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Ep.21 軌道修正がんばります
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どうしよう、せっかくのパーティーメンバー候補であるノアを仲間に入れられなくなってしまったら、この先の攻略が少し面倒になってしまうかもしれない。
だけど現状はどういうわけか、めちゃくちゃオレがにらまれていて、とてもじゃないけど『仲間に入れて』なんて向こうから声をかけてくる雰囲気にはなりそうもなかった。
こうなったら、無理やりにでもゲーム本編のシナリオに引き寄せなくちゃダメか?!
だとしたらジェイクから『大丈夫だったか?』って、ノアに声をかけさせないといけないんだけど。
「とにかくオレは大丈夫だから、そんなことよりおまえ、こんなところで女の子を放っておくなよ!」
せっかく助けようとした子なのだから、最後まで責任もってケアをしろとばかりにジェイクを焚きつける。
彼の性格からしたら、きっとそれで元々の目的を思い出すだろうと思ったから。
「そうは言いますけど、あなたを放っておくほうが、よっぽど大変なことになりそうなんですけども!?ほら、今だってまわりにはあなたに話しかけたそうにしているヤツらがいるじゃないですか!だからもう帰りますよ!」
なのに、あいかわらずジェイクは、ノアのほうよりもオレを優先しようとする。
だーかーらー、それじゃ困るんだってば!!
「あ、あの、そちらのお嬢さんは大丈夫でしたか?」
結局、折れたのはオレのほうだった。
ジェイクから声をかけさせるのをあきらめ、やむなくオレからノアに声をかける。
「え……?えぇ、ありがとうございます!とってもお強いんですね!」
声をかけられた瞬間はぼんやりとしていたノアだったけれど、次の瞬間、ずいっと身を乗り出して両手を顔の前で組むと、一気にキラキラとした笑顔になる。
もちろん、お礼を言っているのはジェイクにたいしてだ。
よしっ!
これで元のストーリー展開のとおりにもどったぞ!!
そのうれしさに、思わず心のなかでガッツポーズをとる。
そりゃね、今ノアに声をかけたのはオレかもしれないけど、最初に彼女のことを助けようとしたのもジェイクだし、実際に酔漢をどうにかしてくれたのもジェイクだからな。
オレとしてもノアがちゃんとジェイクにお礼を言って、シナリオどおりの展開に持ち込んでくれるというのなら、それに越したことはないわけで、思わず笑顔にもなるってモンだ。
「なにか事情があるのかもしれないけれど、女の子が夜にひとりで酒場に来るのは感心しないな。今回はたまたま僕たちがいたからよかったものの、いつもだれかが助けてくれるわけじゃないんですから」
だけど、どういうことか、ジェイクからの言葉にはトゲがある。
「え?あ、ハイ……」
おかげでノアはすっかり出鼻をくじかれたみたいになって、カタコトな感じに返すしかなくなっていた。
あぁもう、なにしてくれちゃってるんだよ、バカジェイク!
おかげでノアだって、せっかくのかわいらしい上目づかいをしているというのに、口もとがヒクついてしまっている。
こんな塩対応じゃ、ゲームのシナリオどおりに『ジェイクに一目惚れする』っていうのも、厳しいかもしれないだろ!!
オレが心のなかで盛大に毒づいているときも、どういうわけかジェイクは険しい顔をしたままだった。
本来なら『大丈夫だった?君みたいなかわいい子が、こんなところにひとりでいたら危ないよ』って、まるで口説き落とそうとしているみたいな甘めのセリフだったはずなのに……!
だからこそノアも、『実は……あたしといっしょに魔王を倒しに行ってくれる仲間を探していたの!』って事情を告白する流れになって、それを受けて仲間になるはずだったんだ。
それなのにジェイクときたら、ノアから話を切り出しにくい雰囲気を出しやがって!
というか、これってむしろオレに説教したかったことを、まちがえてノアにも向けてしまっただけなんじゃないのか?
ならばこれはノアが悪いことなんてなにもなくて、たまたまジェイクの虫の居所が悪いばっかりに、『巻き込まれ被弾』してしまっただけだ。
その虫の居所の悪さを招いてしまったのは、オレの不甲斐なさが原因だとしたら。
そりゃ、この場はオレからフォローするしかないよな?
「えぇと、ジェイクがいきなりお説教かましちゃって、ごめんね?オレがジェイクを怒らせちゃったせいだから、君はなにもわるくないのに……でも、君みたいにかわいい子がひとりでいたら危ないのは、本当のことだと思うよ」
せっかくならば『美形』と称されるであろうこの顔を生かさなければと、人当たりのよさそうな笑みを浮かべてノアに話を振る。
「じ、実はあたし……いっしょに魔王を倒しに行ってくれる仲間を探していたの!」
「えぇっ、それは奇遇だね!?ちょうどオレたちも魔王を倒しに行く旅に出たばかりだったんだけど、よかったらいっしょにどうかな?」
期待どおりのこたえを相手から引き出したところで、少しわざとらしい気もしたけれど、こちらから話を切り出した。
たぶん、ノアはこの提案を飲んでくれるはず。
ノアにとっての魔王は、大切な故郷を滅ぼし、身内を皆殺しにした憎き敵で、それを倒すためには強力な助っ人が必要だという事情がある以上、ジェイクほど条件のいい人物はいないのだから。
「……そうね、ちょうどあたしも頼りになる仲間が欲しかったの。だから、あなたたちといっしょに行くわ」
「本当に?それじゃ、さっそくこれからの話をしようか?」
オレからの提案にノアがうなずくのを見て、断りを入れて横にあるテーブルから使われていない椅子を1脚借りる。
「そんな犬猫を拾うんじゃないんですから、氏素性もわからないような人を仲間に入れるだなんて、軽率すぎやしませんかね?!」
ノアに椅子をすすめて着席したとたん、ジェイクがムッとしたように口をはさんでくる。
「ちょっとジェイク、その言い方はこの子に失礼だろ?」
「あ……たしかにそうですね。すみません、気がつかなかった……」
オレにたしなめられた瞬間、ジェイクはハッとしたようにノアのほうを向き、うなだれたようにお詫びを口にした。
その姿は飼い主に叱られた大型犬のようにも見えるというか、垂れた三角の耳があたまから生えているような気がしてならないというか。
ともかく全身で反省している様子がうかがえる。
「い、いいのよ、別に!あたしだって助けてもらったのに、名乗ってもなかったもの。あたしは、魔法使いのノアよ」
そんなジェイクの様子にほだされたのか、若干不機嫌そうな顔をしていたノアは、あわてて笑顔をとりつくろって自己紹介をした。
「本当にすみません、あなたが怪しいとかそういう意味ではまったくなくて、よく考えたらあなたも被害者だったっていうのに、申し訳ないことをしました。あの、僕はジェイクで、こっちのキレイな人がルーイさんです」
「よろしくな、ノア」
ぺこぺことあたまをさげるジェイクに、オレは笑みを浮かべてノアへあいさつをした。
オレの知るストーリー展開とはちょっとちがっているけれど、それでもようやくおかしな方向に転がりつづけていたものを、本来のストーリーに近づけることができたんだ。
これは大きな前進ではないだろうか?
そんなふうに浮かれていたからだろうか、はたまたノアというゲームのなかではよく見知ったキャラクターだからと、完全に油断していた。
ノアがまさか、あんなことを考えていたなんて……!!
だけどまだこの時点のオレたちには、気づく由もなかったんだ。
だけど現状はどういうわけか、めちゃくちゃオレがにらまれていて、とてもじゃないけど『仲間に入れて』なんて向こうから声をかけてくる雰囲気にはなりそうもなかった。
こうなったら、無理やりにでもゲーム本編のシナリオに引き寄せなくちゃダメか?!
だとしたらジェイクから『大丈夫だったか?』って、ノアに声をかけさせないといけないんだけど。
「とにかくオレは大丈夫だから、そんなことよりおまえ、こんなところで女の子を放っておくなよ!」
せっかく助けようとした子なのだから、最後まで責任もってケアをしろとばかりにジェイクを焚きつける。
彼の性格からしたら、きっとそれで元々の目的を思い出すだろうと思ったから。
「そうは言いますけど、あなたを放っておくほうが、よっぽど大変なことになりそうなんですけども!?ほら、今だってまわりにはあなたに話しかけたそうにしているヤツらがいるじゃないですか!だからもう帰りますよ!」
なのに、あいかわらずジェイクは、ノアのほうよりもオレを優先しようとする。
だーかーらー、それじゃ困るんだってば!!
「あ、あの、そちらのお嬢さんは大丈夫でしたか?」
結局、折れたのはオレのほうだった。
ジェイクから声をかけさせるのをあきらめ、やむなくオレからノアに声をかける。
「え……?えぇ、ありがとうございます!とってもお強いんですね!」
声をかけられた瞬間はぼんやりとしていたノアだったけれど、次の瞬間、ずいっと身を乗り出して両手を顔の前で組むと、一気にキラキラとした笑顔になる。
もちろん、お礼を言っているのはジェイクにたいしてだ。
よしっ!
これで元のストーリー展開のとおりにもどったぞ!!
そのうれしさに、思わず心のなかでガッツポーズをとる。
そりゃね、今ノアに声をかけたのはオレかもしれないけど、最初に彼女のことを助けようとしたのもジェイクだし、実際に酔漢をどうにかしてくれたのもジェイクだからな。
オレとしてもノアがちゃんとジェイクにお礼を言って、シナリオどおりの展開に持ち込んでくれるというのなら、それに越したことはないわけで、思わず笑顔にもなるってモンだ。
「なにか事情があるのかもしれないけれど、女の子が夜にひとりで酒場に来るのは感心しないな。今回はたまたま僕たちがいたからよかったものの、いつもだれかが助けてくれるわけじゃないんですから」
だけど、どういうことか、ジェイクからの言葉にはトゲがある。
「え?あ、ハイ……」
おかげでノアはすっかり出鼻をくじかれたみたいになって、カタコトな感じに返すしかなくなっていた。
あぁもう、なにしてくれちゃってるんだよ、バカジェイク!
おかげでノアだって、せっかくのかわいらしい上目づかいをしているというのに、口もとがヒクついてしまっている。
こんな塩対応じゃ、ゲームのシナリオどおりに『ジェイクに一目惚れする』っていうのも、厳しいかもしれないだろ!!
オレが心のなかで盛大に毒づいているときも、どういうわけかジェイクは険しい顔をしたままだった。
本来なら『大丈夫だった?君みたいなかわいい子が、こんなところにひとりでいたら危ないよ』って、まるで口説き落とそうとしているみたいな甘めのセリフだったはずなのに……!
だからこそノアも、『実は……あたしといっしょに魔王を倒しに行ってくれる仲間を探していたの!』って事情を告白する流れになって、それを受けて仲間になるはずだったんだ。
それなのにジェイクときたら、ノアから話を切り出しにくい雰囲気を出しやがって!
というか、これってむしろオレに説教したかったことを、まちがえてノアにも向けてしまっただけなんじゃないのか?
ならばこれはノアが悪いことなんてなにもなくて、たまたまジェイクの虫の居所が悪いばっかりに、『巻き込まれ被弾』してしまっただけだ。
その虫の居所の悪さを招いてしまったのは、オレの不甲斐なさが原因だとしたら。
そりゃ、この場はオレからフォローするしかないよな?
「えぇと、ジェイクがいきなりお説教かましちゃって、ごめんね?オレがジェイクを怒らせちゃったせいだから、君はなにもわるくないのに……でも、君みたいにかわいい子がひとりでいたら危ないのは、本当のことだと思うよ」
せっかくならば『美形』と称されるであろうこの顔を生かさなければと、人当たりのよさそうな笑みを浮かべてノアに話を振る。
「じ、実はあたし……いっしょに魔王を倒しに行ってくれる仲間を探していたの!」
「えぇっ、それは奇遇だね!?ちょうどオレたちも魔王を倒しに行く旅に出たばかりだったんだけど、よかったらいっしょにどうかな?」
期待どおりのこたえを相手から引き出したところで、少しわざとらしい気もしたけれど、こちらから話を切り出した。
たぶん、ノアはこの提案を飲んでくれるはず。
ノアにとっての魔王は、大切な故郷を滅ぼし、身内を皆殺しにした憎き敵で、それを倒すためには強力な助っ人が必要だという事情がある以上、ジェイクほど条件のいい人物はいないのだから。
「……そうね、ちょうどあたしも頼りになる仲間が欲しかったの。だから、あなたたちといっしょに行くわ」
「本当に?それじゃ、さっそくこれからの話をしようか?」
オレからの提案にノアがうなずくのを見て、断りを入れて横にあるテーブルから使われていない椅子を1脚借りる。
「そんな犬猫を拾うんじゃないんですから、氏素性もわからないような人を仲間に入れるだなんて、軽率すぎやしませんかね?!」
ノアに椅子をすすめて着席したとたん、ジェイクがムッとしたように口をはさんでくる。
「ちょっとジェイク、その言い方はこの子に失礼だろ?」
「あ……たしかにそうですね。すみません、気がつかなかった……」
オレにたしなめられた瞬間、ジェイクはハッとしたようにノアのほうを向き、うなだれたようにお詫びを口にした。
その姿は飼い主に叱られた大型犬のようにも見えるというか、垂れた三角の耳があたまから生えているような気がしてならないというか。
ともかく全身で反省している様子がうかがえる。
「い、いいのよ、別に!あたしだって助けてもらったのに、名乗ってもなかったもの。あたしは、魔法使いのノアよ」
そんなジェイクの様子にほだされたのか、若干不機嫌そうな顔をしていたノアは、あわてて笑顔をとりつくろって自己紹介をした。
「本当にすみません、あなたが怪しいとかそういう意味ではまったくなくて、よく考えたらあなたも被害者だったっていうのに、申し訳ないことをしました。あの、僕はジェイクで、こっちのキレイな人がルーイさんです」
「よろしくな、ノア」
ぺこぺことあたまをさげるジェイクに、オレは笑みを浮かべてノアへあいさつをした。
オレの知るストーリー展開とはちょっとちがっているけれど、それでもようやくおかしな方向に転がりつづけていたものを、本来のストーリーに近づけることができたんだ。
これは大きな前進ではないだろうか?
そんなふうに浮かれていたからだろうか、はたまたノアというゲームのなかではよく見知ったキャラクターだからと、完全に油断していた。
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