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-第十章-
‐第十章三十八節 拳の戦い!と特殊な修練場と似たモノ同士?-
しおりを挟むいざ時間!…と、言ってもあくまでもスパーリングなのだが…
それでも巻き込まれないようセコンドは退場!…
リング?場にライザとバルの二人しか居ない状況を作って行くと、
二人は互いに睨み合う!…まるでメンチの切り合いの様になってしまう!…
因みに修練場と言っても大したものでは決してなく、
木の柵で囲っただけの開けた場所を言い!…
あとは申し訳ない程度に案山子や的と言った物がある位で!…
そんな木の柵の外側には見物客が!…誰もが今か今か!と言った様子で…
その修練場の様子に目が釘付けと言った素振りを見せていると、
遂に二人が動き出す!…何方が先とかではなく、二人が揃って動き始める!…
__…グッ!!…ダンッ!!…ッ!?…
「「ハアアアアアァァァァァァァァ!!!!」」
__ギュンッ!!…ヴワキィィッ!!!……ッ!?…
それは互いにアイコンタクトを取ったかのよう地面を蹴って前に出ると、
右腕もシンクロするよう振り被り!…
その際狙うはこれまた互いに勿論と言った所で相手の顔面!…
それこそ一切視線を外す事無く!…
声を挙げながら真っ直ぐ自身の間合いに相手の姿を入れて行くと、
タイミングを見計らって一閃!…何から何まで動きを合わせる!…
そして鏡合わせが如く両者はそこから攻撃を躱すと言った様子も見せず、
ファーストコンタクトからいきなり手痛い一撃を互いに貰い!…
となるとそんな二人の様子に周囲もビックリ!…
何故避けなかったのか?或いはシンクロしている!?と…
とにかくこの滑り出しに誰も彼もがえっ!?とばかりに!…
戸惑う反応を見せていると、その戸惑わせる原因を作った二人は今!…
また同じ様に怯む様子を露わにする!…
「ブッ!!…ッ~~~!!!…
…え、えぇの持っとるやないかい!!…
今のは!!…正直!!…ヤバかった!!…」
「ッ~~~!!!…キ、キサマもなぁ!!…
よもや躱す事無く受けに来るとは!!……ッ…
お陰で目が覚めた!……いや、面白くなって来たと言うべきか!!…」
その際殴られた反動で首が刎ねる様にして吹き飛ぶと、
ライザは歯を食い縛りながら痛みに耐え!…
と、次には先程の一撃を賞賛するよう!…自身の意識が飛び掛けた事を!…
つまりはノーガードで突っ込んで行った事を口にすると、
バルも先程の一撃が効いたらしく!…
何ならライザが避けると言った事をしなかった事に驚きを現す!…
それこそバル的にもよもやワザと突っ込んで来るとは思っていなかった様子で有り、
寧ろこうして突っ込んで来た事で好感を持てた!と…
それはさも気にった様子で面白い!と言い始め…
口が切れたのかスッと流れ出る鮮血を手で軽く拭って見せると、
ライザも痰を吐くよう血を!…そして改めて構え直す!…
「…ほんならこっからは!!…」
「全力で我が拳を!!…」
「「叩き込んでやらあぁぁ(やるぞおおぉぉ)!!!」」
宛ら今ので相手の力量を理解した!とばかりに…ライザは腰を落として構え直すと、
バルも同じく構えを!…だが今度は互いに違う様子を露わにして行き!…
言わばライザは功夫の様な!…受けの様な体制でジッとバルを睨んで行くと、
そのバルはさも某・地上最強の生物の様な!…
いや臨戦時の熊の様に両手をグッと上げて構える!…
そしてこれだけは互いに一緒である!とばかりに…
その手に拳を握って行くと、構えなど関係がなかったかの様に飛び出し!…
と、今度は拳を突き出し捌き合い!…宛ら某・竜玉集めの漫画の様な!…
周りを圧倒するようラッシュの応酬をし始めると、これにはくまさんもミサカも!…
何なら見物客全員?が驚き戸惑いを露わにする!…
__ギュンッ!!!…ッ!!…ボババババババババババ!!!!…
「ッ!?…な!?…」
「こ、攻撃が!?…」
「………。」
それは自分達の目で捉える事が出来ないでいると、
ある者は映画のワンシーンを見ている様な!…
となるとただ戸惑いの言葉しか口に出来ず!…
目を皿に用に丸くしてただ目の前の光景を凝視すると、
一方でまた同じく攻撃を捉えられないのか!…
何が起きているのか分からない!…いや正確には何となくではあるが!…
それでも自分では対処が出来ない!とばかりに言葉を漏らすと、
そんな驚く様子を面々が見せている中!
…数名が黙ってその成り行きをジッと見守り続ける!…
宛らその時の様子はまるで同じ闘士として戦いぶりを見守るが如く、
或いは自分ならとばかりに頭の中で対戦をして行き!…
因みにマサツグはこの時頭の中で戸惑って居り!…
{…マジか!!…ま、まぁシモも確かに?…
そんな柔や奴じゃあないとは分かっていたが!!…}
「ヌッ!!…クッ!!…フンッ!!…」
「ハッ!!…グッ!!…セイッ!!!…」
と言うのも別に負けると予想をしていた訳では無いのだが、
ライザがバルに食らい付いている事に驚きを!…
と言うのも幾ら猛者であっても初見の相手には多少苦戦をするモノであり!…
しかし今目の前に映る光景と言うのは!…
最初こそあれでは有ったが、レベルとしてはイーブンな戦いに見える訳で!…
故にライザのポテンシャルに改めて驚き!…ラッシュを繰り広げる二人の様子に!…
思わず呆然とする様にしてその戦いの行く末を見守っていると、
双方からはイキイキとした様子で声が!…
するとその声に釣られたと言うか、訓練を終えたシルビィ達もやって来て!…
「…ッ!!…こ、これは!?…ッ!…だ、旦那様!!…」
「ッ!…お、おぉシルビィ!…
それにグラ子とリーナも!!…何、訓練終わり?…」
シルビィーズブートキャンプあがりで汗を拭い!…
が、今度は違う意味で汗を掻きそうな!…
自身の知らない人物と、バルが戦っているのを目撃したからで!…
しかし肝心のそのバルの飼い主は我関せずと言おうか?…
とにかく放置している様子で見て居り!…
そんなマサツグの様子にシルビィも慌ててこれは!?と質問をして行くと、
マサツグも声を掛けられた事で漸くシルビィ達の存在に!…
そして呑気に挨拶をする!…
その際シルビィと同じくリーナとグラ子もその様子を目にしてギョッとすると、
リーナも慌てて質問を!…
「あ、あぁそうなのだが!…ッ…しかしこれは!!…」
「…あぁ~…簡単に説明するとまぁスパーリングなんだが…
ちょっとばかし二人の本気度が違うって言うか?…」
それはシルビィの問い掛けを改めて尋ねるよう戸惑い気味に!…
何ならその目の前の光景からしてあり得ない!と…
バルが暴れている事も勿論なのだが、
何よりそのバルと拮抗している者は誰なのか!?と…
この時リーナの表情はとにかく驚きと困惑に満ちて居り!…
シルビィと同じく状況説明を!…
ジッとマサツグを見詰めて説明をとにかく求めて見せると、
マサツグもそんなリーナの様子にピクッ!と…次にはその質問に答え始める!…
だがマサツグ自身どう説明をしたモノか?と悩み出すと、
取り敢えずこの戦闘に関しては心配は要らないよう!…
あくまでも手合わせ程度の軽いモノであるよう説明!…
しかし現状見る限りそんな軽いモノには見えず!…
本気の殺し合いの間違いでは!?と…
また余計にえっ!?と戸惑う反応をリーナ達が見せていると、
更にグラ子が疑問と言うか!…慌てる様にして言葉を続ける!…
「…そ、そんな事より放っておいて大丈夫なの!?…
こんな木の柵しかない所で暴れたら!!…」
「…あぁ~…それについても大丈夫だ!…って、言うのも…」
何でもグラ子が言いたい事と言うのはこうである!…こんな壁も仕切りも無い!…
いや腰位の高さがある木の柵で、囲っただけの所でこんな乱闘をしたら!と…
勿論その柵の外にも被害を及ぼす事になる!と…
それこそバルの事を知っている様子で!…
それこそこのままだと自分だけでなく他も!…
とにかくアチラコチラに被害が及ぶ事を示唆して話すと、
マサツグもそのグラ子の注意を聞いてピクッ!と…だが慌てる事無く返事をする!…
その際如何にも説明し辛い様子で大丈夫である事を話し出すと、
チラッと修練場に視線を向け!…
因みにこの修練場はロディとアンジュによる安心設計!…
足元はこれでもか!とばかりに踏み固められ、
ロディが本気で踏み込んでも1cmとして凹む事無く!…
更にはバリアもアンジュが悪戦苦闘を重ねて完成させたもので有り!…
想定としてはデグレアント大戦時のマサツグの[神威覚醒]、
それをもってしても突破は不可能と言う事であり!…
が、真偽の程は定かではなく!…
いやそれでもと言った具合に修練場の方へ視線を向けると、
そこにはそのバリアの強度を証明するよう流れ弾が何度も!…
__バシュンッ!!…ゴアアアァァッ!!!…バシイイィィン!!!…ッ!?…
「…一応バリア!…とでも言えば良いのか?…
とにかくこの木の柵より外には…
絶対っていい位に攻撃が飛んで来る事は無いから!…」
「ッ!?…ッ…そ、それならいいんだけど……ッ…」
幾ら攻撃が飛んで来ようとも柵の外には決してはみ出ず!…
まるで透明な壁が有るよう!…
不自然にも空中で攻撃が無力化されているのが伺えると、
マサツグもそれを見てなっ?とばかり…安全である事を口にする!…
と、その様子とマサツグの説明を聞いて!…
まだ色々と疑問は残ってしまう所なのだが、
一先ずは危害が飛んで来ない事で安心をし!…
と、そんな外の様子など御構い無し!…
修練場では更にボルテージが上がって行き!…
互いにラッシュを繰り出し弾き合うを続けていると、
そんな中でも思考は冷静!と言った具合に悩んでも見せ!…
__フォンッ!!…バシュウウウゥゥゥンン!!!…ッ…
{…クッ!!…さすがと言うべきか!!…
まるで全部見切られてる様に攻撃が全部躱される!!…
…けど!!…こっちも相手の攻撃が見えてない訳じゃ全く無い!!…
何か相手の意表を突けば!!…十分勝算はあるとは思うんやけど!!…}
それこそ最初の一撃以降ダメージは無く!…
故に悪戯にTPを消費するばかりで、泥仕合になっていると言うか!…
決着を付けられるかどうかに不安を感じてクッと焦りの表情を浮かべると、
ただひたすらに如何すればバルに一撃を入れる事が出来るか?と…
同時に自身の力量についても!…
全く歯が立たないと言う訳では無い事を自覚して行くと、折れない心を!…
自身の戦闘意欲を一定に保つ精神力を発揮する!…一方でバルも同じ事と言うか、
寧ろこの状況を楽しむよう心をワクワクとさせて居り!…
{…ほう!…中々に手強い!!…さすがはマサツグの友と言うだけの事はある!!…
…これはもしやすると今の我とはイーブンと言った所か…
しかしだからと言って退く気など全く無い!!…久々の闘争なのだ!!…
思う存分暴れさせてもらわねば!!!…}
__…ニヤアァ!!!…ッ!?…
マサツグに頼まれたから!と言った考えは消え去り…ただ好敵手に巡り合えた事!…
その好敵手に感謝、めぐり合わせてくれたマサツグにも感謝!…
ただ楽しいと言った感情に支配され出し!…
もはや元の目的など忘れた様に自然と笑みを零して見せると、もはや絶好調!…
遂にバルが本腰を入れる!…
それは彼の信条通りに強者こそ全てである事を体現するよう、
この時若干ながらバルの様子に変化が!…
それは子供の身でありながらも悪魔の姿に身を変える様な!…
さしずめ[ちびバルデウス]と言った所か!…
とにかく変化が見られニヤッと笑みを浮かべるバルの様子に!…
ライザもふと気が付くなり不気味がるそんな様子を露わにすると、言葉を口に!…
「な、何や!?…急に不気味に笑ってからに!!…」
「…あぁ~…ここからがある意味で本番になりそうだな?…」
「…バルちゃんを相手にしているあの子!…本当に大丈夫かしら?…」
急に笑い始めるは容姿に変化が見られ出したで当然動揺!…
が、一方で御構い無しに変貌を続け!…
顔半分が悪魔化した所で周りの面々の内やはり数名が!…
気が付いた様子でピクッと反応を示して行くと、
ある者はクッと真剣な表情を浮かべ!…
またある者は焦るそんな様子を露わにする!…
それはバルのエンジンが温まり切った事を自覚したからであり、
同時にその相手をして居るライザの心配もする事に!…
だがそんな事など知らないライザは戸惑い続ける様子を!…
何ならその不気味がるライザの言葉に返事をするよう、
ここからが本番である事をバルは口に!…
「…行くぞ!!…我が力を!!…乗り越えて見せよ!!!」
__ギュンッ!!…ゴゴゴゴゴッ!!!…
「ッ!?…な!?…」
さも本腰を入れるよう言葉にすると、
次にはライザへこれまた更に!と言った具合に肉薄して行き!…
と、同時にその両腕に不穏な気配を纏わせ始め!…
それは宛ら絡みついたツタの様に!…風が逆巻き風圧を!…
それこそ今にもライザに襲い掛かりそうな様子が伺えると、
その突然バルの接近にライザもビクッ!と…
この時反応が出来なかった様子で更に慌てる!…
となるとその様子を同じく見ていた周りの面々もギョッとすると、
本能的にそれが嫌な予感を感じさせ!…何ならミサカが慌ててライザに忠告を!…
「ッ!!…ライザ君逃げてぇ!!!」
「闘技・旋風刃乱舞!!!」
__シュバババババババ!!!…ッ!?…ッ~~!!!…ビシッ!!…ズバァ!!…
目を見開きハッと慌てる様にして逃げろ!と言葉を…
しかしこの時点で時既にお寿司で有り!…
その両腕に纏わせた風を鋭い猛禽類の爪の様に変化させると、
その爪からカマイタチを乱射!…それこそ舞う様にして放ち始める!…
となるとそんな攻撃を間近で防御も不安定のまま、
もろと言ってもいい位に喰らったライザは怯む事に!…
何ならその風の刃は簡単にライザの肌に切れ込みを作って行き!…
これにはライザもただ歯を食い縛り耐える事しか!…
それこそ動けなくなる様なそんな様子を見せてしまうと、
更にバルは容赦のない一撃を!…その手に風の球体をグッと握って追撃を放つ!…
__ッ!!…ギュンッ!!…バシュウウウゥゥゥゥ!!!…
「ッ~~!!!…ッ…ッ!?…ヤバ!!…」
それは幾度となく?…ある意味で見てきた技で有り、
バルが一番得意とすると言っても過言ではなく!…
と言うのも宛ら某・忍者漫画の様に風の球をグッと握り込み!…
次には怯むライザの隙をついて行き!…
右腕をグッと伸ばしてライザの胸部にその風の球を押し付けると、
ライザも接触に気が付いた所で視線を下に!…
と、今度はその様子を見てハッと青褪める!…
何なら自らしまった!とばかりに言葉を漏らすと、
一方でバルはこれまた御構い無しにその技を炸裂させ!…
「闘技・真空玉殺!!…」
__カッ!!…ギュンッ!!!…ドゴオオオォォォォォォォ!!!!…
「ッ!!…ブハアアァァァ!!!」
風の球は破裂すると、あっと言う間にライザを包み!…
そこからはまるで中身を圧縮するよう!…明確には分からないが!…
それでも中で何かシルエット的にトンデモナイ事が起きているのが伺えると、
時間にして約数十秒!…
今度は吹き飛ばされる様にしてライザは風の圧縮より解き放たれる!…
それはまるで弾丸の様に体をくの字に曲げてぶっ飛ばされると、
喰らった本人もこれには堪らず苦痛の声を!…
一方でそんなライザの様子を目にして各々は青褪め!…
次にはライザは見えない壁に激突!…これまた更にダメージを受け!…
__ッ!?…あぁ!!……ドシャアアアァァァァンン!!!…ッ!!……ッ…
「…良き!…良き闘争であった!!…」
「ラ、ライザ君!!!」
見えない壁と言うのはマサツグが話したバリアで有り!…
と、大の字になってライザは叩き付けられ!…
そこからさも漫画の様にズルズルと崩れる様にして倒れる?…
いや座り込む様にしてダウンすると、バルも渾身の一撃を放てた!とばかりに…
ゆっくり構えを解きながらスッと背を向ける!…
そして楽しかった様子で満足の行く戦いであった事も口にすると、
そんな惨劇を目にしたミサカがライザを心配!…
となると辻けてライザの戦闘不能により戦闘は終了となる筈であるのだが、
修練場のバリアは解除されない!…
それ所かバルもふと気が付いた様子でまたグッと拳を握り!…
「…と、言いたい所であるが…まだ終わりでは無いのであろう?…」
__ッ!?…ドヨォ!?……ッ…ッ~~~…ザッ!…ザッ!…
と言うのもまだライザの闘志は消えていない!とばかりに…
何ならまだ意識があるのだろう?と声を…スッと振り向き身構え始め!…
ライザが起き上がるのを待つ素振りを取って見せると、
そんなバルの台詞にこれまた周りの面々は戸惑い様を!…
すると一方でライザもピクッ!と反応を見せる!…
それは痛みに堪え歯を食い縛る様に体を痙攣させて行くと、
次にはゆっくりと体を動かし!…
そしてこの時その様子と言うのは間違い無くダメージが残っているのが感じられ!…
しかしそれでも戦う!と…
バルの言う通りにまだ闘志が尽きていない様子を露わに!…
自力で何とか立ち上がると、吐血しながらもバルを睨み!…
「ッ…グフッ!!…ッ~~~!!!…はぁ!!…はぁ!!…」
当然受けたダメージは相当なモノで!…だがそれでも負けじ!と息を切らし…
スッと身構えるそんな様子を露わにすると、
今度は喰らわない!とばかりに目で威嚇を…
と、同時に独特の呼吸の仕方をし始める!…
それは某・漫画で言えば波紋〇走?…
或いは鬼を斬る為の呼吸の様にも見えるモノで!…
が、そのどれとも何処かリズムが違う?と言うか…
とにかく一体何をしているのか分からず!…
ただ周りとしても呼吸を整えよう!と…
しかし思う様に行かない様に見られてしまうと、
バルだけは分かった様子で!…その呼吸法について触れて見せる!…
「…ッ…確か…痛みを堪え抑える呼吸……確か[アストラ]、と言ったか…」
__ッ!?…ドヨォッ!?……
何でもバルが言うには歴とした呼吸法であるらしく、
さも珍しい!とばかりに言葉を…と、その呼吸法を[アストラ]!と…
しかしバル自身うろ覚えなのか?…
さも尋ねる様に身構えながらそう言葉を口にすると、
そのバルの言葉にまた周りの面々も困惑!…
ただ息を切らしているのでは無かった事に驚いて見せる!…
となるとその質問?に対してライザも息を切らしながら反応をすると、
更に痛みに耐えて見せつつも違う!と言い…
「はぁ!!…はぁ!!…ッ…ッ~~~!!…
ち、ちぃっとばかし違うかなぁ~?…」
「ッ!……ッ…」
「確かにこの呼吸をすれば痛いのを我慢出来る!!…
…けど!!…これはただの呼吸法やない!!…
言わば力を解放する為のルーティーンみたいなもんや!!…」
それは宛らバルに恥を掻かせる様な形に!…しかし当の本人は気にしておらず!…
さも違うと言われた事で逆に興味を持った様子でライザを見詰めると、
ライザは更に息を切らしながら言葉を!…この呼吸法について返事をする!…
何でも全部が間違いと言う訳でもないらしく、
半分は当たっていると言った具合に!…
しかしただの呼吸法ではないと言う事であり!…
その正体についてライザは不敵に笑って見せてはルーティーン!と…
さも大技であるよう言葉を続ける!…
となるとそれを聞いてバルも余計に興味を持ったよう反応をすると、
不敵には不敵とばかりにフフフ!と笑みを…
「…ほう?…」
「…本当の名前は!!…[アストラ]やのうて、[アスラ]!!!…
自身の肉体の制限を解き!!…120%で敵を倒すまで戦い続けるスキルや!!!」
では早くその真価を発揮してみろ!と言わんばかりに興味津々!…
無駄に尊大に構えるよう!…
しかし微塵も油断はしないと言った闘気を背中から露わにすると、
一方でライザは言葉を続ける!…と言うのも名前からして違う事を指摘する!…
と言うのも正しくは[アストラ]ではなく、[アスラ]と言うモノであり!…
そしてこれは呼吸法ではなくスキルである事も話して行き!…
それは扱い上では覚醒スキルか、ライザの様子はさも某・竜玉集めの漫画宜しく!…
界〇拳を発動したが如く紅い気の様な物を纏い出すと、
こちらもプッツンした様子で当初の目的がフライアウェイ!…
ただバルを倒す事に集中し出す!…
となるとそんなただならぬ雰囲気にマサツグもピクッと反応をすると、
違う意味で待ったを掛けようか?と…
「…ッ!?…お、おい?…何か目的が変わって?…」
「…行くぞぉ?…こっからはベタ踏みのインファイトや!!…
こうなったら俺から!!…逃げれると思うなよぉ!?…」
因みに当初の目的としては窮地に追い込まれる事で、
マサツグの言う白い世界に到達?する事が目的であった筈なのだが!…
完璧に目的が飛んだ様子で本当の本気を!…ここからは一切逃げはしない!…
先程よりも更に苛烈な殴り合いをする事を口にすると、
バルを挑発するよう怖気付くなよ?と…不敵に笑いながら構えて見せる!…
となるとそんなライザの挑発にこれまたバルもピクッと反応をすると、
その挑発が面白かった!とばかりに大笑い…
「ッ!…クッ!!…ハァ~ッハッハッハッハッハッハッハ!!!……ッ~~!!…
良いぞ!!…実に良い!!!…自身の命を燃やして!!…
敵に一矢報いんとするその気概や良し!!!……良かろう!!!…
ならば我とて答えねばなるまい!!…我バルデウスの名を土産に!!…
立派な闘士として散っていけぇ!!!」
それは決してライザを馬鹿にすると言った物ではなく、
寧ろその言葉が聞けて喜ぶよう!…
それこそ思わず構えを解いて自身の顔に手を当てて!…
とにかく大いに笑い続けると、次にはしっかりその挑発に乗ると言うか!…
乗らねば不作法!とばかりにそのライザに対して返事をする!…
それこそライザを強者として認めたよう言葉を口にして行くと、
しっかりトドメを刺す事も示唆して話し!…
となると戦闘が激化しそうな事でマサツグも外野からツッコミを入れ!…
「いや倒しちゃダメなんだって!!!…
って言うかやっぱ当初の目的から脱線してんなぁ!?」
「マ、マサツグ!!…ここは止めた方が!?…」
それはやはり当初の目的が飛んでしまっている事で、
もはや殺し合いなのでは!?と慌てて見せ…
と、ここで様子が不穏である事からリーナも言葉を!…
ここは強制的に止めに入った方がいいのでは?と進言すると、
この時シルビィもスッとリーナの隣に!…
人手が足りないのなら!と無言で自ら名乗り出る!…
しかしそんな様子を目にしてもマサツグは動かないと言うか、
何かまだ策がある様子で二人に待った!を掛け始め…
「…い、いや!!…まだ大丈夫だと思う!!…
…それに一応設定!!…ッ!…あぁ~いやいや!!…
あぁ~っと、時が来れば二人とも正気には戻ると思うから!!」
「ッ!?…な、何を言って?…そんな人が急に正気を取り戻す等!…」
そのマサツグの言う策と言うのもシステム的なモノを言って居り!…
何方かが相手にトドメを刺そうとした際、
強制的に戦闘を中止するよう設定したもので!…
が、この話をそのまました所でNPC達には理解し辛く!…
故にマサツグもそう話しをしようとした際にハッと気が付き!…
次には慌ててと言うか濁す様にしてまだ大丈夫である事を口にすると、
一方でそう説明をされた所で結局理解が出来るモノでは決してなく!…
となるとリーナが更に慌てた様子でマサツグにツッコミを!…
しかしそんなやり取りをしている間にも戦闘は止まらず!…
ライザは先程やられた分を!…倍にして返すつもりで更に吠え!…
「さぁ!!…お楽しみはこっからや!!…
…やられた分はきっちり返す!!!…それが俺の性分なんや!!!」
「来い!!!…我と同じ闘争に飢えし者よ!!!…
我が全力を用いて!!!…貴様を完膚なきまでに叩き潰さん!!!」
「いやだから叩き潰しちゃダメなんだって!!!」
何ならライザ自身も楽しくなって来た様な!…
テンションが好戦的になってしまい!…
絶対にかつ!とばかりに意気込みバルにスッと構えて見せると、
バルもそんなライザを真っ向から迎え撃つよう!…
身構えながらも強者の余裕振りを発揮する!…
と言っても油断をしているとかでは勿論無く、
ただ単純に叩き潰す事だけを考え!…
それこそさもライザを同じ種族と言い出す始末で!…
一方でそんな二人に対して今度はくまさんがツッコミを!…
しかし当然ながらそのツッコミが本人達に届く事は決してなく!…
__…グッ!!…ババッ!!…バシュウウウゥゥゥン!!!…ッ!?…
「「ウオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」」
「ッ!?…って、また向かって!!…」
互いに大きく踏み込む様子を見せると、
そこからはベタ踏みインファイトへとまた興じ!…
勿論この時言わずもなが、テンションも完全にハイとなり!…
これまた互いに吠え合うそんな様子を露わにすると、
一方でリーナがまた二人が向かい合っていた事に戸惑いを!…
それこそマサツグへ指摘をするよう口にする!…
となるとその背後ではまた拳がぶつかり合うのではなく、
互いに鋭く空を切り合う音が聞こえ!…
と、今度はシルビィも慌てて言葉を!…
「だ、旦那様!?…」
「…はあぁ~!!…最悪…俺がちゃんと責任もって止めるから…」
このままでは本当に被害が出るやもしれないからオロオロ!と…
これにはグラ子も呆れると言うか!…
マサツグの優柔不断?振りに情けない!と言いたげなそんな態度も取って見せると、
心配をする三人に対してマサツグももう疲れた様子を!…この時一つ溜息を吐き!…
最悪の事態になった場合!…
ちゃんと自分が責任を取ると疲れた様子ながらも話しをすると、
また改めて争う二人にフォーカスを!…
ただその成り行きを見守り続けるのであった!…
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流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
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『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
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もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
水都 ミナト
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」
「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
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