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第5章
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次の日から、六角先輩が私の特訓相手になってくれていて、先輩は夏の大会で最後なので、自分の練習もあるのだろうけど
「先輩 すみません いつも 私の相手で・・・」
「いいの! 水澄の相手でも 練習になるのよ それに、水澄は反応がいいから、上手くなっていくのも楽しみだし」
「先輩 私 上達してます?」
「うん 水澄はもともと 反応が早いのよねー 今の調子でね 今度の土曜日は私も来るから あなたのバックハンド みっちり しごくわよー」
その週は翔琉とは会えなかったのだ。やっぱり、朝は辛いのかなーと、金曜日も期待していたけど、彼の姿は無かった。練習試合があるって言ってたものなー 明日は、遅くなるかも知れないけど、中央公園に行ってみようと思っていた。
その土曜日は朝から、コーチと六角先輩にみっちりと・・・ 怒鳴られ、励まされながらも必死で喰らいついていたのだ。帰る時には、バテバテで食欲も無くてコンビニのロールケーキがやっとだった。香ちゃんは先に帰って居た。
駅に着いた時には、もう3時近くて・・・私 学校を出るのにぐずぐずしてしまって、遅くなってしまった。でも、翔琉と約束したからと、重い身体を引きづりながら、公園に急いだ。グラウンドが見えると3人がパスをしながら走っている。
私の姿を見つけると、智子が駆け寄ってきて、私に抱きついてきたのだ。
「頭 短くしたんだぁー 男の子みたい 卓球 厳しいの?」
「うん まぁ 智子だって 何よー その頭 男の子じゃぁない」
「えへっ 女だって バカにされるからな ウチは男になったんよ」
「へっ 女 捨てたんかぁ?」
「そうやー 更衣室も男と一緒やでー」
「えっ えぇー 一緒に着替えてるの?」
「そうやー なんてことないやん スポーツブラにトランクスやからー 色気も何もないもん なぁ 君達」と、男の子ふたりに聞いていた。
「そっ まぁ 別に花柄のんでもないしー 慣れると 普通やなー 男と変わらん」と、十蔵君も普通に言っていた。
「ごめんね 待っててくれたんちゃうん?」
「いや どっちみちなー 今日の反省やー」
「そーやー 智子 出たん? どーやった?」
「あぁー すごい活躍でな 相手のボールを競争で奪って せっかくセンタリングで上げたのに シュートチャンスに 翔琉のバカが簡単にボール奪われてやんのー」
「しゃーないやん 囲まれたんやからー」
「ふふっ そーなん 智子 すごいなぁー 男の子に混じってぇー」
「たまたまやー でも 何人かの女の子が練習見るようになってきたやんでー そのうち 誘おうと思ってるんやー」
「へぇー 智子は積極的やもんなー」
「まぁ 水澄が一緒やったら もっと 暴れとるんやけどなー」
「そんなん 私なんて お荷物なだけやー」
「そんなこと無いでー 電光石火みたいに あの名門に行ったんやからー」
「あれは お母さんが 急に・・・お母さんの憧れとか言い出してー」
「まぁ ええやん 水澄はウチ等の星やー 頑張ってな 太子女学園でも 卓球も名門やもんなー 当然 オリンピック目指すんやろー?」
「そんなん 一握りの人だけやー」
そして、みんなで近くのパン屋さんのイートインに入って、私もやっとお腹がすいてきていたのだ。
「このごろ ふたりは デートもしてへんのやってなー?」と、智子がいきなり聞いてきて
「私等のことかぁ? まぁ クラブのこともあるし 何となく忙しかってなー」
「そんなんで 段々と恋人同士って別れていくんやでー まぁ 二人は大丈夫やろーけど」
「私は 翔琉のこと 好きなんは 変わらへんでー」
「おーぉー 熱いのぉー」と、十蔵が言っていたけど
「十蔵はどうなの? 好きな子 できた?」
「いいやー 最近 智子にモーション掛けてるんやけどー 相手にしよらへん」
「何 ゆうてんねん いっつも ウチの下着姿 見せてやってるヤン 仲間やからかめへん思てーナ!」
「あぁ 色気無いのな」
「そんなん ウチの休みの日にしてるのん見たら 鼻血出して ぶっ倒れるでー」
「おぉー おー 倒れてみたいわー」
「・・・ そのうち 機会 あったらな」
「ええなぁー 3人揃ってー 私も 同じとこ行きたかったなぁー」
「水澄 なに言うてんのん! あのなー ウチも水澄と同じとこ行きたかったわー 名門やものなー 行きたいけど行かれへん子 他にもおったやろー 受けても落こった子もおるんやでー 今は ウチも水澄には代わられへんネン 日本中でも 世界中でも 水澄の代わりはおらへんネン 水澄にしか 今のことはでけへんネンでー 頑張ってもらわなー そんなんで挫折するようなヘタレやったら水澄とちゃうでー 学校は違うけどウチ等はいつも水澄と仲間やー 気持ちは水澄の側に居る」
「智子 ありがとー 元気出た! 頑張れるわー」私は、涙が出て来るほど嬉しかったのだ。やっぱり、今日 逢えて良かった。
「そーいえば 白浜美蕾 ちゃんは どう なん おとなしぃーしてるん?」
「水澄 気になるん?」
「ちゃうけどー ちょっと どうなんかなーってー」
「あの子 相変わらず チャラチャラしてるわー 翔琉に相手してもらわれへんってわかったんか 相手の男の子 なりふり構わず愛嬌振りまいてナ でも 最近 良くない連中と遊んでいるみたい 上級生もおるねん」
「良くない連中って?」
「ウン ウチの近所の奴も居るねんけどな 昔から素行悪いんやー 女の子もおもちゃにしてるって聞くしなー」
「おもちゃ ってぇー?」
「おもちゃ や! わかるやろー 弄ぶんやー ほんまー 水澄はぁー」
「あっ あっ そーいうことか! そんなん あかんヤン」
「まぁ 美蕾も 自分が悪いんやー へらへら 付いてったりするからなー もう やられてるかも知れへん 普通におとなしいしとったら 悪い子ちゃうんやけどなー」
「先輩 すみません いつも 私の相手で・・・」
「いいの! 水澄の相手でも 練習になるのよ それに、水澄は反応がいいから、上手くなっていくのも楽しみだし」
「先輩 私 上達してます?」
「うん 水澄はもともと 反応が早いのよねー 今の調子でね 今度の土曜日は私も来るから あなたのバックハンド みっちり しごくわよー」
その週は翔琉とは会えなかったのだ。やっぱり、朝は辛いのかなーと、金曜日も期待していたけど、彼の姿は無かった。練習試合があるって言ってたものなー 明日は、遅くなるかも知れないけど、中央公園に行ってみようと思っていた。
その土曜日は朝から、コーチと六角先輩にみっちりと・・・ 怒鳴られ、励まされながらも必死で喰らいついていたのだ。帰る時には、バテバテで食欲も無くてコンビニのロールケーキがやっとだった。香ちゃんは先に帰って居た。
駅に着いた時には、もう3時近くて・・・私 学校を出るのにぐずぐずしてしまって、遅くなってしまった。でも、翔琉と約束したからと、重い身体を引きづりながら、公園に急いだ。グラウンドが見えると3人がパスをしながら走っている。
私の姿を見つけると、智子が駆け寄ってきて、私に抱きついてきたのだ。
「頭 短くしたんだぁー 男の子みたい 卓球 厳しいの?」
「うん まぁ 智子だって 何よー その頭 男の子じゃぁない」
「えへっ 女だって バカにされるからな ウチは男になったんよ」
「へっ 女 捨てたんかぁ?」
「そうやー 更衣室も男と一緒やでー」
「えっ えぇー 一緒に着替えてるの?」
「そうやー なんてことないやん スポーツブラにトランクスやからー 色気も何もないもん なぁ 君達」と、男の子ふたりに聞いていた。
「そっ まぁ 別に花柄のんでもないしー 慣れると 普通やなー 男と変わらん」と、十蔵君も普通に言っていた。
「ごめんね 待っててくれたんちゃうん?」
「いや どっちみちなー 今日の反省やー」
「そーやー 智子 出たん? どーやった?」
「あぁー すごい活躍でな 相手のボールを競争で奪って せっかくセンタリングで上げたのに シュートチャンスに 翔琉のバカが簡単にボール奪われてやんのー」
「しゃーないやん 囲まれたんやからー」
「ふふっ そーなん 智子 すごいなぁー 男の子に混じってぇー」
「たまたまやー でも 何人かの女の子が練習見るようになってきたやんでー そのうち 誘おうと思ってるんやー」
「へぇー 智子は積極的やもんなー」
「まぁ 水澄が一緒やったら もっと 暴れとるんやけどなー」
「そんなん 私なんて お荷物なだけやー」
「そんなこと無いでー 電光石火みたいに あの名門に行ったんやからー」
「あれは お母さんが 急に・・・お母さんの憧れとか言い出してー」
「まぁ ええやん 水澄はウチ等の星やー 頑張ってな 太子女学園でも 卓球も名門やもんなー 当然 オリンピック目指すんやろー?」
「そんなん 一握りの人だけやー」
そして、みんなで近くのパン屋さんのイートインに入って、私もやっとお腹がすいてきていたのだ。
「このごろ ふたりは デートもしてへんのやってなー?」と、智子がいきなり聞いてきて
「私等のことかぁ? まぁ クラブのこともあるし 何となく忙しかってなー」
「そんなんで 段々と恋人同士って別れていくんやでー まぁ 二人は大丈夫やろーけど」
「私は 翔琉のこと 好きなんは 変わらへんでー」
「おーぉー 熱いのぉー」と、十蔵が言っていたけど
「十蔵はどうなの? 好きな子 できた?」
「いいやー 最近 智子にモーション掛けてるんやけどー 相手にしよらへん」
「何 ゆうてんねん いっつも ウチの下着姿 見せてやってるヤン 仲間やからかめへん思てーナ!」
「あぁ 色気無いのな」
「そんなん ウチの休みの日にしてるのん見たら 鼻血出して ぶっ倒れるでー」
「おぉー おー 倒れてみたいわー」
「・・・ そのうち 機会 あったらな」
「ええなぁー 3人揃ってー 私も 同じとこ行きたかったなぁー」
「水澄 なに言うてんのん! あのなー ウチも水澄と同じとこ行きたかったわー 名門やものなー 行きたいけど行かれへん子 他にもおったやろー 受けても落こった子もおるんやでー 今は ウチも水澄には代わられへんネン 日本中でも 世界中でも 水澄の代わりはおらへんネン 水澄にしか 今のことはでけへんネンでー 頑張ってもらわなー そんなんで挫折するようなヘタレやったら水澄とちゃうでー 学校は違うけどウチ等はいつも水澄と仲間やー 気持ちは水澄の側に居る」
「智子 ありがとー 元気出た! 頑張れるわー」私は、涙が出て来るほど嬉しかったのだ。やっぱり、今日 逢えて良かった。
「そーいえば 白浜美蕾 ちゃんは どう なん おとなしぃーしてるん?」
「水澄 気になるん?」
「ちゃうけどー ちょっと どうなんかなーってー」
「あの子 相変わらず チャラチャラしてるわー 翔琉に相手してもらわれへんってわかったんか 相手の男の子 なりふり構わず愛嬌振りまいてナ でも 最近 良くない連中と遊んでいるみたい 上級生もおるねん」
「良くない連中って?」
「ウン ウチの近所の奴も居るねんけどな 昔から素行悪いんやー 女の子もおもちゃにしてるって聞くしなー」
「おもちゃ ってぇー?」
「おもちゃ や! わかるやろー 弄ぶんやー ほんまー 水澄はぁー」
「あっ あっ そーいうことか! そんなん あかんヤン」
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