どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第三章-サマーオーシャン連合国-エルフの国編-

-第三章六十節 オカンのお仕置きと決死の色仕掛けと妖艶の女魔王!…-

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突如マサツグから抱き締められた事でフィロネウスは困惑!…勿論願ったり

叶ったりの状況ではあるのだが…フィロネウス自身迫る事は有っても迫られる

のには慣れていない様で、無様にも頬を赤らめ乙女の様な表情を見せると、

そんなフィロネウスの様子に周りの冒険者プレイヤー達は戸惑う!…一応魔王と名乗って

居るだけの事は有る様で、古参の者達からすればあり得ない!と言った様子で

見て居り!…過去イベントで出会う事が有った際こんな様子を見られなかった

と!…とにかくマサツグがやっている事に対しても驚きを隠せないで居ると、

そんなマサツグ達の様子にシロは不安そうな視線を向けていた!…


{…ご主人様!……}


「こ、こりゃマサツグ!?…わっちを求めるのは当たり前として!…

急に抱き締めて来るとは何事か!……そ、それはまぁ?…

求められると言うのは女としても冥利に尽きるが…

こ、こうも人前で求めて来る等…」


__……{…さっきまでイチャ付いて居た奴が言うセリフか!!!}


無言でフィロネウスをさも恋人の様に抱き留めるマサツグに…シロは何とも

云われない焦燥感に襲われると、更に悲しい…寂しいと言った感情を覚え始める。

それは子供としての感情か、はたまた違う何かか?…そんなシロの様子を知ってか

知らずかマサツグはずっとフィロネウスを抱えて居り、フィロネウスも恥ずかしい

と言った様子でマサツグを注意するよう呼び掛けると、照れながらも落ち着くよう

更に声を掛ける!…その際満更でも無いと言った反応も見せるのだが、マサツグは

フィロネウスの忠告を聞き入れず!…何なら周りは周りでフィロネウスの言葉に

ツッコミを入れ!…マサツグ自身何か操られているのでは?と感じて居ると、

マサツグはボソッと呟き出す!…


「……捕まえた…」


「ッ!……捕まえた?…何を捕まえたと言うのかや?…

ッ!?…ま、まさか前々から気に掛けて居たとか!…」


__バッ!!…クルッ!!…


「ッ!?…へ?…へ?…」


耳元!…と言っても狐の耳と言う意味で、一言してやったり!…と言った様子で

ボソッと呟き!…フィロネウスもフィロネウスでそのマサツグの一言に戸惑った

様子で反応すると、ポジティブに受け取ってか更に照れるよう頬を染める!…

そうして互いに思って居たとばかりに二人は更にラブラブな展開!…ある意味で

これでハッピーエンドとなるのがギャルゲーなのだが!…これはあくまでも

MMORPG!…しかも相手はマサツグと来た物だから普通には事は進まないので

あった!…その証拠にマサツグは突如抱き締めて居たフィロネウスを突き離す様に

引き剥がすと、突如フィロネウスをクルリと一回転!…背中を向けさせ!…

これにはフィロネウスも困惑!…ただ何が何だかと言った困惑の様子を見せて

居ると、次の瞬間マサツグの奇行は更に続く!…


「は~い失礼しますねぇ?…」


__スッ…カクンッ!…


「あう!…ッ~~~!!……え?…な、何でありんす!?…」


__ザッ…ザッ…スッ…ノシ……


突如フィロネウスに背中を向けさせたと思えばニッコリ笑いながら声を掛け、

そしてその直ぐ後ろに立ったかと思えば次の瞬間膝カックン!…フィロネウスも

耐えられなかった様子で、と言うよりも完全に不意を突かれた事で地面に

四つん這いになると、戸惑い様を露わにする!…その際ただでさえ際どい

服装だと言うのに更に際どい格好!…これには男性冒険者達も心の中で

ガッツポーズをし!…だがマサツグの行動はこれに終わらず!…更にその

四つん這いにさせたフィロネウスの隣に来るよう移動すると、突如その場で

正座をしてはその膝の上にフィロネウスを乗せる!…当然このマサツグの

行動に誰もが付いて行けず、困惑の眼差しを向け!…だがマサツグだけは

微笑んでおり!…その眼下に居る魔王様の事など関係無しに!…徐に右手を

天高く掲げ出すと、次の瞬間更に周りの面々の度肝を抜く様な行動に出る!…

それは!!…


__スウウゥゥ!……ブオン!!…パシイイイィィィィィン!!!…ッ!?!?…


「ヒッ!?…あぎゃあアアアァァァァ!!!!……」


「全く!!!…自分だけなら!!!…まだしも!!!…

全く!!!…関係のない!!!…人達まで!!!…巻き込んで!!!…

からに!!!…」


「ひぎゃ!!…あひぃ!!…や、やめ!!…あうぅ!!!…

ッ~~~!!!…」


マサツグがフィロネウスにやり出した事!…それはフィロネウスのお尻を叩く!…

もっと分かり易く言うとお尻ぺんぺんであった!…最初の一撃に力を籠めると、

何の躊躇いも無くお尻目掛けて腕を振り下ろし!…すると次の瞬間辺りに音が響く

勢いで打撃が入り!…それに合わせてフィロネウスの表情もその衝撃に驚く!…

何なら涙を目に浮かべ出すと、そのマサツグの行動に周りの者達は驚きを禁じ

得ないで居た!…そうしてそこからのマサツグはまるでオカンの様に!…文句を

言いながらフィロネウスの尻を連打し!…フィロネウスも抵抗出来無いまま尻を

叩き続けられると、ただ痛みに耐えかねてか悲鳴を上げる!…そしてそんな様子を

見せられて居る冒険者達は、目の前の光景に絶句し!…だがフィロネウスも

やられてばかりではない様子で、ドロン!…と姿を消しマサツグから距離を取り

始めると、文句の言葉を口にする!…


__…ドロンッ!…ッ!………スタッ…


「あたたたた!……ッ~~~!!!…

こ、こりゃ!!…女子の尻を必要以上に叩くとは!!!…

さてはお主Sか!!…Sなのか!?…わっちはもっと普通のプレイが!…」


「だまらっしゃい!!!…こちとら可愛い可愛いコブ付きなんだよ!!!

全年齢向けの話をしろや!!!…大体ンな事頼んでないのに面倒事を!!!…

シロの教育上悪影響が出たらどう責任を取る!?…

慰謝料取るぞコラアアァ!!!」


「ッ!?…コ、コブ付きって!!……ッ!?…

それより何でわっちの色香に惑わされて居らん!?…

わっちの美貌は国をも傾けさせた程だと言うに!!…

…ッ!!…」


マサツグに叩かれた尻を摩りながら涙を浮かべ!…その綺麗な御尊顔から

何やら怪しい会話の文句が飛び出して来るのだが、マサツグは逆にフィロ

ネウスを説教する!…その際第一に考えているのはシロの教育と言った

様子で!…勿論面倒事を掛けて来た事にも怒るのだがシロの教育と!…

変な事を覚えたら如何してくれる!?とばかりにスッと立ち上がると、再度

フィロネウスを捕まえようとし始める!…するとこれにはフィロネウスも

驚いた様子で、若干マサツグに対して引き!…そして何より自分の色香が

マサツグに効いていない事に疑問を持ち出し!…マサツグに色仕掛けを

する様に全力で動き出すのだが!…マサツグは効かないとばかりにフィロ

ネウスを追い駆ける!…


__スゥ…うっふぅ~ん♥…どよ!?…


「くふふふ♪…如何じゃマサツグ!…イイ女でありんしょう?…

こんな女をモノに出来るのは…マサツグただ一人だけ…」


__ツカツカツカツカ!…ッ!?…あっはぁ~ん♥…ツカツカツカツカ!…


「な、何故じゃ!?…何故わっちの色香に惑わされ!?…

…ッ!?…さてはお主!!…」


「失礼な事を考えてるんじゃねぇ!!!…俺ぁ元からノーマルだ!!!」


少し距離は離れて居るものの十分目視出来る距離!…フィロネウスは胸を

強調したりクビレを強調したりするポーズをするのだが!…マサツグは

表情一つ変えずにフィロネウスへ迫り!…フィロネウスもその表情を見て

更に戸惑うと、極め付けに色香を放つようポーズを決めるのだが!…

やはりマサツグは表情を変えず!…更に迫る勢いでフィロネウスへ向かって

行くと、遂にはフィロネウスから誤解をされる!…しかしその言葉に対して

マサツグは更に表情を険しくすると、文句を言い!…だがフィロネウスの

色香が効いていない事は事実であり、その様子を確かめるようフィロネウスは

周りに視線をチラッと向けると、そこで魅了された様子の冒険者達の姿を

見つける!…


__ッ~~~!!!……チラッ?…


「あぁ!…フィロネウス様ぁ~♥…」


「どうか!…如何か私の事も奪って下さぁい♥」


{……わっちの色香は本物!…なのにこやつには効いていない!?…

一体如何言う!?……こうなれば!!…}


__……スッ……ッ!……フゥ~~…


フィロネウスの金縛りによって動けないものの、しっかりとその色香は効いて

居る様で!…フィロネウスに対して目を♥にしては動けたら動くとばかりに

手を伸ばし!…フィロネウスのモノになりたい!と自ら懇願すると、その様子に

フィロネウスも自信を取り戻す!…さてそうなると改めて気になるのはマサツグの

鉄壁具合で、幾ら考えてもその答えは分からず!…向かって来るマサツグに

対しフィロネウスももはや最終手段と言った様子で!…徐にスッと両手を上げ

始めると、突如マサツグに降参をする!…するとマサツグもそれを聞き入れた

様子で一旦落ち着くと、改めて優しくフィロネウスを捕まえようとするのだが…

それこそが油断とばかりにフィロネウスは動き!…突如マサツグの腕を掴むと、

押し倒しては強引にキスをして行く!…


__スゥ…ガッ!!…グイッ!!…


「ッ!?…しま!!…」


「くふふふ!…」


__ふらぁ!…ダスウゥン!!!…んちゅ♥……どよッ!?…


マサツグがフィロネウスを捕まえようとした途端、フィロネウスはマサツグの

腕を掴み!…そこから合気道の如く足を掛けてはマサツグを簡単に押し倒し!…

その際自身の体重を重ねてマサツグを下敷きにすると、マサツグを戸惑わせる!…

そしてマサツグも気が付いた時には既にお寿司と言った様子で、驚いた表情を

見せて居るとフィロネウスは妖しく微笑み!…マサツグを地面に叩き付けては

そのまま強引にキスで唇を奪い!…その様子を周りに見せ付けるよう長く

ジックリ重ね続けて見せると、周りの冒険者達は更にどよめき!…フィロネウスは

心の中で勝利を確信する!…


{くふふふ!…奪ってやったぞ!!…マサツグの唇を!!!…

これで堕ちなかった者は今まで居らん!!!…

…あぁ♥…何と官能的な事か♥…}


{ッ!?…ご主人様!?…}


{…出来ればもっとゆっくり出来る所で堪能したい所じゃが…

これもマサツグを堕とす為!…わっち必殺の!…}


__ちゅううぅぅ…ポン!!……


さながらそれはアダルトコンテンツの様に!…押し倒したマサツグに自身の体を

擦り付けるよう上に乗り、太腿をサワサワ!…或いは手でマサツグの弱い所を

探して刺激しようとすると、やはり堪能するよう口付けをむちゅッと続ける!…

すると当然それを見たシロは酷くショックを受けた様子を見せ、フィロネウスは

フィロネウスでこれで堕とすとばかりに気合を入れ!…これ以上は明記する事も

ヤバい位の事を仕出かそうとし!…自身の必殺技を繰り出そうとした次の瞬間、

マサツグに顔を離される!…マサツグは徐に両腕を動かすと、フィロネウスの

両頬に手をやり…まるでシロから受けたフェイスハガーを剥がす様に!…慣れた

様子でフィロネウスの口付けから抜けて見せると、これにはフィロネウスも

戸惑った様子で言葉を漏らす…


「…ふぁれあれぇ?…」


「熱烈なのは嬉しいがそれとこれは別!!…

つぅ~かまぁ~えたぁ~!!…」


みゃ、みゃふいマ、不味い!!!!!!…」


__ビクゥッ!!!…ガバァ!!!…


戸惑うフィロネウスを目の前に…マサツグはマサツグで悪くは無いと言った感想を

口にすると、改めてフィロネウスを捕まえたと口にする!…それはそれは悪ぅ~い

笑みを浮かべては完全に悪者の様なトーンで!…そんなマサツグの様子にフィロ

ネウスもヤバいと感じると、逃げようとするのだが!…時既にお寿司!…マサツグは

フィロネウスを逃がさないよう顔を捕まえると、そのまま体を起こし!…そこから

流れる様に四つん這い!…フィロネウスを自身の両膝の上に乗せるよう固定を

すると、再度フィロネウスのお尻をシバき始める!…


__スウウゥゥ!……ブオン!!…パシイイイィィィィィン!!!…


「ッ!?!?…みぎゃあああぁぁ!!!…」


「教育上!!…よろしく!!!…ないって!!!…言ってんのに!!!…

まだやるか!!!…何度でも!!!…お仕置き!!!…してやるから!!!…

覚悟!!!…しやがれ!!!」


「ひぎぃ!!!…あびゃ!!!…こ、壊れ!!!…

壊れちゃウウウゥゥゥ!!!!…」


勿論怒っている理由は先程押し倒された事について!…シロが見ているだろう!と

ばかりにフィロネウスのお尻でエイトビートを刻み!…更にエフェクトとばかりに

フィロネウスを鳴かせ!…説教の言葉をヴォーカルに!…フィロネウスがまたもや

お尻を叩かれる度に痛そうな反応を見せると、観客プレイヤー達はマサツグの精神力に

驚かされる!…もはや自分達ならあのまま流されても可笑しくないのに!…そんな

尊敬の念すら感じられる様な視線でマサツグの事を見て居ると、マサツグは一心

不乱にお尻を叩き続け!…フィロネウスはフィロネウスで涙を流しながら壊れると

訴え!…またもや頑張ってドロン!…と姿を消しマサツグから距離を取り

始めると、文句の言葉を口にする!…


__…ドロンッ!…ッ!………スタッ…


「はぁ!…ひぃ!……ッ~~~~!!!…

何故じゃ!!…何故わっちの色香に惑わされんのじゃ!?

アレをやって落ちない者等!?…」


「たかがキス一つでギャ~ギャ~騒ぐんじゃあねぇ!!…

大体俺のファーストキスは生まれた時に既にオカンに奪われてるし!…

このゲームに来てからだと寝惚けたシロにも奪われてる!!…」


「ッ!?…なっ!?…」


{え!?…}


二度目の往復ビンタ(尻)に悶えつつ!…マサツグが自分の色気に溺れない事が

よっぽど悔しいのか!…仕舞いにはその本人に文句を言い出すと、マサツグは

大した事は無いとばかりに返事をする。その際キスは既に母親に奪われて

居るとあるあるの様な事を口にすると、続けてシロともしたと言い!…それを

聞いてフィロネウスはショックを受け!…シロもシロで覚えが無いのか初めて

聞いたと言った驚きを覚えると、嬉しい様な悲しい様な気持ちになる!…

そしてマサツグはその事を続ける様に話すのだが…その話を聞く限りは事故の

様な物で、更にその話を聞かされる周りの者達はマサツグにツッコミを

入れ出す!…何故なら!…


「…そうだな…アレはまだハーフリングスで色々やってた時かな?…

いつもの様に目を覚ましたら腹の上にシロ!…ただその日はちょっと違って…

その日は何と言うか…徐々に迫って来たんだ…腹の上から俺の顔に向かって!…

這って来る様な感じ!…それはまるで伽○子の様だった!…」


{いや、呪○かよ!!…}


「何ならそん時また両脇固められてたし…如何する事も出来ないまま…

…まぁしちゃったよね?…シロと…てか俺からすればアンタもシロも

何も変わらんのだけどな?…」


「ッ!?!?……ほ、ほほう!?…」


その時の出来事を話す際…マサツグはシロの事を某・ホラー映画の様に語ると、

周りから盛大にツッコミを受け!…と言っても動けないので心の中でなのだが、

それでもツッコミを受けた事に気付かず話を続けると、如何する事も

出来なかったと言ってはしちゃったと暴露する!…そして極め付けにシロに

されようがフィロネウスにされようが何も変わらないと豪語すると、その言葉に

フィロネウスがピクっと反応し!…まるで許せない!と言った様子で毛を逆立て!…

マサツグに対して怒りを燃やすよう徐々にその怒気を強めて行くと、遂には

ブチ切れた様子で自身の周りを発火させる!…


__プルプルプルプル!!……カッ!!…ボボボボ!!!…


「この妖炎の絶女と呼ばれた!!…この妖艶の女魔王と呼ばれたわっちを!!!…

たかがその犬っころ小娘の口付けと一緒にする等!!!…許せん!!!…

こうなれば無理やりにでも連れ帰って!…嫌と言う程わっちの虜にしてやる!!!

…わっちを怒らせたツケ!…高く付くでありんす!!…」


「ッ!…やれやれ…やっぱこうなる訳ね?……来いよ!!…

幾らでも相手してやる!!…こっちにも随分とツケが溜まってるんでな!!…」


身を震わせながら自身の周りに狐火、それは青かったり赤かったりと様々で…

自身の周りで踊らせるよう次々に狐火を量産して行くと、自身とマサツグを

中心に囲うよう円形状に展開する!…その際マサツグに対して怒りの言葉を

ぶつけると、もう手段を択ばないのか身構え出し!…それに合わせてマサツグも

大剣を構え出し!…互いに睨み合う様な形で相手の動きを見計らって居ると、

フィロネウスはハッとした様子である事をする!…


__……ッ!……パチンッ!!…カッ!!…バシュウウゥゥ!!!…


「ッ!?…おわああぁぁ!?…」


「きゃああああぁぁ!!…」


「ッ!?…シロ!?…レイヴン!?…アヤ!?」


フィロネウスは若干目を見開いた様な反応を見せると、徐に右手を上げ出し…

そして次には指をパチンと鳴らして狐火を!…結界を張る様に周りに居た者達を

弾き転がし外へ追い遣ると、その場で特製の戦闘フィールドを形成する!…

その際マサツグと自身とで一対一の状況にすると、その他の者達は誰も入れぬ

ようにし!…同時に金縛りも解いたのか、弾き飛ばされた衝撃でレイヴンや

シロ…アヤが悲鳴を上げると、マサツグが心配した様子で声を掛けるのだが…

フィロネウスは誓って傷つけて居ないと言った様子で声を掛けると、改めて

マサツグと向き合う!…


「……安心せい!…邪魔故弾き飛ばしただけにありんす!…

負けた言い訳にあの様な者達が転がって居たから等と言われるのは

わっちとしても好かん!…故に転がしたまで…これで邪魔は一切入らん!!…

やるからには全力で服従させるつもりで叩き潰す!…

それがわっちのやり方でありんす!!!…」


「ッ!…いいねぇその考え!……そう言うとこ、嫌いじゃないぜ?…」


「ッ!?…フ、フン!!…

今更おべっか言っても無駄なんじゃからな!!……ッ~~~…

…さぁ!…何処からでも掛かって来るがよい!!!…

この大うつけ目が!!!…」


「……やれやれ…本当に悪い奴なのか何なのか……鑑定アプレェィザァル!!」


__ピピピ!…ヴウン!…

 -----------------------------------------------------------------------

 「妖艶の女魔王・フィロネウス」  

 Lv.75      魔王BOSS

   HP 78800 ATK ***    DEF ***

      MATK 735 MDEF 650


 SKILL

 炎魔法 Lv.18 *** Lv.17 *** Lv.15 狐の色香 Lv.MAX

 誘惑攻撃 Lv.MAX 舞踏剣術 Lv.15 *** Lv.16
 -----------------------------------------------------------------------


「ッ!?…さすがは魔王様ってか!?…」


フィロネウス自身そこは一対一でやりたいのか!…自らこうしたとマサツグに

話すと、正々堂々戦うよう言葉を口にし!…マサツグはマサツグでそのフィロ

ネウスの気概を買う様に!…気に入ったと言った言葉を口にすると、その

マサツグの言葉にフィロネウスはツンデレになる!…そうして照れながらも

平常心を保つと、改めてマサツグと向き合い!…マサツグもそんなフィロ

ネウスの様子に呆れつつ…初手安定の行動から入り出すと、そのフィロネウス

のステータスに驚かされる!…そうしてマサツグとフィロネウスが向き合って

居ると、結界の外では!…慌てた様子でアヤ達が駆け寄り!…心配した表情を

浮かべながらマサツグに声を掛け出すと、逃げる様な言葉を掛けていた!…


「マサツグ逃げて!!!…幾ら何でも相手は魔王!!!…

真面にやり合えば勝ち目は!!!…」


「大丈夫!!!…俺だって負ける気はサラサラない!!…

…この我儘娘は!…俺が一から教育し直す!!!」


「フン!!!…やれるものならやって見るがよい!!!…

…まぁ?…わっちに近付く事すら困難だと思うでありんすが?…」


__スッ…パチンッ!…ボボボボボ!!…


アヤの必死の声にマサツグは逃げず!…寧ろ教育的指導をするとまで豪語すると、

その言葉にフィロネウスは呆れた様子で嘲笑う!…当然周りの冒険者達も普通なら

そうすると言った様子でマサツグの事を見ているのだが、その間にもフィロネウス

は指をパチンッ!と鳴らし!…自身の周りにまたもや狐火を量産!…煌々と照らす

よう燃やし続けると、その狐火をマサツグへ差し向けては先制攻撃をし始める!…


「喰らうがいい!!…猛火戦乱!!…魔神銃マシンガン!!!」


__コオオオォォォ!!…ボバババババババ!!!!


「ッ!?…ちょ!?…いきなりかよおぉ~~!?」


自身の周りで浮遊させている狐火がマサツグをロックオンすると、それは宛ら

ガンターレットの様に!…自動で捕捉してはマサツグに向けて小さな火種を

乱射!…それも一機ではなく四機まとめて一斉放火されると、その初めての

光景にマサツグも慌てる!…そこからのマサツグはただ逃げるしか無く、

結界の範囲内ギリギリを走り回り!…当然そんなマサツグの様子に!…フィロ

ネウスも可笑しいと言った様子で笑い出すと、マサツグの事を挑発する!…


「ッ!…ブフッ!!…くっはははははは!!!…

何じゃその様はぁ?…わっちを教育するのではないのかえ?…

そんな事ではわっちを倒そうなど夢のまた夢……

言っておくがわっちは尻尾巻いて逃げる気等サラサラ無い故!…

あの若造悪魔と一緒にするでないぞえ!?……一度売った喧嘩に!…

何方が上か判別するまで終わりは無いと思うでありんす!!!…」


「ッ!?…クッソ言わせておけばぁ!!…

でも何とかリズムは掴めた!…後はタイミング!!…」


「思えばこうなるのも必然なのかもしれんなぁ?…

サイクロプスも餌をチラつかせて動かし!…

あの狂信者に力を貸してマサツグに征伐!…

一国の大臣にほんの少しだけ力を授け…これまたマサツグに征伐!…

そしてこうして相見える事となった!…

…これはある意味わっちが望んだ結末なのかもしれんな?…」


「ッ!!…

じゃあお望み通り今ここでお嫁にいけない位にお仕置きしてやる!!!」


大剣を片手に必死の表情で逃げ回るマサツグを大爆笑!…先程言って居た再教育の

言葉を口にすると、あり得ないと言って笑い!…更には逃げる気は無いと!…

何が何でもマサツグを連れて帰ると!!…バルデウスの時の事を引っ張り出しては

マサツグを更に挑発すると、その言葉を聞いてマサツグも若干ムッとする!…

そしてマサツグもずっと逃げ回っているだけには終わらず、徐々にその奇襲の

タイミングを伺い!…フィロネウスはフィロネウスでそんなマサツグの事を

分かって居るのか、こうなったのも自分が望んだからと言った様子で笑いながら

話して居ると、マサツグは遂にタイミングを掴んだ様子で奇襲を掛ける!…

しかし!…


__ババッ!!…スッ…ズオォン!!!…


「ッ!?…スカった!!…」


「やれ言うたでは無いか!…今までお主の事を見て来たと…

それ位の奇襲…訳ないぞ?…」


__コオオオォォ!…バシュン!…


幾度となく修羅場を抜けて来たお陰か、フィロネウスの猛攻を掻い潜って

懐に入り!…そこから両手で下から振り上げるよう右斜めから大剣を

抜き払い!…何とか一撃だけでも!…と奮闘するのだが、それこそフィロ

ネウスは見て来たとばかりに回避する!…それは舞う様に軽やかなモノで、

クスっと笑いながらバックステップを一つ!…そこからマサツグの隙を

突くようカウンターの狐火を放つのだが、マサツグもそれを見越した様子で

ニヤッと笑うと、次の瞬間フィロネウスを驚かせる!…


「……果たして本当に俺のすべてを知ってるかな?…」


__ッ!?…チャキッ!…スラァ!!…ズバアァン!!!…


「ッ!?…あの状態からでも!?…

…くふふ!…さすがと言う所か!…」


「まだまだぁ!!…雷撃刃!!!」


不敵な笑みを浮かべると不穏な言葉を一つ!…そしてそこから瞬時に右手で刀に

手を掛けて見せると、抜刀するや否やフィロネウスの狐火を斬ってしまう!…

当然そんなマサツグの早抜きにフィロネウスは驚き!…周りの冒険者達も被弾した

と思った様子で!…難を逃れたマサツグに感嘆の声を上げて居ると、フィロネウス

は面白いとばかりに笑って見せる!…そしてマサツグもそんなフィロネウスに

対して追撃の雷撃刃を斬り返して見せるのだが、同じ真似をする様にフィロ

ネウスは打ち払うよう狐火で往なしてしまうと、マサツグとの勝負を仕切り直す!…


__バジュウゥ!!!……カッ!…ボウウウゥゥゥン!!…カラコロ♪…


「くふふふ♪…さすがさすが!…

わっちの見込んだ男だけの事はあるでありんすなぁ!…」


「……それは如何も!…

だがそんな時間を掛けてられねぇんだが?…」


まるでマサツグとの戦いを楽しむ様に!…フィロネウスは満足げにマサツグの

事を褒めながら自画自賛をすると、打ち払った袖に目を向ける!…すると

そこには微かにだが雷撃刃を打ち払ったせいか、焼け跡が残って有り!…

それを見てフィロネウスは更に喜び!…マサツグも一応お礼の返事をしつつ

武器を構え直すと、これ以上時間は掛けたくないと言うのだが!…フィロ

ネウスはまだ戯れたい様で!…マサツグに返事をしつつ徐に興が乗ったと

言い出すと、マサツグに試練を課し始める!…


「…分かって居るでありんす!……でも興が乗ったでありんす!…」


__……スッ!……カッ!!!…ゴゴオオォォォォ!!!!…ッ!?!?…


「マサツグ!…これを如何凌いで見るかや!?…」


__スッ…ピョオォォ~~~~ン!!!…カカッ!!!…


「……デスボ○ルかっての!…」


マサツグに怪しく微笑みながら返事をし!…徐にスッと自身の顔の横で右人差し

指を立てると、その指先に火を灯す!…そしてその火をただ灯すだけに終わらず、

更にその火力を増させて行き!…それに伴い徐々に腕を伸ばし!…天高くその炎を

掲げて見せると、次にはマサツグに防いでみろ!と布告する!…そして布告した

途端フィロネウスは大きく屈んで飛んで見せ、眼下に居るマサツグを定めつつ!…

その炎を更に大きくして投げ付けるタイミングを伺い!…マサツグもその様子を

見るなり某・宇宙の帝王の技か!と思い出すと、フィロネウスにツッコミを入れる

のであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~

わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」 現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。 渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。 私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル! 「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」 提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。 家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。 裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。 錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。 主人公無双×のんびり錬金スローライフ!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

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