私 彼のこと想い続けているんだけど・・・

すんのはじめ

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第4章

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 それから、しばらくは菜美の知り合いなんかが来てくれて、お客さんの入りはまぁまぁの感じだった。それに、高校生の子が階段とか窓からの眺望もSNSにとりあげくれて、いわゆるバズった感じになっていたのだ。それから、高校生に短大生 遠くは京都なんかからも来てくれていたのだ。

 そのまま、年末を迎えていて、年越しのヘァースタイルの予約もいっぱいで、31日の日は最後のお客様が終わったのは、午前12時を回っていて、彼女は午前4時から着物の着付けの予約を入れていると言って帰って行った。でも、その後は後片付けなんかをして、全部終わったのは2時過ぎになっていた。

 それでも、タテが気を利かせて、トンカツ弁当を用意してくれていたのだ。

「年越しそばより、スタミナつけなきゃぁなと 思って・・・夜中には重いか?」

「うぅん タテって こーいうとこは 優しいよねー」

「なんだよー こーいうとこって・・・ あの時だって 可愛がってやてるヤン」

「ワァー ワァー 刺激的ぃー」と、菜美が騒いでいたのだけど

「菜美も いつまでも 男を選んでいたら そのうち 貰い手も無くなるぞー」と、タテは平気で交わしていた。

「この後も 真美とって思ったけど・・・さすがにな疲れてそーだから・・・二人 マンションまで送って行くよー 俺 飲んで無いしー 明日も、実家に帰るんだろう? 迎えに行くよー 9時で良いか?」

  と、最近はすごく親切なのだ。お店の方は4日からの営業なのだけど、3日の日にはタテの実家にご挨拶に行くことになっていて、お義姉さん一家も来ることになっているのだ。立石家が揃うことになるのだ。だから、お母さんも私の着物を用意してくれていたのだ。私 成人式も出て無くて、着物を着るのは初めてだった。だから、立ち振る舞いから食事の時、あげくはトイレに行った時の裾の始末の扱い方まで教わっていて大変だった。菜美は着物なんて要らないと言って居ながらも、側で 面白おかしく眺めていた。

 手土産は何にも無いんだよねーと言いながらも、お母さんが仕込んだという へしこ を持たしてくれたのだ。お昼前にタテが迎えに来てくれて

「おぉー 真美 きれいだよ 初めてだな 着物姿」

「そーだよ! こんなきれいな娘を乗せるんだからって 見とれて 事故起こさないよーにね」と、菜美に見送られて家を出てきたのだ。

 まだお義姉さん一家は来ていなかったのだけど、お義母さんが迎えてくれて、私達が着くのを待ってか、一応 新年の乾杯をしたのだ。

「真美さんの着物姿 初めてなんだけど つくづく美人じゃのぉー 見とれるわい」

「そうよ 着物じゃぁなくってもよ! 最初 お会いした時に なんと綺麗で上品な人っておもったわ 真美さん 遠慮しないで、食べてネ お刺身も冷凍だったけど、おいしそーなものが手に入ったの 海鮮ちらしにしたんだけどー」

 そのうち お義姉さん一家も、やって来て

「おっ おー タテヨ君 可愛らしい娘をゲットしたなー 頑張ったんだー」

「あなた 言い方が下品よー でも 双子の美人姉妹でね いいお店よ 私の友達も、雰囲気が良くて、明るく気楽に接してくれて良い所だわーって 評判いいのよー」

 その後は、私の実家の民宿の話から飛んで、男達3人でこの辺りのリゾート開発の話で盛り上がっていた。どうも この近くでリゾートの再開発を企んでいるみたいなのだ。お義姉さんは、赤ちゃんをあやすのに構っていて、私はお母さんとタテの子供の頃の話を聞いて居たのだ。

 夜もいい時間になって、お義姉さんが車でマンションまで送ってくれることになった。明日から、営業が始まって、すぐに成人式の時の対応を菜美と打ち合わせして行かなければならないのだ。
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