どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第ニ章-サマーオーシャン連合国-獣人の国編-

-第二章五十五節 籠城戦とシロ無双!!と魔法陣への道-

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モンスター達に襲われ篭城をしている人達の解放と、モンスター達の侵入

ルートを封鎖する為に走り続けているレイヴンとシロ!…その道中

モンスター達が束になって襲い掛かって来る等色々有るのだが、現場の

衛兵達と冒険者達の協力を得てどうにかその現場へと駆け向けて行くと、

少し大きめの建物にモンスターが大群で群がっている場所を見つける!…

衛兵長の言う通りその様子からして一刻を争う状態であり、建物の中からは

モンスター達の攻撃に耐えながら民間人を護る衛兵達の会話が大声で

聞えてくる…


__コオオオォォ!!…ボガアアァァン!!!…


「ッ!?…チィ!!…救援はまだなのか!?…このままでは持たないぞ!?」


「諦めるな!!!…必ず救援は来る!!!

それまでの辛抱だ!!…」


__ヒュンッ!!ヒュンッ!!


「…しかし、敵が多すぎる!!

おい!!…まだ矢はあるか!?」


籠城する衛兵達もただやられてばかりでは無いと言った様子で、建物の窓を

開けては外の敵に向かい!…矢を放ち迎撃すると言った姿を見せては果敢に

防衛を努めるのだが…外の敵の数はザっと見た限りにして200!…完全に

迎撃し切る事は出来ず、一応モンスター達もこの攻撃で思う様に近付けずに

居るのは居るのだが…やはり相手も遠距離攻撃が有しており、矢を躱して

間合いに入るとすかさず攻撃を建物に向けて繰り出す!…その攻撃に中からは

まだ来ない援軍に焦りを覚える者!…援軍を信じて待つ者等、色々な者達の

会話が聞こえて来ており…それに伴い徐々にその迎撃の要!…矢も無くなって

来たのか心配の声が聞こえ始めると、同時に窓からの矢の攻撃も手薄に

なり出す!…そうしてレイヴンとシロがもう直ぐでその現場に辿り着こうと

している時!…防衛の継続力が無くなって来たのかその建物の中から更に

慌てた声が聞こえてくる!…


「クッ!…数が多すぎる!!……ッ!?…

お、おい!…もう矢が無いぞ!?…救援は!?」


「………まだ見えない!……ッ!!…

…ここら辺で覚悟を決めないといけない様だな!…」


…遂に矢が無くなったのか更に慌てた会話が聞こえ出すと、建物の中の

衛兵達は援軍が来て居るか如何かの確認をし始める!…その際攻撃を

貰わない様にそぉ~っと確認をするのだが…シロとレイヴンの姿を見つけて

いないのか…或いは見つけても敵だと判断したのか…それらしき姿は無いと

判断すると、建物の中の衛兵達は覚悟を決めた様子で剣を抜き出し!…

その様子に同じよう籠城している民間人達が不安を覚え出すと、外から

聞えてくる衝撃音を聞いて互いの身を寄せ合い!…恐怖に震え始める!…


__ドオォォン!!……


「…あぁッ!!…ッ~~~~!!!…」


「…おかあさん!!…こわいよう!!……」


「ッ!…大丈夫よ!!…おかあさんが!…護ってあげるから!!…」


建物の中から微かにだが逃げ遅れた人達の会話が聞こえて来る!…レイヴンの

耳には届かないがシロの耳には聞こえており、衛兵達もこの逃げ遅れた達の

言葉で緊張し!…中には恐怖でカタカタと震え始める者まで現れる!…

当然である!…誰だって好んで死にたいと思う者は居ないのであるから!…

自身の命が掛かっているから恐怖し、死にたくないと思うから震える!…

しかし現実は非情で…徐々に自分達の命運が断たれようとしていると、

嫌でも震え!…守るべきモノを守る為に自分達が犠牲になる!…と、何度覚悟し

直しても生存本能が邪魔をする!…そうして建物の中で衛兵達が何度も覚悟を

決め直している中、外では攻撃が止むのを待っていたモンスター達が遂に

窓からの弓矢が止まった事でチャンスだと感じると、徐々に衛兵達と逃げ

遅れた達の篭城する建物へと近付き出し!…その様子を窓から見ていた

衛兵の分隊長も苦虫を噛んだ様な表情で確認すると、自身の部下達に命令を

出し始める!…


「……クッ!!…ここまでか!!…皆聞いてくれ!!…

…これより我々は民間人が逃げれる様に突破口を開く!……

これに成功すれば民間人の命を助ける事が出来る!!……

こんな事を頼んで申し訳ないが!……ここで死んでくれ!!……」


「「ッ!?…ッ~~!!!……ハッ!!…」」


__わあああぁぁぁぁ!!!…


衛兵の分隊長の一言に衛兵達の表情が一気に暗くなると、同時に握っていた剣を

更にギュッと握り締めては決意を固めて返事をする!…本当は死にたくない!…

だが守るべき物が有る!…そう覚悟を決めた衛兵達の表情は何処か力強くも感じる

のだが物悲しく!…その様子を見ていた民間人達も一気に悲しみに暮れ始めると、

建物の中は御通夜の様な重苦しい物となり始める!…そして外のモンスター達も

今まで散々やられて来た鬱憤を晴らす様に!…痺れを切らした様子で一気に襲い

掛かろうとし始めると、その様子を見ていた建物内の衛兵達の緊張感は一気に

MAXまで振り切ろうとしていた!


__ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…ギャガグガアアアアア!!!!


「ッ!?…来るか!?…」


__グゲゲゲゲエエエエ!!!!


「ッ!!…今こそ活路を開く時!!…行くぞォォォォォォオオオオ!!!」


「「「ウオオオオオォォォォォォ!!!!」」」


徐々に迫って来るモンスター達が声を挙げて吠え出すと、衛兵達はそれに

合わせて玄関の前へと移動し!…モンスター達の興奮がMAXまで高ぶった

のかまた吠え出すと、衛兵達は緊張しながらも攻撃に備えて身構える!…

そして何としてでも逃げ遅れた人達の為に逃げ道を作ろう!と衛兵達が

意気込む中!…向こうもそれを感じ取ってか興奮そのままに建物へと襲い

掛かり始めると、モンスター達の掛け声を合図に衛兵達も飛び出す!…

そうして場面は籠城戦から互いに入り乱れる激化した戦場へ変わろうと

するのだが!…次の瞬間フッ…と衛兵達の目の前を白銀の塊が通り過ぎ、

目の前のモンスター達は急に動きを止める!…


__シュン!!…スパパパパパ……ビタッ!?…


「ッ!?……え?…な、何が!?…」


衛兵達の眼前にはホブゴブリン・リザードマン達による亜人混成部隊が

広がっており、空にはあのマサツグ達の前へ出て来てシロに即落ち

2コマさせられた悪魔達が飛んで居る!…そんな光景を外に出て改めて

目にした衛兵達は途端に戸惑いの表情を見せるのだが、突如としてその

モンスター達が動きたくとも動けない!…そんな様子を見せ始め、

衛兵達は目の前の光景を疑うよう更に戸惑ったの様子で驚きを露わにする!…

そして一体何が起きたのか?…と衛兵達は困惑の様相を見せて居ると、

その衛兵達の目の前を飛んで行った白銀の正体!…シロは先程までの

籠城の会話を聞いていたのか…まるで怒る様にその戸惑うばかりの

衛兵達へ向けて声を掛け出す!…


「……そこのお兄さん達!!」


「ッ!…え?…」


「……死ぬなんて簡単に考えちゃ駄目なのです!!…

例えどんなに辛くて苦しくても!!…

生きようとする心が有れば!!!…

自ずと活路は見えて来るのです!!!

……って、ご主人様が言ってました!!!」


__どぉ~~ん!!!…バタバタバタバタ!!…ッ!?…


衛兵達に声を掛ける前のシロは目の前を横切る様に駆け抜けると、

ホブゴブリンとリザードマン達の群れを流れる様に潜り抜け!…

更に風を纏った爪で一体ずつ始末するよう薙いで見せると、

そのモンスター達の体を瞬く間に斬り刻んでしまう!…その際シロが

作り出した爪は余りにも鋭いせいか斬ったにも関わらず崩れる事無く

そのままの姿を保ち…そのせいでモンスター達は体を斬られた事に

気付く事も無いまま痙攣しその場で固まると、そんな光景を目の前に

した衛兵達を混乱させる事態となってしまったのである!…そうして

突如シロに声を掛けられた事で衛兵達は戸惑いながらも声を掛けられた

方へ振り向くと、そこに幼子が居る事に驚き!…その幼子から命を

捨てるな!と腰に両手を当て胸を張りドヤ態度で説教をされると、

モンスター達は耐え切れない様子で崩壊し始め!…その場で光の大群と

作り出しモンスター達を消滅させてしまうと、その光景を目の当たりに

した衛兵達は更に困惑する!…先程まで死を覚悟して居たにも関わらず!…

こうもアッサリ!…何なら他人の言葉でドヤ顔をする幼女に戸惑いつつ!…

簡単に状況が覆った事に驚きその幼子を見詰めて居ると、そのシロが

駆け抜けて来たであろう道の奥から声が聞こえ出す!…


「……ぜぇ!…ぜぇ!…シ、シロちゃ~ん!!…

陽動お願い!!…空は任せて!!」


「ッ!…はいです!!」


「ぜぇ!…ぜぇ!……こ、これ!…VRで助かったぁ~!…

これがマジだったら明日筋肉痛もんだぞ!?……はあぁ~……

まぁとにかく!…シロちゃんがヘイト稼いでくれてる内に!…

鑑定アプレェィザァル!!」


__ピピピ!…ヴウン!…

 -----------------------------------------------------------------------

 「グレイデーモン」  

 Lv.30

   HP 9000 ATK 290    DEF 230

        MATK 230   MDEF 150


 SKILL

 炎魔法 Lv.6 飛翔 Lv.7
 -----------------------------------------------------------------------

 -----------------------------------------------------------------------

 「リザードマン」  

 Lv.28

   HP 7500 ATK 270    DEF 250

        MATK  50    MDEF 100


 SKILL

  増援Lv.MAX 鱗の鎧 Lv.7
 -----------------------------------------------------------------------

 -----------------------------------------------------------------------

 「ホブゴブリン」  

 Lv.25

   HP 5600 ATK 240    DEF 130

        MATK  90    MDEF 110


 SKILL

 跳躍 Lv.6 毒薬の知識 Lv.7
 -----------------------------------------------------------------------

「……あぁ~…

この程度だったらシロちゃん一人でも無双出来そうな気もするなぁ?…

何せあの大群を一瞬でやっちまったんだから……

とは言えサボる訳にも行かず!…

あのア○ーマーモドキはちゃんと引き受けますか!!」


__ぱあああぁぁぁぁ!!!!…


息を切らした様子で魔術師風の男が立って居る事に衛兵達は警戒を

するのだが、先程助けてくれた幼子に対してフレンドリーに

話し掛けては、幼子はその魔術師に対して元気に手を振って返事をし…

そんな一連の様子を見て一応仲間?…と言った具合に信用し安堵して

居ると、レイヴンはまず安定の初手から入り始める。その際自分が

引き受けた空のアリー〇ーだけでなくホブゴブリンにリザードマンと、

一緒に調べては危険性が無いか如何かについて判断をするのだが

何も問題無く…寧ろシロ一人で事足りるのでは?と思わず考えてしまう

のだが引き受けた以上仕事をしないと!と改めると、レイヴンは徐に

魔法を唱え始める!…そんな様子に衛兵達はただ状況が飲み込めず困惑して

しまうのだが、チャンスには変わりないと!…分隊長がハッと我に返ると

逃げ遅れた人達に手招きを始め、急ぐ様に声を掛け出す!…


「……ッ!!…い…今のうちに民間人を安全な場所に!!…

この機を逃すな!!」


「ッ!!…は…はい!!…

さぁ!!急いで!!…」


__ダダッ!!…ザッザッザッザッザッザ!!…


「ッ!!…あ、あんた達は!?…無事だったのか!!

早くこっちに!!!…」


分隊長の言葉で周りの衛兵達もハッと我に返ると、慌てた様子で建物内に居る

逃げ遅れた人達の手助けに入り出し!…シロが切り開いた逃走ルートに沿って

レイヴンの隣を駆け抜けるよう衛兵達及び逃げ遅れた人達が現場を後にすると、

その他の衛兵達もレイヴンの後続で来ていたのか!…そのまま後続達の手に

よって逃げ遅れた人達は無事保護される。そうして逃げ遅れた人達が保護された

事にレイヴンはホッと胸を撫で下ろして居ると、助けられた獣人達の中の一人…

少年の獣人がレイヴンの方を振り向き出すと、今にも泣きそうな表情で

一礼し始める!…


__……グスッ!……ペコッ!…


「ッ!……ふぅん?…やるじゃなあい?…

ちゃんとお礼を言える子はイイ子だ!……

じゃあ!…おじさんもちゃんと仕事しないとな!!…

二種詠唱ツインスペル!!」


ただ一人お礼の意味を込めて一礼したであろう少年を…後ろ目ながらも

確認したレイヴンは褒めた様子で言葉を零し出すと、途端にやる気を

見せ始め!…自身の足元に魔法陣を作り出し魔法を詠唱し続けると、

空を舞うグレイデーモン達に狙いを付ける!…その間シロはまだ残って

いるホブゴブリンとリザードマンを駆逐して行くのだが、その光景を

見たレイヴンは改めてシロのポテンシャルに驚かされる!


__ザシュッ!!…ドシュッ!!…グギャアアアアア!!!…


「さぁ!!…何処からでも掛かって来るのです!!!

シロは絶対に負けないのです!!!…ンン~!!…トゥ!!!」


__ズバンッ!!…ギャワアアアアア!!!!…


「……あんだけ密集して戦ってるのに!…

さすがと言うべきか何と言うか?……

これがマサツグの教育方針の賜物なんか?…

…修〇チャレンジならぬマサツグチャレンジ?…」


シロがまるで踊る様に敵を蹂躙して行く姿を見たレイヴンは思わず息を呑む!…

攻撃を華麗に回避してはカウンターの一撃を放ち!…それだけに止まらない

勢いで追撃・連撃と!…次々とその場に居るモンスター達を圧倒し制圧して

行くのだが、何よりレイヴンを驚かせたのはそのシロの戦い方であり!…

レイヴンは戦うシロを見詰めては戸惑いを禁じ得ないのであった!…何故なら…

まだ敵は続々と集まり増えて元の200を超えて居ると言うのに、一度の被弾をも

許さず!…倒した際の返り血ですらまるで踊る様に回避すると、一滴も浴びる事

無く制圧し続けているからである!…その上余裕とばかりに敵の群れへ対して

挑発をすると自らその群れの中へと身を投じて行き!…レイヴンへ敵が回らない

ようまた一掃してしまうと言う光景を見せると、シロはまだまだ踊り足りない

のかワンマンショーを続ける!…これはシロが最上級モンスターだからなのか?…

それともマサツグの教育の賜物なのか?…レイヴンは思わず某世界一暑苦しい

テニスプレイヤーのテニス教室を思い出しては口にするのだが…そんな物騒な

教室が有ってたまるかと!…改めて考え直し雑念を払い飛ばすと、魔法を唱え

終える!…


__ぱあああああぁぁぁ!!!…


「……《貫ける氷の槍!!…刺し穿ちて敵を凍てつかせん!!…

アイスボルト!!!》」


__パキパキパキパキ!!……


「更に!!…《荒ぶる雷雲よ!!…眼前に落ちて敵を灰に帰さん!!!

サンダーボルト!!!》」


レイヴンが魔法を唱え終える際、さすがのシロも空からの攻撃にまで

手が回らないのか…グレイデーモン達の攻撃を必死に回避して見せると、

手一杯と言った表情を見せて居た。そんな中レイヴンはまずグレイ

デーモン達が浮遊する宙に向かって無数の氷の礫を作り出すと、相手に

向けて放つのではなくただ宙に浮遊させ…次にサンダーボルトを唱えて

雷雲を作り出しそこから雷を落とし出すと、一人で連携技を完成させる!…

その光景は!……


__ゴシャアアァァァン!!!…バチッ!!…バリバリバリバリ!!!…


雷はグレイデーモン達に向かい飛来すると同時に、宙に浮いた氷の礫にも

飛来し!…氷の礫に落ちてその雷が帯電されると、帯電した氷の礫同士の

間で雷の綱が作り出される!…そして氷の礫同士を繋ぎに繋ぎ!…一つの

蜘蛛の巣の様な物が出来上がると、その光景を地面から見ていた居た者達…

異変を感じて見上げたシロ達の目にも映ると、その光景に驚いて一時的に

動きを止め!…雷で出来た網の様な物が頭上にある事で戸惑いを覚えて

居ると、ただ驚きの言葉を漏らす!…


「ッ!?…わ!?…」


__バッサ!…フッ……ヴワァチヴワァチィ!!!…


__グガアバアァァ!!!!……


「ッ!…おぉおぉ!…落ちとる墜ちとる!!…

アイスボルトとサンダーボルトで?……そうだな?…

さしずめ[サンダーチェイン]と言った所か?…」


そうして文字通り空に包囲網が作られた様に見え!…グレイデーモン達が

先程のサンダーボルトを避けたとしても次には雷の網が現れ!…それに

気付く事無く接触したグレイデーモン達が感電し悲鳴を上げ出すと、

そのまま黒焦げになって地面へと落下する!…次々に落ちて行くグレイ

デーモン達の様子にレイヴンも満足なのか、頷いては魔法名を口にし!…

これで空は大丈夫!と言った様子で安堵して居ると、まだ息が有ったのか

黒焦げグレイデーモンの一体がレイヴンに向かい襲い掛かる!…


__グッ!…グググッ!!…バァ!!!…


「……ん?…ッ!?」


__ガアアアァァァァァ!!!!


「やっば!?…」


その黒焦げのグレイデーモンは最後の力を振り絞る様に起き上がり出すと、

羽根を羽ばたかせては低空飛行で一直線にレイヴンの方へ飛行し始め!…

レイヴンも何やら視線を感じたのかその視線の感じた方へ目を向けると、

自身に向かい飛んで来る黒焦げのグレイデーモンの姿を見つける!

飛んで来るグレイデーモンは両腕を広げて口を開き、まるで飢えた様に

叫んでは最後の意地を見せ、レイヴンはレイヴンで迎撃の魔法を唱えている

暇が無いと感じたのか!…杖を両手に構えてガードの体勢を取り出すと、

被弾の覚悟を決める!…その際自身の防御面にレイヴンは不安を覚える

のだが、仕方ないと言った様子で身構え!…遂にグレイデーモンの攻撃

間合いにレイヴンが入ろうとした瞬間!…何処からともなくレイヴンの

目の前に黒い大きな影が突如として現れると、驚くべき事が起きる!!…


__バッ!!…ッ!?…


「させん!!」


__ズバァン!!!……ドサドサァ!!…フォン!!…


「ッ!?…え、衛兵長!?…」


「ま、魔術師殿!?…ご無事で!?…」


レイヴンの目の前に突如現れたのは黒くて大きな二足歩行の狼!…

衛兵長であった。衛兵長はレイヴンの窮地を救うよう前に出ると、

飛んで来たグレイデーモンへ向かい剣を横薙ぎに滑らせ!…

そのまま飛んで来た勢いと合わせるようグレイデーモンを真っ二つに

斬ってしまうと、レイヴンの背後に流すようその死骸を転がす!…

最期の突貫も見事に邪魔されたグレイデーモンはそのまま事切れて

消滅し…突如現れた衛兵長にレイヴンが驚いて居ると、衛兵長は

レイヴンを心配した様子で声を掛け出す!…しかしその慌て様は

尋常では無く、何処か切迫した様子を見せては詰め寄って来ており!…

レイヴンはそんな衛兵長の様子に困惑すると、一体何が有ったのか?と

戸惑い気味に尋ね出す。


「え?…な、何でそんなに慌ててるん?…」


「え?…い、いや…先ほど保護された者達から強力なモンスターが

仲間割れを起こしていると報告を受けまして!!…

場所を聞けば篭城していた方面で魔術師殿達の向かわれた方!…

それを聞いた次第急ぎ助太刀に来たのですが!?……

その強力なモンスターとは!?…」


レイヴンの問い掛けに衛兵長は慌てつつ!…正直に自身が慌てている

理由について話し出すと、それを聞いたレイヴンは更に困惑の様子を

見せ出す!…何故なら…衛兵長が言うには強力なモンスターが現れたと

言う事であり、その出現場所がレイヴン達の居る籠城跡だと言い出した

からである!…当然そんなモンスターを見ていないレイヴンはその

衛兵長の慌て様にますます戸惑いを持つと、逃げて来た人達から誤報を

受けたのでは?と考え出すのだが…


「いや…とは!?…って言われてもこっちが聞きたいよ!…

そんな強力なモンスター……あっ…」


「……ッ!…如何なされた魔術師殿!?……ッ!?…」


レイヴンはハッ!とシロの様子が気になると慌てて視線をシロの方へ

向けるのだが、そこには元々居た筈の200の数をモノともしない!…

何なら残り数体にまで削り切ったシロの姿が有り!…今だ一度も

攻撃を貰わず追い込んでは踊り続ける恐ろしい光景を目にするので

あった!…そんな光景を目にしたレイヴンは更にハッ!と気付いた様な

反応を見せると、その様子に衛兵長も気が付き!…件のモンスターが

居るのか!と慌てた様子で振り返りただシロが戦っている光景を目に

すると、その目の前の光景が信じられないのか困惑気味に言葉を零す…


「バッ!…馬鹿な!?…

あんな小さな子があのモンスターの大軍を!?…

それも無傷で!?…悪い夢でも見ているのか!?…私は!?…」


「あぁ~…何と無く理解出来たわ…」


「ッ!?…では件のモンスターは!?…」


「……そうだな?…もう倒したのかもしれん…」


無傷のシロを見て驚き!…そのシロを見て狼狽えるモンスター達の様子に

戸惑う!…そして足元には光に包まれ消滅して行くモンスター達と、普通に

見れば有り得ない光景に衛兵長は困惑し!…ただただ唖然とした表情で

その場に立ち尽くして居ると、レイヴンは隣で理解したのか言葉を呟き出す…

この時レイヴンもシロの規格外の強さに呆れてもはや棒立ちし!…衛兵長は

レイヴンの言葉でハッと我に返ると、改めてモンスターの居場所について

尋ね出す!…しかしレイヴンの口から出て来た言葉は既に倒したと言う言葉で、

倒したのは誰かと言った疑問が出て来るのだが、レイヴンがシロを見詰めて

居る事から衛兵長は理解すると、ただシロに視線を向け始める。そうして

程無くしてシロは全てのモンスターを掃討し終えると、さすがに疲れたのか

息を切らし…それでもレイヴンの居る方へ振り返っては手を振り、一直線に

駆け出して来るとレイヴンもシロへ労りの言葉を掛け出す。


__……クルッ!…テテテテテテ!!…ンバッ!!…


「レイヴンさぁ~ん!…終わりましたぁ~!!」


「ん?…おう!…シロちゃん!!…おつか…れ?…」


天真爛漫のシロが駆けて来るとレイヴンも良くやった!と褒める様に言葉を

掛け出すのだが…改めてシロの背後、モンスター達が死屍累々と転がっては

光を放ち…その場で素材をドロップし始めると、その量と光源の多さに驚く!…

感覚的には某元祖サンドボックス系ゲームのトラップタワーで素材集めでも

したかの様に、道にはアイテムが散乱し!…中にはレアドロップも有ったのか

赤や青と言った高ランクの光も見られると、思わず自身の目的を忘れてしまい

そうになる!…


__ギラギラギラギラ!!……


「…あぁ~っと……俺達は素材マラソンでもして居たのかな?…」


「ッ?…」


「……とにかく先を急ぐか…と、言う訳で後の事頼んだ!!…じゃ!!」


レイヴンが目的を忘れそうになって居るとその呆然とする姿にシロは首を傾げ、

衛兵長はその光景を見詰めてはただ驚きを露わにして居ると、そこはもうほぼ

制圧出来たのか付近から勇ましい声は聞こえて来ない…こうして籠城していた

衛兵達・逃げ遅れた人達を無事解放すると、戸惑う衛兵長に別れを告げては

改めてモンスター達の侵攻ルートを封鎖する為に動き出し!…後始末を全部

丸投げしてはその場を後にし始めると、レイヴンは先程からのモンスター達の

動きを見て悟ったのか、ある方向に向かい駆け出す!…


__タッタッタッタッタッタ!!…


「…シロちゃんが戦っていた時の増援部隊はこの先から来ていた!……

…確かこの先はあの妙な魔法陣が書かれて有ったよな!!…」


「ッ!…魔法陣…ですか?…」


「あぁ!…最初ここに来た時色々見て回って居たんだけど…

その時に市街地の外れで魔法陣を見つけたんだよなぁ~っと!…

…見つけた時資材運搬用か?…って思って居たが…

まさかモンスターを運搬して来るとは…ッ!?…」


レイヴンはモンスター達の動きを見て推測!…更に町の中を歩いて居た時の

記憶と合わせてモンスター達の侵攻ルートを割り出すと、その推測が合って

居るかどうかを確かめる様にシロを連れて向かい始める!…その際魔法陣の

存在を聞いたシロは興味を持った様子でレイヴンに尋ね出すと、レイヴンも

その問い掛けに答えるようシロに色々と説明し!…その説明の途中で目の

前からモンスター達が姿を現し、また戦闘に発展しそうになる!…だが…


「ッ!!…やっぱり!!…このルートで間違いは無さそう!!…」


__バッ!!…ッ!?…


「邪魔です!!!」


__ズバババァン!!!…ボタッ!…ドサッ!!…


「…急ぎましょう!!!」


「……やっぱこの子規格外だわ…」


自身の目の前にモンスター達が姿を現した事で更に確信を持ったのか、

レイヴンは喜び!…そんなレイヴンを尻目にシロが前へ飛び出すと、

瞬く間にその現れたモンスター達を一掃してしまう!…先程までアレだけ

暴れて居たにも関わらずそのシロの攻撃は衰えを知らず、地面から

また生々しい音が聞こえ出すと、そのシロの切れ味にレイヴンは思わず

ビビってしまう!…そうしてシロが仲間である事に心底感謝しつつ…

レイヴン達は言っていたその魔法陣へと駆け抜けて行くのだが…やはり

その件の魔法陣へと近付けば近づく程に接敵率が増して行き、近づく事が

困難となり出す!…しかし!…


__うおおおオオオオォォォォォ!!!!…


「ッ!!…そこそこラインを上げて来たか!?…

俺の他にこれに気が付いた奴らが多数って言った所か!!…

…そうなると……シロちゃん!!」


「ッ!…はいです!!」


「出来るだけ体力温存!!…無駄な戦闘は避けて魔法陣に直行!!…

他の皆が来てるから雑魚は彼らに任せる!!!……

他力本願なのは如何かとは思うが!!…」


この戦いも最初は押されて居たのだが徐々に衛兵達と冒険者達の方が

優勢になって来たのか!…辺りから冒険者達の勇ましい声が聞こえ出すと、

その遭遇して来たモンスター達も分散し始める!…そしてレイヴン達の

負担も減りモンスター達の壁を突破出来る様になり出すと、レイヴンは

魔法陣の機能停止を最優先した様子で、他力本願を嫌いつつもシロに

魔法陣へ向かうよう指示をすると、一直線に魔法陣へ向かい出す!…

そしてレイヴンの策は功を奏したのか一番乗りに魔法陣を見つけるのだが…


__タッタッタッタッタ!!……


「ぜぇ!…ぜぇ!…や!…やっと見つけた!!……

間違いない!…ここから出て来てる!!…」


「レイヴンさん!!…」


「あぁ!!…早速閉じて!…」


「サセヌウウゥ!!!」


シロとレイヴンは息を切らしながらも市街地の外れの魔法陣の前まで

辿り着き!…推測通り魔法陣が機能して居る事を確認すると、それを

見たシロは急ぐ様に飛び跳ねてはレイヴンを急かす!…そしてシロに

急かされているレイヴンはレイヴンで、息を切らしながら杖を突いては

その魔法陣へと急ぎ近付き…その機能を止めようとするのだが

突如として二人の頭上より濁った様な声が聞こえ出すと、レイヴン達の

頭上に巨大な影が降って来る!…


__ヒュウウウウゥゥゥゥ!!!…ッ!?…ズドオオォォン!!!…


「「うわああああぁぁぁぁ!?!?!?…」」×2


「コノ魔法陣ヲ止メル事ハ叶ワズ!!…

止メタケレバ我ヲ倒セ!!!!」


「な、何だ!?…ッ!?…」


頭上から降って来た巨大な影に吹き飛ばされ!…レイヴンとシロは互いに

魔法陣から強制的に離されると、地面を転がる様に這い蹲らされる!…

そして次に二人が体を起こして視界に入れた物はと言うと、まるで某ダークで

ソウルなゲームに出て来る巨大な悪魔の様な姿をしている何かであり!…

その悪魔の様な何かの頭は人間なのだがヤギの角が生えて居ると!…

上半身は筋骨隆々!…下半身は牛!…背中にはニ対の蝙蝠の羽が生えており、

その手には巨大な斧バルディッシュが握られてあった!…その明らかにBOSSと言った風格を

見せて居る化け物を前に、二人はこれと戦わないといけないの?…と言った

感情を持ち出すと、シロはやる気を見せ!…レイヴンはガックリと肩を落とす

のであった…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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