何で僕を?

大器晩成らしい

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「商品は、お送り致しましょうか?」

「いいえ、収納鞄を持ってきているので、それに入れて、持ち帰ります」

「では、商品をこちらに持ってまいりますので、少々お待ち頂いても宜しいですか?」

「ん~、いえ、面倒でしょうから、私達も着いて行きます。ここに運んで貰うより、直接しまった方が早いと思うので」

「それは、助かります。では、申し訳ありませんが、私の後を付いて来て頂いても宜しいですか?」

「月夜、いい?」

「もちろん。葵ちゃんの望む所に、何なりと」

「なにそれ///」

気障ったらしい言い回しなんだけど、月夜には似合ってて悔しい。



連れて行かれた倉庫は、かなり広くて、中学校の校庭くらいはある感じ。

僕らには、何処に何が置いてあるか、さっぱりだけど、店員さんは、慣れた感じで歩いて行って、目的の物を、引っ張り出していた。

で、僕はそれを受け取って、鞄に入れる振りをしながら、無限収納の中へ。

自動洗浄と自動滅菌をしてくれるから、虫とかが付いていたとしても、除去してくれるから安心して使えるようになる。

虫に刺されて、身体とか痒くなったら、最悪だもんね。


「・・・凄いですね。まさか、全部入るとは思いませんでしたよ。少しは、手で持っていかれるのかと。随分と容量の大きい鞄ですね」

「えっ、ええ、どうせ買うならと思って、一番大きいものを、かなり奮発して」

「お値段、お訊きしても?」

「うっ、すみません。内緒です」

言えないというか、答えられない。

擬装用にって思って、適当に、お店の入り口付近に置いてあった、一番安いのを買っちゃったから。

店の中とか見て回らなかったから、どのくらいの容量が、どのくらいの価格かなんて、知らないんだもん。

この鞄、中に物を収納する予定で買っていないから、どのくらい入るか、確認すらしていないんだよね。

後で、確認しておこう。


(ちなみに、鑑定されないよう、収納鞄は、闇魔法で隠蔽済みです)





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