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スマートフォンの通知に、「今日はありがと!。また行こうね!。」というメッセージがあるのを確認して、愛奈は今日の記憶が殆ど無いことを残念がった。何をしたんだっけか。行列にならんでまで飲んだタピオカというのも、飲んだ記憶すら曖昧だった。勿論、飲んでいないわけはない。辛うじて甘ったるさだけをほんの少し、舌が覚えている。そのあとは何処へ行ったんだっけ。何処へ………何したっけな?。私はそこまで年寄りじゃないわ、と軽い記憶喪失をした気分の自分にツッコミをいれた。事実、17歳の、人生の盛りに突入し始める17歳の自分が痴呆症だなんていうのは、考えにくいよな。いや、世の中は広いものですから、そりゃそういう人もいるだろうけど。
・・・さて、自分はどうしてもその原因とやらを信じたくないらしい。なぜ「あの時」を境に軽く記憶がないんだろう。何でタピオカもほとんど味がしなかったのだろう。私は、もう分かっているはずなのに。それを認めたくない。それを認めたくない自分も、認めたくない。情けないとは言ってくれるな。
独りでは解決しない問題なのだな、という答えを愛奈なりに出した。すれば独りでなければ解決するのか、というとそれは分からない。どちらにしろ、三人寄れば文殊の知恵。解決につながる確率が増えるのは確かだ。そうとなれば、よし、思い立ったが吉日だと、愛奈はメッセージアプリを手際よく開き、美嘉とのトーク画面へやってきた。そしてさすがは現代に生きる女子高生、迅速にキーボードを叩いた。
[美嘉]
打ちかけた文を消して、結局送ったのはこの二文字だった。本質からいきなり入るのには少し抵抗を感じたからだ。返信が来てから、伝えよう。
[どした?]
案外早く美嘉からの返信が来た。よし。
息を呑みながら、キーボードを叩いた。今回はゆっくり、叩いた。
[あのさ。美嘉。ある人の事が忘れられなくて、その人を思い浮かべるだけで胸が苦しくなるっていうのは、病気じゃないよね?]
はっきり言ってこんな文章は打っていて恥ずかしかった。病気じゃないのは当然の如く分かっている。病気なんかじゃない。
それが、"恋"だという事は。
送信のボタンの上で親指が少し躊躇した。送信。少し時間が経って、
[分かってるでしょ?。私が言わなくたって。その理由くらい。まぁ、大丈夫。言わなくても分かるから。今日のアンタは超変だった(笑)]
分かっている。自分が変だという事は自分でも痛いほど分かる。愛奈は、思い切って一文字を返した。
[恋?]
[それ以外に何があるの?]
愛奈は返さなかった。
その日は脳にシワを寄せながら一夜を明かした。次の日が日曜だったから問題はなかった。深夜になっても眠くならなかった。その間、愛奈はスマートフォンでネット小説サイトを閲覧していた。まだ読み終えていない本もあるほどに多くの本を持つ愛奈が何故ネットに行ったかって、今読みたくてならない小説が棚には1冊も無かったからであった。というのも、それは恋愛小説である。確かめようと思った。今のこの気持ちが、恋のせいなら、それを読んで共感を得られるのではないか。今、愛奈は共感が欲しくてならなかった。
5、6作ほど読んだところで朝になった。
「え・・・朝?」
愛奈は思わず声に出た。また、気づかないうちに長い時間が流れてしまったか。流石にこれはまずいな。それでも眠気は微塵も感じず、今起きたを装ってリビングへと階段を降りた。いつもとなんざ変わらない日曜日をすごす。父・母と買い物へ出かけ、昼には外食をして、帰宅すると午後5時だった。それからはたいして面白くもないテレビ番組を見ていた。でもそう感じているのはきっと私だけで、父も母も声を上げて笑っていた。愛奈はそれをみて少し笑った。
そういえば、例の恋愛小説を読んで、一つだけ確かな事が分かった。これは、あり得ない。言ってしまえば、主人公が不幸な結末など誰もつくらないから、例え恋敵が現れたとしても、その恋敵が不幸になる運命だ。読んでいて特別面白いということもなかったが、少なからず共感は得られた。
恋をすると、胸が苦しくなる。
「おはよーう」
美嘉は既に学校についていたようで、いつもの席に座っていた。そして愛奈も同じくいつもの席に座った。
今日は秋に似合わない暖かさだった。少し歩くだけでも、汗を少々かいた。今日ブレザーは必要なかったかもしれない。
「あのさ愛奈、一昨日の男の人なの?」
さすがだなぁ美嘉は。何の前置きもないや。そして、もちろん今発した言葉に当然愛奈は解釈が容易に出来た。「好きになった人は、一昨日の男の人なのか」ということ。恋をした、とまで直接的には伝えていないが昨日のメッセージのやり取りはそう言ったも同然だろう。
「・・・そうみたい」
そう言った愛奈の視線ははずっと下であった。
「一目惚れかぁ~。何、愛奈も結局は面食いじゃんかっ。私もあんな高身長イケメンに抱きしめられてみたいよう」
美嘉の、面食いというのは、少し間違っているような気がした。しかし、恋をした理由が明白に私にも分からないから、それも都合の良い虚構だろう。面食い、というワードにあまり良いイメージを持てないからかな。
それにしても、まさか年上の男を好きになるなんてなぁ、いや、というかまさか愛奈にも好きな人が出来たんだなぁ、と美嘉は内心かなり驚いていた。私があの時知らせなかったら愛奈もあの男の人を見る事はなかったんだよな。私、キューピットみたいじゃん、なんて思ったりもしていた。
「けどさぁ、愛奈」
ここで美嘉がいつか触れなければいけなかった核心をついた。
「こっからどうするつもりなのよ?」
愛奈は分かりやすく「うっ」と発した。痛いところを突かれた。
「あの人の名前も、どこにいるかもさっぱりでしょう?。街中ですれ違う人なんて殆どは2度と逢わない人達だよ?」
「わかってるよ・・・。だからどうしたらいいのか全くわからないよ」
愛奈が恋をしてしまったのは身元不明・名前不詳の人だ。…………正直どうする事も出来ない。美嘉は、「諦めなよ」と言うのが的確だと思った。実際、それが一番の意見だろう。二度と逢えない人をずっと想い続けるよりも、新しい恋を探す方が愛奈のこれからのためでもあった。しかし、到底そんなことは言えない。何せ、初恋だったから。さらに、愛奈だ。あの、恋に興味のなかった愛奈だ。応援をしてあげたいのが本心だが、叶うはずのない恋は応援しているこちらも心が痛い。
「どうしても、忘れられないの・・・?」
美嘉はうつむく愛奈に言った。愛奈はうつむいたままコクリと頷き、美嘉の目を見てもう一度頷いた。
やばい、ゾッコンだ………。美嘉はさらにどうしようもなくなった。
すると、朝礼のチャイムが鳴り、2人は離れた。
それからは、授業の合間の休み時間もお昼休憩も"その事"については全く触れなかった。
「諦めるしかないのかな」
愛奈は1人、自室で呟いた。カーテンは閉め切り、電気もつけず、日も沈み始めた頃の部屋は圧迫感に満ちていた。先日と同様、今日の疲れがどっぷり感じられ、帰宅後すぐにベットの上で大の字になった。分かっている、二度と逢えない。どこの誰かもわからない人に惚れてしまう私もどうかしている。私が悪い…………。もう、逢えないのだから………。すると、ベットの上にいるものだから、眠気が襲ってきた。眠りに落ちる一歩手前、一つの考えが浮かんだ。「いや、まてよ」と。1番、あの人に会える確率のある場所があった。その確率は限りなく低いが、少なくとも他よりは確実に高いはずなのだ。一昨日行った、タピオカの店あたりである。100回行けば1回は会える気がした。確率は限りなく低い。絶望的だ。そんなことを考えつく私はどうかしている。
やはり、恋は人をこれほどまでに変えてしまうんだな。私に関しては変えすぎだろうか。
「行こう」
敢えて声に出してみた一言は薄暗い部屋の中にシュンと染み込んでいった。
・・・さて、自分はどうしてもその原因とやらを信じたくないらしい。なぜ「あの時」を境に軽く記憶がないんだろう。何でタピオカもほとんど味がしなかったのだろう。私は、もう分かっているはずなのに。それを認めたくない。それを認めたくない自分も、認めたくない。情けないとは言ってくれるな。
独りでは解決しない問題なのだな、という答えを愛奈なりに出した。すれば独りでなければ解決するのか、というとそれは分からない。どちらにしろ、三人寄れば文殊の知恵。解決につながる確率が増えるのは確かだ。そうとなれば、よし、思い立ったが吉日だと、愛奈はメッセージアプリを手際よく開き、美嘉とのトーク画面へやってきた。そしてさすがは現代に生きる女子高生、迅速にキーボードを叩いた。
[美嘉]
打ちかけた文を消して、結局送ったのはこの二文字だった。本質からいきなり入るのには少し抵抗を感じたからだ。返信が来てから、伝えよう。
[どした?]
案外早く美嘉からの返信が来た。よし。
息を呑みながら、キーボードを叩いた。今回はゆっくり、叩いた。
[あのさ。美嘉。ある人の事が忘れられなくて、その人を思い浮かべるだけで胸が苦しくなるっていうのは、病気じゃないよね?]
はっきり言ってこんな文章は打っていて恥ずかしかった。病気じゃないのは当然の如く分かっている。病気なんかじゃない。
それが、"恋"だという事は。
送信のボタンの上で親指が少し躊躇した。送信。少し時間が経って、
[分かってるでしょ?。私が言わなくたって。その理由くらい。まぁ、大丈夫。言わなくても分かるから。今日のアンタは超変だった(笑)]
分かっている。自分が変だという事は自分でも痛いほど分かる。愛奈は、思い切って一文字を返した。
[恋?]
[それ以外に何があるの?]
愛奈は返さなかった。
その日は脳にシワを寄せながら一夜を明かした。次の日が日曜だったから問題はなかった。深夜になっても眠くならなかった。その間、愛奈はスマートフォンでネット小説サイトを閲覧していた。まだ読み終えていない本もあるほどに多くの本を持つ愛奈が何故ネットに行ったかって、今読みたくてならない小説が棚には1冊も無かったからであった。というのも、それは恋愛小説である。確かめようと思った。今のこの気持ちが、恋のせいなら、それを読んで共感を得られるのではないか。今、愛奈は共感が欲しくてならなかった。
5、6作ほど読んだところで朝になった。
「え・・・朝?」
愛奈は思わず声に出た。また、気づかないうちに長い時間が流れてしまったか。流石にこれはまずいな。それでも眠気は微塵も感じず、今起きたを装ってリビングへと階段を降りた。いつもとなんざ変わらない日曜日をすごす。父・母と買い物へ出かけ、昼には外食をして、帰宅すると午後5時だった。それからはたいして面白くもないテレビ番組を見ていた。でもそう感じているのはきっと私だけで、父も母も声を上げて笑っていた。愛奈はそれをみて少し笑った。
そういえば、例の恋愛小説を読んで、一つだけ確かな事が分かった。これは、あり得ない。言ってしまえば、主人公が不幸な結末など誰もつくらないから、例え恋敵が現れたとしても、その恋敵が不幸になる運命だ。読んでいて特別面白いということもなかったが、少なからず共感は得られた。
恋をすると、胸が苦しくなる。
「おはよーう」
美嘉は既に学校についていたようで、いつもの席に座っていた。そして愛奈も同じくいつもの席に座った。
今日は秋に似合わない暖かさだった。少し歩くだけでも、汗を少々かいた。今日ブレザーは必要なかったかもしれない。
「あのさ愛奈、一昨日の男の人なの?」
さすがだなぁ美嘉は。何の前置きもないや。そして、もちろん今発した言葉に当然愛奈は解釈が容易に出来た。「好きになった人は、一昨日の男の人なのか」ということ。恋をした、とまで直接的には伝えていないが昨日のメッセージのやり取りはそう言ったも同然だろう。
「・・・そうみたい」
そう言った愛奈の視線ははずっと下であった。
「一目惚れかぁ~。何、愛奈も結局は面食いじゃんかっ。私もあんな高身長イケメンに抱きしめられてみたいよう」
美嘉の、面食いというのは、少し間違っているような気がした。しかし、恋をした理由が明白に私にも分からないから、それも都合の良い虚構だろう。面食い、というワードにあまり良いイメージを持てないからかな。
それにしても、まさか年上の男を好きになるなんてなぁ、いや、というかまさか愛奈にも好きな人が出来たんだなぁ、と美嘉は内心かなり驚いていた。私があの時知らせなかったら愛奈もあの男の人を見る事はなかったんだよな。私、キューピットみたいじゃん、なんて思ったりもしていた。
「けどさぁ、愛奈」
ここで美嘉がいつか触れなければいけなかった核心をついた。
「こっからどうするつもりなのよ?」
愛奈は分かりやすく「うっ」と発した。痛いところを突かれた。
「あの人の名前も、どこにいるかもさっぱりでしょう?。街中ですれ違う人なんて殆どは2度と逢わない人達だよ?」
「わかってるよ・・・。だからどうしたらいいのか全くわからないよ」
愛奈が恋をしてしまったのは身元不明・名前不詳の人だ。…………正直どうする事も出来ない。美嘉は、「諦めなよ」と言うのが的確だと思った。実際、それが一番の意見だろう。二度と逢えない人をずっと想い続けるよりも、新しい恋を探す方が愛奈のこれからのためでもあった。しかし、到底そんなことは言えない。何せ、初恋だったから。さらに、愛奈だ。あの、恋に興味のなかった愛奈だ。応援をしてあげたいのが本心だが、叶うはずのない恋は応援しているこちらも心が痛い。
「どうしても、忘れられないの・・・?」
美嘉はうつむく愛奈に言った。愛奈はうつむいたままコクリと頷き、美嘉の目を見てもう一度頷いた。
やばい、ゾッコンだ………。美嘉はさらにどうしようもなくなった。
すると、朝礼のチャイムが鳴り、2人は離れた。
それからは、授業の合間の休み時間もお昼休憩も"その事"については全く触れなかった。
「諦めるしかないのかな」
愛奈は1人、自室で呟いた。カーテンは閉め切り、電気もつけず、日も沈み始めた頃の部屋は圧迫感に満ちていた。先日と同様、今日の疲れがどっぷり感じられ、帰宅後すぐにベットの上で大の字になった。分かっている、二度と逢えない。どこの誰かもわからない人に惚れてしまう私もどうかしている。私が悪い…………。もう、逢えないのだから………。すると、ベットの上にいるものだから、眠気が襲ってきた。眠りに落ちる一歩手前、一つの考えが浮かんだ。「いや、まてよ」と。1番、あの人に会える確率のある場所があった。その確率は限りなく低いが、少なくとも他よりは確実に高いはずなのだ。一昨日行った、タピオカの店あたりである。100回行けば1回は会える気がした。確率は限りなく低い。絶望的だ。そんなことを考えつく私はどうかしている。
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