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第15章
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2月、学期末テストを終えて、3年生の送別試合を行うことになって、河川敷公園のグラウンドを借りていた。桜子、美玖先輩が大阪代表の時の仲間だと言う人を連れてきていて、フォワードを組んで、繭子、充ちるの5人は同じ高校の 西の丸学院に進むことになったと言っていた。それに、美鈴と鈴花とで相手チームを組んでいた。私達は沙菜、晶、栞奈でフォワード、私、泉希、璃々、朝陽で対抗することになっている。大阪A代表の5人だから実力的には向こうの方が上なのだろう。
そのことを聞きつけた西の丸学院の根来監督が笛を吹いてくれることになって、試合が始まった。相手の充ちるのキックオフから始まって、栞奈を中心にラックになって、出たボールを私、泉希から璃々へ、璃々が突っ込んで泉希にリターンした時、繭子がすかさずタックルしていた。私達の攻撃パターンを読んでいたのだろう。それでも、泉希からオフロードパスで朝陽へ・・・だけど、充ちると鈴花がふたりがかりで襲い掛かってきた。朝陽は苦し紛れのゴロキックを放って、私が追いかける展開に・・・ボールに追いついたと思った瞬間に美玖先輩の強烈なタックルで・・・跳ね飛ばされように感じたのだけど、ゴールラインが眼の前に見えて、ボールを持っている手を伸ばした。だけど、少しの所で届かずで、桜子先輩に奪われて、そのまま向こうの密集を受けて、あっという間に反対にトライを許してしまっていたのだ。
ゴールキックの間には
「ごめん ウチ スタート遅れた 朝陽のキックに対応遅れてん」
「みゅんのせいとちゃう! こっちのパターンは完全に読まれてマークされてるわ! 相手の比較的弱いところといったらー 美鈴と鈴花よ! みゅん その後ろ目掛けてキックね みんなで追いかけるわ チャンスがあるかも」と、
再開されて、ラックから出たボールを私は、美鈴と鈴花の後ろに低いパントを上げて行った。泉希、璃々、朝陽が追いかけて行ったのだが、相手フォワードの戻りが速くって、ノットリリースを取られたりで、その後も相手のフォワードの突進を止められなくて、前半は19-0になっていた。
ハーフタイムの時、璃々が
「キャンキャンズの武器はスピードよ やっぱりラインにまわして勝負しょ みゅん ウチの後ろにフォローして みゅんが流れて泉希に切り返しのパス 泉希が相手をひきつけてウチから朝陽に繋いで」と、
「そうだ ダメでも どんどん廻していけ」と、紅林監督も指示をしてきた。
後半が始まって、直ぐにマイボールのスクラムがあって、私、泉希、璃々へと、そしてフォローアップしていた私にボールが渡って、鈴花に向かって走った。だけど、その後ろには、もう相手フォワード陣の姿が見えたので、私は、ついていた泉希に切り返しのパスを送った。泉希は突進していって、相手をひきつけておいてパスを・・・朝陽は飛んでタックルにきていたのを交わしてスワーブで抜けきってゴールポスト下にトライしたのだ。
その後は、私と泉希が繭子と充ちるにタックルを重ねて、我がフォワード陣も相手の突進を止めていて、相手を押さえたのだ。そして、最後のほうに、無理やり璃々が突っ込んで行って、私と泉希も側について押し込んでいた。フォワード陣も加わって、でも向こうの方が強力なのだ。動かないまま 栞奈がいったん離れて朝陽と一緒に突っ込ん来て、動いた塊がゴールラインを超えて倒れ込んだのを私は見えていた。しばらく、レフリーは皆をかき分けて泉希がしっかりとボールを抑え込んでいるのを確認して笛を鳴らしていたのだ。ゴールキック失敗の後、終了の笛が鳴って、19-12。キャンキャンズとしては初めての敗戦だった。終わった後、私は、自然と涙が出ていたのだろう
「なんやー みゅん 泣いてるんかー?」
「泣いてへんワー! でも、泉希ぃ~ 負けるって こんなに悔しいんやねー」
「おぉー よし よしっ みゅんはあんまり負けるってこと知らんからなー 今日は しょーがないやん 格上みたいなもんやからー それに、最後は意地の全員トライもしたんやしー」
その後、土手でお茶とおにぎりとお菓子を詩織先生が用意してくれていて、懇親会が開かれた。
「キャンキャンズのメンバーはなかなかいいぞー 去年のA代表相手にあそこまでやるとはなー 今年の、代表戦は楽しみだよー 1年生のふたりも頑張っていたじゃぁ無いか 後輩達も育っているなー ねぇ 紅林先生!」と、根来さんが
「はぁ 卒業するふたりがしっかりしていて きっちり 鍛えていますからー」
「伝統になって欲しいですねー 女子中学ラクビーが普通になるまで頑張ってくださいね ウチの学校もね 今年は、期待していたのが8人も入ってくれるんですよー 今年は、全国も目指せます そして、来年は、ここのメンバーも続いてくれるといいんですけどねぇー」
その間に、詩織先生は私が手の甲を擦りむいているのに気が付いて、端っこの方に連れて行って手当をしてくれていて
「あの人 好き勝手なこと言ってるわねー 強くなっているのはキャンキャンズのお陰なのにね!」と、小声で
「詩織先生 でも あの人はキャンキャンズに好意的なんですよ」
「それは あなた達が実力あるからよ! だから、自分とこの学校に取り込もうとしてるのと違う?」
「そうなんかなぁー 詩織先生って 男の人には厳しいですよね 川越先生なんかも目の敵にしてるってー」
「そんなことないわよー 誰がそんなこと言ってるの? 私はね 男の人がベラベラと人のことを勝手にわかったようなことを言うのが好きじゃぁないの」
「ふ~ん 詩織先生って 彼氏居ないの? というより、先生の歳もウチ はっきり、知らんわ」
「ふふっ 彼氏なんて居ないわ もう28なのにね 男の人とデートしたことも無いわ」
「はぁー 清楚で優しくて良い感じなんだけどなぁー 男の人の見る眼がないんですよー」
「ありがとうね じゃぁ みゅんちゃん デートしてくれる?」
「ぇっ えぇー みゅうみゅんなんかでよければー」
そして、終わる時には、卒業する二人と繭子と充ちるに、寄せ書きの色紙とラグビーボールのチャームを1年生から送っていた。最後には、桜子、美玖先輩が1年生全員を呼んで、特別にタックルの指導をしていたのだ。
そして、その試合が終わって、私達2年生だけで、次のキャプテンを誰にするかで話し合いが行われ、私が推した輝姫ちゃんに、みんなが納得して決めていた。副には、沙菜でみんなの意見が一致していた。
当然、輝姫ちゃんは躊躇していたけど、私が命令口調でキャンキャンズのためにやりなさいと言ったので、一応納得したのだ。
そのことを聞きつけた西の丸学院の根来監督が笛を吹いてくれることになって、試合が始まった。相手の充ちるのキックオフから始まって、栞奈を中心にラックになって、出たボールを私、泉希から璃々へ、璃々が突っ込んで泉希にリターンした時、繭子がすかさずタックルしていた。私達の攻撃パターンを読んでいたのだろう。それでも、泉希からオフロードパスで朝陽へ・・・だけど、充ちると鈴花がふたりがかりで襲い掛かってきた。朝陽は苦し紛れのゴロキックを放って、私が追いかける展開に・・・ボールに追いついたと思った瞬間に美玖先輩の強烈なタックルで・・・跳ね飛ばされように感じたのだけど、ゴールラインが眼の前に見えて、ボールを持っている手を伸ばした。だけど、少しの所で届かずで、桜子先輩に奪われて、そのまま向こうの密集を受けて、あっという間に反対にトライを許してしまっていたのだ。
ゴールキックの間には
「ごめん ウチ スタート遅れた 朝陽のキックに対応遅れてん」
「みゅんのせいとちゃう! こっちのパターンは完全に読まれてマークされてるわ! 相手の比較的弱いところといったらー 美鈴と鈴花よ! みゅん その後ろ目掛けてキックね みんなで追いかけるわ チャンスがあるかも」と、
再開されて、ラックから出たボールを私は、美鈴と鈴花の後ろに低いパントを上げて行った。泉希、璃々、朝陽が追いかけて行ったのだが、相手フォワードの戻りが速くって、ノットリリースを取られたりで、その後も相手のフォワードの突進を止められなくて、前半は19-0になっていた。
ハーフタイムの時、璃々が
「キャンキャンズの武器はスピードよ やっぱりラインにまわして勝負しょ みゅん ウチの後ろにフォローして みゅんが流れて泉希に切り返しのパス 泉希が相手をひきつけてウチから朝陽に繋いで」と、
「そうだ ダメでも どんどん廻していけ」と、紅林監督も指示をしてきた。
後半が始まって、直ぐにマイボールのスクラムがあって、私、泉希、璃々へと、そしてフォローアップしていた私にボールが渡って、鈴花に向かって走った。だけど、その後ろには、もう相手フォワード陣の姿が見えたので、私は、ついていた泉希に切り返しのパスを送った。泉希は突進していって、相手をひきつけておいてパスを・・・朝陽は飛んでタックルにきていたのを交わしてスワーブで抜けきってゴールポスト下にトライしたのだ。
その後は、私と泉希が繭子と充ちるにタックルを重ねて、我がフォワード陣も相手の突進を止めていて、相手を押さえたのだ。そして、最後のほうに、無理やり璃々が突っ込んで行って、私と泉希も側について押し込んでいた。フォワード陣も加わって、でも向こうの方が強力なのだ。動かないまま 栞奈がいったん離れて朝陽と一緒に突っ込ん来て、動いた塊がゴールラインを超えて倒れ込んだのを私は見えていた。しばらく、レフリーは皆をかき分けて泉希がしっかりとボールを抑え込んでいるのを確認して笛を鳴らしていたのだ。ゴールキック失敗の後、終了の笛が鳴って、19-12。キャンキャンズとしては初めての敗戦だった。終わった後、私は、自然と涙が出ていたのだろう
「なんやー みゅん 泣いてるんかー?」
「泣いてへんワー! でも、泉希ぃ~ 負けるって こんなに悔しいんやねー」
「おぉー よし よしっ みゅんはあんまり負けるってこと知らんからなー 今日は しょーがないやん 格上みたいなもんやからー それに、最後は意地の全員トライもしたんやしー」
その後、土手でお茶とおにぎりとお菓子を詩織先生が用意してくれていて、懇親会が開かれた。
「キャンキャンズのメンバーはなかなかいいぞー 去年のA代表相手にあそこまでやるとはなー 今年の、代表戦は楽しみだよー 1年生のふたりも頑張っていたじゃぁ無いか 後輩達も育っているなー ねぇ 紅林先生!」と、根来さんが
「はぁ 卒業するふたりがしっかりしていて きっちり 鍛えていますからー」
「伝統になって欲しいですねー 女子中学ラクビーが普通になるまで頑張ってくださいね ウチの学校もね 今年は、期待していたのが8人も入ってくれるんですよー 今年は、全国も目指せます そして、来年は、ここのメンバーも続いてくれるといいんですけどねぇー」
その間に、詩織先生は私が手の甲を擦りむいているのに気が付いて、端っこの方に連れて行って手当をしてくれていて
「あの人 好き勝手なこと言ってるわねー 強くなっているのはキャンキャンズのお陰なのにね!」と、小声で
「詩織先生 でも あの人はキャンキャンズに好意的なんですよ」
「それは あなた達が実力あるからよ! だから、自分とこの学校に取り込もうとしてるのと違う?」
「そうなんかなぁー 詩織先生って 男の人には厳しいですよね 川越先生なんかも目の敵にしてるってー」
「そんなことないわよー 誰がそんなこと言ってるの? 私はね 男の人がベラベラと人のことを勝手にわかったようなことを言うのが好きじゃぁないの」
「ふ~ん 詩織先生って 彼氏居ないの? というより、先生の歳もウチ はっきり、知らんわ」
「ふふっ 彼氏なんて居ないわ もう28なのにね 男の人とデートしたことも無いわ」
「はぁー 清楚で優しくて良い感じなんだけどなぁー 男の人の見る眼がないんですよー」
「ありがとうね じゃぁ みゅんちゃん デートしてくれる?」
「ぇっ えぇー みゅうみゅんなんかでよければー」
そして、終わる時には、卒業する二人と繭子と充ちるに、寄せ書きの色紙とラグビーボールのチャームを1年生から送っていた。最後には、桜子、美玖先輩が1年生全員を呼んで、特別にタックルの指導をしていたのだ。
そして、その試合が終わって、私達2年生だけで、次のキャプテンを誰にするかで話し合いが行われ、私が推した輝姫ちゃんに、みんなが納得して決めていた。副には、沙菜でみんなの意見が一致していた。
当然、輝姫ちゃんは躊躇していたけど、私が命令口調でキャンキャンズのためにやりなさいと言ったので、一応納得したのだ。
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