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9.夕飯、死守します!
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宰相様が、レオトウェルラレット様に振り向く。
ひどく焦った。僕を庇ったせいで彼が責められてしまうような気がしたから。
「あ、あのっ…………待ってください! 宰相様!! レオトウェルラレット様は、僕が、ゆっ……幽閉されている砦に、物資を運んで来てくれているだけで……そ、それだけです!」
焦る僕に、ロステウィス様は優しげな笑顔で言う。
「うん……分かっている。君が俺たちを助けてくれたことも……」
「え……?」
「ちゃんと見ていた。本当に、ありがとう……」
「…………え……えっ……と…………わ、わ、分かっていただければいいんです…………本当に……」
……分かってもらえたのは、すごく良かったんだけど……
な、なんだか落ち着かないな…………レオトウェルラレット様も無事だったし、早く砦に帰ろう。
分かってもらえたのは良かったけど、やっぱりここにいるのは、まだ少し怖い。
*
それから僕は、テントの中で何があったのか報告して、久しぶりに、王家に報告するための書類も用意した。
まさか、またこれをするなんて思わなかったなー……二度と王都になんて帰るつもりなかったから。
あれから、レオトウェルラレット様は、もう一度回復が必要ではないか部隊の回復の魔法使いの方に見てもらっていたし、もう大丈夫だろ。
なんでも、彼はここで王都からの報告を部隊に伝える役割を担っていたらしい。だけど、陣営にたどり着いてみれば、そこで魔法や道具が暴走していて、部隊が襲われたんだと思った彼は、慌てて宰相様たちを呼びに行く途中、背後から魔法の道具の暴走に巻き込まれて、倒れていたらしい。
今回の隊長は、普段宰相様の護衛をしている魔法使いの方で、宰相様はそれに同行していたみたい。部隊はこの先にある谷で素材の回収の任務に着くはずだったんだけど、そこに向かう途中、王都に隣国からの使者が来ると報告があり、隊長と宰相様が、少しの護衛を連れて、王都に帰っていたようだ。
谷での素材回収は何度かしていたし、それほど難しい任務じゃない。今回宰相様が同行したのも、そこで取れる素材で、隣国との新しい取引を始めたいかららしい。いつもなら、何事もなく終わるもの。この辺りにも小さな魔物はいるけど、強力な魔物はいない。少し宰相様たちが部隊を離れても、任務は滞りなく進むはずだったんだ。それが、まさか、留守の間部隊を任せたラグトジャスが、魔法の道具を暴走させるなんて。
どうやら魔法の道具の整備をなおざりにしていたらしく、その上、陣営で酔って魔法を暴走させて、それが道具に命中して道具まであちこちで暴走して、収拾がつかなくなったらしい。
僕が何も企んでないってことは、すぐに分かってもらえた。追放された時は、誰にも分かってもらえなかったけど、記録の魔法、身につけて強化しておいて、本当に良かった……
服と装備も借りることができたし、もう帰って夕飯食べたいなぁ……
お腹空いてきた。久しぶりに魔法使いの部隊の陣営になんて来て緊張しているのに、それでもやっぱり腹が減る。僕は本当に図太いなあ……
もう日が暮れているようで、テントの中にも少し肌寒い空気が入ってくる。
早く帰って、砦の自分の部屋を温めたい。今日は冷えるし、温めた部屋でキノコのスープを食べたいなぁ……頑張ってお風呂も修理したから、のんびりお風呂にも入りたい。
帰ってからの計画を立てていたら、テントの外から、こちらに向かって歩いてくる足音が聞こえた。
…………なんだ? また敵か?
魔物が現れたような気配はしない。
ってことは、またラグトジャスか……
……あいつ……懲りない奴だなーー。僕のことが嫌いなくせに、僕を嬲るのは大好きなんだから。なんでも僕が悪いことにしようとするし、ここで僕に突っかかって来たのも、僕を今回の騒ぎの犯人にしようとしていたんじゃないのか? 正直もう顔も見たくない。
先手必勝で、さっさと追い返しちゃおう!
僕は、いつでも魔法を放てるように構えて、テントの入り口の方に向き直る。
すると、少し間をおいて、僕の予想とは、違う声がした。
「……フィルロファル……いる?」
「何の用ですか……もう帰りま…………」
言いかけて、相手の声がラグトジャスとは違うことに気づいた。
え……え!? こ、この声、宰相様!? ロステウィス様!?
うわあああ!! どうしよう!! 早とちりで、ひどい無礼を働いちゃった!! ロステウィス様が相手なら、もっと丁寧に「帰ります」って言ったのに!
「す、すみませんっ……!」
慌てて僕は、テントの外に出た。
すると、ひんやりとした空気が入り込んでくる。冷たい……頬に、雪がふれて溶ける。
外はすでに夜で、雪が降っていた。
夜空は星も出ていなくて暗い。だけど陣営には、魔物の襲撃に備えて、魔法の照明があちこちに飛んでいる。食事の用意をしているらしく、いい匂いがした。少し離れたところでは部隊の人たちが集まって、和やかな様子で話している。
いつのまにか、さっきよりも多くの人たちが集まっているみたいだ。ロステウィス様と街に行っていた人たちが帰って来たんだろう。
魔法の照明と結界のおかげで、雨風も凌げるようになっているようだけど、完璧にとはいかないのか、結界の中にも雪がちらついていた。
そしてそんな中、ロステウィス様は頬に雪をつけながら立っている。
「ロステウィス様!? な、何をされているのです!? は、早く中にっ……!」
慌てて、宰相様をテントの中に招き入れる。
だけど、なんでわざわざ宰相様自ら、僕に会いにくるんだ? 報告ならしたし、書類も渡した。もう僕は用済みなはずだし、帰っていいっていう許可を待つばかりだったのに。
まだ、僕に何か用?
落ち着かない思いでいると、ロステウィス様は、感心したように言った。
「この中は……暖かいね。これだけ暖かかったら、雪も溶けそうだ」
「あ…………いつも砦を暖めていますから……」
あの砦に連れて行かれた僕が、できるだけ早くと思って取り組んだのが、食料の調達と魔物対策、部屋を温めることとだった。
テントの中にかけたのは、ほんの少しの魔力で部屋を温める魔法で、一度かければ当分かけ直さなくていい。
宰相様は、物珍しそうにテントの中を見渡していた。
「すごいな……これは…………魔法の道具も使わずに……」
そう言って、テントの中に入って来たロステウィス様は、従者も連れていなくて、一人だった。
宰相様がこんなところに一人で来るなんて……もしかして、何か重要な話?
もしかして……
僕がとったきのこや果物、一応中身を確認するって言われて、カゴごと預けたけど、やっぱりこれは返せない……とか言われたらどうしよう! せっかく美味しい夕飯がたくさん取れたのに!! あれを砦に戻ってからゆっくり食べるの、楽しみにしてたのに!!
「あ、あのっ……宰相様っ…………あ、あのっ……きのこは……」
「きのこ? ああ……あれはすぐに返すよ」
よかったああああああ!! 夕飯、ちゃんとある!
ひどく焦った。僕を庇ったせいで彼が責められてしまうような気がしたから。
「あ、あのっ…………待ってください! 宰相様!! レオトウェルラレット様は、僕が、ゆっ……幽閉されている砦に、物資を運んで来てくれているだけで……そ、それだけです!」
焦る僕に、ロステウィス様は優しげな笑顔で言う。
「うん……分かっている。君が俺たちを助けてくれたことも……」
「え……?」
「ちゃんと見ていた。本当に、ありがとう……」
「…………え……えっ……と…………わ、わ、分かっていただければいいんです…………本当に……」
……分かってもらえたのは、すごく良かったんだけど……
な、なんだか落ち着かないな…………レオトウェルラレット様も無事だったし、早く砦に帰ろう。
分かってもらえたのは良かったけど、やっぱりここにいるのは、まだ少し怖い。
*
それから僕は、テントの中で何があったのか報告して、久しぶりに、王家に報告するための書類も用意した。
まさか、またこれをするなんて思わなかったなー……二度と王都になんて帰るつもりなかったから。
あれから、レオトウェルラレット様は、もう一度回復が必要ではないか部隊の回復の魔法使いの方に見てもらっていたし、もう大丈夫だろ。
なんでも、彼はここで王都からの報告を部隊に伝える役割を担っていたらしい。だけど、陣営にたどり着いてみれば、そこで魔法や道具が暴走していて、部隊が襲われたんだと思った彼は、慌てて宰相様たちを呼びに行く途中、背後から魔法の道具の暴走に巻き込まれて、倒れていたらしい。
今回の隊長は、普段宰相様の護衛をしている魔法使いの方で、宰相様はそれに同行していたみたい。部隊はこの先にある谷で素材の回収の任務に着くはずだったんだけど、そこに向かう途中、王都に隣国からの使者が来ると報告があり、隊長と宰相様が、少しの護衛を連れて、王都に帰っていたようだ。
谷での素材回収は何度かしていたし、それほど難しい任務じゃない。今回宰相様が同行したのも、そこで取れる素材で、隣国との新しい取引を始めたいかららしい。いつもなら、何事もなく終わるもの。この辺りにも小さな魔物はいるけど、強力な魔物はいない。少し宰相様たちが部隊を離れても、任務は滞りなく進むはずだったんだ。それが、まさか、留守の間部隊を任せたラグトジャスが、魔法の道具を暴走させるなんて。
どうやら魔法の道具の整備をなおざりにしていたらしく、その上、陣営で酔って魔法を暴走させて、それが道具に命中して道具まであちこちで暴走して、収拾がつかなくなったらしい。
僕が何も企んでないってことは、すぐに分かってもらえた。追放された時は、誰にも分かってもらえなかったけど、記録の魔法、身につけて強化しておいて、本当に良かった……
服と装備も借りることができたし、もう帰って夕飯食べたいなぁ……
お腹空いてきた。久しぶりに魔法使いの部隊の陣営になんて来て緊張しているのに、それでもやっぱり腹が減る。僕は本当に図太いなあ……
もう日が暮れているようで、テントの中にも少し肌寒い空気が入ってくる。
早く帰って、砦の自分の部屋を温めたい。今日は冷えるし、温めた部屋でキノコのスープを食べたいなぁ……頑張ってお風呂も修理したから、のんびりお風呂にも入りたい。
帰ってからの計画を立てていたら、テントの外から、こちらに向かって歩いてくる足音が聞こえた。
…………なんだ? また敵か?
魔物が現れたような気配はしない。
ってことは、またラグトジャスか……
……あいつ……懲りない奴だなーー。僕のことが嫌いなくせに、僕を嬲るのは大好きなんだから。なんでも僕が悪いことにしようとするし、ここで僕に突っかかって来たのも、僕を今回の騒ぎの犯人にしようとしていたんじゃないのか? 正直もう顔も見たくない。
先手必勝で、さっさと追い返しちゃおう!
僕は、いつでも魔法を放てるように構えて、テントの入り口の方に向き直る。
すると、少し間をおいて、僕の予想とは、違う声がした。
「……フィルロファル……いる?」
「何の用ですか……もう帰りま…………」
言いかけて、相手の声がラグトジャスとは違うことに気づいた。
え……え!? こ、この声、宰相様!? ロステウィス様!?
うわあああ!! どうしよう!! 早とちりで、ひどい無礼を働いちゃった!! ロステウィス様が相手なら、もっと丁寧に「帰ります」って言ったのに!
「す、すみませんっ……!」
慌てて僕は、テントの外に出た。
すると、ひんやりとした空気が入り込んでくる。冷たい……頬に、雪がふれて溶ける。
外はすでに夜で、雪が降っていた。
夜空は星も出ていなくて暗い。だけど陣営には、魔物の襲撃に備えて、魔法の照明があちこちに飛んでいる。食事の用意をしているらしく、いい匂いがした。少し離れたところでは部隊の人たちが集まって、和やかな様子で話している。
いつのまにか、さっきよりも多くの人たちが集まっているみたいだ。ロステウィス様と街に行っていた人たちが帰って来たんだろう。
魔法の照明と結界のおかげで、雨風も凌げるようになっているようだけど、完璧にとはいかないのか、結界の中にも雪がちらついていた。
そしてそんな中、ロステウィス様は頬に雪をつけながら立っている。
「ロステウィス様!? な、何をされているのです!? は、早く中にっ……!」
慌てて、宰相様をテントの中に招き入れる。
だけど、なんでわざわざ宰相様自ら、僕に会いにくるんだ? 報告ならしたし、書類も渡した。もう僕は用済みなはずだし、帰っていいっていう許可を待つばかりだったのに。
まだ、僕に何か用?
落ち着かない思いでいると、ロステウィス様は、感心したように言った。
「この中は……暖かいね。これだけ暖かかったら、雪も溶けそうだ」
「あ…………いつも砦を暖めていますから……」
あの砦に連れて行かれた僕が、できるだけ早くと思って取り組んだのが、食料の調達と魔物対策、部屋を温めることとだった。
テントの中にかけたのは、ほんの少しの魔力で部屋を温める魔法で、一度かければ当分かけ直さなくていい。
宰相様は、物珍しそうにテントの中を見渡していた。
「すごいな……これは…………魔法の道具も使わずに……」
そう言って、テントの中に入って来たロステウィス様は、従者も連れていなくて、一人だった。
宰相様がこんなところに一人で来るなんて……もしかして、何か重要な話?
もしかして……
僕がとったきのこや果物、一応中身を確認するって言われて、カゴごと預けたけど、やっぱりこれは返せない……とか言われたらどうしよう! せっかく美味しい夕飯がたくさん取れたのに!! あれを砦に戻ってからゆっくり食べるの、楽しみにしてたのに!!
「あ、あのっ……宰相様っ…………あ、あのっ……きのこは……」
「きのこ? ああ……あれはすぐに返すよ」
よかったああああああ!! 夕飯、ちゃんとある!
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