馨の愛しい主の二人

蘇我組での話し合い

蘇我組の広間に入り、座った


一真


はい。報告します。


一真は話をした。


沖縄でキナ臭い組は３組ありますが、こちらの資料に纏めておきました。


虎龍は資料を受け取り　確認し始めた


情報管理部によって　春翔の父達の情報を隠しましたが、どこかでバレるのは時間の問題だと思われます。


そうか。


ですが、虎龍さん達の許可が出るなら潰します。


いいだろう。潰して構わない。一真　容赦はしなくていい。


許可を頂き、ありがとうございます　３ヶ月かかると思いますが、順番に潰していきます。


後・・・ 


一真は手を叩いた


障子戸が開き、一真の補佐が４人の子を連れてきた


虎龍さん　この子達、もう　小学生になりました。春翔を孕ませて産んで育てておきました。組員見習いとして引き渡したい。


いいだろう。輝夜、竜哉


ああ。引き受ける。


春翔を孕ませるのは終わりか？


ええ。従順になりましたし、落ち着きましたからね。


ククッ　何年か前　俺の組に勝手に来
た春翔は荒んでてたがな。


面目無い。


ま、従順になったのなら良かった。


所で　馨さんを初めて見ましたが、黒猫みたいですね。


ククッ　可愛いだろ。


ええ。あ。そうだそうだ。思い出した。


虎龍さんに報告をします。


２ヶ月後　俺が組長就任致しますので、よろしくお願いいたします


やっとか。若頭は？


あ、代理として　蜜兎・・・第２補佐ですが、若頭代理を勤めます。


いいだろう　


咲哉が話した


馨は３年は里帰り禁止になる。またバレる訳にはいかないから、一真が責任をもって　守るように。


はい。


以上で報告を終わります。


御苦労。馨の父、兄と春翔の父、兄をよろしく頼むぞ。


はい。蘇我組が責任をもって守らせて頂きます。


ああ。さて、帰るか。馨を迎えにいくか。


車の準備をしてありますので、行きましょう。


ああ。


全員で広間を出て玄関を通り　車に乗り込んで向かった。


実家の前に着き、降りて中に入った。


馨


あ！虎龍様


沢山話せたか？


うん。


帰るぞ？


はい。


馨は春翔に話した


父さん達を頼むね。


春翔も話した


任せて。あ、一真の許可を貰った上でね？


ふふっ。父さん、兄さん　俺　帰るね。


ああ。気を付けてな？


虎龍も話した


譲　頑張れよ？


はい。


陸良が話した


裏ＳＭ店の責任者だけど、対応とかわからなくなったらここに連絡して。


あ、はい。ありがとうございます


馨は光紀に話した


兄さん　結月　連れてくね。


ああ。結月　しっかりやれよ。


うん。空人を頼むよ。


おう。


結月は空人を抱き締め、キスをした。


じゃな。暫くお別れだ。


うん。


馨は立ち上がり、虎龍達と帰っていった。