怖いお兄さん達に誘拐されたお話

安達

文字の大きさ
214 / 242

しおりを挟む
「ふ…っ、ぁ゛っ、や、やめ…っ!」

「おら誠也。あんま声出すな。游がほんとに起きちまうぞ。」



声なんか押えられるか!俺が声を押えられるように慎都さんが手加減したらいいじゃんか!てかそもそもここでやること自体がおかしいし…!



「…ぁっ、うっ、むり…っ、だからっ、ぁ゛っ、むりっ!」

「しー。たく、仕方ねぇな。口抑えててやるから。」

「んく゛っ、ぅ、ん゛っ!」



口抑えるより場所移動しろよ…っ!慎都さんのばかばかっ!!声出無くなったからって容赦なくしやがって…っ!後で文句言ってやる絶対に!!



「んん゛っ、ぅ゛っ、ん゛っ、んん゛っ、ん゛っ!」

「いい子だ。そのまま声抑えてろよ。」

「んっ、ぅ゛っ!んん゛っ!?」



慎都さんの腰の動きが早くなった。これは終わる合図…。頑張れ俺…っ。あと少し耐えろ…っ!耐えたあとで慎都さんのこと殴ってやるんだから…っ。



「あーやべ。なぁ誠也。中に出していいか?」

「ふっ、ぅっ、ん゛っーー!!!」



駄目に決まってんだろ!てかゴムしてねぇじゃねぇか!俺も気づくの遅せぇし!!ばかばか!!



「良いってことか?んじゃ、遠慮なく。」

「んく゛っ、ぅっ、んん゛っ、ん゛っ、んん゛っ!!!!」



いいなんて言ってねぇ!!そう言いたいけど慎都さんが俺の口を抑えてきてるから声なんて出せるはずもなく慎都さんのされるがままに俺は快楽を受け入れるしかない。



「ん゛っ、ん゛っ、んん゛っ、ぅ、ん゛っ!!」

「出すぞ誠也。」

「うっ、ぅ゛っ、ん゛っーーーー!!!」



終わり…これで終わりだ…。ていうか…中に…出しやがって…っ。穴の奥の方が熱い…。くそ…。別に嫌じゃねぇけどゴムぐらいしろよ…。



「誠也、大丈夫か?」

「だいじょ…ばないっ、」

「そうだろうな。」

「…きちくっ、鬼…。」

「はは、言うじゃねぇか。けどお前こそいつもより感じてたろ?」

「っ、感じてないし!」

「そうか?」

「そうだ!!」



適当なこと言って勝手に解釈するな…っ!俺は感じてなんかない!いつも通りだ!!



「まぁいいけど。誠也の可愛い顔見れたしな。仲直りのセックスも最高だったぜ。」

「…っ、夜はしねぇからな。」

「は?」

「当たり前だ…!慎都さんがからかうから!」

「揶揄う?俺はいつも本気だ。」

「……………っ。」



本気なのが怖いんだよ…。これが仲直りのセックスだなんて俺は認めてやんねぇ…。怒ってんだからな!



「…ていうかっ、早く抜けよ!」

「もう一回やらせろ。」

「むりっ、もう疲れた…。」

「もう一回も無理そうなのか?」

「……むりっ、」

「なら仕方ねぇ。我慢すっか。」

「……え?」



慎都さんが俺の言うことを聞いて抜いてくれた。夜のこういうことをする時は大体…ていうかほぼ慎都さんは俺の言うことを聞いてくれない。聞く耳を持ってくれないんだ。なのに…素直に俺の言うことを聞いてくれた…。なんでだ…?



「あ?なんだその反応は。抜かない方が良かったか?」

「ち、ちがっ!もう終わりがいい!」

「ならなんでそんな顔してんだよお前。」

「…だって慎都さんが俺の言うこと聞いてくれたの珍しいから。」

「あーいつもだったら構わず抱いてただろうがさっきやりすぎたしな。銀時の家で。だから今日は無理させねぇよ。」



そう言って慎都さんは俺の頭を撫でてくれた。ちゃんと俺の体のこと考えてくれてたんだ…。



「…あ、ありがとう慎都さん。」

「いやお前が礼を言うような事じゃねぇだろ。当たり前の事だ。んじゃ、風呂に行くぞ。游が起きる前にな。」

「う、うん。」

「おい誠也。俺が運んでやるから動くな。」

「自分で行ける…!」

「穴からなんか垂れてっけど?」

「…っ、や、やっぱり運んで…っ。」

「おう。任せとけ。」
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

処理中です...