どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第三章-サマーオーシャン連合国-エルフの国編-

-第三章十節 深夜の訪問者とマサツグ達の仕事と女王様のフェチ-

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__……コンコンッ!…ッ!?…


「こんな夜分に申し訳ありません!…

私です!…ルティナです!…

女王陛下にお伝えしたい事が!!…」


マサツグが女王様の悩みの種を解決すると申し出ている一方で、女王様はその

マサツグの誘いを渋り…まるで自分達で解決をしないと意味が無いと言った

様子で悩み、マサツグの申し出を受ける…受けないで悩んで居ると、突如その

マサツグ達の居る部屋にノックの音が響き出す。当然忍び込んで居るマサツグが

そのノックの音に驚いていると、女王様も若干戸惑い!…ノックの主は続けて

謝り出すと、自分が誰なのかを名乗り…続けて何か報告があると言った様子で

女王様の返事を待って居ると、女王様もその声の主に待つよう声を掛ける。


「ッ!…ちょ!…ちょっと待ってくださいな!!…」


「ッ!?…い、如何なされたのですか?……ッ!?…

やはり女王陛下の耳にも既に届いて!…

今先程宮殿の玄関口より侵入者の知らせが!!…

何やらこちらの警備状況を知って居る様子で!!…

女王陛下に何か有ったのではと!!…」


「あぁ!…安心してください!!…そう言った事ではありません!…

ただ少し立て込んで居て!!…」


慌てた様子で女王様がそのルティナと名乗る者に返事をすると、そのルティナと

名乗る者は女王様の返事に戸惑い!…そして次には何かに感付いた様子で!…

侵入者の知らせが有った事を口にすると、その侵入者の事を手練れと口にする!…

だが実際の所その侵入者については誰とは分かって居ない様で、警備の方も

混乱して居るのかただ慌てた様子で言葉を口にしており!…そして女王様は

と言うとその侵入者と密会して居り!…ただアワアワとマサツグと一緒になって

不味いと言った様子で慌てて居ると、女王様は突如ハッと思い付いた様子で

マサツグに指示を出す。


「……ッ!…そうですわ!…今はベッドの下に!…」


「ッ!!…え!?…ベッドの下に?…」


「はい!…さすがのあの子もベッドの下を覗こうとはしない筈!…

さぁ!…今の内に!!…」


「ッ!?……わ、分かりました!!…」


一応扉の前に居るルティナにバレないよう小声で指示を出し!…マサツグも

その指示を聞いた様子で戸惑いながらも返事をすると、女王様はそのマサツグの

返事に肯定する!…その際ルティナは色々と勘が働く者なのか、女王様は続けて

ベッドの下ならバレないと言い!…そして急かす様にマサツグへ声を掛け!…

マサツグも深く尋ねている時間が無いと言った様子で理解を示すと、慌てた

様子でベッドの下に潜り込む!…その間今にも乗り込んで来そうな勢いでノックが

され続けて居ると、遂には強硬手段に出始め!…マサツグがベッドの下に潜り

込んだと同時に!…そのルティナと言う者が衛兵を連れて女王様の部屋に入り

込んで来ると、心配した様子で声を掛け出す!…


__ザザッ!!…ガチャッ!!…ザッザッザッ!!…


「じょ、女王陛下ご無事で!?…」


「ッ!?……私は待つ様に言った筈ですが?…」


「ッ!!…も、申し訳ありません女王様!!……ですが事が事なので如何か!…

…先程申し上げた通り!…現在この宮殿内に不審な出来事が!!…正面玄関の

街灯が不意に消え!…辺りには何者かが居た様な足跡が!…まだその様子は

新しく!…もしかするとダークの仕業では無いかと!!……更に先程不審者を

捕まえたと報告を受け、その者の正体を確認しましたところ!…その者はここ

最近我々を悩ませていた人攫いの様で!…捕まえる際も誰かを捕まえようと

して居た様子で!…被害者自身が衛兵に助けを求めて捕縛に至ったと!…

ですが被害に有った者は誰に助けられたのか分からないと、まるで透明人間に

助けられた様に言い!…やはり不審な者が今だ潜伏して居ると!…現在捜索に

当たって居た訳なのですが…」


慌てた様子でルティナと言う者が衛兵達と共に女王様の部屋に乗り込んで

来ると、女王様の身を案じた様子で声を掛け!…その際やはり賊に掴まって

いるのでは!?…と考えて居た様子で、入って来るなり辺りを見渡す様な

動きを見せると、女王様は呆れた表情をルティナ達に向ける…その際突如

乗り込んで来た事に関しても怒っている様子で声を掛けると、ルティナは

その女王様のご立腹ボイスを聞いて慌てて謝り!…だが理由があると言った

様子で言い訳をし始め!…今までにあった事を説明するよう女王様に話すと、

ただ女王様が心配だったと口にする!…


「…ふぅ!…女王陛下の身を案じたのですが杞憂だった様で…

こんな時間に押しかけ騒ぎ立ててしまい、誠に申し訳御座いませんでした!!…」


「いえ…心配をしてくれた事は有り難い事です…

…ところでその捕まえた者とは?…」


「ッ!…ハ、ハイ!…

被害者が言うにはその不審な者に追われて居る際、何処からともなく

声が聞こえたかと思えば、次には目の前で不審者が倒れ!…そして更に

また何処からともなく声が聞こえたかと思えば逃げる様に言ってくれたとか…

その際他人に助けを求めるよう言ったり、親切にして貰ったとの事で…

周りの者達も見て居ないと一体何者なのか全く分かっておらず!…更に

この侵入騒ぎと重なって今軽い騒ぎが起きて居ます!…現在まだ尋問中ですが

先程言った通り!…その倒された方の不審者は如何やら人攫いらしく…

今回被害に有った者からもそう言った言質が取れたと報告を受けて居ます!…」


一通り説明し終えて部屋を再度見回し!…何も異変は無いと悟った様子で

安堵すると、心を落ち着かせるよう女王様に謝り出す…その際一緒に乗り込んで

来た衛兵達も傅き頭を下げると、そのルティナ達の様子に女王様も一応感謝の

言葉を口にし…この時同時にその不審者について興味を持ったよう声を掛けると、

その問い掛けにルティナが反応する!…そして説明をする際被害者から話を

聞いたと言った様子で話し出すのだが、その際話を聞いても意味が分からないと…

まるで幽霊に助けられたと言う様な説明に…説明をしている本人までもが

混乱する様な事態に陥って居ると、女王様はチラッとだけベッドの下に視線を

向ける。そうして何が有ったのかを女王様が密かに理解している一方で、

今度の説明はその捕まった不審者に向けられ!…そこでその冒険者?…が

人攫いだと言う事が発覚し、今も尋問をして更に情報を引き出して居ると

言った様子で説明をすると、女王様も納得した様子で言葉を漏らす…


「……なるほど…ではそちらの方は引き続き続けて貰って…そしてもう一人の

不審者の方に付きましては捜査を打ち切り!…直ぐに警戒を解いてください…」


「ハッ!…ッ!…いやしかし!…」


「…別に放っておいても大丈夫でしょう…それにもし…

それが悪い者だとするなら、その者を助ける理由がありません…

ですが現にその不審者はその者の危機を救って居ます…

恐らくはその不審者は我々にとって味方であり、影なる者!…

迂闊に踏み入り敵に回した時の方が厄介です!…ですから今は

放っておきましょう…」


「ッ!…わ、分かりました!…では直ぐに警戒を…」


納得した様子で軽く微笑むと、ルティナに尋問を続ける様に言い!…そして

もう一人の不審者マサツグについては警戒を解くよう指示を出し…それを聞いて

ルティナも一度は承諾した様子を見せるのだが、直ぐに疑問を持った様子で

女王様に意見をしようとする…だがそのルティナの意見も予測して居たと

ばかりに、女王様は大丈夫と言った様子で理由を話し!…逆に敵に回した時の

事について続けて語り!…迂闊な事は出来ないとルティナに説明をすると、

その話を聞いて納得したのかルティナは戸惑いつつも返事をする。そして

直ぐに警戒を解くよう衛兵に指示を出すと、連れて居た内の一人が駆けて行き…

そしてルティナ達も長居は無用と…女王様に一礼して部屋を後にすると、

女王様もホッと胸を撫で下ろす…


「……では、女王陛下…

此度は本当に申し訳御座いませんでした!…良い夢を……」


__ギイィィ…バタンッ!……ふぅ~~!……


「…あっ!…あぶなかったぁ~!…」


「…ここに来るまでの道中で何が有ったのです?…

…助けて下さった事は分かりましたけど…」


「ッ!…い、いやぁ~…あはははは……」


ルティナ達が出て行くと女王様は椅子に腰掛け…疲れたと言った様子で溜息を

零すと、マサツグもベッドの下から出て来る!…その際ヒヤヒヤしたと言った

様子で言葉を漏らすと、女王様は聞いて居ないと言った様子で意地悪そうに

マサツグへ問い掛け!…マサツグはマサツグでその問い掛けに対して苦笑いを

するしかなく…ゆっくりと体を起こし始めると、再度話は悩みの種へと変わる。


「…さてっ!…と、じゃあ俺達は…

オーク族の神隠しにダークエルフとの和平交渉の方で動きます!…

何方も大変そうですが…まぁやって見るだけやって見ます!…」


「ッ!?…い、いえですから!…

…と言ってもこの調子だと押し問答…でしょうか?…」


__ニッ!!…


「…はい、間違いなく!…」


マサツグは立ち上がるなり自分達の仕事を確認するよう悩みの種を口にすると、

女王様にやるだけやって見ると笑って見せ!…だが女王様も慌てた様子で!…

マサツグ達の仕事は別にあると言った様子で言葉を掛けるが、直ぐに悟った

様子で質問をする。その質問と言うのは一向に決着が付かない平行線と言う

意味で、マサツグも女王様に歯を見せるよう笑ってその質問に返事をすると、

女王様も遂には諦める…


「……はあぁ~…分かりました…

ではあなた方にお任せしてみようと思います…」


「ッ!…了解!…」


「ですがこれだけは言っておきます!…

オーク族の神隠しの方はそれこそ本格的にまだ動いてはいませんが…

兵を派遣した所、今だ誰一人として帰って来ておらず!…

ダークエルフ達は好戦的!…基本力の有る者にしか心を開かないと

言われて居ます!…そんな二つを対処すると言う事は勿論危険を伴い!…

それだけ命の危険に晒される事にもなります!……どうかご自愛を!…」


「ッ!?…ミ、ミイラ取りがミイラか!…

んでもってダークエルフは脳筋!…っと!…分かりました!…」


溜息を吐いては苦笑いをし…マサツグ達に一任するよう諦めて言葉を口にすると、

マサツグも快く受けて返事をしようとするのだが!…それを遮るよう女王様は

続けて注意点を口にし、気を引き締めて掛かるよう!…かつ、更に心配をするよう

言葉を掛けると、その言葉を聞いたマサツグは戸惑い様を露にする!…何故なら

今聞いたとばかりに出て来た言葉は、調査に出たエルフ達が行方不明になって

居ると言う事で!…完全に二次被害を産んでおり、ダークエルフ達も好戦的と!…

何方も一筋縄では行かないと言った様子で説明をされたからであった。当然その

話を聞いてマサツグが戸惑いの表情を見せると、女王様の言葉を素直に聞き入れた

様子で返事をし…そのマサツグの返事を聞いた所で女王様も苦笑いをすると、

ふと思いついた様子で更にマサツグへある物を手渡そうとする。


「……ッ!…そうです!…少々お待ちを!…」


「ッ!…何でしょうか?…」


「…これをお持ちになって!…これを持って居ればまず!…

オークの者達は貴方方に協力をすると思います!…」


__スッ……ズシッ!…


「ッ!…い、意外とずっしり!……てかこれって?…」


そろそろお暇しようとしているマサツグを呼び止めると、女王様は慌てて

何かを探し出し!…マサツグも呼び止められた事で足を止め、女王様の方に

振り返ってその用件について尋ねると、女王様は慌てた様子で駆けて来ては

マサツグに一枚の分厚いメダルを差し出す。その差し出されたメダルを

マサツグが受け取ると、その重さに驚きつつ!…色々と何か彫られてある事に

気が付き、そのメダルの事についてマサツグが質問をすると、女王様は

そのメダルについて語り出す。


「…それは我々ユグドラド王家と所縁を持っていると言う証明物…

持って居れば貴方方が我々の関係者である事を証明し、先程言った通り…

オーク族の協力を仰ぐ!…または警戒をされる事無く受け入れて

貰える事が出来ると思います!……ただし!…

逆にこれがダークエルフ達の目に映った場合!…攻撃対象として見られる

可能性が有るのでお気を付けを!…」


「ッ!?…こ、これまた重要アイテムを!…」

 ----------------------------------------------------------------------

          ユグドラド王家身分証明のメダル

                                  レア度 A

 ユグドラド王国王家の関係者だけが持つ事を許される身分証明の

 メダル。これを持って居ればエルフ達の中でも上位の者と見られ、

 一部施設の利用・協力を仰ぐ等、色々な事が出来る様になる

 ちょっとした魔法のメダルとなっている。更にオーク族との敵対を

 未然に防ぎ仲間にする等…色々他にも使い道が有るのだが、逆に

 これをダークエルフ達に見られると敵として見られ!…攻撃を

 受けると言ったデメリットもある。因みにメダルは純ミスリル銀で

 出来て居る為、そのメダルとしての価値も相当な物であり…

 メダルにはユグドラド王家の紋章が掘られて有って、一部マニア

 からは喉から手が出る程のコレクターズアイテムと化して居る。

          重要アイテムに付き放棄不可。
         
  ----------------------------------------------------------------------

__ゴソゴソッ!……トッ…トッ…トッ…トッ…


「……じゃあ、そろそろ…

これ以上長居してると色々と面倒臭そうなので……って、ッ?…

如何したんです?…何かモジモジして居る様に見えるんですが?…」


女王様から手渡されたメダルは綺麗な水色?…エメラルドグリーン?…な

光沢を放ち!…そのメダルの重さは信頼の意味とも取れる様子で話されると、

マサツグは恐縮する!…それと同時にダークエルフからも狙われる可能性が

出て来た事も聞かされると、マサツグは驚くと同時に覚悟を決め!…自身の

アイテムポーチにそのメダルを仕舞うと、再度部屋を後にしようと窓の所

まで歩き出す。そして最後に女王様に挨拶をして帰ろうとするのだが、その時

女王様は何故かモジモジとしており…その様子に気が付いたマサツグが声を

掛け、モジモジしている理由について尋ねると、女王様は有る事を尋ね出す。


「ッ!…あ!…あのぅ!……一つ聞いても宜しいでしょうか?…」


「……ッ?…何でしょうか?…」


から……から手紙をもう一通預かってないでしょうか?…」


「ッ!…え?…」


女王様から質問をされる際、女王様は何か期待した様な表情を見せると、

若干頬を染め…そんな女王様の反応にマサツグは戸惑い!…詳しい話を

聞くよう女王様に質問をすると、女王様はロディからの手紙について

もう一通ある様な様子で話し出す…しかし当然その問い掛けに対して

マサツグは戸惑うと、如何言う事?…と言った様子で言葉を漏らし…

その反応に女王様も察した様子で若干目を見開き、慌てた様子で何でも

無いとマサツグに返事をすると、途端に取り繕い始める…


「ッ!…あっ!…いえ!…無いのであれば良いのです!…

無いのであれば……」


「ッ!…え?…えぇ~っと…ちょ!…ちょっと待ってくださいね?…」


「ッ!…あっ!…無理に探さなくても!…」


{……あれ?…そう言えばさっきからギルマスの事を様呼びしてた様な?…

…謁見の間に居た時はちゃんとギルマスって呼んでたのに…何で?…}


何やら意味深な様子を見せるその時の女王様の反応は、明らかに何かを

期待した様子から一転!…ガッカリした様に見え…マサツグはその女王様の

反応に疑問を感じ!…他に何か受け取った物は無いかどうかについて

アイテムポーチを確認し始めると、そのマサツグの様子を見た途端やはり

女王様は慌しい様子を見せる!…謁見の間に居る時は冷静沈着そうに

見えて居たのが、今はまるで遠慮しがちな子供の様に見え…更に先程から

ロディの事を様付で呼び…謁見の間の時とは明らかに呼び方が違う事にも

マサツグが気が付き始めて居ると、ふとアイテムポーチの中から有る物を

見つける…


__ゴソゴソッ!…カサッ…ッ!……


「……手紙?…いやでもギルマスから受け取ったのは一通だけの筈?…

でもこの手紙は見覚えないし?…」


「…ッ!…そ、それはもしかして!?…」


「ッ!…え?…これですか?…

……ッ!…宛先が女王様になってる…」


マサツグがアイテムポーチから見つけた物は女王様が言っていた通り、一通の

手紙で…ロディから受け取った手紙は一通だけと!…他に手紙を受け取ったり

保管した覚えがない事から疑問を感じて居ると、その手紙をポーチから取り出す

なり女王様が反応する!…まるで見覚えがあると言った様子で嬉々として反応

し始めると、マサツグは若干驚き!…そして恐る恐る宛名を確認すると、そこには

ユグドラドの女王様へと書かれて有り…マサツグが更に驚いた様子で言葉を口に

して居ると、女王様はマサツグにその手紙を渡すようお願いをし始める!…


「あ、あの!…その手紙を私に!!…」


「え!?…え?…えぇ…どうぞ…」


__スッ…バッ!!…ビリィ!!…ッ!?…


マサツグにお願いをする時の女王様はまるで恋する乙女の様に!…頬を赤く

染めてはやはり上目使いのピーカブースタイルでお願いをし!…マサツグも

そんな女王様の様子に戸惑いつつも宛先が女王様である事から手紙を渡すと、

女王様は嬉々として受け取るなり早速封を切る!…その際ペーパーナイフを

使う事すら煩わしいのか、豪快に上部を裂いては中身を取り出し!…

その様子にマサツグは驚き!…先程と打って変わって女王様の様子が可笑しい

事に戸惑いを覚えていると、女王様はその手紙の中身を見るなり歓喜に似た

悲鳴を上げ出す!…


「……きゃああああああぁぁぁぁ!!!♥…」


「ッ!?…うぇえぇ!?…な、何ですか急に!?…

な、何をそんなに?……ッ!?…」


__OH!!…YE~~~S!!!…ムッキィィィィン!!!!…


「んどわああぁぁぁぁ!!!……ッ!?…」


突如女王様が歓喜の悲鳴を上げ出した事にマサツグが驚くと、当然何を見て

そんな悲鳴を上げて居るのかが気になり!…女王様に何が有ったのかと問い

掛けつつ!…その内容を確認する為にチラッとだけ見ている物を確認すると、

そこに有ったのは全部写真…いやブロマイドで、更にそこに映って居る

ブロマイドの人物に衝撃を受けると、マサツグも思わず驚きの声を漏らす!…

何故ならそのブロマイドに映っていた人物と言うのはまさかのロディであり!…

全てがボディービルダーのポージング!…キレッキレの筋肉を披露するよう

笑顔でサイドチェストやダブルフロントバイセップス等をしている姿で

映って居たからであった!…そしてそんなブロマイドを手に!…キラキラと

した目で!…女王様は恍惚とした表情を浮かべると、ウットリとした視線で

眺めており!…マサツグもそんな女王様の様子に気が付き更に驚いた反応を

見せていると、女王様は呟き出す!…


「あぁ!!…ロディ様♥…貴方は如何してそんなに雄々しいの?♥…」


「いやそんなロミオみたいに言われても!!……もしかして女王様?…

うちのギルマスの事が?…」


「ッ!!…えぇ!!…愛して居ますわ!!!♥…」


「ッ!?!?!?…」


まるで「あぁロミオ!!…貴方は如何してロミオなの!?…」のノリで

女王様がロディの事を呟き出すと、マサツグはすかさずツッコミを入れ!…

そして慌てつつも思わず好きかどうかについて確認をし始め!…

そのマサツグの問い掛けに対して女王様はマサツグの方へ振り返ると、

やはり恍惚とした笑みを浮かべては二つ返事で好きと答える!…当然その

答えを聞いたマサツグはまるで頭から落雷を受けた様な衝撃を受けると、

思わずその場で固まってしまい!…その間にも女王様は更にロディ愛に

火を付け!…その情熱を語るようマサツグへロディのブロマイドを見せつつ

迫ると、解説までし始める!…


「見てください!!…この上腕ニ頭筋からトウ側手根屈筋のライン!!…

まるで巨大な山脈が悠然たる姿を見せつけて居る様な!!…

更に三角筋・大胸筋!!…そこから腹直筋!!!…ッ~~~!!…

嗚呼!!…堪りませんわ!!!…下半身の方も大腿四頭筋…」


「わ!…分かりました!!…分かりましたから一旦落ち着きましょう?…

でないと俺の方が付いて行けません!…」


「ッ!…あっ!…あらヤダ私とした事が!……

ついロディ様への愛が溢れ出て!…」


「あははは………にしてもいつあの手紙を入れられたのやら?…」


マサツグへ迫る女王様の様子はまるで熱狂的なファン!…今まで以上に目を

輝かせると、ロディのブロマイドを片手に魅力を訴え!…更に限界化するよう

自身の感情も昂らせ爆発寸前まで行くと!…慌ててマサツグが止めに入る!…

それと同時に自分はついて行けないと言った様子で言葉を掛けると、女王様も

ハッと我に返り!…頬を染めながら反省し…元の静かな上品さを取り戻し

始めると、マサツグはそんな女王様の様子に苦笑いをする…そうして場が落ち

着いた所でマサツグがハッと思い出したよう手紙の事について思い出すと、

何時この手紙を入れられたのかと悩み!…その間とにかく女王様は上機嫌で

ブロマイドを眺めており!…そして大切そうに机の引き出しにそのブロマイドを

イソイソと仕舞い始めると、ご丁寧に鍵まで掛ける!…


__……ガチャッ!……


{…ご丁寧に鍵まで!……って、そう言えば…}


「…一応これで帰りますけどちょっと最後に言いですか?…」


「ッ!…はい…何でしょうか?…」


女王様の私室に鍵を掛ける音が軽く響き…その音に反応してマサツグが心の中で

ツッコミを入れると、ふとある疑問を持ち出す…そしてそれを尋ねるよう女王様に

自分は帰ると声を掛けると、最後に質問があると言い…その言葉を聞いて女王様も

振り返って反応し、マサツグの質問に答えるよう耳を傾け返事をして見せて居ると、

マサツグもそんな女王様に甘えるよう質問をし始めては先程の疑問についてこう

問い掛ける。


「……謁見の間でフィロネウスの話をして居た時…

何であんなに落ち着いていたんですか?…」


「ッ!……と、申しますと?…」


「いや…普通俺がフィロネウスに好かれて居て…

襲ってくるかもしれないってなったら…

やっぱあの秘書の子みたいに慌てるのが普通だと思うのに…

女王様は至って冷静…

何なら表情では困惑してても目が全然慌ててないって言うか…」


マサツグが思った疑問とはあの謁見の間であった女王様の様子についてで、

その事について端的に質問をすると、女王様はマサツグに若干戸惑った様子で

逆に質問をする。まるで意図が分からないと言った様子で女王様は返事をした

のだが、マサツグは続けて疑問を口にし!…フィロネウスの名前が出た際…

他のエルフ達は慌てて居たにも関わらず、女王様だけは落ち着いて居た事を

話し…更に印象に残って居たのが女王様の目で、マサツグがその事も含めて

女王様に質問をすると、女王様はそのマサツグの洞察力に驚いた様子で目を

若干見開く!…


「ッ!………ふぅ……フフフ!…」


「ッ!…何か可笑しな事でも?…」


「…いえ?…

たださすがロディ様の推薦なされた冒険者様と思っただけです…

…さて、質問の答えは簡単です…だからです!…」


「ッ!…え?…」


目を若干見開きマサツグの事を見詰めた後…スッと元の上品な微笑を浮かべると、

徐に噴き出す…そんな女王様の様子を見てマサツグも戸惑った様子で噴出した

理由について尋ねるのだが、女王様はただはぐらかす様にさすがロディの推薦と

言い…そしてマサツグの質問に答えるよう落ち着きを取り戻し…真っ直ぐの

マサツグの目を見て口を開いて見せると、その返答に全て嘘と答える!…当然

その答えが返って来た事でマサツグは更に戸惑うと、言葉を漏らすのだが…

女王様はそんなマサツグに今だ微笑んだ表情を見せ、何か別の意図があるよう

クスクスと上品に!…怪しく笑い!…何か別の意図がある事をマサツグに

臭わせると、更に続けてこう説明する!…


「うふふふふ!……単純な事です!…

……貴方も当然見ていたと思いますが私の周りの者は人間が嫌いです…

もしあのまま用件が終われば直ぐに用無し!…

彼女達に追放されて居た事でしょう…」


「ッ!……」


如何やらマサツグの戸惑った反応に吹き出した様で…スッと真剣な表情に

戻って女王様は自身の配下達の様子を口にすると、皆が人間嫌いだと説明し…

その上で今回の件がスッと終わった時の事について語り出すと、その話を

聞いたマサツグは若干戸惑う!…実際彼女達の様子を見て居て薄々感じて

居た事では有るのだが、実際に面と向かって言われるのではやはり違い!…

若干のショックを受けながら女王様の話を聞き…その詳しい理由について

女王様が話し出すと、更にマサツグは戸惑う!…


「……ですがそれをされると困るのは私!…

何故なら貴方方には少し残って貰ってやって貰いたい事が有ったからです…

そのやって貰いたかった事とはボランティア!…

つまり我々の手助けをして欲しかったのです…」


「ッ!…え?…それは如何言う?…」


女王様はマサツグ達を呼んだ理由にボランティアをして貰う為と言うのだが、

その理由については語らず…ただ切実そうにそのお願いを口にすると、何故か

悩んだ表情を見せ…勿論それを聞いてマサツグも戸惑いの言葉を漏らすと、

更に詳しい話を聞こうとするのだが…その時間も無くなったよう!…辺りが

徐々に騒がしくなると、否応無しにマサツグは女王様の部屋を後にする破目に

なるのであった…

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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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