何で僕を?

大器晩成らしい

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すっかり目が覚めてしまった。

「葵ちゃん、眠らないで大丈夫?」

「うん、大丈夫」

「ご飯はどうする?そろそろ夕食の時間なんだけど」

「さっき、サンドイッチを食べたばっかりだから、お腹は減ってないよ」

「確かにね、う~ん、じゃあ、もし、小腹が空いたら言って、収納から果物出すから」

「うん、ありがと」

「とりあえず、これは片付けておこうか」

月夜は、空になったサービスワゴンを部屋から出し、ラピスに渡した。

「そろそろ、葵ちゃんをお風呂に入れたいから、準備して貰ってもいい?」

!!お風呂!!

「畏まりました。準備ができましたら、お声をかけさせて戴きます」

「よろしくね」

やばい、月夜に悪戯される可能性大!!

「ねぇ、月夜、僕、今日はお風呂入らなくてもいいかも・・・」

「だめだよ、一応、クリーンで綺麗にはしたけど、お風呂で身体を温めて、よくマッサージしないと。ここに来てから、身体を動かせていないでしょ?筋肉をきちんと解して、血流を促がさないと。だから入らないとだめ」

「じゃ、じゃあ。い・悪戯しないでね・・」

「(真っ赤になって可愛い!!そんなこと言われたら、したくなっちゃうじゃん。どうしよう、約束できないよ。こういう時、どう言えばいいんだ?・・・・・・そうだ!)善処します」

?善処します?

えっ、結局どっち?

「今、痛い所とか無い?」

「えっ、う~ん、どうだろう、無いっぽい?(恥ずかしかったけど、ラピスさんにマッサージして貰ったのが、良かったのかも)」

「何故、疑問形?微妙な感じだね・・・」

コンコン

「お風呂の準備が整いました」

「ありがとう、扉開けてくれる?」

「はい、失礼します」

カチャッ

月夜に抱き上げられ、お風呂場に運ばれ、マッサージ台の上に置かれた。

「ちょっと待ってね」

月夜はバスローブを脱ぐと、僕の身体に巻かれた毛布を外し、再び抱き上げた。

抱き上げる時、すーって持ち上げて、軽々と運んでるように見えるけど、僕、そんなに軽くないよね?

ボタンを押し、浴室内全てにクリーンをかけてから、湯船の中に入っていって、そのまま腰を下ろした。

抱っこしたまましゃがめるなんて、吃驚。

体幹がしっかりしてるから?

「葵ちゃん、湯加減はどう?」

「えっ、うん、大丈夫」

「上がりたくなったら、言ってね」

「うん」

月夜に凭れてるんだけど、筋肉も凄い。

ここまでになるには、並大抵の努力じゃ無理だと思う。

一人で8年も・・・よくここまで。

頑張ったね。



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感想 17

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