何で僕を?

大器晩成らしい

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誘拐されたら・・・自分で撃退できるかな?

・・・・・・無理そう。

いや、でも、ステータスが標準より高いんだよね?僕。

と、言う事は・・・

「僕だって、誘拐されそうになったら、必死に抵抗するから、そう簡単にお持ち帰りなんて、されないと思うよ?」

「でも、葵ちゃん、人、殺せないでしょ?」

「えっ、何で、殺すとか殺さないとかになるの?」

「僕たちのステータスって、この世界の人達と比べて、異常に高すぎるんだよね」

「えっ、標準よりちょっとじゃなくて?」

「ちょっとじゃないよ。雲泥の差って奴。だから、渾身の力で暴れたら、大惨事だね・・・」

「大惨事?」

「例えば、抵抗して、肘が相手の顔に当たったとしようか?顔面を、かなり深く陥没させた上、首の骨折、もしくは、首から上が千切れて飛んで行く事になるね」

「恐っ」

「もし力の加減を覚えたとしても、咄嗟の時に加減するのは難しいと思うよ。葵ちゃんの望まない結果になるんじゃないかな?たとえ相手が誘拐犯でも、殺すまではしたくないんでしょ?(僕は殺せるけど・・・)」

「うん・・したくない。首千切れるとか、恐いもん。でも・・・」

「葵ちゃんは俺じゃ嫌?絶対無理?それとも、他の人となら、結婚できる?」

うっ、そんな悲しそうな顔、させたくないんだけど・・・

「・・・月夜は嫌いじゃないよ。でも、恋愛感情で好きかと言われたら、まだ違うとしか・・・。それに、男の人との恋愛自体、考えた事なかったんだから、他の人との結婚なんてありえないよ」

「嫌いじゃないなら、とりあえず婚約だけでもさせて。そうしたら、他の人からのアプローチを防げるから。結婚は、葵ちゃんが、してもいいと思ってくれるまで待つよ。まだという事は、可能性はあるんでしょ?俺は、葵ちゃんに恋愛感情を持ってもらえる様に、一生懸命努力するから。愛してもらえるように頑張るから。それなら、いい?」

「う・・ん、それなら・・・」

「ありがと(婚約破棄は絶対にしないし、できないけどね。国王に直々に発表させるのだから)好きだよ。葵ちゃん」

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