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「フルーツカクテル、買えたけど、何処で食べる?」
「買い物が終わったら、ちょっと歩くけど、あっちに砂浜があるから、シートでも敷いて、海を見ながら食べよう」
「うん。いいね。じゃあ、さっさとシーコーラルと魚卵専門店と干物専門店、回らないとね。他は寄り道なしね」
自分に言い聞かせたりして。
僕が、いろいろと寄り道しちゃってるから、あんまり進んでないんだよね。
「はいはい、真っ直ぐ行こうね」
月夜に肩を抱き寄せられ、僕も片腕を月夜の背中へと回す。
さっき、攫われそうになったっていうのもあって、ピッタリとくっ付きながら歩いた。
その方が、手繋ぎより安心する。
まさか、真正面からあんな風に誘拐されそうになるとは、思いもしなかったよ。
そういうのって、普通、夜、闇に紛れて~とか、1人きりになった時に~、ってのがセオリーだよね?
足に自信があったのかな?
僕を抱えたままでも、逃げ切れるって。
「皆、ありがとうね。さっきは、助けてくれて。でも、さっきの人、死んでないかな?平気かな?」
月夜の手を、僕の油断の所為で、汚れさせちゃってたとしたら、嫌だな・・・
「葵ちゃんを助けるのは、当たり前だし、さっきの奴は、死んで当たり前。俺から葵ちゃんを攫おうとするなんて、万死に値するね。だからこれからも、手加減は一切しない。それによって、殺してしまったとしても、後悔はしないよ。だから、葵ちゃんが、申し訳なさそうな顔をする必要は、全然ないよ。俺的には、この世から、葵ちゃんに集る害虫が、一匹減ったってだけで、嬉しいのだから」
「月夜様の仰る通りです。お二人は、この国の、この世界の希望なのですから、手を出した者は、厳罰に処されても、文句は言えないと思います」
クキュ
希望って・・・
重いよ。
モカも、肯定するんじゃありません。
「買い物が終わったら、ちょっと歩くけど、あっちに砂浜があるから、シートでも敷いて、海を見ながら食べよう」
「うん。いいね。じゃあ、さっさとシーコーラルと魚卵専門店と干物専門店、回らないとね。他は寄り道なしね」
自分に言い聞かせたりして。
僕が、いろいろと寄り道しちゃってるから、あんまり進んでないんだよね。
「はいはい、真っ直ぐ行こうね」
月夜に肩を抱き寄せられ、僕も片腕を月夜の背中へと回す。
さっき、攫われそうになったっていうのもあって、ピッタリとくっ付きながら歩いた。
その方が、手繋ぎより安心する。
まさか、真正面からあんな風に誘拐されそうになるとは、思いもしなかったよ。
そういうのって、普通、夜、闇に紛れて~とか、1人きりになった時に~、ってのがセオリーだよね?
足に自信があったのかな?
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「月夜様の仰る通りです。お二人は、この国の、この世界の希望なのですから、手を出した者は、厳罰に処されても、文句は言えないと思います」
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