馨の愛しい主の二人

安定期に入る前の出来事

羽澄は放心しながら執務室に入ってきた。


それをみた竜哉は羽澄に聞いた


おい　羽澄　どうした？


・・・・２つ


・・・・は？


・・・・妊娠


・・・・次期補佐か。


・・・・うん



竜哉はそれ以上は聞かずに察した


なるほどな。悪阻地獄か。それで　セックスは出来なかったようだな。


竜哉は携帯電話を取り出し、話し始めた


虎龍　馨　羽澄の子を妊娠した。


お。ってことは　出産後１ヶ月したらこっちに帰ってくるか。


ああ。帰ったら面通しだろ？


ククッ　輝夜、遠弥、秋良　早く馨に会いたい！って言ってるし。


ははは！面通し終わったら咲哉の番か。


ああ。そう言えば　馨がこちらに帰る前に本は全てこっちに送るように手配しといてくれ。離れが完成したんでな。本はほぼ離れに移し終わったから。

あー。なるほど。了解


じゃ、頼むわ。


ああ。じゃな？


電話を閉じ、息子のオムツ交換をしていた。