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14.本当の気持ち(後編)
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「でも、翔流くんってわたしのこと、どう思ってるのかな……」
わたしの気持ちはわかったけど、彼の気持ちはまだ判明していない。
「……」
沈黙する一同。祐佳が呆れた顔でわたしを見つめる。
「どう見ても日向君も美咲のこと好きでしょ。見ればわかるじゃん。美咲に彼氏がいるって言ったとき、完全に表情が凍りついてたよ」
「2人は相思相愛のカップルだよっ。おめでとっ」
梓がいつものノーテンキで明るい声で祝福してくれる。でも……。
「美咲ちゃん、もしかして日向くんが私たちとエッチしちゃったこと、心に引っかかってるの?」
「うん……」
気持ちを察してくれる優里奈に、わたしは正直に返事をする。
「う~ん。悲しいことに、男って目の前に裸の女の子がいると勃起しちゃうし、そのままセックスもできちゃうんだよね。まあ女も体が気持ちよくなっちゃえば、できちゃうんだけどさ……」
祐佳が眉根を寄せてうつむく。
「あたしたち3人の裸を前にして勃たない男子なんていないよ。むしろ勃たなかったらボーイズラブなんじゃないかと疑っちゃうね」
梓が独自の理論ではげましてくる。でも何?ボーイズラブって。
「美咲ちゃん、日向くんはたぶんね。なんかヤケになっちゃったんじゃないかなー」
「え、どういうこと?優里奈」
「ホント鈍いなー。あたしでもわかるよ。美咲にフラれたと思ったからでしょ」
「うん。あれはヤケになってたね。美咲が他の男とセックスしてるなら自分もやってやるって感じだった」
「祐佳もそう思ったんだ……。ならわたしたち、翔流くんの気持ちを弄んで傷つけちゃったんじゃないかな……」
「……」
その場がシーンとする。みんなも気にしていたのだ。
わたしたちは翔流くんを残酷な嘘で傷つけた。元々は祐佳たちがついた嘘だけど、あのときすぐに押入れから出ていかずに見ていたわたしも同罪なのだ。むしろ当事者であるぶんだけ罪は重い。わたしは沈んだ気分になり、肩を落とす。
「でもねー。日向くんはその辺の男子と違うタイプに感じたよねー」
静けさを打ち破るように優里奈が唐突に話題を変えてくる。祐佳は同意するようにうん、うんとうなずく。
「正直言うとね。私たち日向君のことはよくわかんないんだよね。普通の男子だったら裸の女の子3人に囲まれたらハーレム気分でデレデレしちゃうじゃない?でも彼は全然楽しそうじゃなかった」
「だよねー。草食系な感じなのかと思ったらマッチョだしね。あとセックスに慣れてる感じがしたー。あれ絶対に経験……」
「梓ちゃん、それは黙ってようって言ったよね」
梓が話してる途中で割り込んでくる優里奈。彼女にしては早口で口調がきつめだった。
「まあ、言っちゃったもんは仕方がないさ。私らの年頃だったら経験済みだって全然珍しいことではないんだよ。でも……日向くんが美咲以外の女の子と親しくしてるの見たことある?」
「……」
わたしはみんなの話に口を挟まずに黙って耳を傾けていた。
わたしの知らない翔流くんについて考えてみる。彼は毎週日曜日にボクシングジムに通っている。そこで知り合った女の子と仲良くなってそういう関係になっててもおかしくはない。でも彼はどこか女の子と距離を置いている気もしていた。
それに学校で倒れたあの日、翔流くんは保健室のベッドで嫌な記憶を思い出したって言ってた。自分を壊してしまいたくなるほどの辛い記憶。それは「トラウマ」って言葉に置き換えられるのかもしれないけど、やっぱり彼が普通の中学生の男子でいられなくなったことと無関係ではないと思う。
人形のように虚ろな表情で壁に頭を打ち付ける翔流くん。そして、セックスの最中の翔流くんの悲しそうな顔が頭に浮かんでは消えていく。
「わからない。わたしも翔流くんのこと、まだ全然知らないのかもしれない」
ようやく口を開いたわたしを、3人は深刻そうな表情で見守ってくれていた。
「この際だから言っちゃうけど、実はね。彼、途中で勃たなくなっちゃんたんだ。そのあと気まずくなって慌てて服着て帰っちゃった。そのときの彼はすべてに絶望したような悲しそうな顔でね。泣きたいのをこらえてるようだった。わたしたちもなんだか申し訳ない気持ちになってね。コッチまで泣きたくなったよ」
祐佳は眉間にしわを寄せて、目に涙を浮かべている。
「翔流くんね。昔、なんか辛いことがあったみたいなんだ。それは他人が踏み込んじゃいけないような深刻なものだと思う。でも、わたし、なんとかしてあげたいの」
わたしは祐佳の目をまっすぐ見つめる。祐佳はまだ涙目だったけど、すぐにいつもの彼女らしいクールな表情に戻る。
「じゃあ、翔流くんに自分の気持ちを心と体で真正面からぶつけてみるしかないんじゃない。美咲らしくね」
「わたしらしくって?」
「美咲は元々細かいこと考えずに自分の感情のままに人にぶつかっていくタイプなんだよ。相手がどう思うかなんかお構いなしで、素直な気持ちを真っ直ぐに伝える。私たちもそんな美咲に救われたんだよ」
祐佳は過去を懐かしむように遠くを見たあと、優しいまなざしをわたしに向ける。
「わたしってそんな感じだったっけ。でも、この子いいな、好きだなって思った子にはどんどん話しかけてたと思う。相手がウザいって思ってるかもとか気にしなかったなぁ」
「そうそう、美咲って、けっこうアレな性格だったんだよっ。小学校のときなんかあたしの恋を応援するとか言って、頼んでもいないのに代わりに告白しに行ったでしょ。それで相手の男子にビンタしちゃうし、あんときはいろいろ大変だったんだからねっ」
そうだった。あのときは梓のこと悪く言うからカッとなってちゃって。わたしって本当に感情的になりやすかったんだ……。
「あ……お、覚えてないな……」
「あっ、いま目が泳いだよねっ。わっかりやすいよ」
ごまかそうとしたけど、表情に出ちゃってたみたい。梓は怒ってることを主張するように頬を膨らませたけど、目はなんかニコニコしていて、とても嬉しそうだった。
そんなわたしと梓のやり取りを、優里奈は母親のように目を細めて見守っていたけど、やがていつもののんびりした口調で話し始める。
「そういえばセックスってね。『大好き』って気持ちに感情のままに、全身で相手にぶつける行為なんだよねー」
「美咲はウジウジ考えてないで、翔流くんとエッチしちゃえばいいんだよっ」
「優里奈も梓もなんでそうなるのよ。二人ともなんか考え方がエロエロになってるよ」
わたしはエロエロな2人を慌ててツッコむ。でも……。
「嫌な記憶は誰にでもあるけど、やっぱり楽しい記憶で少しずつ塗り替えていくしかないんじゃないかな。過去のこと気にしだしたらキリがないよ。特に恋愛ではね」
祐佳の意見がわたしの中に浸透していく。わかってる。それしかないんだよね。翔流くんにいつも笑顔でいて欲しい。そう思うから。
「うん……わたし、頑張るよ」
わたしはみんなを見回し、力強くうなずく。
「やっと、美咲らしくなってきたねっ。あたし、そういう美咲好きだよ」
梓が勢いよく抱きついてくる。そこへ祐佳と優里奈も合流し、4人で円になって笑い合う。みんな、ありがと。わたし、みんなと友達でよかった。
祐佳は帰り際、玄関で見送るわたしのところに一人で戻ってきて、ちょっとした助言をくれた。
「私、前に美咲にコンドームと避妊薬をあげたでしょ。あの意味、わかってる」
「今は、なんとなくわかるよ」
「まあ選択するのは美咲だけど、自分の気持ちを本気で伝えたいときには理屈だけではどうにもならないこともあるんだと思う。そのときが来ても、美咲がためらわないようにあげたんだからね。有効に使ってよ」
そう言うと祐佳はわたしに背を向け、小さく手を振りながら帰っていく。
彼女が言っていた「選択」とは、やっぱりそういうことなのだろう。
祐佳たちは翔流くんとは、コンドームを使ってセックスすることを選択していたし、彼とはキスもしていない。そして教室で祐佳が発した「好きな人とはつけないでしたい」という何気ない言葉。つまり、わたしのために体を張ってくれたけど、彼女たちなりに一線を引き、それを越えない範囲で翔流くんとセックスしていたんだ。避妊薬の効果は100%ではないし、副作用が出ることもあるから、女の子の側がリスクを背負うことになる。だからこそ、リスクを背負ってもいいと思える相手を自分で選択することが大切なんだ。
祐佳はわたしにその相手を自分で選択できるようにしてくれたんだ。もちろんセックスをしないって選択肢もあるんだと思う。でもわたしは祐佳たちにあんなことまでさせちゃったし、翔流くんを残酷な嘘で傷つけてしまったんだ。後戻りはできないんだって思う。
まあ、そんな使命感のようなものも少しはあるんだけど……。正直に言ってしまえば、翔流くんにわたしの気持ちを全身で伝えたいって欲求を抑えられなかったんだよね。翔流くんをギュッと抱きしめて、一つになりたいって思っちゃったんだ。溢れ出す感情は止められない。お姉ちゃんの丸メガネをかけてた頃とのわたしとは違うんだ。翔流くんに謝ってしっかり思いを伝えよう。そして……。
わたしの気持ちはわかったけど、彼の気持ちはまだ判明していない。
「……」
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「どう見ても日向君も美咲のこと好きでしょ。見ればわかるじゃん。美咲に彼氏がいるって言ったとき、完全に表情が凍りついてたよ」
「2人は相思相愛のカップルだよっ。おめでとっ」
梓がいつものノーテンキで明るい声で祝福してくれる。でも……。
「美咲ちゃん、もしかして日向くんが私たちとエッチしちゃったこと、心に引っかかってるの?」
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気持ちを察してくれる優里奈に、わたしは正直に返事をする。
「う~ん。悲しいことに、男って目の前に裸の女の子がいると勃起しちゃうし、そのままセックスもできちゃうんだよね。まあ女も体が気持ちよくなっちゃえば、できちゃうんだけどさ……」
祐佳が眉根を寄せてうつむく。
「あたしたち3人の裸を前にして勃たない男子なんていないよ。むしろ勃たなかったらボーイズラブなんじゃないかと疑っちゃうね」
梓が独自の理論ではげましてくる。でも何?ボーイズラブって。
「美咲ちゃん、日向くんはたぶんね。なんかヤケになっちゃったんじゃないかなー」
「え、どういうこと?優里奈」
「ホント鈍いなー。あたしでもわかるよ。美咲にフラれたと思ったからでしょ」
「うん。あれはヤケになってたね。美咲が他の男とセックスしてるなら自分もやってやるって感じだった」
「祐佳もそう思ったんだ……。ならわたしたち、翔流くんの気持ちを弄んで傷つけちゃったんじゃないかな……」
「……」
その場がシーンとする。みんなも気にしていたのだ。
わたしたちは翔流くんを残酷な嘘で傷つけた。元々は祐佳たちがついた嘘だけど、あのときすぐに押入れから出ていかずに見ていたわたしも同罪なのだ。むしろ当事者であるぶんだけ罪は重い。わたしは沈んだ気分になり、肩を落とす。
「でもねー。日向くんはその辺の男子と違うタイプに感じたよねー」
静けさを打ち破るように優里奈が唐突に話題を変えてくる。祐佳は同意するようにうん、うんとうなずく。
「正直言うとね。私たち日向君のことはよくわかんないんだよね。普通の男子だったら裸の女の子3人に囲まれたらハーレム気分でデレデレしちゃうじゃない?でも彼は全然楽しそうじゃなかった」
「だよねー。草食系な感じなのかと思ったらマッチョだしね。あとセックスに慣れてる感じがしたー。あれ絶対に経験……」
「梓ちゃん、それは黙ってようって言ったよね」
梓が話してる途中で割り込んでくる優里奈。彼女にしては早口で口調がきつめだった。
「まあ、言っちゃったもんは仕方がないさ。私らの年頃だったら経験済みだって全然珍しいことではないんだよ。でも……日向くんが美咲以外の女の子と親しくしてるの見たことある?」
「……」
わたしはみんなの話に口を挟まずに黙って耳を傾けていた。
わたしの知らない翔流くんについて考えてみる。彼は毎週日曜日にボクシングジムに通っている。そこで知り合った女の子と仲良くなってそういう関係になっててもおかしくはない。でも彼はどこか女の子と距離を置いている気もしていた。
それに学校で倒れたあの日、翔流くんは保健室のベッドで嫌な記憶を思い出したって言ってた。自分を壊してしまいたくなるほどの辛い記憶。それは「トラウマ」って言葉に置き換えられるのかもしれないけど、やっぱり彼が普通の中学生の男子でいられなくなったことと無関係ではないと思う。
人形のように虚ろな表情で壁に頭を打ち付ける翔流くん。そして、セックスの最中の翔流くんの悲しそうな顔が頭に浮かんでは消えていく。
「わからない。わたしも翔流くんのこと、まだ全然知らないのかもしれない」
ようやく口を開いたわたしを、3人は深刻そうな表情で見守ってくれていた。
「この際だから言っちゃうけど、実はね。彼、途中で勃たなくなっちゃんたんだ。そのあと気まずくなって慌てて服着て帰っちゃった。そのときの彼はすべてに絶望したような悲しそうな顔でね。泣きたいのをこらえてるようだった。わたしたちもなんだか申し訳ない気持ちになってね。コッチまで泣きたくなったよ」
祐佳は眉間にしわを寄せて、目に涙を浮かべている。
「翔流くんね。昔、なんか辛いことがあったみたいなんだ。それは他人が踏み込んじゃいけないような深刻なものだと思う。でも、わたし、なんとかしてあげたいの」
わたしは祐佳の目をまっすぐ見つめる。祐佳はまだ涙目だったけど、すぐにいつもの彼女らしいクールな表情に戻る。
「じゃあ、翔流くんに自分の気持ちを心と体で真正面からぶつけてみるしかないんじゃない。美咲らしくね」
「わたしらしくって?」
「美咲は元々細かいこと考えずに自分の感情のままに人にぶつかっていくタイプなんだよ。相手がどう思うかなんかお構いなしで、素直な気持ちを真っ直ぐに伝える。私たちもそんな美咲に救われたんだよ」
祐佳は過去を懐かしむように遠くを見たあと、優しいまなざしをわたしに向ける。
「わたしってそんな感じだったっけ。でも、この子いいな、好きだなって思った子にはどんどん話しかけてたと思う。相手がウザいって思ってるかもとか気にしなかったなぁ」
「そうそう、美咲って、けっこうアレな性格だったんだよっ。小学校のときなんかあたしの恋を応援するとか言って、頼んでもいないのに代わりに告白しに行ったでしょ。それで相手の男子にビンタしちゃうし、あんときはいろいろ大変だったんだからねっ」
そうだった。あのときは梓のこと悪く言うからカッとなってちゃって。わたしって本当に感情的になりやすかったんだ……。
「あ……お、覚えてないな……」
「あっ、いま目が泳いだよねっ。わっかりやすいよ」
ごまかそうとしたけど、表情に出ちゃってたみたい。梓は怒ってることを主張するように頬を膨らませたけど、目はなんかニコニコしていて、とても嬉しそうだった。
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「美咲はウジウジ考えてないで、翔流くんとエッチしちゃえばいいんだよっ」
「優里奈も梓もなんでそうなるのよ。二人ともなんか考え方がエロエロになってるよ」
わたしはエロエロな2人を慌ててツッコむ。でも……。
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祐佳の意見がわたしの中に浸透していく。わかってる。それしかないんだよね。翔流くんにいつも笑顔でいて欲しい。そう思うから。
「うん……わたし、頑張るよ」
わたしはみんなを見回し、力強くうなずく。
「やっと、美咲らしくなってきたねっ。あたし、そういう美咲好きだよ」
梓が勢いよく抱きついてくる。そこへ祐佳と優里奈も合流し、4人で円になって笑い合う。みんな、ありがと。わたし、みんなと友達でよかった。
祐佳は帰り際、玄関で見送るわたしのところに一人で戻ってきて、ちょっとした助言をくれた。
「私、前に美咲にコンドームと避妊薬をあげたでしょ。あの意味、わかってる」
「今は、なんとなくわかるよ」
「まあ選択するのは美咲だけど、自分の気持ちを本気で伝えたいときには理屈だけではどうにもならないこともあるんだと思う。そのときが来ても、美咲がためらわないようにあげたんだからね。有効に使ってよ」
そう言うと祐佳はわたしに背を向け、小さく手を振りながら帰っていく。
彼女が言っていた「選択」とは、やっぱりそういうことなのだろう。
祐佳たちは翔流くんとは、コンドームを使ってセックスすることを選択していたし、彼とはキスもしていない。そして教室で祐佳が発した「好きな人とはつけないでしたい」という何気ない言葉。つまり、わたしのために体を張ってくれたけど、彼女たちなりに一線を引き、それを越えない範囲で翔流くんとセックスしていたんだ。避妊薬の効果は100%ではないし、副作用が出ることもあるから、女の子の側がリスクを背負うことになる。だからこそ、リスクを背負ってもいいと思える相手を自分で選択することが大切なんだ。
祐佳はわたしにその相手を自分で選択できるようにしてくれたんだ。もちろんセックスをしないって選択肢もあるんだと思う。でもわたしは祐佳たちにあんなことまでさせちゃったし、翔流くんを残酷な嘘で傷つけてしまったんだ。後戻りはできないんだって思う。
まあ、そんな使命感のようなものも少しはあるんだけど……。正直に言ってしまえば、翔流くんにわたしの気持ちを全身で伝えたいって欲求を抑えられなかったんだよね。翔流くんをギュッと抱きしめて、一つになりたいって思っちゃったんだ。溢れ出す感情は止められない。お姉ちゃんの丸メガネをかけてた頃とのわたしとは違うんだ。翔流くんに謝ってしっかり思いを伝えよう。そして……。
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