248 / 944
-第三章-サマーオーシャン連合国-エルフの国編-
-第三章四十六節 満身創痍のエルフ達と鑑定のLvUP?…と試練の終わり-
しおりを挟むまさかの共倒れと言う形で一騎打ちの試練は終わり…その後の決闘も滞りなく
全てが終わると、マサツグ達は怪我人の治療に当たって居た…当然アルスに
ナターシャ…シロと戦って居たマリーも今だ目を覚まさず…とにかく止血して
体力の回復に努めて居ると、そんなマリーより先にアルスがゆっくり目を覚ます
のであった。この時何が起きたのか分かって居ない様子で辺りを見回し…自分が
横になって居る事に気が付くと、慌てて体を起こそうとする。
「……ん…んん……ッ?…ここは?……ッ!!…」
__ガバァ!!…ッ!!…ッ~~~~!!!……
「ッ!…気が付いたか?…てかそんな慌てて跳び起きてんじゃねぇ!…
あの暴風を真面に…ってか自爆したんだ!!…無事な訳ないだろ!?」
「ッ~~~~!!……そ、それよりも勝負は!?…」
ハッと目を覚ましてアルスは飛び起きるのだが…当然あの自爆攻撃を
やった後に飛び起きたので全身に激痛が走ると、体を抱える様にして
痛みに耐え!…マサツグもアルスが目を覚ました事に気が付き声を
掛けると、まずは落ち着く様に言い聞かせる。その際痛くて当たり前!…と
呆れた様子で声を掛けると、アルスに自業自得と続け…だがそんな
マサツグの言葉よりアルスは勝敗が気になった様子で、痛みに耐えながらも
マサツグに勝負の行方は!?…と慌てた様子で声を掛けると、そこへ
レイヴンも気が付いたのか…アルスに声を掛け始める。
「ッ!……引き分けだってよ?…
ナターシャもあの自爆を受けて戦闘不能!…
その放った本人もダメージを受けて戦闘不能と有っちゃあ…
まぁ当然の所で引き分けだろ?…」
「ッ!?…そ、そんな!?……クッ!!…
私がもっと強ければ!!…」
レイヴンはナターシャの容態を見終えた所で目を覚ましたアルスの元へ歩いて
来ると、マサツグの代わりに勝負の結果を伝え…共倒れした事から引き分けと…
当然の結果である事からマサツグ同様呆れた様子で簡単にアルスへ説明をすると、
その説明を受けたアルスはショックを受ける…その際ガックリ首から折れるよう
徐に項垂れると、体を細かく震わせ!…本当に心の底から悔しがっているのか、
握り拳を握り今にも何かに八つ当たりせん勢いを見せて居ると、マサツグも
不思議に感じた様子でアルスにある質問をする。
「……気になってたんだがお前は何でそこまで勝ちに拘る?…
何か異様なまでに拘って居る様に見えるんだが?…」
「……ッ?…何を言って居る?…
勝ちたいと思うのは当然の事であろう?…
別に可笑しい事では?…」
マサツグが思った疑問と言うのは、アルスの勝利に対する執着心で…自爆してまで
勝利を勝ち取ろうとする!…その勝利への飢えと言っても良い固執具合にある種
異様さを感じると、思わずアルスに質問をしたのだが…アルスはそのマサツグの
問い掛けに対して戸惑った表情を見せると、当たり前と言った様子で返事をする。
この時マサツグの方が可笑しいと言った反応を見せると、アルスは首を傾げて
見せ…そんなアルスの反応に!…マサツグもツッコミを入れるよう再度如何言う
意味かを説明すると、再度アルスに質問をするのだが!…
「いやそれはそうだが…それ以上に変なんだよ!…
だって自爆してまで勝とうとするんだぜ?…
生きて勝たなきゃ意味がないだろ!?…」
「……ヤブ?…今日のオマ言うはここですか?…
自爆特攻の化身みたいな奴がそんな事言った所で説得力無い!…」
「ッ!!…うっせぇバァロイ!!…とにかく!…
死んだら元も子もないのに何であんな事をって言いたかったんだよ!!…
…っで、答えは?…」
マサツグがアルスの言葉に対してツッコムよう理由を尋ねると、自爆した事に
対して若干説教をする様に言葉を強め!…だがそのマサツグの言葉に対して
逆にレイヴンがツッコミを入れ!…マサツグが言った所で説得力が無いと呆れた
反応を更に見せると、今度はレイヴンに対してマサツグのツッコミが飛んで
行く!…そして話の腰を折られた事で真剣さが有耶無耶になると、マサツグも
もはや投げやりになり!…とにかく理由を聞きたいと言った様子で!…アルスに
その肝心な話について三度尋ねるよう声を掛けると、アルスもその話を聞いてか
反省の色を見せる…
「……そうだな…今思えばやり過ぎたかもしれない…
例えこの戦いで勝ったとしても…肝心の話が聞けないのではな…」
「……いやそうじゃなくて!……ハアァ~…もういいや!…
面倒になって来た!……とにかく!…
倒れるのは勝手だが手を煩わせんでくれ!!…
その倒れたとかの報告も俺達がしないといけなくなるんだからな?…」
「ッ!…あ、あぁ…すまない…」
「……はあぁ~…」
反省の色を見せるアルスではあるのだが、如何にもマサツグの話を聞いて反省を
しているのではなく…単純に話が聞けなくなってしまいそうだった事に反省して
おり…マサツグがそうじゃない!とツッコミを入れるのだが、もはや議論をする
事すら面倒になった様子で諦める…その際最後にアルスが何処で倒れようとも
勝手と辛口の言葉を残すと、その後の処理の話を口にし!…アルスが倒れた時
誰がこの話を聞くのか!…その事を分からせる様に口調をキツくしアルスへ説明を
すると、その話はちゃんと聞いたのか…とにかくマサツグに謝るよう言葉を口に
すると、マサツグも疲れた様子で溜息を吐く…そうしてアルスの行動に対して
説教をして居ると、ナターシャの方も目を覚まし始める…
「……うっ…うぅ~ん………ここは?…ッ!?…」
「ッ!…あっ!…気が付きましたか?…ちょっと待っててくださいね!…
…ごしゅじんさまぁ~!!…えぇ~っと…うぅ~んと……ッ!…
影の薄いお姉さんが目を覚ましましたぁ!!」
「ッ!?…か、影が薄い!?…」
ナターシャも目を覚ますと記憶に混乱が有る様で、辺りを見回すとシロが覗き
込んで居る様子を見つけ…この時シロはマサツグに言われてか付きっきりで
ナターシャを見守っており!…その際ナターシャに驚かれた様子を見せられる
のだが、シロは一切気にせずナターシャが目を覚ました事で笑顔を見せる。
そしてナターシャが目を覚ました事で待つよう声を掛けると、マサツグ達の事を
呼び出し!…その際ナターシャの名前をまだ覚えていないのか、印象だけで
ナターシャが目を覚ました事を言い!…そのシロの言葉にナターシャは思わず
ショックを受け!…マサツグもそのシロの呼び掛けに思わず驚いた様子で噴き
出すと、シロにツッコミを入れる!…
「ブッ!?…コ、コラ!!…シロちゃん!?…
そんな事言っちゃいけません!!…」
「ッ!?…そ、そう言う貴様は何をする!?…
何を吹き出して居るのだ!!!
ッ!?…ッ~~~~!!!!…」
「あぁ!!…悪かったって!!…とにかくお前は絶対安静な!?…
…で、今行くからちょっと待ててくれ!!…
…ベルベッタ!!…マリーの様子は?…」
マサツグがシロの一言で思わず噴き出すと、その吹き出した物はアルスの顔に
噴き掛かり!…当然これにはアルスもビクッと反応し、噴出したマサツグに
対して怒りを露わにすると、文句を言い出すのだが!…また急に体を動かした
事で体中に激痛が走り!…また耐える様にして苦悶の表情を浮かべ出すと、
マサツグもアルスに謝っては落ち着くよう声を掛ける。そしてシロの呼び掛けに
対して返事をすると、重い腰を上げる様に立ち上がり!…その際マリーの容態を
見て居るベルベッタに声を掛け…その具合について質問をすると、ベルベッタは
今だマリーは目を覚まさないと答える…
「……まだ眠ってる…やっぱり気張って居たのかしら?…」
{っ!……やっぱアレか?…嫉妬心的な奴…
…最初会った時から妙にシロへ敵対心を燃やしてたし…
何なら好きな子に意地悪する様なチョッカイ出しの様にも思えたし…
…でもシロと戦ってる?…いやアレは鬼ごっこか…
あの時は本気でやってたみたいだし?…うぅ~ん…
やっぱ難しい子なんだろうか?…}
この時マリーの様子に覚えが有るのか、ベルベッタは気張って居たと零し!…
マサツグもそのベルベッタの話を聞いて覚えが有るのか、今までのマリーの
様子を思い出しながら色々な事を頭の中で駆け巡らせると、とにかくナターシャの
元まで歩いて行く…その際自身の中でマリーが如何いった子なのかを改めて
整理するのだが、マリーは思春期なのかマサツグには分からず…とにかく
考え事をしながら色々と接し方について…シロも来るであろう思春期の事に
ついて色々と親らしく考え事をして居ると、突如ナターシャやシロに呼び
止められる。
「あ、あのぅ~…」
「ごしゅじんさまぁ~?…どこ行くですかぁ~?」
「ッ!…うぇえ!?…あぁ!!…ス、スマン!!…」
マサツグを呼び止める際ナターシャは困惑した様子でマサツグを呼び…シロは
シロで何処へ行くのか?とマサツグに尋ねる!…そして肝心のマサツグはと
言うと、二人に声を掛けられて初めて我に返り!…目の前にシロとナターシャが
居ない事に気が付くと、慌てて背後へ振り返る!…するとそこには二人して
戸惑った様子を見せる姿が有り、マサツグは慌てた様子で謝り!…駆け足で
戻って行っては二人の所に辿り着き、改めて状態を確認するようその場に
しゃがみ出すと、ナターシャの体に鑑定をする!…
「…鑑定!!…」
__ピピピ!…ヴウン!…
-----------------------------------------------------------------------
「ナターシャ・カーネリア」
Lv.43 二つ名「影歩き」
B89 - W58 - H89
HP 1750/6750 TP 120/450
SKILL
気配消し Lv.12 影歩き Lv.MAX 消音術 Lv.8
状態:打撲・出血・悪酔い
-----------------------------------------------------------------------
「……B・W・H?…ッ!?……うぇえっ!?…ッ!?…
あっ!…あぁ!!…あれだけの魔法を喰らってこれで済むとか!?…
…ま、まぁさすがエルフって感じだな…う、うん!…
…えっ…えぇ~っと……と、とにかく何か傷むとかは?…」
マサツグがいつもの様に鑑定を発動すると、まるでモンスターと遭遇した
時の様にステータス画面が表示され!…ついでにナターシャの個人情報が若干
洩れている事に!…マサツグも思わず驚いた反応を見せると、慌てて誤魔化す
様に容態の事を口にする!…この時その容態にも驚くべき事に!…アレだけの
魔法を受けたにも関わらずバッドステータスは少なく!…確かに体力こそ失っては
居るのだが、まだ回復の兆しは見られ!…何とか短期で回復が望める事にとにかく
驚いた反応を見せると、マサツグはナターシャに具合を確かめるよう言葉を
掛ける。そしてそんな問い掛けにナターシャは…
「え?…えぇ、はい…少し気分が優れない位で特に…
ッ!!…ッ~~!!…」
「あぁ!…打撲も結構してるみたいだから安静に!…
それに無理をすればポックリ逝っちまうかもしれない!!…
…今はゆっくりぃ~……ッ!…有った!…
自分のペースで良いからこれを飲んで!…な?…」
「ッ!!…は、はい……」
当然あからさまに狼狽えるマサツグの問い掛けに対してナターシャも若干
困惑した様子を見せる!…だがマサツグの問い掛けに対しては素直に答え…
若干気分が優れない事を上げては体を動かし…その際アルス同様激痛が
走ったのか苦痛に耐えるよう表情を歪ませると、自身の体を抱えながら
身を丸める!…勿論これにはマサツグも途端に心配をすると、自身のアイテム
ポーチから回復ポーションを取り出し!…それをナターシャに手渡し!…
労わるよう心配の言葉を掛けると、そそくさとその場を後にしようとする!…
「…じゃそう言う事で!!…安静に!…」
__タタタタタタ!……
「……ッ?…ご主人様…何であんなに慌ててるですか?…」
__じぃ~~…グサッ!!…ドシュッ!!…グリグリグリグリ!…
逃げる様に言葉を残すとスッと立ち上がっては足早にその場を後にし!…
当然そんな挙動不審な動きを見せるマサツグにシロも若干戸惑い気味に
何が有ったのか?と言葉を漏らすと、去って行くマサツグの背中を
見詰める!…この時その純粋さ故かシロの視線はマサツグの背中に
刺さると、抉る様に深く刺さり!…マサツグ自身そのシロの視線を感じて
いる事は分かっている様子で、更に居た堪れなくなり逃げるよう慌てて
レイヴンの元へと戻って行くと、徐に声を掛け出す!…
__タタタタタタ!…
「ッ!…おっ!…おかえり…向こうの容態は?…」
「レイヴン!!!」
「ッ!?!?…な、何だよ!!…急に大声を!……ッ!?…」
マサツグが戻って来る際レイヴンは駆けて来る足音に反応してマサツグへ
挨拶をし、その際ナターシャの容態について尋ねようとするのだが!…
マサツグは戻って来るなり慌てた様子でレイヴンを呼び!…この時レイヴンの
耳元で叫ぶようマサツグが声を掛けると、レイヴンはビクッと反応する!…
当然耳元で叫ばれたレイヴンは耳を押さえてマサツグの方へ振り向くと、
大声を出した事に文句を言い!…同時に一体何が有ったのかを確認しよう
とし始め!…そこで何やら慌てた様子を見せるマサツグの姿を見つけると、
そのマサツグの様子にレイヴンは驚く!…
__ガタガタガタガタッ!!!…
「ど、如何したってんだ?…
何でそんなにクローゼットの中のたけしみたいに?…」
「こ…このゲームの!!…」
「……何だって?…」
別に青褪めてはいないのだがマサツグは某・ブルーベリーの怪物ゲームよろしく
例によって震えており!…その様子を見てレイヴンが驚くと、マサツグに戸惑った
様子で声を掛ける!…その際やはりレイヴンもその様に見えたのか、名前と場面を
諸に口にし!…マサツグはマサツグで今だ慌てており!…何かを言葉にしようと
するのだが思う様に出て来ないで居ると、レイヴンは落ち着く様にマサツグへ再度
声を掛ける。そしてマサツグもその言葉を聞いた様子で一度深呼吸を挿むと、
何が有ったのかを説明するのだが……
「ッ!!……スゥ~…ハァ~……ッ!!…
ス、スリーサイズが分かる様に!!!…」
「……お前、疲れてるんだよ…一度ゲームを落として休んでこ…」
「ッ!?!?…ほ、ホントだもん!!
ホントにスリーサイズが分かったんだもん!!!…
…嘘じゃないもん!…」
「…いや、分かったとしても急に何を言い出してるんだ?…
後メ○ちゃんは止めろ!…単純に気色悪いし消されるぞ!…」
マサツグは深呼吸をする事によって一度は落ち着いた反応を見せるのだが、次には
やはり慌てた様子で!…端的にスリーサイズが分かる様になったとレイヴンに話し、
レイヴンもそれを聞いて反応に困った様子で一度固まると、次には悟った様子で
声を掛ける。それはまるでマサツグが拗らせたと思ってか労わる様に…当然その
レイヴンの言葉でマサツグは猛烈に反発し!…その際何処かで聞き覚えの有る
フレーズでレイヴンに真実である事を訴えると、レイヴンは呆れた様子で詳しい
説明を求める。そうしてレイヴンに説明を求められた所でマサツグも更に慌てると、
その説明がし難いと!…少し考えた結果やって見せた方が早いと考え!…
「………あぁ~もう!!…口で説明するよりやって見せた方が早い!!…
アルス!!…悪いがちとばかし個人情報漏洩させて貰うぞ!!
鑑定!!!…」
「ッ!?…ちょ!?…急に何を!?…」
__ピピピ!…ヴウン!…
-----------------------------------------------------------------------
「アルス・レオ・ダンディエル」
Lv.43 ユグドラド所属エルヴンナイツ副隊長
B91 - W57 - H82
HP 1890/8750 TP 60/350
SKILL
剣技 Lv.12 激昂 Lv.MAX 風纏い Lv.8
状態:打撲・出血・悪酔い
-----------------------------------------------------------------------
もはや考えるのが面倒になった様子で投げやりになると、マサツグは一応
アルスに断り!…だが許可は取っておらず!…そのままマサツグが気になる
一言を口にすると、レイヴンの目の前で実演するようアルスに対して
鑑定を発動する!…そして当然マサツグがそんな言葉を言うものなので、
アルスは驚き戸惑い!…マサツグに対してツッコミを入れるのだがアルスの
問い掛けとは裏腹に…マサツグ達の目の前にそのアルスのステータスが
表示されると、レイヴンもステータス画面に目を向けては途端に驚く!…
「ッ!…うぅ~ん?……ッ!?……マジか!…」
「な!?…言っただろ!?…これってそう言う事だろ!?」
「さっきから何を話して居る!!…私の個人情報とは如何言う事だ!!…
説明!!…ッ!!…ッ~~~~!!!…」
「あぁ!!…無理すんなって!!……にしても…
これ…何で表示される様になったんだ?…」
レイヴンはマサツグが出した鑑定の結果に顔を近付け!…そこでB・W・H!…
更にその文字の隣に数字らしき文字が書かれてある事を目にすると、マサツグ同様
察した様子で驚き出す!…その様子は反応だけでなく言葉にも現れ!…マサツグも
そんなレイヴンの反応に子供のよう必死になり!…アルスはアルスで自分が出しに
された事で怒りを覚え!…マサツグ達に説明を求めるよう声を上げると、その声を
上げる際体に負担が掛かった様子で悶え出す!…その痛がるアルスの様子に
レイヴンも気が付いた様子で落ち着くよう声を掛けると、アルスを労り…改めて
その鑑定の結果に…疑問を持った様子でマサツグの居る方へ振り向き、
その訳を考える様に言葉を口にすると、マサツグと一緒に腕を組んで悩み出す
のであった…
さて、アルス達の治療を終えた所でダークエルフ達は当の前に解散し、自分の
住処へ戻って行って居るのだが…マルティスだけはその場に残っており、ジーナも
赤面したまま未だ処理落ちの様子を見せて居ると、その倒れて居る者達の連れ
帰り方でマサツグ達の頭を抱えさせていた…
「……まぁ結局どれだけ考えてもあの謎は解けなかったと言う事で…
何なら気にする程でも無かったと言う事で……如何する?…」
「ッ!…いや如何するったって…運ぶしかないだろ?…
ジーナはオーディックに運んで貰うとして…ヤブはどっちを運ぶんだ?…」
「……アルスが暴れ出したら制止させられる?…」
「ッ!…じゃあ俺がナターシャを請け負おう!」
「ッ!?…ちょっと待て!!…今の会話は解せないぞ!!」
話し合う際あのスリーサイズの件に関しては全く持って検討が付かず、結果
真相は闇に消え…考える事自体が面倒になった所で話は負傷者の運搬方法に
変わり、誰が如何やって運ぶかで色々あぁだこうだと話して居ると、論点は
アルスに向けられる…その際既に決まって居ると言った様子でオーディックは
ジーナを運ぶ事を決め、ベルベッタがマリーを運び!…残るはアルスと
ナターシャの二人で、マサツグとレイヴン何方がそのふたりを運ぶのかと
話して居ると、マサツグはレイヴンにある質問をする!…その質問と言うのは
アルスが暴れ出したらと言う話で、レイヴンにその話をした途端!…レイヴンは
スッとナターシャを運ぶと即断し!…アルスもその即断を聞いてレイヴンに
ツッコミを入れて居ると、それぞれその文句を聞く事すら面倒と言った様子で
負傷者を抱え出す!…
「はいはい…文句は休める所に戻ってから聞いてやるから!…
ジッとしてろ?…」
「ッ!?…お、おいマサツグ!!…変な所を触るな!!」
「はいはい…だから暴れるな…暴れたらそれだけ触る事になるが?」
アルスを抱える前にマサツグが落ち着くよう声を掛けると、救い上げる様に
お姫様抱っこをし…アルスもお姫様抱っこをされた事で顔を赤くすると、
早速腕を振り上げてはマサツグに文句を言い出す!…その際お尻を触られた
事を気にするのだが、マサツグは慣れた様子で受け流し!…それぞれ担当が
決まった所でおんぶや抱っこ…負傷者を労わるよう抱えると、ベルベッタが
その負傷者を運ぶに当たって陣頭指揮を執る。
「よいしょ!っと…
…マリーはマリーの家に連れて行かないと!……えぇ~っと…
オーディックさんとレイヴンは付いて来て!…
それぞれ二人を家に連れて帰らないと!…場所分からないでしょ?…」
「ッ!…あ、あぁ…そうだでども……この娘っ子本当に大丈夫だでか?…
鎧越しでもかなり熱を放っとる様に感じるだでが?…」
「ん?…あぁ…いつもの事だから大丈夫よ!…」
「ッ!?…フゴッ!…い、いやいつもの事ったってお前さん!!…」
ベルベッタはジーナ達を運ぶに当たってオーディックとレイヴンを呼ぶと、
案内を買って出始め!…それを聞いてオーディックとレイヴンも安堵した
様子で負傷者を抱え!…付いて行く姿勢を見せるのだが、この時オーディックは
ある心配を抱えた様子でベルベッタに質問をする。その質問と言うのは
ジーナの事で、今だ発熱している様子の事を指しており!…幾ら何でも
ヤバいんじゃないか!?と、鎧越しでも十分に感じられる熱に!…慌てた
様子でベルベッタへ質問をするのだが、ベルベッタはまるで心配をして
居ない様子でいつもの事と流してしまう!…その際ベルベッタは笑顔で
オーディックにそう返事をすると、当然その答えにオーディックは戸惑い!…
戸惑っているオーディックをそのままに!…ベルベッタは先に戻るよう
マサツグ達に声を掛けると、続いてマルティスに声を掛けるのだが…
「後、マサツグ達は先に戻っておいて!…さぁ、いくわよ!…
っと!…シャーマンは?」
「…我はもう少しこの場に残る…何やら妙な気を感じてな?…」
「ッ!…妙な気?…ッ!?…まさか奴が!?…」
「いや奴とは違う…何かそれ以上に禍々しい気だ…
…方角的には獣達の森…そちらの方から感じられる…」
ベルベッタの問い掛けに対してマルティスは残ると言うと、意味深な返答を
口にする…その際マルティスは一切ベルベッタの居る方へ振り向く事無く
ある一方向を見詰めると、虚空を眺める様に天を仰ぎ…ただ棒立ちしては
妙な気を感じると言い出し、そのマルティスの言い回しに何か覚えが有るのか
ベルベッタが途端に慌てた反応を見せるが、マルティスは察した様子で違う
と話す…この時その感じられる奇妙な気と言うのは、ベルベッタの言う物より
強力らしく!…感じられる方向も獣達の森と!…とにかくここから遠くの
場所から感じられると言った風に説明をすると、ベルベッタを安堵させる…
「……ふぅ~…あいつが目を覚ました訳じゃないなら良かったわ…
あれは本当に!…ッ~~!…」
「……お、おい…如何したんだ?…」
「ッ!?…あっ……ご、ごめんなさい!…
何でも無いの!…さぁ、さっさと運んじゃいましょ?」
「……まぁ別に良いんなら良いんだが…」
何かこの森には厄介なモノが更に居るのか、安堵すると同時にベルベッタは
若干青褪め!…当然その様子に気が付いたレイヴンとオーディックは戸惑い!…
互いに顔を見合わせた後レイヴンが心配した様子で声を掛けると、ベルベッタは
ハッとした様子で目を見開くなり、慌てた反応でレイヴン達に謝る…そして気を
取り直すよう言葉を口にすると、先頭に立つようベルベッタは歩き出すのだが!…
当然疑問が残る話の切り方な訳で…それでも触れないようレイヴンが返事をすると、
ベルベッタの後を追って負傷者達を運んで行き出す…そしてマサツグ達もそんな
様子を見て疑問を持ち出すのだが、それよりもアルスの安静をと!…アルスを
抱えては歩き出そうとするのだが…
__……ムッスウゥ~~~!!……ヨジヨジ…ヨジヨジ……
「ッ!…ん?…如何したんだシロ?…」
__ストッ…ブンブンブンブン!…
「……何かめっちゃ不機嫌で在らせられますか?…」
ここでシロがいつもの様に膨れた様子でマサツグの体を攀じ登り始めると、
マサツグも気が付いた様子で足を止め…そしてシロへ徐に如何したと声を
掛けるのだが、シロからの返事は無く…シロは定位置に納まるようマサツグに
肩車をして貰うと、機嫌が良いのか悪いのか尻尾をブンブンと振り出す!…
これにはマサツグも困惑した様子でとにかくシロの機嫌を再度確かめるのだが、
シロはやはりマサツグの問い掛けに対して返事をせず!…ただ頭にしがみ
付いてはムスッ暮れており!…マサツグもそんなシロの様子に何故!?…と
言った様子でアルスを抱えながら立ち尽くして居ると、何とアルスから
ツッコミを受ける!…
「……お前…周りから朴念仁と呼ばれて無いか?…」
「ッ!…え?…」
「……いや何も言うまい…
これに関しては私が口出す様な事では無いからな?…」
「ッ!?…は!?…ちょっと待て!?…
一体何が分かったって言うんだ!?…」
まさかの朴念仁指摘でマサツグの思考は一時固まり…戸惑った様子で一言
漏らすと、そう言われた意味を理解するよう言葉の意味から思い出そうとする…
「朴念仁」…1.無口で愛想がない人。2.物の道理が分からない人、分からず屋。
…等とwikiみたいな感覚で意味を思い出し…何故そう言われたのかその意味
ついて考え出そうとして居ると、更にそのマサツグの様子を見てかアルスは
呆れる…この時自分で気付くようマサツグに言葉を掛けると、更にマサツグは
戸惑い!…アルスへその意味を尋ねようとするのだが、アルスからの返事は
それ以降無く!…ただ二人から呆れられたり膨れられたり!…マサツグが
困惑しつつも一度ベルベッタの家へと戻って行くと、シロの機嫌が直ったのは
シロを連れて散歩をしてからの事であった。
10
あなたにおすすめの小説
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~
仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる