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第三部 守(まもる)と正(ただし)
第六章 背徳の時間
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時計が10時を表示した瞬間、僕は部屋を出て階段を下りていった。
脱衣室の前に来ると微かに水音がしていた。
そっと扉を開けると浴室ドアの曇りガラス越しに母のシルエットが見えた。
立った姿勢でシャワーを浴びている。
スラリとしたプロポーションはボンヤリとしたものでも妖艶な裸体を感じるには十分であった。
ゴクリと喉を上下させながら脱衣室の中に忍び寄った。
一瞬、顔が向けられドキリとしたが母は気づかぬようで鼻歌を口ずさみながらシャワーを浴び続けている。
やがて椅子に座り、身体を洗い始めた。
母の入浴は長く、特に身体を洗う時は隅々まで丁寧に時間をかけていく。
おかげで僕は安心して背徳な行為を楽しむことができるのだ。
※※※※※※※※※※※※
「あの日」から数日が過ぎようとしていた。
初めて母の下着を盗み自分の部屋でイタズラをしたが、誤ってパンティの中に射精してしまった。
そのまま「汚れ物用」の洗濯籠に紛らわせたのだけど気づかれなかったようで特に何も言われなかった。
狼狽えていた僕は交換用の下着を無くしたことに後になって気づいたが、既に手遅れであった。
射精したことはバレなかったけど、今度は脱ぎたての下着を盗めば洗濯する時に気づかれてしまう。
再び母さんが病気になって洗濯物をため込む確率は低く、甘美で背徳感のあるイタズラはできなくなる。
それは嫌だった。
一度味わった快楽を手放すことはできない。
僕は焦った。
身体中が熱く火照り、このままでは眠れそうにない。
エロ本でオナニーすることもできるけど、母さんの下着の匂いを嗅ぎながらの行為に比べれば興奮度は雲泥の差なのだ。
考え抜いた僕は大胆な行動に出ることにした。
「その場で返せばいい」のではないかと。
後から思い返せばリスク満載の思い付きだった。
母さんが身体を洗っている横でオナニーする。
こんな変態行為を見つかったら軽蔑されるに決まっているじゃないか。
だけど「あの日」の僕は冷静では無かった。
只ひたすらに、母さんの甘い匂いを嗅ぎたい衝動を抑えることが出来なかったんだ。
奇跡的に僕の変態行為は母に気づかれなかった。
「あの日」の感動は忘れることはないだろう。
鼻歌を口ずさむ母さんのシルエットを見ながらするオナニーの興奮と快感は強烈だった。
薄いピンク色の肌が怪しく動くのを見つめながら僕はたぎるコックをしごいていた。
快感で声が漏れないよう必死だったけど息は確実に荒くなっていく。
小刻みに身体が揺れてしまい、気づかれる不安を抱きながら甘美なイタズラをやめることは出来なかった。
汗がしみついた脱ぎたてのパンティの匂いを嗅ぎながら僕はオナニーを続けていく。
母さんの口ずさむ鼻歌が心地よく耳に響いていた。
沸き上がる興奮が絶頂に達すると、僕は顔に押し付けていたパンティをコックにあてがった。
ドクンドクンとひきつくペニスからザーメンが溢れてパンティに染みを作っていく。
射精した瞬間、あまりの快感に声が漏れそうになってしまった。
やがて母さんが湯舟に移動すると僕は立ち上がり、ザーメンで濡れたパンティを「汚れ物用」の洗濯籠に滑り込ませる。
今から思うと冷や汗ものだが昨日、気づかれなかったから今回も大丈夫だろうと図々しく考えたのだ。
そのまま足音を忍ばせて部屋に戻った僕は我慢していた息を大きく吐いた。
あまりにも淫靡な背徳行為に翌朝、母さんに咎められるかとビクビクしていたけど何も起きなかった。
安心した僕はその夜も脱衣室を覗いた。
何度か足を忍ばせて近づいたけど、昨夜と同じ10時ピッタリに母さんは入浴を始めたんだ。
そして甘美な行為を終えた僕はスッキリした気分でベッドに入った。
母さんの甘い汗の匂いが鼻孔に残っている。
もう一度、行為を始めたくなるのを我慢して眠りに入った。
意識が遠のく中、僕はある想いを抱いた。
もしかして。
母さんは気づいているのではないかと。
だから、10時ピッタリに入浴するようになったのではないかと。
時間をかけて身体を入念に洗うのではないかと。
夢の中で僕は興奮に包まれながら母さんの顔を思い浮かべていたのだった。
脱衣室の前に来ると微かに水音がしていた。
そっと扉を開けると浴室ドアの曇りガラス越しに母のシルエットが見えた。
立った姿勢でシャワーを浴びている。
スラリとしたプロポーションはボンヤリとしたものでも妖艶な裸体を感じるには十分であった。
ゴクリと喉を上下させながら脱衣室の中に忍び寄った。
一瞬、顔が向けられドキリとしたが母は気づかぬようで鼻歌を口ずさみながらシャワーを浴び続けている。
やがて椅子に座り、身体を洗い始めた。
母の入浴は長く、特に身体を洗う時は隅々まで丁寧に時間をかけていく。
おかげで僕は安心して背徳な行為を楽しむことができるのだ。
※※※※※※※※※※※※
「あの日」から数日が過ぎようとしていた。
初めて母の下着を盗み自分の部屋でイタズラをしたが、誤ってパンティの中に射精してしまった。
そのまま「汚れ物用」の洗濯籠に紛らわせたのだけど気づかれなかったようで特に何も言われなかった。
狼狽えていた僕は交換用の下着を無くしたことに後になって気づいたが、既に手遅れであった。
射精したことはバレなかったけど、今度は脱ぎたての下着を盗めば洗濯する時に気づかれてしまう。
再び母さんが病気になって洗濯物をため込む確率は低く、甘美で背徳感のあるイタズラはできなくなる。
それは嫌だった。
一度味わった快楽を手放すことはできない。
僕は焦った。
身体中が熱く火照り、このままでは眠れそうにない。
エロ本でオナニーすることもできるけど、母さんの下着の匂いを嗅ぎながらの行為に比べれば興奮度は雲泥の差なのだ。
考え抜いた僕は大胆な行動に出ることにした。
「その場で返せばいい」のではないかと。
後から思い返せばリスク満載の思い付きだった。
母さんが身体を洗っている横でオナニーする。
こんな変態行為を見つかったら軽蔑されるに決まっているじゃないか。
だけど「あの日」の僕は冷静では無かった。
只ひたすらに、母さんの甘い匂いを嗅ぎたい衝動を抑えることが出来なかったんだ。
奇跡的に僕の変態行為は母に気づかれなかった。
「あの日」の感動は忘れることはないだろう。
鼻歌を口ずさむ母さんのシルエットを見ながらするオナニーの興奮と快感は強烈だった。
薄いピンク色の肌が怪しく動くのを見つめながら僕はたぎるコックをしごいていた。
快感で声が漏れないよう必死だったけど息は確実に荒くなっていく。
小刻みに身体が揺れてしまい、気づかれる不安を抱きながら甘美なイタズラをやめることは出来なかった。
汗がしみついた脱ぎたてのパンティの匂いを嗅ぎながら僕はオナニーを続けていく。
母さんの口ずさむ鼻歌が心地よく耳に響いていた。
沸き上がる興奮が絶頂に達すると、僕は顔に押し付けていたパンティをコックにあてがった。
ドクンドクンとひきつくペニスからザーメンが溢れてパンティに染みを作っていく。
射精した瞬間、あまりの快感に声が漏れそうになってしまった。
やがて母さんが湯舟に移動すると僕は立ち上がり、ザーメンで濡れたパンティを「汚れ物用」の洗濯籠に滑り込ませる。
今から思うと冷や汗ものだが昨日、気づかれなかったから今回も大丈夫だろうと図々しく考えたのだ。
そのまま足音を忍ばせて部屋に戻った僕は我慢していた息を大きく吐いた。
あまりにも淫靡な背徳行為に翌朝、母さんに咎められるかとビクビクしていたけど何も起きなかった。
安心した僕はその夜も脱衣室を覗いた。
何度か足を忍ばせて近づいたけど、昨夜と同じ10時ピッタリに母さんは入浴を始めたんだ。
そして甘美な行為を終えた僕はスッキリした気分でベッドに入った。
母さんの甘い汗の匂いが鼻孔に残っている。
もう一度、行為を始めたくなるのを我慢して眠りに入った。
意識が遠のく中、僕はある想いを抱いた。
もしかして。
母さんは気づいているのではないかと。
だから、10時ピッタリに入浴するようになったのではないかと。
時間をかけて身体を入念に洗うのではないかと。
夢の中で僕は興奮に包まれながら母さんの顔を思い浮かべていたのだった。
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