走ったように熱くなり、俺は視線を逃がした。
蜜希さんの顔を、見ていられなかった。
「そ、そんなことより、どこか美味しいお店に連れてってくださいよ」
「可愛くないお願いだなぁ。でも、いいよ。おすすめのお店に連れてってあげる」
蜜希さんはそういうと、「こっちだよ」と歩き出した。
ぴょこぴょこと揺れる髪が上機嫌に揺れる。
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