何で僕を?

大器晩成らしい

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「よし、これで安心して食べていられる。はい、フード外していいよ」

「はぁ、結界なんて張らなくても、人が食べてるとこなんて、誰も見ないって」

「俺だって、他の人が食べてるところなんて、見ようとは思わないよ。でも、葵ちゃんは別。食べてる食べてない関係なく、可愛いから目がいく。なぁ、ラピス。気を付けた方がいいよな?」

「はい、葵様のように華奢で、可憐で美しい方に、であった事がありません。月夜様の言う通り、気を付けるに越した事はありません」

「そんな馬鹿な」

「この世界の住人が言ってるんだから、確かだろ。連れ去られたり、トラブルに巻き込まれたら大変だろ?だから、その前に予防をね、こうやって、しておかないとね」

どうやって、月夜の前から連れ去られると言うのだろう。

トラブルだって、巻き込まれたら、簡単に駆除しちゃいそう。

巻き込んだ大元を。

「ハァ~。もういいや。ご飯にしよう」

「そうだね、いただきます」

「「いただきます」」

「それにしても、これ多くない?」

「食べられる分だけでいいよ。残りは俺達で食べるから」

「じゃあ、お肉、先に切り分けるね。2人のお皿に置いていい?」

「いいよ」

「いいですよ」

4等分に切って、一切れずつ、月夜とラピスさんのお皿に移した。

「パンも、僕は一つで充分。一つずつお願い」

皿から一つずつ、パンを取ってもらった。

これなら、どうにかいけそうかな。

ガラガラ

「こんちわ~」

「いらっしゃい」

「うわっ、何だコリャ」

「お客さんだよ。あんた、ちょっかいだすんじゃないよ」

「手ぇださねぇよ。こんな結界張るようなやつに」

「適当に座っとくれ。何食べるんだい」

「いつもので」

「はいよ」

「それにしても、何でまた結界なんて、気になってしゃ~ないやん」



「・・・」

そりゃそうだ。

思わず、聞き耳をたてちゃったよ。

「音も聞こえるようにしてあるんだね」

「安心して、こっちの声は、向こうには聞こえないようになってるから」

でも、こんなの張ってるから、興味津々って感じで、こっち見てるんだけど。

結界から出て行き辛い・・・






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