馨の愛しい主の二人

Emiry

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一ヶ月後

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馨は相変わらず 悪阻と格闘していた


輝夜と夏輝が医者と一緒に入ってきた


ん・・・


医者は馨のお腹にエコーを当てながら確認していた


・・・やはり4つですね。


マジか。3つじゃなかったか・・・


確認も終わり、医者は帰っていった。


輝夜は虎龍に電話していた


虎龍 やっぱりだったわ。嵐の前触れだ。


・・・うーむ 念の為 いさりを向かわせるか?


大丈夫。輝羅いるしな。


手間賃欲しさだろうからな。


ああ。何かあったら連絡する。


気を付けとけよ。


輝夜は電話を切り、話した


馨 4つは今までにあったか?


馨はゆっくり起き上がって答えた


無い。夏輝が初だね。


そうか。出産は大丈夫か?


うーん。ま、大丈夫でしょ。


輝夜は夏輝に話した


多分 何処かの組が襲ってくるかもな。その時は輝羅を出せ。


・・・不本意ですがわかりました。


馨 悪阻もキツいだろうが、抜け穴だけ教えとく。 


輝夜はトイレの隣の壁を押した


すると小さな扉が開き、輝夜は馨に暗証番号を教えながら打ち込んだ。


すると 床が開いた


ここに入ると閉まる。俺と夏輝にしか わからない暗証でしか開かない。それまでここで待て。


うん。わかった。
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