何で僕を?

大器晩成らしい

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ロードライト先生の授業を受け始め、1週間たって、魔術にも自信を持てるようになってきた。

まだ、実戦には連れて行って貰えないんだけどね。

先生が用意した的は、百発百中ってところかな。

固定の的はもちろんの事、先生が適当に投げたりする、木の枝とかにも、ちゃんと中てられている。


それ以外の授業も、着々と身に付いていると思う。

褒めて伸びるタイプだからね。

僕も、月夜も。

最初の印象通り、優しく教えて貰えているおかげか、水を吸うように知識を吸収できて、楽しい。


常識やマナーは、ほぼ完璧という事で、明日からの授業は無くすらしい。

後は、おかしいと気づいた時に、その都度、注意してくれるそうだ。

じゃあ、その時間は、何するんだろうって思っていたら、森に行って、弱い魔物を退治してみましょうって言われた。

やっと、連れて行って貰えるんだっていう、高揚感と、弱いって言っても、スライムやゴブリンからのスタートじゃないって事への不安感で、どきどきしている。

ただ、先生もいるし、月夜も前に、俺がフォローするし、絶対にケガなんてさせないって言ってくれてたから、命の危険は無いと思う。

でも、深呼吸をして、心を落ち着けて行動しないと。

パニックになって、悲鳴を上げたり、目を瞑ったり、しゃがんだりするのは、危険な行為だから、それだけはしないって、自分に言い聞かせている。

無きにしも非ずだから。

だから、徐々に慣らす為にも、できれば、一対一からでお願いしたい。

初めから集団戦をぶつけられたら、僕、本当に厳しいと思う。


武器も、多少は使えるようになった、というか、した。

月夜が、授業の後に、練習に付き合ってくれたから。

クロスボウをメインに、敵に距離を詰められた時だけ、刀を使う事に。

だから、無限収納へクロスボウを仕舞い、刀を取り出すという作業が、スムーズに出来るよう、空き時間に、目一杯頑張った。

命大事で、遠距離から出来る攻撃は、遠距離からを心がける。

卑怯かもしれないけど、気付かれる前に倒すって方向で、ね。


森に行く前、ロードライト先生が、

「魔法でも、武器でもいいから、なるべく素材を傷めないよう、慎重に狙って、できれば、一撃で倒しましょう。低レベルの魔物の弱点は、眉間です」

って・・・

僕、初めての戦闘なんですけど、ハードル、高くないですか?



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