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50.あとは
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ロズルラト様が、領主様に食ってかかる。
「おい! 領主!! なんで泣かすんだよ!!」
「お、俺が悪いのか!? だっ……大体、お前たち!! 俺の護衛じゃないのか!? フィレイルイラルの方にばかり行って! 強力な魔法が使われたら、まず俺を守るように動くべきじゃないのか!?」
「自分で魔法を撃っておいて、何言っているんだよ!」
怒鳴るロズルラト様と、ヴィラウレルト様とテクフィノレク様にまで睨まれて、領主様が「もうお前たちはクビだ!」って涙目になって叫んでいる。
そこで耳障りな足音がして、広間の扉が乱暴に開かれた。
「こ、ここにいたか!! 領主!」
ずいぶん無礼な口を聞いて駆け寄って来るのは、オーテクルテスファー様だ。彼とは思えないほど顔色が悪く、苛立ったように言う。
「き、急に夜会などっ……どういうつもりだ!! 俺は、こんなことは望んでいません!!」
そんな彼に、領主様はキョトンとして言った。
「何言ってるんだ? お前」
「は!!??」
「なんで俺たちが、お前のためにわざわざ夜会なんて開くんだ?」
「な、なんでだと!? これは客をもてなすためのものじゃないのか!?」
「お前はもてなさない。もてなす必要もないだろう?」
「なんだとっ……!?」
「だってそうだろー。お前、昨日あんなことがあって、なんで俺たちがお前のために夜会開くと思えるんだ? そこまで図々しいと、笑えてくるぞ?」
「ふ、ふざけないでいただきたい!! でしたらこの夜会は何のためのっ……」
「ん? ああ……」
領主様は私に振り向いた。
「新入りの歓迎会だ! まだやってなかったからな!」
「はあ!?」
少し間抜けな声を上げるオーテクルテスファー様。
私だって、驚いた。
けれど領主様は胸を張って、キッパリと言った。
「それにお前ら、何の用だ? 部屋にいろって言っただろ?」
「待ってくださいっ……! まだ、これからのことについても話し合いがっ……」
「話し合い?? ははっ……お前、笑えるなー。何言ってるんだ?」
「え……」
「話し合いなんて、必要ない! もう協力はしない!」
「な、なんだと!? 何をおっしゃるのですか!?」
そう言って、オーテクルテスファー様は真っ青になっている。
勝手に素材を持ち出そうとした男を、勝手に連れ出そうとしておいて、図々しい男だ。
昨日、勝手にヴルレウェス様を連れ出そうとした件は、言い訳のしようがない。ヴルレウェス様は単に金が欲しかっただけだけで、彼にそれを持ちかけた使者の方は素材が欲しかっただけのようだが、それを容認している時点で、竜の領主様を馬鹿にしている。
領主様も、呆れたように言った。
「なぜ驚くんだ? これだけこっちを蔑ろにしておいて」
「だ、だがっ…………」
「もう協力なんて必要ないだろう! これだけ俺たちを侮辱しておいて、何を言っているんだ!?」
「そんなっ…………ま、待ってくれっ……! ヴルレウェスの件なら、使者が勝手にやったことだ!!」
「そんなこと、どっちでもいい!」
「はあ!??」
「単純に、俺がお前らとの付き合いが嫌になっただけだ!! 俺の部下たちもそうだ!!」
と、端的に言われて、オーテクルテスファー様はそのまま動けなくなっている。
そんな彼に、領主様はゾッとするような顔で笑って言った。
「悪いな……もうお前に手は貸さない。後は自分で何とかしろ」
「おい! 領主!! なんで泣かすんだよ!!」
「お、俺が悪いのか!? だっ……大体、お前たち!! 俺の護衛じゃないのか!? フィレイルイラルの方にばかり行って! 強力な魔法が使われたら、まず俺を守るように動くべきじゃないのか!?」
「自分で魔法を撃っておいて、何言っているんだよ!」
怒鳴るロズルラト様と、ヴィラウレルト様とテクフィノレク様にまで睨まれて、領主様が「もうお前たちはクビだ!」って涙目になって叫んでいる。
そこで耳障りな足音がして、広間の扉が乱暴に開かれた。
「こ、ここにいたか!! 領主!」
ずいぶん無礼な口を聞いて駆け寄って来るのは、オーテクルテスファー様だ。彼とは思えないほど顔色が悪く、苛立ったように言う。
「き、急に夜会などっ……どういうつもりだ!! 俺は、こんなことは望んでいません!!」
そんな彼に、領主様はキョトンとして言った。
「何言ってるんだ? お前」
「は!!??」
「なんで俺たちが、お前のためにわざわざ夜会なんて開くんだ?」
「な、なんでだと!? これは客をもてなすためのものじゃないのか!?」
「お前はもてなさない。もてなす必要もないだろう?」
「なんだとっ……!?」
「だってそうだろー。お前、昨日あんなことがあって、なんで俺たちがお前のために夜会開くと思えるんだ? そこまで図々しいと、笑えてくるぞ?」
「ふ、ふざけないでいただきたい!! でしたらこの夜会は何のためのっ……」
「ん? ああ……」
領主様は私に振り向いた。
「新入りの歓迎会だ! まだやってなかったからな!」
「はあ!?」
少し間抜けな声を上げるオーテクルテスファー様。
私だって、驚いた。
けれど領主様は胸を張って、キッパリと言った。
「それにお前ら、何の用だ? 部屋にいろって言っただろ?」
「待ってくださいっ……! まだ、これからのことについても話し合いがっ……」
「話し合い?? ははっ……お前、笑えるなー。何言ってるんだ?」
「え……」
「話し合いなんて、必要ない! もう協力はしない!」
「な、なんだと!? 何をおっしゃるのですか!?」
そう言って、オーテクルテスファー様は真っ青になっている。
勝手に素材を持ち出そうとした男を、勝手に連れ出そうとしておいて、図々しい男だ。
昨日、勝手にヴルレウェス様を連れ出そうとした件は、言い訳のしようがない。ヴルレウェス様は単に金が欲しかっただけだけで、彼にそれを持ちかけた使者の方は素材が欲しかっただけのようだが、それを容認している時点で、竜の領主様を馬鹿にしている。
領主様も、呆れたように言った。
「なぜ驚くんだ? これだけこっちを蔑ろにしておいて」
「だ、だがっ…………」
「もう協力なんて必要ないだろう! これだけ俺たちを侮辱しておいて、何を言っているんだ!?」
「そんなっ…………ま、待ってくれっ……! ヴルレウェスの件なら、使者が勝手にやったことだ!!」
「そんなこと、どっちでもいい!」
「はあ!??」
「単純に、俺がお前らとの付き合いが嫌になっただけだ!! 俺の部下たちもそうだ!!」
と、端的に言われて、オーテクルテスファー様はそのまま動けなくなっている。
そんな彼に、領主様はゾッとするような顔で笑って言った。
「悪いな……もうお前に手は貸さない。後は自分で何とかしろ」
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