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-第十章-
-第十章六十節 開幕早々!と疑惑の運営?と戦力差イーブン?-
しおりを挟むさてこの時グラ子の単独行動にリーナ以外の面々は気付いておらず、
その視線の先は恐らくバルが巻き起こしているであろう間欠旋に向けられており!…
それはまるで近くに火山口が有るかの様にドッカンドッカンと噴き上がり!…
と、同時にやっと欲求が満たされたのかバルの高笑いも響いて聞こえ!…
その部分だけを見ればもうまるでこの世の終わりの様な!…
とにかく世紀末としたそんな様子が見られると、
モツ達ももうこれには呆れると言うか戸惑うと言うか!…
因みにモニター越しにその様子を見ている観客達も絶句する!…
それは到底自分達では出来る筈もない芸当で有り、
あれをやっているのは一体誰なのか!?と…
まぁその中には数名誰がこれをやっているのかを知っている訳ではあるのだが!…
それでも今は傍観を!…と言うよりただ見守る事しか出来ないでいると、
オリハもそんなバルを追い駆けて現場に到着!…そこで凄まじい惨状を!…
同時に不可思議な光景も目にして行く!…
__VR空間 モデル・スプリングフィールド 王都広場にて…
「はぁ!…はぁ!……ッ!?…う、うわぁ~……ひっでぇ!…」
まず現場に着いて目にした光景はまるで大災害後の光景、
いや未だ現在進行形で起きているのだが!…
広場の中央の噴水は木っ端みじんに粉砕され、
付近に建っていた建物は軒並み倒壊しており!…
広場の石畳はまるで蜘蛛の巣のようにヒビ割れ崩れ、
その中心では今が楽しいとばかりに大興奮のバルの様子が!…
完全に本気モードで悪魔の姿になっており、
何なら抑えきれない!とばかりに凶器の闘気と暴風を身に纏い!…
そしてバルが先程から吹き飛ばしていたであろう敵があちらこちらに倒れて見え、
徐々に霧散するよう姿を消し!…
まさに地獄の様な光景にオリハも思わずドン引いていると、
一方でバルはオリハの存在に気が付いていないのか!…
「モットダ!!!…モット我ニ挑メエエェェェイイ!!!!」
恐れる事無く向かって来る敵兵達に向かい吠えて見せる!…
因みにその向かって来る敵兵と言うのは、
まるで肉付けされる前と言うかポリゴン素体の様な人型の姿で!…
もっと言うと某・大乱闘兄弟に出てくるザコの様な!…
と、そんなモノを相手にしている様子を!…
バルに向かっては無残に散って行くそんな様子を目にするのだが、
しかしここでふとオリハがその光景に!…可笑しな違和感にハッと気が付き!…
「…既に完全に暴走してるし!…これ後で止めないといけないの!?…
…って、え?…何か可笑しくない?……何で?…こんな?…」
__ザッザッ!…ザッザッ!…ザッザッ!……ッ!!…ドゴオオオォォォ!!!…
「…この様子だともう50はとうに倒して居る筈!…なのにまだ出て来るって言うか?…」
と言うのも最初はそのバルの暴走具合に目が行ってしまうのだが、
よくよく見るとその光景と言うのは如何見ても可笑しいモノで!…
何故ならバルはその向かって来る敵を悉く一撃で粉砕!…
それこそ一振りで五人六人が宙を舞い!…
その他にも+αで巻き込まれる様にして敵が吹き飛ぶ様子を見るのだが、
敵兵が減っている様には到底見えず!…
何ならやられた分後ろから補充がされている様な?…
と、ここで出てくる矛盾と言うのはお互いにイーブンである筈!と言う事であり…
しかしオリハから見てそれはもう自分達以上に数が居る様に見えてしまい!…
その疑問を口にすると、ここでタイミングよく?フィロの念話が繋がり始め!…
〈……ッ…い…おぉ~い…おぉ~い!…聞こえるかぁ~!?
聞こえてたら応答してくれ!!…おぉ~い誰かぁ!!…〉
「ッ!…この声は…モツさん」
〈ッ!…良かった!!…まだ無事みたいだな!!…ッ…
悪いが状況の説明を求める!!…出来るだけ情報が欲しい!!…〉
この時最初故電波状況が良くないのか、
モツが周りに対して呼び掛けるよう声を掛け!…
と、ここで最初に反応を示したのがオリハで有り!…
ハッとした様子でその念話に集中出し!…
何か有ったのか?を尋ねる様にモツの名前を口にすると、
モツも漸く返答があった事で安堵の言葉を!…
同時に続けて今各々の状況について説明を求める!…
何でも少しでも戦闘を有利に進める為、情報が欲しい事を口に!…
するとオリハもその言葉を聞いて途端にモツへ質問をし始め!…
「ッ!…その事について私も一つ質問が!!…
…この戦いって数はイーブンの筈ですよねぇ!?」
〈ッ!…せ、説明ではその筈だが?…〉
その質問と言うのも先程感じた疑問をそのまま口に!…
それこそ改めてルールと言うか条件を確認!…
さも既に可笑しい事が起きている様子で話しをすると、
念話越しではあるがそのオリハの様子がおかしい事に!…
モツも気が付いた様子で返事をする!…
その際始まる前に聞いた通り!と、
オリハの確認に対してその筈!と肯定をして行き…
となるとそのモツの返事を聞いてオリハはやはり可笑しい!と…
今目の前で起きている、いや見えていると言うべきか?…
とにかく違和感を続けて口に、モツに判断を求めて行き!…
「…だとしたら可笑しい!!…今現場で見ている限り!!…
もう50はバルが倒し終えている!!!…
でも相手の勢いが治まる様子は全く見られない!!!」
〈ッ!?…なんやと!?…〉
まさに異変が起きている!と言わんばかりに…
何ならバルの無双ぶりも伝えつつ!…
敵の数が可笑しい事をその見たままの通りに報告をすると、
他の面々にも念話が繋がり始めたのか!…
この時モツではなくマサキがハァッ!?とばかりに反応をする!…
その際疑うはやはり運営の不正!?と言った様子で有り、
この時点で若干の怒りの様子が垣間見られ!…
となるとそれに触発?された様子でオリハも慌てながらも続けて言葉を!…
「…これもしかして何か不正!!…
或いは分身持ちのキャラを置いておく事で!!…数を稼いでいるなんて事!!…」
しかしオリハは不正を疑うのではなく、ふと何か思い当たる節がある様子で!…
と言うのもシルビィの様に分身が使える敵が居るのか!?と…
何故ならやられても分身である為倒れる事は決してなく、
直ぐに補充が出来るからで!…それこそ本体が倒されない限り無限ループ!…
実質的にバルの動きは止められた様な!…
これも罠なのか!?と言った意見を口にすると、
モツもそれを聞いて納得した!と言うか…
〈…おいおい!…初っ端からやってくれてるのか運営!?…
…でもまぁ…こっちにも分身持ちは居るからなぁ!…〉
戸惑いを隠し切れない様子で返事をする!…
それこそあり得ないどころか十分にあり得る!と言った様子で返事をすると、
その要因にハッと自分のチームにも分身持ちが居るから!と考え…
何ならこの時思わずシルビィの事をチラッと見てしまう程であり!…
と、そんなモツの視線にスッと…
シルビィも思わず申し訳なさそうなそんな様子を…
勿論別にシルビィのせい!と言う訳では無いのだが、
これでは文句も言えない!とばかりにモツはクッと悔しがる表情を…
とにかく悩む様子を念話越しで露わにすると、オリハも直ぐに思考を働かせる!…
と言うのもこの場を全部バルに任せる!と…
「…とりあえずこれはこのまま放置でいいの!?…
確かにバル一人で事を対処できそうだけど!!…」
〈よし!!…そこはそのままでいい!!…
オリハは構わずサーチ&デストロイ!!…敵の殲滅に当たってくれ!!…〉
一人で対処しようが二人で対処しようが正直状況は変わりはしない!と…
故にここはもうバル一人に任せて行き!…自分は別の場所を担当と言うか…
別の所を索敵して回る事を口にすると、慌てながらもモツに最終的な判断を求め!…
何故なら迂闊な行動は身を滅ぼすと言うか、連絡をしておく事でもしもに備える!…
そう言った意味でも意見を求め!…
モツもそのオリハの意見を聞いて今はそれしかない事を理解すると、
オリハに承諾!…今は敵を引きつけさせる事を優先する!…
その際その連絡を聞いてくまさんも心配をし始めると、
注意をするよう言い聞かせ!…
〈ヒロ、無理だけはしぃなや!!…危ななったら戻るんやでぇ?…
…あと晩御飯何が良い?…〉
「ッ!?…く、くまさん!…気ぃ緩むから今は止めて!……ッ…
バルゥ!!!…ここ一人で任せて大丈夫ぅ~!?」
何なら気を紛らわせよう!とオカンらしく晩御飯のリクエストについて尋ね始め!…
と、念話越しでそんな会話をするモノだから!…
誰もがガクッと気が抜けると言うか!…
今ここでそれを聞く!?とばかりに戸惑いを感じてしまうと、
当の聞かれた本人がくまさんにツッコミを!…
呆れながらそれ所ではない!と苦笑いをする!…
そして一度念話を切ってふとバルの方へ視線を向けると、
一応本人にも大丈夫であるか?の確認を取り!…
となるとここで始めてオリハが来ている事に気が付いた様子でバルも反応!…
「ッ!…ヌゥ?…[オリハ]カ!!…
手出シハ無用!!!…ココハ我ノ戦場トスルゥ!!!!」
「ッ!…おぉ~おぉ~逞しいこって!…
んじゃ…私は別の所を索敵…」
因みに幾ら暴走状態と言ってもちゃんと敵味方の区別は出来る様で!…
オリハに対して背を向けたまま!…
今楽しい所だから手を出すな!とばかりに返事をすると、
また向かって来る敵に向かい暴風を巻き起こす!…
仕舞には某・○曜どうでしょう?の大〇が如く返事を続ける!…
と、そんな頼もしい?返事を聞いてオリハも一人納得と言うか…
呆れる様にして言葉を漏らすと、本当にその場をバル一人に任せて行き!…
そしてオリハは別の敵の索敵に向かい!…
一方で敵に見つかる事無く王城を目指す、
マサツグ・ライザ・シロ・ハクの方でも動きが見られ!…
__VR空間 モデル・スプリングフィールド 裏路地方面にて…
「…今の聞いたか!?…奴さん!…
早速反則スレスレの攻撃を仕掛けて来てるみたいやけど!!…」
「…さすが運営やる事が汚いってか?……ッ…
かと言って嘆いてても仕方がねぇ!!…このまま見つからずに!!…」
マサツグ達の方でも先程の念話を聞いていたらしく、
さすがやる事が汚い!とばかりに…
マサツグに話を聞いていたかどうかをライザが尋ね!…
マサツグもちゃんと話を聞いて居た様子で呆れるそんな様子を露わにすると、
早期決着を心に決める!…長引けば間違い無く危険であろう事を理解する!…
故に当初の狙い通りになるべく接敵は避けて先行する事を口にしようとするのだが、
ここでシロとハクが何かに気が付いた様子で!…
__…ッ!…スンスンッ!…ッ!!…
「「ご主人様ぁ!!!」」
「ッ!?…ライザ!!」
__ッ!!…ザザアアアァァァ!!!…ババッ!!……
それは二人揃って鼻をヒクヒク!…何か当たりの匂いをかぎ分け始め!…
そして途端にハッとした反応を露わにすると、
異変を見つけたようマサツグを呼び!…
と、マサツグも直ぐに二人の様子を察した様子でハッと反応!…
すると次にはライザを呼び止め!…
ライザもハッとした様子で同じく慌てて足を止めると、
今度はバッとステップを踏んでマサツグの後ろに!…
互いに背中合わせになって辺りに警戒をして見せる!…
「…何処からやぁ?…」
「あの物陰と!!…」
「そこの角なのです!!……隠れてないで出てくるのです!!」
その際ライザもシロとハクにもっと明確な位置が分かるかについて!…
簡潔に説明を求めて行くと、何処から来られても大丈夫なよう身構えて見せ!…
と、そんなライザの質問に二人も揃って的確に指示を!…
何でもシロが言うには路地裏に積まれて有る大きな木箱の裏に隠れている!と、
思いっきり自信満々に指差し!…一方で同じくハクもシロとは違う方向!…
だが自信満々に少し先にある曲がり角を!…
やはりそこにも敵が潜んでいる!と言って見せると、
更にはその隠れている二人に出て来るよう文句?…
と言うか威嚇の言葉を口にする!…するとハクの言葉で反応をするよう!…
いやもうバレてしまっている事でもう隠れている意味もない!とばかりに、
シロとハクの指さす方からそれぞれ一体ずつ敵が現れ!…
__…ッ…ザッ…ザッ……ッ…
木箱の裏から出て来た敵は男性型であろうか?…肩幅が広く戦士の様な!…
その手に何処から取り出したのかツヴァイハンダーを握って見せると、
一方の曲がり角から出て来た敵は華奢と言うか!…
何ならそれぞれマサツグとライザを模して居る様な!…
と、男性型がマサツグの前に!…華奢な方はライザの前へと立って行くと、
交戦の構えを!…となるとマサツグも身構え始める!…
この時シロとハクを傷付けないよう!…
鞘をずらしながらその固定をしているベルトを外して落とすよう大剣を抜剣すると、
構えながら疑問を口に!…
「ッ!…な、何コレ?…」
「…何かぁ…ス〇ブラでこんなん居らんかったか?…ほら、ザコって名前で…」
と言うのもこちらでも何か見覚えがある?と言うか何と言うか…
まぁ事前の説明では敵の見た目は拘っていない様な?…
そんな説明をしていたため可笑しい事は無いのだが、
如何にも既視感を感じてしまうせいか妙な感覚を覚えてしまい!…
何ならライザがその既視感を覚えている物をそのまま口にする始末で有り!…
それこそ感覚的にはまるで自分達もそのゲームのキャラになってしまった様な?…
いやそんな訳がある筈もないのにこれは?とばかりに戸惑い続けていると、
先に敵の方が動き出す!…それぞれがマサツグとライザへ向かい襲い掛かる!…
__…ッ…シュンッ!!…ッ!?…ババッ!!…ドゴオオォォ!!!…
それはその見た目とは打って変わっての機敏な動き!…
一気にマサツグ達へ肉薄すると、
男性型は頭から真っ二つにするようツヴァイハンダーを振り下ろし!…
一方の華奢な方はライザに向かい殴り掛かり!…
だが二人のその攻撃をまともに喰らう筈もなく!…
マサツグは咄嗟に振り上げるようガードして行き、
ライザは敵の攻撃を受け流してマサツグから離れ!…
と、この敵の初手攻撃に思わず二人も驚きを露わに!…
「ッ!!…おいおい!…結構いい動きをしてんじゃあないのぉ!!…
舐めて掛かったらこっちがやられちまうぞコレェ!?…」
「…ま、丁度えぇ!!…敵のレベルも知りたかった所や!!…
いっちょコイツ等で…どんなモンか見てみよかぁ!!!」
意外と敵の動きが良い事で驚きの言葉を!…
それこそ油断をしていたら呆気なくやられる!と改めて学習をして行き…
一方でライザも改めて敵のレベルがどれ位か知りたかった様子で言葉を漏らすと、
改めて気合を入れ直してその華奢な方に対して身構え直す!…
と、同時にその両手の拳に闘気を纏う!…
尚マサツグの方では未だ男性型と鍔迫り合い!と言った様子で接敵しており、
だがシロとハクの心配をする余裕があるのか言葉を口に!…
「…シロ、ハク!!…危なくなったら逃げろよ!?…
ていうかどこかに隠れて!…」
__ッ!!…ギュムッギュム!!……ッ…
それは自分に構わずにこの場から逃げろと言うモノで!…
鍔迫り合いをしながらシロとハクを交互に!…
と言うか今からでも何所かに隠れていて欲しい様な事を口にするが、
それを聞いてシロとハクはまたしても頑なに!…
離れない!と言った無言の抵抗を露わにする!…
それこそ死ぬ時は一緒!とばかりの覚悟の眼差しまで向けて見せると、
そのシロとハクの覚悟の決まり様にマサツグも呆れてしまう始末で!…
「やっぱり意地からでも離れない!と…はあぁ~、やれやれ!…」
__…グッ!!…グオオォォ!!!…ギイィィィン!!!…ッ!!…
となると余計に負けられない!と言うか、元から負けられる筈もなく!…
余計に覚悟が決まったとでも言うべきか!…
とにかくシロとハクに対して溜息を漏らしつつ!…
グッと踏ん張り直すそんな様子を露わにすると、
敵もそんなマサツグの様子で更なる力を加えて押し込もう!と…
激しく鍔迫り合いを繰り広げる!…
すると一方でそんな様子をチラッとライザも確認して行くと、
負けるな!とばかりに華奢は自分が相手をする!と…
「ッ!!…そっちのゴツイのは任せたで!!…こっちは華奢な方!!…」
「ッ!!…あぁ!!…わぁ~ってるよ!!…」
__グオオォォ!!!…ギイィィィン!!!…ギギギギギギッ!!!…
宛らせめて自分が敵を倒すまで持ちこたえろ!と言った様子で…
それこそ直ぐに助けに入るよう言って行き、
マサツグもその言葉を聞いて適当!と言うか…
いや寧ろ火が点いた様子で了解の言葉を口にすると、
絶対に敵に負けようとはしない!…
そこから微動だにする事無くイーブンの鍔迫り合いを更に続ける!…
と、その際その様子を見ている観客達としても!…
まるで固唾を呑むよう見守り!…
と言うのもマサツグが子供を抱えているから尚更!と言った所で、
その際[可愛いもの愛護協会]の面々はもう恐ろしい程にマサツグを応援!…
宛ら応援団と化しており!…
特別ステージ周辺にてとにかく一番熱量の多い応援を取っていると、
肝心のマサツグはここで弱音?を…
「ッ!?…にしても!…コ、コイツ!!…結構やる!?…」
「「ッ!?…ご、ご主人様ぁ!!!」」
それはやはり!と言った様子で驚くよう言葉を…想定とは違う!とばかりに…
若干困った様にも聞こえてしまうと、そのマサツグの弱音?にシロとハクも心配!…
不安そうな声を挙げる!…しかし完全に諦めると言った物ではなく、
マサツグを信じても居る様子でマサツグを呼び!…
と、そんな不安そうでもあり信頼もしている!…
そんな風に自分を呼ばれた事でマサツグもハッ!と…
さも気の迷いであったよう途端に元気を取り戻すと、次にはまた余裕とばかりに!…
「ッ!…なぁに安心しろぉ~!!……ッ…だってよぉ!!…」
__ガゴンッ!!…ギギギギギギッ!!!…ッ!?…
「娘の前で!!!…無様な姿は見せられねぇよなぁ!!!」
あくまでも驚いただけである!と、シロとハクに笑って見せ!…
と、次にはセーブして居た力を解放し始め!…と言うのもある程度余力を残す為!…
それこそ今の今まで舐めプをして居た様子でグッと全身に力を入れ居ると、
パパさん遂に本気モード!…次にはその敵の攻撃を押し返し始める!…
となると敵も表情は一切ないのだが、何処か驚くと言うか慌てて居る様な!…
一方でそんな敵の言葉度当然御構い無しに押し続け!…
何なら娘の目の前で無様は晒せない!と口にすると、
吠える様にしてそのまま鍔迫り合いに押し勝ち弾き!…
__ギギギギギギッ!!!…ガギンッ!!!…ッ!?!?…
「ッ!!…貰ったアァ!!!」
それこそ打ち上げる様にしてツヴァイハンダーを弾いて行き!…
となるとそんなマサツグのバ怪力に!…
敵も更に驚いた様子で弾かれた状態のままにバランスを崩してしまうと、
マサツグもそんな隙を見逃す筈もなく!…
未だ両脇にシロとハクを抱えつつ、敵にトドメを刺しに向かう!…
と言うのも大剣を突き出す様に構えて見せると、
一気に敵へ向かって肉薄して行き!…その間敵は怯んだままで動けず仕舞い!…
この時向かって来るマサツグはしっかり捉えているが、
動きたくとも動けない状態!…
と、そうこうしている間にも次にはマサツグが大剣を突き出し!…
__ジャキンッ!!…ドシュウウゥゥゥッ!!!……ッ…パアアァァァ!!…
当然子供には見せられないションキングな映像!…
ただ幸いなのは敵がポリゴン素体であり、
見たくも無い物がはみ出て来る事がない事で!…
尚マサツグの大剣は敵の腹から背中までを簡単に貫き!…
敵も大胆に貫かれた事で一気に絶命、藻掻く様な素振りも見せず!…
即死であったようダランと力無く項垂れると、
以降はまるでモンスターを倒した時と同様!…光に包まれて消滅する!…
すると無事マサツグが勝てた事でシロとハクもパァッと表情を明るくすると、
マサツグも倒せた事でフッと一息!…
「…ふぅ!…まずは一人!!……ッ!…っと、ライザ!!…」
さも手こずらせやがって!とばかりにまずは一人!と漏らして行き…
と、次には自分と同じく襲われたライザの心配をし始め!…
無事かどうかを確かめる様にライザの名前を口にすると、
ライザが居るであろう方向に視線を!…
となるとそこで同じく敵にトドメを刺しているライザの姿を見つける!…
何なら同じ位に苦戦を強いられた様子で軽く汗を掻いて居り、
マサツグの呼び掛けに対して大丈夫である!と言う様に片付いたと…
「…ッ…安心しぃ!…こっちも片付いた!!…
…にしても、ちょっとこれは油断出来んぞぉ?…普通に強い!!…
もう少し気ぃ入れて掛からな!!…ホンマに痛い目見るぞ?…」
「…だなぁ!……ッ…」
こちらもこちらでフッと一息!…しかし実際に相手をして見て気が付いた様子で、
今回の敵は油断ならない!と…
それこそうっかりすればやられてしまう事を口にして行き!…
改めてマサツグにも注意をするよう!…
更に言葉を口にしつつその先の方へ視線を向けると、
マサツグもゲンナリした様子で!…だが素直に聞き入れた様子で同意をする!…
そして障害を排除した事でまた二人と二匹は先を急ぐよう行動をすると、
この時実はその二人の戦いぶりを陰から?…
いやある意味で堂々と見て居た者が居り!…
{…ひょおおぉぉ~~!!!…これは特等席じゃな!!…
よもやと思い試してみたが…まさかこの術であったとは!!…
…ムフフフ!!…ではこのまま満足行くまで!…
連絡係と言うのも全うするかや?…くっふふふふ♪…}
その者と言うのはフィロで有り、この時その姿を霊体?…
いや分身を使って先程まじかで戦闘の観戦をしていたらしく!…
と言うのも知らぬ間に新たな技を閃いた故にこうして試し!…
そしていざ試してみて良かった!と…自身でもいつこのスキルを体得したのか?…
全く分かってはいないがとにかく一人感動をすると、
そのままマサツグ達の後を追跡!…
これも連絡係の仕事である!と割り切って行く!…尚そんなフィロの生霊?…
或いは背後霊はしっかりシロとハクには感知されている様子で!…
__ッ!!…ババッ!!……ッ?…
{…そしてさすがと言うべきか!…あのしろいのその壱、その弐!…
わっちのこの新たな術に気が付いておるとは!……ッ…
やはり侮れん小娘達よ!!…
…じゃが邪魔をする訳でもない!…このままずっと様子を♪…っと、ンン?…}
だがやはり目には見えていないらしく、辺りを見回すそんな様子を!…
そして敵意も感じないので余計に困惑と言った反応を!…
それこそ二人揃って首を傾げるそんな様子を見せていると、
一方で首を傾げる二人の様子にフィロもこれまた驚きを!…
その五感の鋭さにもはやさすが!と感心をする!…
だがやはり見つかっていない事を良い事に、構わず追従する事を決めて行き!…
と、相関が手動いている矢先にふとあるモノをこれまた見つけ!…
__じぃ~~~ッ……ッ!…ッ~~~!!!…
{…何じゃあれは?…霊魂…にしては毛色が違った様な?…
…まぁそんなモノは如何でも良い!!…今は[マサツグうぉっちんぐ]じゃ!!…}
この時見つけたモノと言うのはまるで人の霊魂の様な?…
フワフワと球体状で浮遊しており、
ポォッと淡い光を放ちながら同じくマサツグ達の事を追従!…
だがそこでフィロに見られている事に気が付くと、
途端に逃げるようその場を足早に姿を消し!…以降そのまま出て来る事無く…
フィロもアレは何?程度で大した事の無い者に感じてしまうと、
そのまま放置する事に!…構わずマサツグ達の後を追う!…
さてそうして各全線でファーストコンタクトが見られて行くと、
モツも過敏に情報を集め!…
その際当然フィロが仕事をしないといけない所ではあるのだが!…
「…バルは恐らく連絡しても無駄だろうから…
となるとまたオリハか!…ッ…オリハ!!…聞こえるか、オリハ!!…」
__………。
「…念話が出来ない!?…いやさっきまで出来て居た筈!!…
…ッ!…フィロ!!」
案の定両立は出来ないらしく、結果念話は遮断され!…
故に情報を集めたくとも集められず!…
この時モツも色々と考えながらオリハに情報を!…
少しでも良いから何か進展が欲しかった様子で連絡を取ろうとするのだが、
フィロがこの状態であるため念話が出来ず!…
となると念話が出来なくなった事で途端に戸惑い!…
これも敵からの何かしらの妨害なのか!?と…
すると次にはフィロの心配をして場ッと振り向き確認をすると、
そこには鼻提灯を作って船を漕ぐフィロの姿が!…
__すぴょぉ~~!……すぴょぉ~~!…
「ッ!?…ね、寝てる!?…お、おい!!…起きてくれ!!…
今寝られたら物凄く困るんだが!?…おい!!…おぉ~いぃ!!」
__すぴょぉ~~!……すぴょぉ~~!…
何なら半開きの口から涎たらり!…
と、そんな情けないと言うか見っとも無い!と言うべきか…
とにかく寝られては困る!とばかりに…
モツが慌てて駆け寄りフィロの両肩を掴んで行くと、
揺り起こそう!と必死に…
しかしフィロは一向に目覚める様子を見せない!…
それこそ相も変わらず涎を垂らしながら鼻提灯を作り続けると、
呑気に気持ちよさそうな表情を見せ!…仕舞には寝言まで口にし始める始末に!…
「…うへへへへぇ~♥…マサツグゥ~♥…
すぴょぉ~~!……すぴょぉ~~!…」
「ッ!?…だ、駄目だ!!…完全に寝てしまっている!!…
…ッ…はあぁ~…何でこんな!?…あぁ~もう!!…」
「…ッ!…じゃ、じゃあ私が[鷹の目]になって来る!!」
この状況だと言うのに幸せそうな!…
と、これにはモツも諦めてしまう程に呆れてしまい!…
一旦フィロをそのままにしてここから如何する!?と言った具合に…
頭を抱えて見せると、それこそ怒りを露わにする様な!…嘆く言葉を口にする!…
となるとそんなモツの様子を見て他面々も苦笑いをする事しか出来ないでいると、
ここでアヤがふと思い立った様子で状況の確認を申し出て!…
すると次には自陣から一番近くて高い建物を登り始め!…
全体を見渡せる位置に着くと、そこから戦況の状況をモツに!…
文字通り[鷹の目]となって見せるのであった!…
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
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※小説家になろう様にも掲載中。
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
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流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
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「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
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タイトル名が少し違います。
魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~
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