シャム猫

大器晩成らしい

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あふっ

欠伸が出た。

ベッドで横になりながら、3人でいろんな話をしていたけど、そろそろ眠いかも。

「明日、ウォークラリーもあるし、もう寝るか」

「うん、そうだね。でも、その前に、トイレに行っておきたい。夜中に行きたくなったら嫌だし」

「そうだな、行っとくか」

コクコク


皆で連れションに行ったけど、相変わらず、俺だけ個室。

ずっと、座ってしてるから、もう、上手に立ちション、できなくなってるかも・・・

男としてどうなんだ?それは。

トイレから出ると、すでに疾風と森羅は、手洗いも済んでいるようだった。

「ごめん。待たせちゃったね」

「大して待ってないから、平気」

「ありがと」

急いで手を洗い、揃って部屋へと戻った。


「電気はどうする?」

「真っ暗は怖いから、オレンジのだけ点けといていい?」

「いいよ。それだけ点けとく」

パチッ

「ありがと、おやすみ」

「「おやすみ」」

展望台までの上り下りに肝試しと、いつもより、たくさん歩いたからか、かなり疲れていたみたいだ。

目を閉じてすぐ、深い眠りに落ちていた。


熟睡だったお蔭か、目覚めはすっきり。

ベッドの下を覗きこむと、二人はまだ夢の中のようだ。

まだ起きるには早いのか?

部屋にかけられている時計を見ると、5時30分・・・うん早いな。

でも、二度寝したら、寝過ごしそうな中途半端な時間。

服はジャージを着てるから、このまま着替える必要はないし・・・やる事ないな。

今夜のお風呂の準備だけしておくか。

鞄の中から、替えのジャージと、下着、タオル等を出し、枕元に重ね、時計を・・・5時35分。

ゆっくり取り出しても、然程時間はかからなかった。

分かっていたけどね。

朝食は確か、6時半からだよな。

・・・いいや、寝よ。

森羅がきっと起こしてくれるに違いない。







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