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第1章
1-1 大阪の学校へ
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4月初め、私はお母さんと一緒に大阪の本町のじっちゃんの家に居た。まわぁまんまーの実家なのだ。弟も一緒に連れられてきていた。
おとんが 「あの時 お義父さんは 娘が幸せを掴もうとしているのを、親が反対は出来ない、娘を信じるんだと言って 生活の保障もない僕のもとに 絢を送り出してくれたと聞いている 感謝しているんだ 僕も 実海が幸せを掴もうと動くんだったら 反対しようとは思わない ただ、あの時の絢とは歳が違うけど・・・ 実海は思ったことは やり切る娘だと思う 僕も 自分の娘だから 実海を信じる うまくいかないと思ったら、帰ってくればいいじゃぁないか ここは実海の生まれた家なんだから」 説得されて、お母さんは、しぶしぶ 従ったのだけど、お母さんは、おとんのことは、好きでたまらなくて、昔から、最後はおとんに従うのだ。
「まぁ 実海ちゃん いらっしゃい 大きくなったね 髪の毛 切ったのかしら?」
「うん ウザイからぁー このほうが 男の子になめられんからな」
「これっ ちゃんと ご挨拶が先でしょ これから お世話になりますって」お母さんが、イラついていた。来る途中でも、さんざんと言葉遣いには気をつけなさいよって聞かされてきたのだ。
「ばっちゃん これから お世話になります よろしくネ!」と、お辞儀までしたのだが、お母さんが私のお尻をポンと叩いてきていた。奥からじっちゃんが出てきて
「おーおー 実海ちゃん 大きくなったなぁー 前に会ったのは、小学校にあがる前だもんなぁー さすが、島育ちやのー よーぉ 日焼けして元気そーじゃのー」
「あっ こんにちは これから、よろしくお願いいたします じっちゃんもお元気そうですね」と、今度は丁寧にお辞儀をしていた。
お母さんがじっちゃんとばっちゃんとに話をしている間 私は碧広と中庭の桜の枝を揺らして花吹雪だよって遊んでいた。その時、話の終わったお母さんが・・・
「こらっ みゅう! なにしてんのぉー その桜は そんな風じゃぁなくて きれいに咲いているのを眺めるものでしょ! ずいぶんと散らしちゃってぇー おじいちゃんが丁寧に育てているんだから・・ おじいちゃんに謝りなさい!」
「あぁー いい いいー いずれ 散るもんだから 実海ちゃん 楽しかったか?」
「うん みゅうみゅんの頭の上から・・ひらひらと きれい! 掴もうとすると駄目なんだネ 手の平を上に向けてれば 落ちてきてくれるんだよー」
「そうか そうか もっと やってもいいぞー ほらっ 碧広君も やってみな」
「じっちゃん もう いいよー 全部 散らしたら、じっちゃんも悲しいでしょ? ねぇ 駅前の桜って すごいネ あんなに咲くんだぁー 前に来た時は、あんまり咲いてなかったから気がつかなかった」
「そうだなぁー 前は 少し 早かったのかなー 春休みになって 直ぐだったかな おっと あそこの樹には登らんでくれよなー」
夕方になって、紳おじさんと山本さんが帰ってきた。おじさんは、今、専務さんで、この会社と自分の会社(アメリカ雑貨)の両方を見ているらしい。アメリカ雑貨の店は京都に2店展開していた。山本さんは、お母さんが子供の頃から勤めていて、今は、取締役部長と言っていた。前に来た時も、結構、遊び相手になってくれて、奥さんと子供達と遊園地にも連れて行ってくれたりもしたのだ。
「いとはん おかえりやす また べっぴんさんにならはりやしたなぁー 相変わらず 上品な感じが・・」
「山本さん やめてよー もう いとさんって言うのも・・ それに もう 30超えているのよー」
「いやいや これからでんがなー 女の色気というかぁー つやつやしてまんがなー」
「やめて! 子供の前でー 相変わらず 君はバカなのか? 取締役でしょ! 気品ってものが・・ないの?」
「えへっ 大阪流ですわー みゅうみゅん おじさんのこと覚えてる?」
「うん 覚えてるよー いつも 遊んでくれていた お腹 だいぶ出たネ」
「はっ ははー 相変わらず はっきり 言うのぉー みゅうみゅんも頭 短くしたんかぁー 男の子みたいだぞー お母さんは髪の毛が長くて、肌も白くて 美人だったんだぞー」
「言うなぁー! 長いと わずらわしいからネ みゅうみゅんはお母さんと違うんじゃー 男の子に舐められんよーにな!」
確かに、お母さんは、美人で愛想もいいから、昔から民宿のお客さんなんかからも人気があるのだ。
夜になって、ご飯の前に近くの料理旅館のお風呂に、じっちゃんと紳おじさんが連れてってくれることになって。お母さんは、お友達と会ってくるからと、別に、出掛けることになっていた。多分、たっ君のお母さんとだと思う。
お風呂に行くとなった時、お母さんが
「みゅうはおうちで待ってなさい。お母さんが帰ってきたら、一緒にお風呂入ろー」
「わんねー 嫌! みんなと行く!」
「だって みゅうの他はみんな男だよー」
「それがなにかぁー? わんねー いつも、おとんとか碧広と一緒だから、お〇ん〇ん 見慣れてるモン 平気 平気」
「あのさー みゅう ・・・ お母さん やっぱり 心配よー あなた ひとりで やっていける?」
「平気 平気 たっ君も近くにいるからね」
「お母さんは それが 一番 心配よ あなた 女の子だってこと 忘れないでよ! もう あんなことしちゃぁだめよ! 」
お風呂から帰ってきた時、もう、お母さんも帰って居た。
「まわぁんまー じっちゃんが 箱寿司 買っていけってー まわぁんまーが大好きなんだってー」お母さんに持って行ったのだが
「まわんまー ねーねーがね お風呂で紳おじちゃんに 叱られてたんだよー」
「えぇー どうして?」
「こらー 碧広 チクルな!」
「いや どうってことないんだよ 実海ちゃんが 岩風呂の壁を登り出してな 怒ったんだよ 滑ったから ちょっと膝を擦りむいたみたい ほんと ヤンチャなんだな 男の子みたいだよー 絢の娘とは 思えないなー」と、紳おじちゃんも少し飽きれていたみたいだった。
おとんが 「あの時 お義父さんは 娘が幸せを掴もうとしているのを、親が反対は出来ない、娘を信じるんだと言って 生活の保障もない僕のもとに 絢を送り出してくれたと聞いている 感謝しているんだ 僕も 実海が幸せを掴もうと動くんだったら 反対しようとは思わない ただ、あの時の絢とは歳が違うけど・・・ 実海は思ったことは やり切る娘だと思う 僕も 自分の娘だから 実海を信じる うまくいかないと思ったら、帰ってくればいいじゃぁないか ここは実海の生まれた家なんだから」 説得されて、お母さんは、しぶしぶ 従ったのだけど、お母さんは、おとんのことは、好きでたまらなくて、昔から、最後はおとんに従うのだ。
「まぁ 実海ちゃん いらっしゃい 大きくなったね 髪の毛 切ったのかしら?」
「うん ウザイからぁー このほうが 男の子になめられんからな」
「これっ ちゃんと ご挨拶が先でしょ これから お世話になりますって」お母さんが、イラついていた。来る途中でも、さんざんと言葉遣いには気をつけなさいよって聞かされてきたのだ。
「ばっちゃん これから お世話になります よろしくネ!」と、お辞儀までしたのだが、お母さんが私のお尻をポンと叩いてきていた。奥からじっちゃんが出てきて
「おーおー 実海ちゃん 大きくなったなぁー 前に会ったのは、小学校にあがる前だもんなぁー さすが、島育ちやのー よーぉ 日焼けして元気そーじゃのー」
「あっ こんにちは これから、よろしくお願いいたします じっちゃんもお元気そうですね」と、今度は丁寧にお辞儀をしていた。
お母さんがじっちゃんとばっちゃんとに話をしている間 私は碧広と中庭の桜の枝を揺らして花吹雪だよって遊んでいた。その時、話の終わったお母さんが・・・
「こらっ みゅう! なにしてんのぉー その桜は そんな風じゃぁなくて きれいに咲いているのを眺めるものでしょ! ずいぶんと散らしちゃってぇー おじいちゃんが丁寧に育てているんだから・・ おじいちゃんに謝りなさい!」
「あぁー いい いいー いずれ 散るもんだから 実海ちゃん 楽しかったか?」
「うん みゅうみゅんの頭の上から・・ひらひらと きれい! 掴もうとすると駄目なんだネ 手の平を上に向けてれば 落ちてきてくれるんだよー」
「そうか そうか もっと やってもいいぞー ほらっ 碧広君も やってみな」
「じっちゃん もう いいよー 全部 散らしたら、じっちゃんも悲しいでしょ? ねぇ 駅前の桜って すごいネ あんなに咲くんだぁー 前に来た時は、あんまり咲いてなかったから気がつかなかった」
「そうだなぁー 前は 少し 早かったのかなー 春休みになって 直ぐだったかな おっと あそこの樹には登らんでくれよなー」
夕方になって、紳おじさんと山本さんが帰ってきた。おじさんは、今、専務さんで、この会社と自分の会社(アメリカ雑貨)の両方を見ているらしい。アメリカ雑貨の店は京都に2店展開していた。山本さんは、お母さんが子供の頃から勤めていて、今は、取締役部長と言っていた。前に来た時も、結構、遊び相手になってくれて、奥さんと子供達と遊園地にも連れて行ってくれたりもしたのだ。
「いとはん おかえりやす また べっぴんさんにならはりやしたなぁー 相変わらず 上品な感じが・・」
「山本さん やめてよー もう いとさんって言うのも・・ それに もう 30超えているのよー」
「いやいや これからでんがなー 女の色気というかぁー つやつやしてまんがなー」
「やめて! 子供の前でー 相変わらず 君はバカなのか? 取締役でしょ! 気品ってものが・・ないの?」
「えへっ 大阪流ですわー みゅうみゅん おじさんのこと覚えてる?」
「うん 覚えてるよー いつも 遊んでくれていた お腹 だいぶ出たネ」
「はっ ははー 相変わらず はっきり 言うのぉー みゅうみゅんも頭 短くしたんかぁー 男の子みたいだぞー お母さんは髪の毛が長くて、肌も白くて 美人だったんだぞー」
「言うなぁー! 長いと わずらわしいからネ みゅうみゅんはお母さんと違うんじゃー 男の子に舐められんよーにな!」
確かに、お母さんは、美人で愛想もいいから、昔から民宿のお客さんなんかからも人気があるのだ。
夜になって、ご飯の前に近くの料理旅館のお風呂に、じっちゃんと紳おじさんが連れてってくれることになって。お母さんは、お友達と会ってくるからと、別に、出掛けることになっていた。多分、たっ君のお母さんとだと思う。
お風呂に行くとなった時、お母さんが
「みゅうはおうちで待ってなさい。お母さんが帰ってきたら、一緒にお風呂入ろー」
「わんねー 嫌! みんなと行く!」
「だって みゅうの他はみんな男だよー」
「それがなにかぁー? わんねー いつも、おとんとか碧広と一緒だから、お〇ん〇ん 見慣れてるモン 平気 平気」
「あのさー みゅう ・・・ お母さん やっぱり 心配よー あなた ひとりで やっていける?」
「平気 平気 たっ君も近くにいるからね」
「お母さんは それが 一番 心配よ あなた 女の子だってこと 忘れないでよ! もう あんなことしちゃぁだめよ! 」
お風呂から帰ってきた時、もう、お母さんも帰って居た。
「まわぁんまー じっちゃんが 箱寿司 買っていけってー まわぁんまーが大好きなんだってー」お母さんに持って行ったのだが
「まわんまー ねーねーがね お風呂で紳おじちゃんに 叱られてたんだよー」
「えぇー どうして?」
「こらー 碧広 チクルな!」
「いや どうってことないんだよ 実海ちゃんが 岩風呂の壁を登り出してな 怒ったんだよ 滑ったから ちょっと膝を擦りむいたみたい ほんと ヤンチャなんだな 男の子みたいだよー 絢の娘とは 思えないなー」と、紳おじちゃんも少し飽きれていたみたいだった。
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